デタラメばかりの迷惑メール2「スパムで宣伝される商品・サービスは買ってはいけない!」
「あなたの苦情で無罪の人が泣いている」
間違いだらけのスパム対応
[!重要!]
未だに冤罪アドレス事件が絶えないようです。
皆さん、理解して下さい。インターネットメールで差出人メールアドレスはいくらでもウソをつけるのです(ウソをついた形跡はプロバイダーに残るので悪用してはいけません)。あなたに届いた迷惑メールの差出人のアドレスも、全く無関係な第三者である可能性が十分に高いのです。
以前から私はそのような冤罪被害の発生を憂えていましたが、携帯電話の迷惑メールが止まらない中で、未だに差出人アドレスを信じ、苦情や嫌がらせを送る人が絶えないようです。
迷惑メール関係専用掲示板でも涙の報告がなされています。
>先日からインターネットメールに○○(携帯)ユーザーからのメールが
>大量に届いて困ってます。
>本文がないものから、「殺す」などの脅迫めいたものまで様々です。
>いくつかのメールに共通する出会い系サイトの宣伝文があるところから、
>この業者が勝手に人のメールアドレスでSpamを行ったようです。
しかも苦情を出した人にそのことを伝えても、理解されないで逆に怒り出してしまう。
>何人かにこちらは関係ない旨のメールを返信したのですが、
>理解してくださった方は少数で、
>殆んどは更に逆上されるだけで逆に疲れました。
ここまで来ると「無知は罪」と言わざるを得ません。
携帯電話会社やプロバイダーは、悪用されることを恐れて、このことを大々的には広報しないかもしれません。しかし私はそれは間違いだと思います。これだけ迷惑メールが蔓延する中で、上の事実を知らずに差出人アドレスへ苦情を送り、知らず知らずにメール加害者になる人々。
迷惑メールが止められなくとも、少なくともこれらの二次被害は無くさなくてはいけません。
残念ながら携帯電話のメールではヘッダ情報を得られるのが希ですので、差出人のメールアドレスの真偽を確かめる方法は絶望的です。一方でパソコンスパムの場合、ここで書いている方法で少しはメールアドレスの怪しさを見抜くことが可能です。
迷惑メール(スパム)の送信者(スパマー)は大部分、苦情が来ることを知っており、また望んでいません。その結果、彼らの大部分はアドレスを詐称をしてくるのです。場合によっては故意に第三者のアドレスを名乗ることもあるかもしれません。そうでなくても適当に作り上げたメールアドレスが実在のアドレスだった、ということが現実に起こっています。
お願いです。差出人メールアドレスを安易に信じて、苦情を送り返さないで下さい。それを周りの人にも教えてあげて下さい。
差出人アドレスへ苦情を送るような人は、迷惑メールが本当に嫌な人であるはずです。その人達が自分のメールが第三者に被害を与えているという事実を知ったとき、何も思わないはずないと思います。
そして仮に迷惑メールの送信者達が苦情を受け取ったとしても、迷惑メール送信者達はそのことで素直にメールを送らなくなるような人達ではないというのは、苦情を送っている人々が一番感じているはずです。
お願いです。迷惑メールの差出人メールアドレスを安易に信じて、苦情を送り返さないで下さい。