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1.被害者向目次


信じては駄目!

デタラメばかりの迷惑メール1挨拶からしてデタラメです

デタラメばかりの迷惑メール2スパムで宣伝される商品・サービスは買ってはいけない!

あなたの苦情で無罪の人が泣いている


当サイトの主張!

迷惑メール(spam)撲滅の為に、私達がすべきこと
旧版:今、あなたが自分と皆の為に出来ること

間違いだらけのスパム対応 [!重要!]


パソコンspam向け

スパム対応の基本手順(概要編) [!重要!]

スパム対応の基本手順(詳細編)


積極活動派へ

スパム関連業者対処指南

スパマーへの適切な説得のススメ


携帯spam向け

携帯迷惑メール被害者が出来ること

パソコンと携帯電話 迷惑メールはどう違う?

冤罪アドレス迷惑メール

「送信者アドレスが自分?」のspam

携帯電話向け質問集

spamの被害に遭い始めたら(概要)
送られてきたスパムに対して何が出来るのか

謝辞と注意(必見)
2001/10/17 初版
2002/10/05 改訂初版
2002/10/28 改訂第二版
2004/03/17 第三版
(近日改訂部青色)

0.スパム内容を読む上の大事な点
1.スパム送信に使われたネット業者への処置依頼(苦情)
2-1.関係官庁への連絡
2-2.スパム送信者への連絡
3.スパム宣伝サイトに関係するネット業者への処置依頼(苦情)
4.視点を変えて、スパム内容に注目した通報
5.さらにスパム反対運動をしたいなら...


 スパムに関する対処の方法に関しては「spamの被害に遭い始めたら(詳細編)」でかなり細かく(あるいは冗長に)書いています。しかしその後一年半経った現在、いろいろ少し状況が変わってきました。そのことも踏まえ、スパムの対処に関する概要をここで述べたいと思います。

 この概要を読んで、あとは「スパム苦情先探索ツール集」を使えば、スパムへの対応はほぼ出来ると思いますが、出来る限り一度は「spamの被害に遭い始めたら(詳細編)」にざっと目を通して頂きたいと思います。


0.さて、スパムが届いて、その中にどんなことが書いてあろうとまず安易にそのメールを信じないことです。何を信じてはいけないのか?

 もし以下の1番以降(積極的対応)をしないのなら最初は無視しましょう。送信者に返信を送る行為は安易にしてはいけません参照)。もし「なんとか前向きな対処をしたい」と考え始めたら、以下の1番以降をして行きましょう。全てを必ず行うというのではなく、順々に出来ることをしましょう。

 なお、スパムに関して疑問があったら、取りあえずは「スパムメール質問集」でその回答をお探し下さい。


まず最初はスパマーがメールを送信するのに使ったサーバ管理者に、スパマーの行為を止めて貰い、繰り返す場合にはスパマーのアカウントを抹消してもらうよう、メールで依頼することです。

 正しい処置依頼先を見つけるにはメールヘッダという部分を解析する必要があります「スパムの被害に遭い始めたら」2章。メールヘッダを理解し、そしてそこで得られたIPアドレスから、送信に関係したネット業者を捜すのですが、これは本来、かなり面倒な行為でした「スパムの被害に遭い始めたら」3章。手短には以下で書いてあります。

メ−ルヘッダを理解してIPアドレスを見つけるのは
spam対応初心者用メールヘッダー解析講座

IPアドレスから関係したネット業者を探す方法は
苦情先検索フローチャート

けれども今ではもっと簡単な方法が出来ました。当サイトで提供しているツール集の

スパム苦情先探索ツール集

メールヘッダ解析システムhdpar

を用いれば比較的簡単に苦情先を探すことが出来ます。


2-1現在、スパムに関する法律整備が進んでおり、一方的に送られる広告・宣伝メールに対しては規制が設けられています(参考:法律整備関連リンク)。その主なものは

というものです。細かくは他にいろいろありますので以下のサイトを参照して下さい。

参考サイト

・くまたろう氏「変なメールを受け取ったら」の「2002年7月1日からのスパムへの対応
 法律に基づく対応法を中心に丁寧にアドバイスなさっています。

・高津わたる氏「なくそうspam」の「spam規制2法においての表示義務

上のようなことに違反している業者に関しては以下の機関に通報・情報提供します。

日本データ通信協会(総務省の管轄)の迷惑メール相談センター
  表示義務違反 フォーム報告 / meiwaku@dekyo.or.jp  (全角@は半角に@に直すこと)
  再送違反 フォーム報告 /mailagain@dekyo.or.jp (全角@は半角に@に直すこと)

日本産業協会(経済産業省の管轄)の情報提供募集
  フォーム/ mailagain@nissankyo.jp (全角@は半角に@に直すこと)

 上の団体に報告して対処をお願いします。なお、両者では情報交換をしているそうなので、どちらか一方で良いでしょう。


2-2.さて、2002年10月現在のスパム規制法は、「一回目の一方的な広告メールの送りつけ」は表示義務の内容を満たしている限り、法律上問題的なメールとみなされません。そして同じ所から受け取りたくない場合にはスパム送信者へ返信することが受信者に要求されています。

 上で紹介した他の方のサイトでも述べられているように、これは従来の「スパムメールは安易に信じてはいけない」「返信を送るともっとひどくなる場合がある」「スパムの被害に遭い始めたら」2章というアドバイスと矛盾するものとなっています。これは大変難しい問題です(参照:質問集回答

 もし返信を決意する場合には以下の点に注意して下さい。

 デタラメばかりのスパマー達ではありますが、少し誠意があるなら、あるいは少し賢いならば上のような返信により、あなたへのスパムを止める場合もあると思われます。


次に、スパムが宣伝しているホームページを無くすように働きかけることが出来ます。スパムでは多くが自分のホームページを宣伝していますので、そのホームページを提供しているプロバイダー(ネット業者)の管理人にホームページを抹消するよう頼むのです。

 確かに、たとえばあるホームページに恨みを抱いた人物が、このホームページを宣伝するようなスパム行為を匿名で行い、そこを抹消させるように働きかける冤罪事件も発生しないとは限りません。実際にそのような例もあったと聞きます。

 しかしスパマーに対して断固とした反対姿勢を見せる為には必要な措置とも考えられます。プロバイダーに一度断られたとしても、改善要求をしていきましょう。海外では、自社のサービスで制作したホームペ−ジをスパムにより宣伝することを禁じたネット業者は多くあり、スパムによって宣伝されたホームページが抹消されることはしばしばあります。また、日本の法律も「広告主」に対する規制が明示されていますので、この点から「宣伝サイトといえども無関係とは言えないはずだ」と主張することが出来るでしょう。

 さてその際の処置依頼先(苦情先)ですがこれもあまり簡単ではありませんでした「スパムの被害に遭い始めたら」4章

 しかしやはり当サイトで少しは労力を削減するツールを作りました。

スパム苦情先探索ツール集

ドメイン苦情先探索ツール「す〜ぱ〜もの

というものです。是非使って下さい。

 さて、私としては以上がメジャーで通常行う苦情先だと思っています。しかし...


発想を変えて(?)スパムの宣伝している内容の問題性から反撃をする方法もあります。たとえば、ねずみ講のスパムの場合には、ねずみ講の違法性から逮捕者も出ていますので、警察や消費者センターにも連絡すれば動いてくれる可能性があります。また児童ポルノ禁止法違反などの場合もありうるでしょう。

 なお、ネット犯罪は広域犯罪であり、悪質なスパマーは東京で活動していることも多いようなので、東京を管轄とする警視庁に情報を提供しても良いと思います。

 それからソフトの違法コピー関するスパム宣伝が来た場合には、

という団体に連絡すると、積極的に対応してくれるそうです。ソフトの販売会社に直接連絡する手もあるでしょう。
 あるいはたとえば怪しげなブランド品販売、すなわち偽物と疑われるような商品や、ブランド品のイメージを落とすようなスパム広告の場合にはブランド品のメーカや、あるいは団体として

などがありますので連絡すれば動く可能性もあります。

 特にブランド品に関しては以下の組織が強い態度を取ってくれるそうです。

 アダルト関係にせよ、そうでないにせよ、芸能人や他の有名人などに対して名誉毀損や侮辱罪に相当するような内容の場合もあります。いわゆる「アイコラ(アイドルコラージュ)」と言われるものです。その時には芸能プロダクションなどに連絡してみるのも良いでしょうが、組織としては

などがあります。さらに違法ドラッグ(麻薬)などは

というところもあります。それからサイドビジネスを勧めるspamも大変多いですが、それらの中には悪徳のものも多いです。といいますか、spamで宣伝するような所はとてもまともとは言えません。

他にもいろいろスパムメールの怪しげ商売に関係し、問題視してくれるサイトはありそうですので

などから探してみて下さい。

参考サイト:桑木野氏「迷惑メール撲滅」の各種苦情窓口一覧


さて、以下の話は少しずれますが....

 普段の行動としてスパム幇助に関係するような業者に目を向ける方法もあります。スパムの発生を助けるものとしては、不当としか思えないメールアドレス販売、スパムの為に作られたようなソフト(アドレス収集ツールやスパム対策を講じていない大量配信用メールソフト)の存在があり、それらはしばしばインターネット上のサイトなどで堂々と販売されています。

 それらの問題サイトはきりがないほどありますが、そのようなサイトを見つけた場合にはそのサイト自体にスパムの問題性を訴えて、そのような商売を控えること、あるいはスパムに悪用されないための十分な対策をするよう説得すると同時に、サイトのサーバ管理人にもそういう頁に対処するよう、申し入れすると良いでしょう。
 たとえ「自分の所ではそのような場合には対処しない」と言われても、地道に要請をすることでスパムの問題性を一層理解してもらい、将来のスパム処置に関して参考にして貰いましょう。

 実際、私もホームページ上にあったアドレス販売の頁を、上のようにして抹消してもらったことがあります。これに関しては「スパム関連業者を見つけたときの対処指南」で若干詳しく書きました。


 以上、5つの段階としてスパム対応を述べましたが、毎日届くスパムで上のことを全て行っていたら大変です。上から順に出来る範囲で対応していくのが良いでしょうし、あなたが特に関心を持つ部分、たとえば偽ブランド商品や違法コピー、あるいは好きなアイドルが侮辱さえていると考えた場合に、特に積極的になる方法もあるでしょう。

  概説としては最後に....さらに余力があり、スパム撲滅に精力を傾けたい方たちへ。

 日本ではスパム反対運動は組織化されておらず、専門の対応団体はありません。スパム撲滅体制の確立のためには、日本でもスパム問題に対して精力的に対処していく、行動力のある組織が必要と感じます。意欲のある方は是非、その行動力を発揮し、海外では既に「インターネット最大の災い」とさえ言われるスパム問題を日本でも解決するために、指導力を発揮して頂きたいと考えます。

 その為の出発点は、まず日本でスパム問題に関心のある人々が集まってる
スパム反対運動ML
に参加されることを是非お勧めします。


【コラム0】spam対応の頁に関して


さて上記の内容を中心に以下では詳しく書いています。スパム対応についてじっくり学びましょう

↓↓↓

spamの被害に遭い始めたら(詳細編)


迷惑メール撲滅私的調査会/被害者向頁目次/スパム対応指南/
spambokumetuchousa