2005夏 東北ツーリング Vol.6

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2005/8/2(火) (東北4日目)

朝。
とりあえず晴れてます。

バイク組が起き出した時には、すでにクルマの皆さんは出発してた。早いね。

今日の予定ですが、午前中に奥入瀬渓流を散策、午後から青森市内へ向かい、臨時キャンプ場にテントを張って、着替えてからねぶた会場へ向かう、というもの。
キャンプ場へ行く前に、北海道や青森でお世話になってる「津軽鼻子さん(本名=うそ)」に会いに行くことになってた。


 朝のひととき:奥の建物が泊まったケビン

奥入瀬へ

7:30頃、キャンプ場を出発。
まず「子の口(ねのくち)」の観光案内所で、バスの時刻表をもらう。
今回は、バイクを停めておいて、歩けるところまで歩いて、バスで帰ってこようという作戦らしい。
「らしい」というのは私が考えた計画じゃないから・・従うだけであります。

銚子大滝の所はクルマやバイクが停めておけるので、そこをスタートとする。
遊歩道は、奥入瀬渓流に沿って約14kmの遊歩道が延びている。徒歩なら片道4〜4.5時間らしい。
予定では2時間くらいとしていたので、半分くらいまで行けるかな?

薄曇りの天気だったけど、時おり日差しも差すので、木漏れ日がきれい。
やっぱりここのポイントは「木漏れ日」かもしれない。
観光バスが止まるポイントでは、時々混雑もあったけど、全般的にスタスタと進んでいける。

去年も奥入瀬は来たけど、バイクで走って、要所要所で止まるというパターンだった。
今年はずっとずっと歩く。こういうのもいいな。




こちらは実は前日の画像byタマ。爽健美茶CMのようですね。
私が怪しい売店で「豆腐パンはいくらだ?」「味噌パンと同じだ」とか言ってた頃に、3人は楽しんでいたのです。

途中で何度か休憩しながらも、黙々と歩き続ける。
2時間以上は堪能したか、それでもまだ半分くらいまでも行けず、元々「時間の許すところまで」という感じで考えていたので、バス停があるところで遊歩道から道路に戻る。※基本的に遊歩道は道路と平行している。

時刻表によると、少し待ったら定期便のバスが来るはずだが、だいぶ遅れてバス登場。
わりと混み合うバス(一応座れた)で、バイクを最初に停めた銚子大滝まで戻る。
この時点でお昼頃。腹減りましたね。


青森市までは2時間くらいであろうということで、昼飯を食ってから向かうことにした。
最初、行こうとした店は分かりにくい場所にあり、さらに見つけたけどイマイチっぽい、ってことで、国道沿いの喫茶店風のお店で食べることに。ミュージシャン風の店長が1人でやってる店。実際、写真などを見るとミュージシャンのようでした。
こぢんまりとしたライブもできるお店。カレーやらラーメンやらパスタにします。
何だか、わんがお疲れ気味で体調悪そう。大丈夫ですか?私もなぜかやたら眠いんですけど・・。


奥入瀬から青森市へ

ちょっと昼飯でゆっくりしてしまったけど、青森市に向かわねば。
臨時キャンプ場に着く前に、青森市内の鼻子さんに会いに行かないといけないし。

途中の酸ヶ湯温泉で休憩。温泉には入りません。
ヒロタさんは入ってないから、モロ見え混浴風呂を体験しておいても良かったかもね。でも1人じゃあな‥。

ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
あらら、少し雨もパラついたので、一応カッパを着ます。なんだか暑くて蒸れるのでツライ。
意外に交通量が多い道路を、のろのろバスの後ろについて、少しイライラしながら青森へ向かう。
山を下ったあたりで晴れてきたのでカッパを脱ぐ。
そこでとりあえず鼻子さんに連絡だ。
タマは北海道で会ってるからよく知ってるけど、わんは一応会ってるはずだがほとんど話してなく、ヒロタさんに至っては全く知らない人。
それでも結局みんな着いてくることになったので、4台で動く。

途中のポイントごとに電話をして道案内を聞きながら家を目指します。
しかし、昼飯とかでゆっくりし過ぎたこともあり、道もややこしくて迷う。
そのうち、ねぶたへ参加するための時間も危うくなってきた。

みんな疲れてきてるようだし、このまま引き連れるのも悪いってのと、ヒロタさんはねぶたの衣装も買う必要があったので、時間的にここで決断する必要があった。というわけで、私以外の3人は、先にキャンプ場へ行ってもらうことにした。
ねぶたの衣装もあり、臨時キャンプ場の場所も分かる私だけが、とりあえず鼻子さん家を目指すことに。
1人になると身軽になり、Uターンも思いのままなので、そこから5分後には鼻子さん家を発見!
おー!久しぶりっ。

「おっ、この子が娘のユイちゃんだね。かわいいなぁ。ちょっと抱かせて。おおーよしよし。あら〜、やっぱり嫌がっとるわ。やっぱりママがいいんやな。ほい、交代。これがニューセローだよ。今夜ねぶたに参加するよ。ほなな〜。ばいばーい。」

と、数分立ち話をして忙しくさようなら・・。

帰りに近くのコンビニによると、いきなり見知らぬ御婦人が声をかけてきた。
「徳島ナンバーのオートバイを見て、もしやと思って‥。家は分かりましたか?」とのこと。
なんと、その御婦人は鼻子さんのお母様でした(゜o゜;)。びっくりだ。
ひ、ひゃ〜、すごい偶然です。いやぁ、お世話になりました。

おっと、こうしちゃいられない。時間はギリギリだなぁ。
道はだいたい分かるので、すり抜けもしながらベイブリッジを渡り、臨時キャンプ場を目指す。


臨時キャンプ場

キャンプ場に到着したけど、広いのでみんなの場所が分からない・・。
タマに電話をしたら、マエダストアでヒロタさんの衣装を買い物中。
テントの場所を教えてもらって探すと、同じアーデインのテントが2つ並んでいるのを見つけた。
かずはすでに着替え中のようでした。

去年は5時出発だったのに、今年は30分早まって4時半らしい。な、なんですと!?もう時間ないぢゃん!(汗)
大急ぎでテントを立てて、速攻でねぶたの「跳人(はねと)」衣装に着替える。
そのうち、衣装を買いに行ってたタマとヒロタさんも帰ってきた。速攻で着替え開始。急げ〜。

着替え中

衣装に鈴を付ける間もなく、「とりあえず身にまといました」という感じで着替えを終えた。
あとは、現地に着いてから鈴を付けたり、たすきの調整もできるでしょう。
何とかみんな出発時間には間に合った。
正式衣装の足もとは草履なので、シフトチェンジはしづらい。ちなみに私は去年草履が足に合わなかったのでビーチサンダル。
それも余計にバイクの運転はしづらいけどな。
できれば、バイクに乗る時は靴を用意して、向こうに着いてから履き替える、というのが正解だと思われる。

 バイク集団で出発。この姿では運転しづらい。

ベイブリッジでは、チャリダーの皆さんがチャリを持ち上げて応援(?)してくれる。あははは。ピース!
今年は何とかムービーも回せましたぜ。見たいですかぃ?

バイク集団は100台以上はいたでしょうか。
港の近くのバイク置き場に整然とバイクを並べる。去年とは違う場所ですね。地面が土だったのがイマイチ。
そこからはぞろぞろ歩いて会場まで。
徒歩で20分くらいでしたかのぅ?


ねぶた会場へ

 待機中は腹ごしらえなど。

キャンプ場からは大急ぎで出発したものの、5時半には会場に到着。
しかし、ねぶた開始は6時50分(6時半にはねぶたが登場する)なので、実は結構現地では時間がある。
みんな夕食を食ってないので、コンビニで食べ物を買ったり、ねぶた用のドリンクを仕入れたり。
あとは、写真を撮り合ったり、トイレに行ったりとか。
去年の教訓から、今年はウチワを用意。これは必須。

6時を回ると、桟敷席には団体客などのお客さんが入り始めた。
そしてついにねぶたが登場!
我々バイク&チャリ軍団は、青森県板金工業組合さんのねぶたで跳ねるのだ。

今年の板金工業さんのねぶたは、北村蓮明(きたむられんめい)さん作の「国引(くにびき)」という題材だそうな。
一言で言えば「オッサンと龍」‥に見えるんですが、たいていは古代神話に基づいているらしい。詳しくは上のリンクを。

ねぶたの内部にライトが灯ると、ウォーーッと完成があがり、拍手が起こります。
おおっ、気分もどんどん昂揚してきたぞぇ!
号砲と共にお囃子が鳴り、いよいよ出発。



跳人軍団は、おなじみのかけ声「ラッセーラ、ラッセーラ」「ラッセ、ラッセ、ラッセーラ」と叫びながら跳ねまくり。
ポーツマス!ポーツマス! ・・ああっと、これはネコひろしだ。間違えないように注意。

基本は右足2回、左足2回のピョンピョンの繰り返し。
10分もまじめにやってると、すでに汗だくになって、足にも負担がかかってくる。
「声だけ出しながら適当に手を抜いて歩く」というのを入れないと最後まで体力が持たないぞ。
最初に用意してた500mlペットボトルのスポーツドリンクも途中でなくなった。

 跳人。

ねぶたは、1周3〜4キロの周回コースを1周して終わる。
曲がり角のあたりは、見物客も多くて、4トンのねぶたが曳き手によって、上へ下へ、あるいはグルグルと豪快に動かされる。
これが見せ場。見物客からも大きな歓声があがる。跳人も手が抜けず、見物客が盛り上がってる前では、頑張って声を出して跳ね続けないといけない。ヒェ〜、キツイぞー。

最後の方になると、さすがに足に来てへろへろ。日頃の運動不足を身にしみて感じるなぁ。
そうこうしているうちに、出発地点が見えてきた。ここまで来たら終わり。
だいたい2時間弱くらいだろうか。8時半過ぎには終了。

ねぶたの終了はアッサリしたもので、さっさと格納庫へ帰る。
帰りのお囃子のメロディはちょっと情緒のある静かめの音楽に変わるのだ。
跳人として参加してると、自分たちのねぶたしか見られないので、終わってから道ばたでいたら、帰って行く他のねぶたを何台か見ることができる。子供ねぶたも、ちょっと小型でアニメを題材にしたものなど、かわいいのがある。

去年は終了後、お茶をしたりして、帰りが遅くなったため、バイク置き場までの道で迷って迷って大変だった。
今年は同じヘマはしない。
他のみんなが帰って行くところに着いていって、バイク置き場までは無事に戻れた。
クルマの人たちも、それぞれ解散。みなさん、お疲れさまでした!

 最後にパチリ。あれ?人数が増えてるぞ。


バイクで走ると、汗をかいてぐっしょりの衣装が冷たく感じる。
心地良い疲れとともにキャンプ場まで戻る。

今年はまだ早い時間だから、バイクで近くのコロナ温泉へ。
やはり結構混み合っていたけど、とんでもなく混んでいるというほどでもなく、風呂に入れて良かった。
風呂上がりは、温泉の食堂で軽く食事など。
畳の部屋なので、思わずくつろいでしまったよ。

ジャージの姿でキャンプ場まで戻って、酒盛りをする間もなくそれぞれテントへもぐり込む。
キャンプ場に連泊して、ねぶたに連続参加する人たちは、タープなどを張って鍋やバーベキューなど、長期滞在型のキャンプとなる。
夜遅くまで宴会をしているグループも多いけど、我々は明日は秋田まで帰ってしまう日。
早めに寝てしまうのだ。
疲れもあって、まわりのキャンパーの話し声がしてても、すぐに眠りについてしまった。


本日の走行:99km


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