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LIVE ALIVE (Epic Sony ESCA5324)CD
cover 1986年発売のLive盤。
'85年7/16 モントルージャズフェス、'86年7/17-18 オースティン・オペラハウス、'86年7/19 ダラス・スターフェストからの音源。
彼の伝記本『魂への帰還』等でも触れられて既に広く知られているように、この時期、過酷なスケジュールにアルコールとドラッグが加わり、まともにスタジオで新作を録音する状態ではなく、CBSとの契約をこなすためにLIVE音源を発売する事になったという経緯のある作品である。しかもツアー中のコンディションも最悪で結局スタジオでかなりの差し替えが行われたらしく、ドラムなどはすべてリテイクされているとのこと。
確かに聴いていると初期のようにラウドな中にも聴き取れた細かなニュアンスは感じられないし、バンドのリレーションシップも乏しく感じられる。最初聴いた時はSRVの「芸が荒れた」と感じたものだった。
しかし、このアルバムの評価に困る点は、それでもSRVのギタープレイには聴くべきポイントが多くあり、多くのロックギタリストのベストプレイを凌ぐレベルだということ。加えて2001年に出たこの時のモントルーでのLive盤の出来が決して悪くないということだ。
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  曲名 ライター  オリジナル  参考音源 
   Say What SRV    
Ain't Gone'n' Give Up On Love SRV    
Pride And Joy SRV    
Marry Had A Little Lamb B.Guy 『Texas Flood』参照  
Superstition S.Wonder スティーヴィー・ワンダーの曲。もともとワンダーがジェフ・ベックにプレゼントした曲だが(『Beck,Bogert & Appice』収録。シングルカットもされている)、自身でも録音してヒットした曲。S・ワンダーのクラヴィネットが印象的なFUNKスタイルやBB&Aの強引なリズムのヘヴィーロックと比べて、SRV達のは、ごく普通のあっさりしたアレンジになっている。 『Talking Book / Stevie Wonder』(Motown TAM319)
I'm Leaving You (Commit A Crime) C.Bernet これまたお得意のハウリン・ウルフ(Chester Bernet)'59年の曲。というか、スティーヴィーにとってはヒューバート・サムリンの曲なのかもしれない。ただし、実際比べてみるとウルフのとスティーヴィーのは別の曲としか思えない。歌詞も多分違う。このクレジットも何か理由があるのか? 

その後、NIFTY SERVE のFROCKL MES18で、Poor NapoleonさんとJ.J.FLASHさんから情報いただきまして、ウルフの『The Chess Box』(MCA CHD3-9332)3CD に収録されてる、「Commit A Crime」のカバーであると教えていただきました。 
英チャーリーの7枚組Box『The Complete Recordings 1951-1969』にも収録されてるそうです。 
アメリカ未発表とのことで、SRVがどういうルートで聴いたのか不明ですが、チャーリーのBoxの方に[Blues Ball LP 2002]とのクレジットがあるそうです。 
ちなみに、ギターは、ヒューバート・サムリンだそうです。

「I'm Leaving You」--->『Moanin' In The Moonlight / Howlin' Wolf』(MCA CHD-5908)

「Commit A Crime」--->『The Chess Box / Howlin' Wolf』(MCA CHD3-9332)(*)
 

 

Cold Shot M.Kindred Arr.SRV 『Couldn't Stand The Weather』参照  
Willie The Winp R.Ellsworth , B.Carter ルース・エルズワースビル・カーターという人の曲という事しか分かりません。 さんばで・へっみぃ〜(^^;  
Look At Little Sister H.Ballard 『Soul To Soul』参照  
Texas Flood L.C.Davis , J.W.Scott 『Texas Flood』参照  
Voodoo Chile (Sright Return) J.Hendrix 『Couldn't Stand The Weather』参照  
Love Struck Baby SRV    
Change It D.Bramhall 『Soul To Soul』参照  

<--"Soul to Soul"
SRV TOP
"In Step"-->
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(*)は未聴の音源
参考文献
『魂への帰還』
ジョー・ニック・パトスキー&ビル・クロウフォード著
戸根由紀恵・高城恭子訳(シンコーミュージック)


 
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