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タイトル BACK TO BAGHDAD(バック・トゥ・バグダッド)
発売元 Military Simulations INC.(MSI)
日本語対応 画面表示・マニュアル共に未対応です。
推奨システム CD−ROMドライブ付きのPentium90MHz以上。推奨Pentium150MHz以上。マニュアルはThrustMaster F16FLCS(ジョイスティック)+F16TQS(スロットル)+RCS(ラダー)の使用を前提としており、必須といえます。
関連URL <MSIオフィシャルホームページ>

高度が12,000フィートを越えても地面のテクスチャが消えないようにする、バージョン1.03の修正ファイルがダウンロード可能です。また、Mig−29のDrawingコンテストが開催されており、特賞は「モスクワでのMig29搭乗ツアー」だそうです。

(^^)

間違いなく、現時点での最もリアルなコンバットフライトシミュレータと言えると思います。パッケージのキャッチフレーズは、「究極の湾岸戦争シミュレータ」です。DTF上級者の「苦労をお金を出して買う人」「本物志向」向けです。(^o^;
テクスチャで表現された大地や天候、空中戦での敵機のリアルな機動などは、一級品で
軍用フライトシミュレータに迫るものがあります。ただし、出撃して作戦目標である空中戦や、対地攻撃をこなして生還するのは容易ではありません。

実際のF−16と同じレイアウトのコックピットでは、7つのレーダーモード、10のHUDモード、各種電子装備、多目的ディスプレイの操作を要求されます。言い換えると、
実際のF16パイロットに要求される操作がほぼそのまま要求されるのです。ゲーム要素よりも、シミュレーションとしての完成度を追求したソフトと言えます。ミッションは選択式で、離陸と着陸、編隊飛行、レーダー操作といった基本飛行ミッション、空中戦、対地攻撃の基本をマスターするトレーニングミッション、そして実際の湾岸戦争のデータをもとに用意されたActiveDutyと多彩です。(処理が重い場合は表示するテクスチャやグラフィックで調整できます)

出撃する際に、ハンガーからタクシーウェイを通って滑走路に向かわないといけないミッションは、人によってはまどろっこしいかもしれませんが、こうした所にも
こだわりが感じられます。(空中から始まるインスタントミッションもあります)

空中戦は、相手をレーダーに
ロックオンし続けること自体が難しい上に、視認するのは相当に接近する必要があるので、バルカン砲での撃墜はかなり難しいです。(見失ってしまうことが多い)一応ズルをして敵機の方位や距離をレーダーに捉えていなくても常に知る方法はあるのですがそれを使うのはちょっと・・・でもバルカン砲で撃墜できた時は感動しますよ。究極のデスクトップファイターを目指す方はぜひ挑戦して見てください。

関連URLには、「BTOB」のオフィシャルホームページがあります。
オンラインマニュアルホームページ(ダウンロードも可能)で、多彩なレーダーモードやHUDモードの解説があって参考になります。また、最新のパッチファイル(バグ取り)や追加ミッションもダウンロードできます。

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タイトル EF2000(TFX)
発売元 Digital Image Design (DID)
日本語対応 簡易日本語マニュアルが付属しています。画面表示等は未対応。
推奨システム CD−ROMドライブ付きの80486 DX2 66MHz以上とパッケージには書いてありますが、SVGA表示にはPentium166MHzでも決して速いとは言えません。それからこのソフトも「ThrustMaster 」か相当品が必要です。そしてこのソフトは「i−glasses!」に完全対応しています。
関連URL <Digital Image Design (DID)ホームページ>

EF2000の最新の修正ファイルがダウンロードできます。空中戦の最中に武器を変更するとロックオンが外れてしまうバグなどが修正されています。

<Steven Chmura氏のホームページ>

EF2000用のミッションエディタ追加ミッション、ヒント集などが登録されています。

上記の「BTOB」に劣らぬ私のお気に入りのコンバットフライトシミュレーションソフトです。NATOの将来の主力戦闘機になると言われるEF2000をテーマにしたソフトですが、以前出ていた「TFX」の続編にあたります。 これも「苦労をお金を出して買う」ソフトかな。でも「あ・ほんとに飛んでる飛んでる」と感じさせてくれるソフトです。

全般にヨーロッパのどんよりした空の雰囲気がよく出ていて、地上や雲の表現など、
グラフィックス表現はおそらくこのソフトをしのぐものはないでしょう。自機が機動すると、画面の自機のコックピットフレームが微妙にゆれて独特の浮遊感を体験させてくれます。またHUDまわりだけでなく、コックピット全体を広い視野で見るVirtual Cockpit View が臨場感があっておすすめです。(この一歩後ろに退いた視点の時もMFD等の計器はちゃんと動いて情報を提供してくれます)

レーダーの操作、各種電子装備、HUDの表示など、「BTOB」ほどではありませんがやはり
相当な操作を必要とします。(もっとも、レーダーのロックオンなど、F−16に比べてEF2000は実機そのものが高度に自動化されているので扱いやすいのですが)

ミッション構成は、理屈抜きにゲームセンター感覚ですぐに遊べるインスタントミッション、兵器別のトレーニングミッション、単発の実戦ミッション(輸送機の護衛任務や、自分の基地を爆撃にくる敵機を迎撃するスクランブルミッションなど)と、あとはなんといってもメインになるキャンペーンミッションからなります。基本的に実戦ミッションはすべて基地のハンガーから滑走路にタキシングして出撃します。(着陸も同様)
シミュレーション性を重視した作りです。空中戦は敵機の機動がすばらしく、臨場感を体験させてくれます。特に機関砲を使って敵機を撃墜するのは「BTOB」同様至難のわざですが、やってのけたときの興奮はひとしおです。

それから、特筆すべきなのは、このソフト「EF2000」は、
Virtualゴーグルの、「i−glasses」に完全対応していることです。(i−glassesについてはGOODS紹介のコーナーを参照してください)ゴーグルについているトラックユニットのおかげで、コックピットからの視点で実際に周囲を見回す事ができます。(シートの後方を振り返ってみたり、穴の開いてしまった翼を見たり、自分の足元を見たりもできます。まさに「VR」!)本当にドッグファイトの際にあたりを見回して敵機を捜すことが可能です。ただし、普通のCRT表示の際に、無条件に一番近い敵機を視野に自動的におさめてくれる「Padlock View」のように便利には首が回りませんし、実際に敵を目で見て探す必要があるので空中戦の勝率はかなり落ちます。空中戦の最中に敵機を見失ってしまう恐怖を体験させてくれます。

編隊長として
Wingman(僚機)に指示を出したり、ネットワークで対戦(というより協力かな)プレイもできます。キャンペーンミッションでは戦略的な要素も多く持っており、単なるコンバットフライトシミュレータのカテゴリーに収まらない広がりというか、奥の深さを持つソフトです。
海外のURLで、
バージョンアップファイルや、自分の基地の滑走路の地図(これが無いと迷ったりします私)、オリジナルの追加ミッションを見つけました。関連URLをご参照ください。また、コンピュサーブには、EF2000のキャンペーンを編集するシェアウェアが登録されています。(FSフォーラムのModern Combat Lib)

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タイトル ATF (ADVANCED TACTICAL FIGHTERS)
発売元 エレクトロニックアーツビクター (Jane’sブランド)
日本語対応 簡易日本語マニュアル付属。画面表示等は未対応。完全版日本語マニュアルが後から送られてきます。
推奨システム 最低CD−ROM付き 80486 DX2 66MHz以上、推奨Pentium90MHz以上ということですがSVGA表示には、Pentium166MHzか200MHzが欲しくなってしまう。そんなソフトです。お約束で「ThrustMaster 」等のジョイスティック・スロットル・ラダーが必須です。そしてこのソフトも「i−glasses!」に対応しています。
関連URL <Electronic Arts Jane’sホームページ>

ATFの最新の修正ファイルがダウンロード可能です。各機体の飛行特性がより現実的に修正されるのと、いくつかのバグが修正されています。

<Unofficial ATF Mission Exchange>

ATF用ユーティリティや、シングルミッションがダウンロード可能です。追加ミッション以外にも、既存のミッションを改良したものもあります。

CG(コンピュータグラフィックス)アニメーションを使用した、映画のような空中戦のオープニングにまずビックリします。前作の「U.S.N.F」(U.S.ネイビー・ファイターズ)、拡張キットの「U.S.M.F」(U.S.マリーン・ファイターズ)の後継ソフトと言えます。前作はアメリカ海軍・海兵隊の現行主力のF−14トムキャット、F−18ホーネット、A−7コルセアII、AV−8BハリアーII等をテーマにしていました。この「ATF」では21世紀の主力となるべく開発された(あるいは開発中の)次期主力戦闘機がテーマです。(もっともUSNFにも最新鋭機としてF22が使えましたが)DTF入門者から上級者まで楽しめる、「手ごろな難しさ」「映画的演出」のおすすめソフトです。

「BTOB」や「EF2000」が特定の機体のフライトシミュレーションであるのに対して、「ATF」では、飛行特性とコックピットのグラフィックス等を差し替えることで、
いろいろな種類の戦闘機のフライトシミュレーションを可能としています。(ATFではUSNF・USMFで使用可能だった機体に加えて、F117AナイトホークやB2Aといった爆撃機や、ラファールC、XF−29、XF−31といった最新の実験機も選択可能です)

機体が変わっても、HUDの表示内容が変わるわけではありませんし、もともとこのソフトはコックピットはHUDのまわりだけで、レーダーやRWRなどの計器類の表示は画面のはじに小さなウィンドゥが開く方式をとっています。厳密なシミュレーションの追求というよりも、
操作性の向上や、ゲームとしての面白さを追求したソフトに感じられます。コミックスの「AREA88」感覚で空中戦が体験できます。難易度の設定次第ではおそろしく敵が強くなりますが、映画のような機関砲を使っての空中戦を楽しむことができます。(「BTOB」や「EF2000」では楽しむというより試練になってしまいます)

グラフィックスはポリゴンにテクスチャを使用したもので地上・空・オブジェクトすべてが
非常に美しく、敵機の撃墜(翼がもげたり空中分解したり火を吹いて墜落したり)などある意味で「アニメチック」「映画的」な表現です。ゲームそのものがよくできた映画のようで、基地からの発進や着艦、味方機間で飛び交う通信や、BGMなど、わくわくさせる演出が随所にみられます。

「BTOB」や「EF2000」が本物のパイロットの大変さ、苦労まで厳密にシミュレートする(お金を出して苦労を買うわけですな)のに対して、この「ATF]はまさに「
楽しむ」のを目的に作られているのがわかります。(シミュレーションの基本を押さえた上で細部に必要以上にこだわっていない)私はこの「ATF」が一番バランスがとれたコンバットフライトシミュレータだと思っています。

CD−ROMにはゲームだけでなく、登場する戦闘機の本物の映像や写真を使用した
インタラクティブなデータベースが含まれており、資料としての価値も高いです。特にXF31とF−18の模擬空中戦の映像はXF31の「いいのか。これ公開して」と思うような驚異的な機動性が映っています。(ドリフト感覚でテールを流しておそろしく短い半径で旋回するのでF−18ではまったく勝負になりません)

ATFは、USNFのころから要望が高かった「
i-glasses!」に対応になっています。「EF2000」同様、ヴァーチャルリアリティの視界が得られます。ただし、もともとコックピットグラフィックがHUDしか無いソフトなので、使用するとちょっと妙な感じです。「EF2000」よりも敵を捜しやすいですが。

「ATF」ではあらかじめ用意されているシナリオミッション・キャンペーンミッションだけでなく、自分でミッション
シナリオを自由に作成できます。敵機やその他大勢としてミッションに登場させられる機体はヘリコプターなどもふくめて非常に多く、シナリオの作成は自由度が高く、F−14トムキャット対F−5EタイガーIIといった「TOP GUN」の再現や、XF−29対Mig−21の「AREA88」ラストバトルの再現も自由です。(^o^)

ただし自分が使用可能な機体は本来のシナリオミッションやキャンペーンミッションで選択可能な機体に限られます。これを強引にどの機体でも選べるように
プログラムを改変するユーティリティソフトが海外のインターネットサイトで入手可能なので興味のある方は関連URLを参照してください。(プログラムの利用はご自分のリスクでお願いします。)コックピット内部のグラフィックスなどはすべてが用意されているわけではないので本物と同じというわけにはいきませんがシナリオ作成の自由度が飛躍的に向上します。また、オリジナルの追加ミッションが多数ダウンロードできますが、「ATF」用と「USNF/MF」用があるので注意してください。すてきな追加ミッションを作成、あるいは発見された方はぜひご連絡をお願いします。

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タイトル USNF GOLD (U.S.NAVY FIGHTERS+U.S.MARINE FIGHTERS)
発売元 エレクトロニックアーツビクター
日本語対応 完全日本語マニュアル付属。画面表示も基本的に対応。作戦紹介のMovieも完全日本語吹き替えなので、英語が苦手な人でも安心して購入できます。(上の写真は英語版パッケージなので、「TOMCAT」のアップの日本語版を購入しましょう)
推奨システム 最低CD−ROM付き 80486 DX2 66MHz以上、推奨Pentium90MHz以上ということですが、ATFと同様に、SVGA表示には、Pentium166MHzか200MHzが欲しくなってしまいます。「ThrustMaster 」等のジョイスティック・スロットル・ラダーはやはり必須です。
関連URL <P Mok’s USNF Utilities>

USNFに登場する機体の性能を、自由に編集するユーティリティや、海外のユーザーが作成したオリジナルのミッションなどが登録されています。

<U.S NAVY FIGHTERS Unofficial Homepage>

USNFのミッションを達成するためのヒントや裏技が紹介されています。

このソフトは、以前はそれぞれ別売だった「U.S.N.F」と拡張キットの「U.S.M.F」を一枚のCD−ROMに収録しています。「TOPGUN」のオープニング風に、空母から発進する「TOMCAT」等の実写Movieで始まります。すでに紹介した「ATF」の前作と言えます。「ATF」の方が、グラフィックス的には優れていますが、基本部分はさほど変わりません。「F−14 TOMCAT」や「F−18 HORNET」、「A−7 CORSAIR」、「F−22」、「AV−8B」等の海軍あるいは海兵隊の戦闘機がテーマです。「空母からの発艦や、作戦遂行、着艦」という、「TOPGUN」の映画の主人公の気分が味わえます。
「ATF」でも自分の機体として、「TOMCAT」等を選択できますが、本格的な「
空母でのミッション」を体験できるのはこの「U.S.NAVY FIGHTERS」ならではです。ゲームセンター感覚で手軽に空中戦が体験できる「クイックミッション」と、自分でシナリオを自由に作成可能な「シングルミッション」、そして映画のように実写で役者を使って物語が進行する「キャンペーンミッション」からなります。ゲームのシステムや特徴は、ほぼ最新作の「ATF」と同じですので省略します。

なぜ、旧作にあたるこのソフトをあえて紹介するかというと、何と言っても、マニュアルから画面からMovieから「完全日本語版」なので、英語が苦手な方でも安心なのです。特にマニュアルは、英語版をほぼ完璧に訳しており、解説される用語や飛行の基本などは、他のフライトシミュレータを遊ぶ際にも非常に役に立つと思います。SFコンバットフライトシミュレータの「Wing Commander 3」の完全日本語版も、同じエレクトロニック・アーツ・ビクターから発売されています。今後も有名ソフトの完全日本語版が出てくることでしょう。期待したいですね。(^^)

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タイトル TOPGUN FIRE AT WILL
発売元 スペクトラム ホロバイト
日本語対応 マニュアル・画面共に未対応。
推奨システム 最低CD−ROM付き 80486 DX2 66MHz以上、Pentium推奨ということですが、SVGAはPentium166MHzでも遅く感じてしまうので、200MHzが欲しくなります。「ThrustMaster 」等のジョイスティック・スロットルは必須ですが、ラダーは対応していません。
関連URL <Spectrum HoloBYte TOPGUN Homepage>

発売元のSpectrum HoloByteのホームページ。ソフトの紹介がメインですが、追加ミッションがダウンロードできます。

<Virtual Pilot’s Club TOPGUN Page>

Version1.0を、Version1.1にアップデートする修正ファイルをダウンロードできます。

このソフトは、コンバットフライトシミュレータの一つのターニングポイントになった、「FALCON3.0」のスペクトラムホロバイトの作品です。その名の通り、映画の「TOPGUN」をテーマにしています。オープニングは、あの映画のオープニングがそのまま動画で再生されます。プレイヤー自身が主人公マーベリックになり、ゲーム中の登場人物も、司令官以外は別人なので撮りおろし編集されています。また、「Danger Zone」を歌っているのもケニー・ロギンスではありません。(版権の問題でしょうね)(^^)
ゲーム自体の印象は、「
Strike Commander」と「Wing Commander 3」を足して2で割ったような、最近流行の「インタラクティブムービー」というやつです。実際のコンバットフライトの操作感覚は、今一つしっくりこない感じで、ゲームセンターの「エアーコンバット」をやっているような気になります。画面はきれいですし、後部座席の「RIO」とのやりとりや、自機のミサイル発射シーン等が小さいWindows表示されたりと、面白い作りではあります。映画「TOPGUN」の、「うそくさい空中戦」(?)を忠実に再現しています。

基本のつぼは押さえていながら、「どこかはずしている」ような気もしますが、いろいろな意味で「挑戦」しているソフトなので、買ってみても損はありません。「EF2000」や「BTOB」で、思うように敵を落とせずにストレスが溜まった時にやると良いかもしれません。口の悪い人はこのソフトを、「FALCON4」を出すまでのつなぎのソフトだ...と言いますが、路線的には「エンターテイメント」を追求しており、「シミュレーション」を追求する「FALCON]シリーズとは違うような気がします。

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...このソフトを忘れてるぞ!!という方は

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