Home >> Stevie Ray Vaughan > In Step
IN STEP (Epic OE-45024)  LP
cover 1989年のリリース。
アルコールとドラッグの治療を済ませ、万全の体制で製作された。『Couldn't Stand The Weather』と並ぶスタジオ作の傑作アルバム。1曲目「The House Is Rockin'」から「Crossfire」「Tightrope」と続く快心のオープニングはSRVが再び戻ってきたことを十分アピール。
いつもの様に3曲あるブルースカバーも快調だが、このアルバムで特筆すべきは、メンバーで書いた「Crossfire」やブラムホールと書いた「Tightrope」のファンキーなアプローチだろう。この手のはねるR&Bのスタイルを導入したブルースロックは後年沢山現れるSRVフォロワー達の定番スタイルとなった。
バックのダブル・トラブルとのコンビネーションも復活しており、ブルースロックのアルバムとしての完成度は高iい。後のこのジャンルの方向性を決定したことで高く評価されるべき作品だろう。
*ジャケット写真をクリックするとAmazon.co.jpの該当CDのページにジャンプして購入することができます。(アマゾン・アソシエイト・プログラム)
  曲名 ライター  オリジナル  参考音源 
SIDE A  The House Is Rock'n SRV & D.Bramhall    
Crossfire T.Shannon - C.Layton - R.Wynans- B.Carter - R.Ellsworth メンバー3人とビル・カーター/ルース・エルスワーズのライターチームによる書き下ろし。    
Tightrope SRV & D.Bramhall     
Let Me Love You Baby W.Dixon Buddy GuyのChess時代、'60年の録音。作者は言わずと知れたWillie Dixonおやぢ(^^;。バディのには、J.Ingramのクレジットも記されているがこれってJames Ingram??。違うよねぇ??? 
『魂への帰還』では、ザディコの王様、クリフトン・シェニエの「All Night Long」からアイディアをいただいてるとありますが、どう聴いても、バディのバージョンに聴こえます。
『I Was Through The Woods/Buddy Guy』(MCA-MVCM22009)CD。'70年にリリースされた Buddyの'60年から'64年までのChessでの録音集。 
参考までにシェニエの「All Night Long」の入った、『Bayou Blues/Clifton Chnier』(Specialty SPCD 2139-2)も挙げときます。
Leave My Girl Alone B.Guy 同じく、Buddy Guyの'65年の録音。これもバディの雰囲気そのままで演ってますが、なぜかSRVの方が落ち着いて聴こえます(笑)。オリジナルではマット・マーフィーのあのえもいわれぬいやらしい(笑)バッキングが聴けます。 『Left My Blues In San Francisco/Buddy Guy』(MCA-MVCM-22010)CD。
'69年の発表。内容的には上記アルバムより後のChessの作品集だが、リリースはこっちが先。 
Travis Walk SRV    
SIDE B Wall Of Denial SRV & D.Bramhall     
Scratch-N-Sniff SRV & D.Bramhall    
Love Me Darlin' C.Burnet  Howlin' Wolfの曲。  『Change My Way/Howkin' Wolf』(MCA CHD-93001)CD.(*)
'75年発表のChessでのシングル集。
Riviera Paradise SRV      

<--"Live Alive"
SRV TOP
"Family Style"-->
ご意見・ご感想・情報は Graffiti Wall (BBS) までお願いします。


(*)は未聴の音源
参考文献
カバー曲に見るSRVのルーツ:小出斉
GM Special Feature Series『Stevie Ray Vaughan』(リットーミュージック)
『魂への帰還/スティーヴィー・レイ・ヴォーン』
Joe Nick Patoski & Bill Crawford 戸根由紀恵 高橋恭子 訳。シンコーミュージック


 
homebackwhat's newbbs