このコーナーでは、ATF、USNF'97での通信対戦の参加手順をご紹介します。
DTF通信対戦マニュアルをご希望の方は、ここからATF(DOS)版、USNF’97(Win95)版、Hornet3.01版、ATFGOLD版がダウンロードできます)
通信対戦(入門編)
最近の「USNF'97」・「ATF」・「EF2000」・「TOPGUN」等は、単なる一人遊びだけではなく、複数のユーザー同士の対戦が可能になっています。こうした対戦機能は大きく分けて4つに分けられます。
2台のパソコンをRS−232Cケーブル(クロス)で直接つないで対戦する「直接対戦」。メリットは、直接つなぐので通信速度(ボーレート)を高速に設定できるため、快適に動作する点です。デメリットは、当然2台のパソコンを同じ場所に置く必要があり、遠隔地のユーザー同士ではユーザー自身が移動する必要があります。また、対戦は1対1に限定されます。(コンピュータパイロットを相手に2人のユーザーが協力して戦うことは可能ですが。2対0という感じでしょうか)
別々の場所の2台のパソコンそれぞれに、モデムを接続して電話回線経由で接続する、「モデム対戦」。メリットは、それぞれのユーザーが、比較的簡単な設定作業で、自宅から通信対戦できる点です。デメリットは、どちらか一方が相手方に電話をかけて接続するため、ユーザー間の距離が遠距離な場合、大変な電話料金がかかることです。また、対戦はケーブルによる直接接続と同じで、1対1に限定されます。
2台以上の複数のパソコンを、LAN「ローカル・エリア・ネットワーク」を経由して接続する「LAN接続対戦」。メリットは、ソフトにもよりますが、8人ものユーザーが4対4に分かれてチームを組んで対戦できたりすることと、「LANボード」による高速な通信が可能なことです。デメリットは、当然ユーザー間が「LAN」接続されている必要があるわけで、会社の中ならともかく、一般ユーザー間で「LAN」を構築することは不可能です。(ユーザー間の距離が制約される点は「1」の「直接対戦」と同じですね)しかし、何人ものユーザーが入り乱れて対戦できる・・・これは大変な魅力です。 後述する「Kali」(DOS版・Win95版あり)による仮想「LAN」接続よって解決が可能です。
上記の3つの方式に続き、最近 Win95のTCP/IPダイアルアップ接続をそのまま利用する「USNF'97」が登場してきました。(Jane'sホームページからパッチをダウンロードしてアップデートが必要) 後述の「Kali」による IPX>TCP/IPプロトコル変換を実施する事無く、アプリケーションそのものがWin95のインターネットダイアルアップ接続を標準でサポートする「インターネット接続対戦」です。 プロトコルの変換手続きが無い分、より高いパフォーマンスが期待できます。 Windows95とインターネット接続環境を持つ人なら、手軽に参加できるのが最大のメリットです。 3/20に発売予定のWindows95対応「ATF Gold」(やっぱりそう来たか(^^;)もこの方式をサポートしており、今後の通信対戦方式の主流になっていく事でしょう。
通信対戦(応用編)
インターネット未対応のDOS版ソフトを、IPX仮想「LAN」での接続を可能にする「Kali」(DOS版)の役割
インターネットで入手可能な「Kali」というシェアウェアが解決の鍵になります。これらは、通常インターネットに接続する際に使用している、プロバイダへの「PPP接続」を、「LAN接続」であるかのように「見せかけてしまう」ソフトです。インターネットサーバーの特定のアドレスを、仮想LAN接続の窓口にして、そこに直接ユーザーが「LAN接続」しているようにソフトをだまします。どのユーザーも、自分が加入しているプロバイダにインターネット接続するため、かかる費用はいつものネットサーフィンと変わりません。極端な話、海外のユーザーとの対戦も可能です。
もちろん、良い話ばかりではありません。DOS版の「ATF」や「EF2000」、「TOPGUN」などは、Windows95の「MS−DOSプロンプト」からは起動できないため、「シングルDOSモード」あるいは「DOS」用の「PPPダイアルアップ接続ソフト」が必要です。また、「Kali」も、最近よくショップで売っている「日本語Windows95版Kali」は使えないので、DOS用の英語版をインターネットで入手する必要があります。(「Kahn」はもともとDOS版)DOS用の「PPP接続ソフト」の設定は、かなり面倒ですし、TA(ターミナルアダプタ)によっては使えないこともあります。(28,800bpsモデムならほとんど問題ありませんが) 具体的な KaliDOSの設定については、Q&Aページにて詳しく解説しています。
「EF2000」は、この「Kali」を使用してインターネット接続対戦すると、Pentium166Mhzマシン+ISDN接続ならかなり快適に動作しますが、28,800bpsモデムだと、いま一つ反応が遅く、位置がワープしたりして快適なドッグファイトにはなりませんでした。「ATF」は、28,800bpsのモデムでも快適に動作して、充分「遊べる」という結論に達しました。(空と海のテクスチャは外して...ですが)
インターネットダイアルアップ接続のTCP/IPをそのまま利用して通信対戦可能なソフトの登場
USNF’97の場合
アップデートパッチの登場で、「USNF’97」のネットワーク対戦機能に Win95の TCP/IPプロトコルが追加されました。
これで、Kali95Jの IPX−>PPP変換手順や、Kaliサーバーを通さずに 直接ユーザー間でUSNF’ 97が通信対戦できるわけです。レスポンスは格段に良くなります。(といっても、それぞれのユーザーのプロバイダの能力に依存しますが)
ただし、クライアントユーザー側のUSNF’97のメニューにあるTCP/IP設定 で、HOSTユーザー側のIPアドレスを入力する必要があります。(プロバイダが割り 当てるIPはその日によって変わるので)そのために、USNF’97起動の前 のChatの手段として やはりKali95Jは有効です。
バグらしきものとして、本来USNF’97を起動してTCP/IPメニュー を選ぶと自動でWin95のダイアルアップネットワークが呼び出されるのです が、英語版Win95用のためかそこでハングアップしてしまいます。事前にプ ロバイダにPPP接続しておいてからUSNF’97を起動すれば問題はありません。
ですから手順としては、
ATFGOLDの場合
ATFGOLDは標準でWin95の TCP/IPプロトコルに対応しています。
ただし、クライアントユーザー側の ATFGOLDのメニューにあるTCP/IP設定 で、HOSTユーザー側のIPアドレスを入力する必要があります。(プロバイダが割り 当てるIPはその日によって変わるので)そのために、ATFGOLD起動の前 のChatの手段として やはりKali95Jは有効です。
バグらしきものとして、本来ATFGOLDを起動してTCP/IPメニュー を選ぶと自動でWin95のダイアルアップネットワークが呼び出されるのです が、英語版Win95用のためかそこでハングアップしてしまいます。事前にプ ロバイダにPPP接続しておいてからATFGOLDを起動すれば問題はありません。
ですから手順としては、
以降は ATFGOLDのチャットモードで設定をやりとりしてミッションを実 行する。
Hornet3.0も、最新のアップデートパッチを GSCのホームページから入手すれば、TCP/IPダイレクトプレイに対応しますが、手順はそれぞれ異なります。具体的な手順についてはDTF通信対戦 Hornet3.01対戦マニュアルをご覧ください。
DTF通信対戦参加者募集のお知らせ
と・いうわけで、このDTFホームページ主催の「ATFGOLD通信対戦」・「USNF’97通信対戦」・「Hornet3.01通信対戦」などの参加者を募集したいと思います。まだまだ準備段階なので、すべての希望者の方をサポートはできないかもしれませんが、興味のある方、対戦希望の方で、以下の条件に該当する方、あるいは該当するように努力できる方は、DTF対戦マニュアルATF(DOS)版、USNF’97(Win95)版、Hornet3.01版、ATFGOLD版を熟読の上メールにてご連絡ください。こちらからご連絡いたします。
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