Vol.1
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Vol.1 はじまり

Vol.2 名神の悲劇

Vol.3 セロー復活

Vol.4 再出発

Vol.5 降臨

Vol.6 東北へ

Vol.7 青森→十和田

Vol.8 青森ねぶた

Vol.9 青森→八幡平

Vol.10 八幡平→秋田

Vol.11 秋田→敦賀

Vol.12 敦賀→京都

Vol.13 京都→徳島






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全国数名の『よすレポ』ファンの皆さん、こんにちは。
ほぼ年に1回のツーレポです。

今回はかなり長くなりそうなので、その点を覚悟して読み進めてください。
長すぎてまとまらないなーと思ったので、長いまま、まとめませんでした
普段なら推敲してバッサリ切るような文章も残してます。
ご了承ください。

時間がたっぷりあって、暇でたまらない時にでもお楽しみください。あ、でも楽しめるかどうかはアナタサマ次第ですので、駄文でつまらなくても許してくださいね。

なお、画像があるページではクリックすると少し大きめの画像が見えることもあります。
ではどぅぞぅ。




おはなしのはじまり


今年の夏休みは2004/7/31〜8/8。
東北の祭りに会わせて8月の1週にした、というのと、8月1週目くらいが都合がよさそうだから東北にした、というのが半々くらいで、行き先は東北に暫定決定。

予定がまだ未定だった頃から、この話に乗ってきたのが2名(バイク)。
「どこでもいいっすよ。走れればそれだけで。」というバイク歴1年のタママ2等兵/SR400。それと、仕事のスケジュールがかなり私と近似している隣の席のかず(またの名をわん/セロー)。このバイク組3名は決定して早速フェリーを予約。

この会社のいいところは、何か言い出しっぺが提案すると、その話にあっさりノってきてくれる人がいることだな。

ここ最近の3年は、徳島発で同じフェリーで行く仲間がいる旅になってる。
現地ではわりとバラバラで動くんだけど、行きと帰りだけでも合わせておけば、いろいろと情報交換もできるし、船旅も退屈せず、安心感もあって楽しいのだ。

気が付けば、1999年から5年連続で北海道(99)/東北(00)/北海道(01)/北海道(02)/北海道(03)という感じで、新日本海フェリーのお世話になってることになる。
今年で6年連続だ。メンバーズカードにハンコでも押してもらえたらいいのに。(10回乗れば1回無料とか)。どうっすか?>新日本海フェリー様。






計画フェーズ

まあそれはいいとして、7月の中旬くらいから「るるぶ東北」とかツーリングマップル、その他東北系の雑誌をみんなが持ち寄って計画が始まった。
実現性はさておき、ワイワイと行き先やルートを話し合う時期はかなり楽しい。

私は東北ツーリングは3度目なんだけど、他の2人は初めてとのことで、とっても欲張りコースな計画に寄り気味。そんな無茶な・・というルートがバンバンでてくる(^^;
まー計画なんてあってないようなもんだから、あとは現地でどうにでも、というノリではあるんだけど。

個人的には、青森ねぶた祭りの時期に合わせているから、まず第1にねぶた祭。それも観覧ではなくて「跳人(ハネト)」として参加する、というのを優先したかった。初めてだから様子はよく分からないものの、その計画に2人をのっける。
その他の見どころとしては、恐山とか白神山地とか奥入瀬渓流とか、あと東北には良い温泉がいっぱいあるので、そのへんを繋げていく感じか。
※私は今回は恐山と白神山地はパスする。

「行くかどうか分からないけど」という条件付きで、クルマ組の人たちも計画話にはノリノリで参加。楽しそうでしょ?
案の定、出発1週間前くらいにクルマ組の2名も参加が決定。イプー号のAZBとジムニー号のHGWKがそれぞれ1台1人ずつ。

結果的にバイク3人(3台)、クルマ2人(2台)という計5人のメンバーで行くことになったのでありましたとさ。
めでたしめでたし。<完>





1日目

2004/07/29(木) 天気:晴れ

計画:
翌日7/30(金) AM11:00 福井県敦賀港を出航するフェリー「しらかば」に乗る。

7/29(木)は普通の出勤日。7/30(金)は有休。

敦賀からのフェリーは7/30(金)の午前11時出航で、基本的に1時間前までに手続きをすませることになっている。
午前のフェリーということで、それに乗るためにいくつかの案が考えられる。

(1)当日の早朝出発・・・敦賀まで5〜6時間だから超早起きが必要(4時出発)。
(2)夜中に出発して仮眠・・・夜通し走る。仮眠場所が必要。
(3)前の夜に出発してどっかで宿泊、翌日に港へ。



そもそもチョー早起きなどはハナっから考えていない(っつーか普通に無理)な私は、必然的に(3)をまず第一候補として考える。
4年前の2000年の夏休みに同じフェリーで東北へ行った時は、現在と時間がちょっと違ってフェリーの出航は朝9時だった。だから前の日の昼に出発して、夕方に福井に着いてキャンプしたのだ。

今回はそれほどの余裕もなかったから、前日は仕事して夜に出発、どっかで宿泊、翌日に敦賀までの残りを走るという計画にする。
この計画だと、就寝時間と起床時間に無理がないはずだ。健全。
他の人たちはどうするのか聞いてなかったけど、後で聞くところによるとみんなは(2)案をチョイスしたようだ。
このへんのまとまりの無さが我々の持ち味だ。


徳島から敦賀までは約300km。
高速鳴門から京都が約160km、京都から敦賀が約130kmってことで、夜に走れる距離も考慮したら中間地点は京都あたりが妥当と判断できる。

「夜の到着&宿泊」ということで私の思考回路としては、まず24H健康ランドを検討するが、幸い観光の街京都には格安のドミトリーなども多く、そのうち夜の到着もOKだという1つの宿に目処をつけた。
京都と言えばちーぼーとユカさんという元社員のお知り合いがいるので、「東北行く途中で京都に寄るよ」とメールすると、「それなら宿なんかやめて我が家に泊まっていったらよろしおすえ」という申し出が。
この2人は、古いながらも味のある一軒家をシェアしてて、1階はまるまる空いていてよく客も泊まるということだったので、向こうからのお話ということもあり結局有り難くお世話になることになりましたとさ。
めでたしめでたし。<完>

いや、だからまだ終わらずに。

そういうわけでして、7/29(木)の仕事が終わってから大急ぎで家に帰り、ちゃかちゃかと荷物のパッキングをして、みんなより一足お先に出発する私なのでありました。
この時、自分の身に降りかかる悲劇は予想だにできずに・・。

いや、全く予想できなかったわけではないけど。
今回は、出発前にツーリングが億劫になる「ツーリングブルー」が特に激しかったのだ。楽しみよりもネガティブな気持ちのほうが強くなる。これは回りのみんなが証言してくれるはずだ。「死ぬかも」「事故るかも」「病気するかも」「留守中に何かあるかも」と、どんどん悪い方へ考えてしまうのだ。で、結局「めんどくせぇーなー」という心境になる。

それともう1つ、出発1週間前にセローのメインコネクタが断線してエンジンが全くかからなくなり、行きつけのショップに泣きつくというというトラブルにも見舞われ、修理したばかりであった。
今思えば、「行ったらひどい目に遭うで」というサインだったのかもしれません。


  ・・・生きてますよ(念のため)。
  ユーレイじゃないです。

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