Home >> Stevie Ray Vaughan > In The Beginning
In The Beginning   (Epic/Sony ESCA 5662)  CD

1992年リリース。 CBSからのデビュー前1980/4/1ラジオショーの録音。 聴いて誰もが感じる、デビュー3年前とは思えない堂々たる演奏がキモ。 Guitar SlimのテーマのSRV版「They Call Me Guitar Hurricane」で決まる大見得、真っ向からオーティス・ラッシュに挑戦する「All Your Love I Miss Loving」、後年と変わらぬディープさの「Tin Pan Alley」、をはじめ注目に値する高い演奏クォリティ。「Tell Me」「Shake For Me」のハウリン・ウルフ2連発など理由もなく「ごめんなさいm(_._)m」と思わず誤って謝ってしまう程の鉄壁の演奏。 彼の死後Live音源の数々がリリースされているがその中でも十分トップクラスに入る出来だ。SRVのLive音源で何か一枚といわれれば十分にファーストチョイスとして薦められる作品だろう。

*ジャケット写真をクリックするとAmazon.co.jpの該当CDのページにジャンプして購入することができます。(アマゾン・アソシエイト・プログラム)

	曲名	ライター	オリジナル	参考音源
01	In The Open	Sonny Thonpson /Freddie King	Freddie King の曲。	フレディのキング在籍時代のアルバム二枚をカップリングした、CD、『JUST PICK'N』(Modern Blues Recording MBXLCD 721)に収録
02	Slide Thing	SRV
03	They Call Me Guitar Hurricane	Eddie Jones	ニューオリンズのギタリスト／ブルースマンGuitar Slim (Eddie Jones)が「Guitar Slim」の題で録音した曲。"They call me Guitar Slim"と歌うところを SRV は"Guitar Hurricane"に変えて唄っています。	『Couldn't Stand The Weather』のページ参照。
04	All Your Love I Miss Loving	Otis Rush	Otis Rush がコブラに残した名曲。SRV はオリジナルのアレンジを崩さす（ちょっといじれないですよね）演っているが、ディープで黒い影を感じさせる Otis に対して、若く勢いで押し切ったＳＲＶという感じですか。	『The Cobra Sessions 1956-1958』(P-VINE PCD-2128)が有りましたが、現在、テイク違いの曲をはずした『Ｐヴァイン−ブルースの巨人シリーズ 1 オーティス・ラッシュ』(P-VINE PCD-3741)になっているようです。別テイクがない分後者の方が聴きやすいと思います。
05	Tin Pan Alley	Robert Geddins	『Couldn't Stand The Weather』のページ参照
06	Love Struck Baby	SRV
07	Tell Me	Chester Burnett	『Texas Flood』のページ参照。
08	Shake For Me	Willie Dixon	Howlin' Wolf が'61年に録音した曲。バックのギターは SRV の尊敬する, Hubert Sumlin 。SRVはサムリンのギターを独自に解釈してよりアグレッシヴにアプローチしています。	『Texas Flood』のページ参照。
09	Live Another Day	SRV

	<--"The Sky Is Crying"
	SRV TOP
	"The Greatest Hits"-->

ご意見・ご感想・情報は　Graffiti Wall (BBS) までお願いします。

---

参考文献
カバー曲に見るＳＲＶのルーツ：小出斉
GM Special Feature Series『Stevie Ray Vaughan』(リットーミュージック）
『魂への帰還／スティーヴィー・レイ・ヴォーン』
Joe Nick Patoski & Bill Crawford 戸根由紀恵 高橋恭子 訳。シンコーミュージック

---