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TEXAS FLOOD
(Epic / Legacy  EK 65870)
cover
1983年にこのアルバムである。
デュラン・デュラン、カルチャークラブ、マイケル・ジャクソンなどMTVのスター達の全盛期だ。
あのロバート・ジョンソンをカーネギーホールに出演させようとしたジョン・ハモンドの肝いりで・・・・とか、彼の演奏に感銘を受けたジャクン・ブラウンのスタジオ提供をうけて云々・・・などという情報が何の神通力を持たなかった時期である。
確かにこの数年後、エアロスミスがRUN-DMCによって復活し、ガンズ・アンド・ローゼズやジョージア・サテライツがブレイク、オーセンティックなロックへのゆり戻しがやって来る訳だが、この83年に復活ブレイクしたZ.Z.TOPは機械武装したブギとMTV向けのキャラ作りに頼って成功しているのだ。
そんな中でこのアルバムは濃厚なブルースフィーリングで静かにオールイドスクールなロック復活の種を蒔いた(つまりロックに失望していた70'sなロックファンをレコードショップに繋ぎ止めた)といってもいいだろう。
このアルバムを聴いてもらえば、そんな時代にありながら、耳を傾けずにはおれない「ソウル」が彼のプレイに宿っていることが理解できるはずだ。
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  曲名 ライター  オリジナル  参考音源 
SIDE A  Love Struck Baby SRV     
Pride & Joy  SRV    
Texas Food  L.C.Davis / J.W.Scott ラリー・デイヴィスが'58年にDukeに残した曲。バックに フェントン・ロビンソンのギターとジェームス・ブッカーのピアノが聴ける。SRVのヴォーカルはかなりデイヴィスの歌に忠実な歌いまわし。ギターはSRV流に弾きまくってます。  『The Best of Duke-Peacock Blues』(MCA MVCM-395) このころのDukeでは単独アルバムは出てないようです。 
Tell Me  C.Bernet 57年録音のハウリン・ウルフの曲。ギターはヒューバート・サムリン。唄は比べるべくも無いですが、キモはサイドキター。サムリンのタイミングそっくりにコピーしてます。ここでは聴けませんがSRV独特のウラ取りのサイドワークはこのあたりからきてるのかなと思います。  『Mornin' In The Moonlight』(MCA-CHD 5908) 元のLPでは『Howlin' Wolf』『Mornin'〜』となっていたのを2on1にしたもの。『Howlin'〜』の部分の最後の曲。 
Testify  G.Clinton / D.Taylor パーラメンツ/ジョニー・テイラーの「(I Wanna)Testify」とは違う曲。したがってクレジットは間違い。どうやらアイズレー・ブラザーズがジミ・ヘンドリックス在籍時に録音した曲が,オリジナルとのこと。(99年発売のリマスターCDで確認したところ<unkown>に修正されています) 『In the Beginning../The Isley Brothers & Jimi Hendrix』'71年(T-NECK TN-S3007)(*) これはまだCDにはなってないかな?
追記:ライノの出している
『The Isley Brothers Story Vol.1』'91年(Rhino R2 70908)に「Tstify Part & Part2」として収録されているようです。
SIDE B Rude Mood SRV ライトニン・ホプキンスの「Black More Trot」超高速(笑)にした曲。SRVはこのタイトルだときちんとライトニンの所に印税がいかないから新しいタイトルを付けたといってます。 『Mojo Hand / Lightnin' Hopkins』'60年(P-Vine PCD1252)
『Texas Freeze SRV Classics』(P-Vine PCD4770)
Mary Had A Little Lamb B.Guy バディ・ガイの'67録音 『A Man And The Bleus』(Vanguard 79272)(*)
Dirty Pool D.Bramhall / SRV    
I'm Cryin' SRV    
Lenny SRV    
Bonus
(CD)
SRV Speaks      
Tin Pan Alley
(aka Roughest Place In Town)
R.Geddins  『Couldn't Stand The Weather』参照。録音自体はこのアルバムのセッションの時のもの。  
Testify (Live) writer unknown 上記参照。  
Mary Had A Little Lamb (Live) B. Guy 上記参照。  
Wham! (Live) L. Mack 『The Sky Is Crying』のページ参照。
途中「Testify」になだれ込んでまた戻ってきます。ギターインスト好きな方、必聴です!。
 

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"Couldn't Stand The Weather"-->
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(*)は未聴の音源
参考文献
カバー曲に見るSRVのルーツ:小出斉
GM Special Feature Series『Stevie Ray Vaughan』(リットーミュージック
レコード・コレクターズ1995年5月号 アイズリー・ブラザーズ・アルバムガイド

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