Vol.4
YOSYTOUR TOP
東北TOP


Vol.1 はじまり

Vol.2 名神の悲劇

Vol.3 セロー復活

Vol.4 再出発

Vol.5 降臨

Vol.6 東北へ

Vol.7 青森→十和田

Vol.8 青森ねぶた

Vol.9 青森→八幡平

Vol.10 八幡平→秋田

Vol.11 秋田→敦賀

Vol.12 敦賀→京都

Vol.13 京都→徳島




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2日目のつづき

セロー復活!!さあ出発だ いま陽がのぼる ポンチョに風はらませて(つづく)

2004/7/30(金) 本来ならフェリー乗船の日だけど乗れんかった


あくまでも応急処置ということでバイクに少々不安を覚えつつも、茨木ICから高速に乗って京都・滋賀方面へ走り出した。
まず桂川PAで休憩。まだ京都の手前だよ。休憩の早さと多さは私の特徴。
パン2個と牛乳を買ってパクつく。1つはおやつとしてバッグへ。

この時、ひとつのプランが頭をよぎっていた。

午前11時に敦賀港を出航したフェリーは、夜の11時頃に新潟港へ着く。1時間停泊して、秋田へ向けて出発するのだ。
夜の11時までならまだ十分時間がある。フェリーはひょっとしたら新潟から乗れるんじゃないか?何と言ってもフェリーはMAXでも22ノット(時速40km)程度が精一杯だから、セローのほうがちょっとは速い。

この時点では新潟までの距離は分からなかったし、フェリーが新潟に着岸&出航する正確な時間も知らなかったが、その考えも頭に置きつつ、とにかく北へ向けて出発するのだった。
京都のちーぼーに「新潟までの距離を調べてメールして」とだけ伝言しておいて・・。


多賀SAでガソリンを補給したのだが、この時すでに午後4時前。
あれっ?2時間たって、まだ100kmも走ってない・・。うーん、相変わらずスローペース。

ほどなく名神高速に別れを告げ、北陸自動車道に分岐する。
へぇーー、敦賀ってやっぱり遠かったのだね。敦賀から福井も意外に距離がある。うー、福井から金沢もさらに遠いぞ。そこから先は地図すら持ってないぞーい。

「無知」ということは幸せなことで、この時、私はまだ新潟ってもうちょっと近いのかと思っていたのだ。


携帯のメールに京都のちーぼーから返信が入ってた。

「大阪から新潟まで600kmでした。ガンバレ〜。」


 はい? (・_・)ゞ ?



 ろろろろ、ろっぴゃっきろ〜!?  ( ̄□ ̄;)!!

・・・聞いたことないコトバですが、それって食べれるんですか?

と、いう気分であった。
がっっくし。 _| ̄|○ il||li


見積もりが甘かったよ。やはり自走は無理があるか。
自分が1日で走る距離の3倍だ。セローを赤くペイントすれば3倍速くなるかな・・?と本気で思って赤のスプレーをチャカチャカと振ってみた・・が、思いとどまった(うそ)。

もう1度、残り距離と残り時間を、超高速スーパーコンピュータ並みの頭脳(スーパーマーケットのほうのスーパー)で再計算してみる。イチかバチか、順調に行けばひょっとしたらギリギリでいけるかどうか、という距離だ。これは、出航の90分前までに手続きしてね、という新日本海フェリーを無視して、出航の時間ギリギリを基準とした場合。はて?ところで新潟出航の時間は何時だろう?

これを読んでる皆さんは、それくらいなら行けるんじゃないの?と思ってるかもしれませんね。
出そうと思えば150km/hとかもっと速いスピードが出せるような、クルマとかビッグバイクなら十分行けるのだろうけど、こっちは病み上がりのセローだ。絶好調のセローでも100km/h以上の巡航は結構キツいのに。しかもライダーはこの私だ(こっちのほうが問題)。高速巡航はせいぜい平均90km/h。これまでの経験から、給油やトイレ休憩もあるため、高速道路では頑張っても1時間に70km程度の距離しか稼げない。

どうするヨシズミ!?


   日本地図

       距離感を体感してみよう


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