2005夏 東北ツーリング Vol.2

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2005/7/29(金) (旅の2日目とする)

8時半頃に起床。
タマは先に起き出して、風呂に行ったみたい。わしはまだ寝ます。

フェリーは11時出港なので、手続きは10時くらいまでにやっておかないといけない。
まあ本当はもうちょっとゆっくりでも大丈夫だけど。
「ビジネスインかもしか」からフェリー乗り場までは5分もかからない。逆算しても時間は余裕だ。

朝風呂からの帰りの廊下で、タマは駐車場からたまたまN田さんに声をかけられたらしい。
おお、クルマ組も無事に到着しているのですね。

荷造りをしている間も、暑くて汗が出てくる。いい天気だ。
この建物の横には、どうやら宿のおばちゃんが飼っているらしい犬やニワトリがいる。おばちゃんは「動物園」と言ってた・・。
不思議な宿です(笑)。安いしフェリー乗り場に近いので便利ですが、それなりに老朽化してます。

置いてある雑誌や漫画のセンスは少し怪しい。
朝っぱらから、見たことも聞いたこともない雑誌を何気なくパラパラとめくると・・
「水死でパンパンになった死体」「身元確認のため並べられた死体」「トラックに積まれた死体」・・

(=д=;)。。。

な、なんじゃぁこりゃ?

起き抜けにいきなり死体グラビア写真ですさまじいゲンナリ度のわし。
インドネシア津波の惨事の記事みたいでしたが・・。
ありえへん。パタンと雑誌を閉じる。見んかったことにしよう・・。

サアッ、今日モイイ天気ダナーーー。

かもしか

宿を出ると、ヒロタさんが「今さっきまでN田さんがいましたよー。」「そうらしいね。」
ふと道路を見ると、N田さんのクルマが走り去るところだった。あぁ残念、一足違い。つめたいのう。

さて、出発準備OKとなったので、まずは港と逆方向へ1〜2km行ったところのコンビニで買いだし。
フェリーに乗る前に食べる朝ご飯、それに船内に持ちこむ昼ご飯、おやつ、飲み物などを買い込むのだ。
食事は船内のレストランでも当然できるんだけど、高く付くので1食分くらいは浮かすのが貧乏ライダーの常識。
ちなみに船内には売店もあるので、必要なら買い物もできる。飲み物なども別に値段が高いということもなく、たいていのものは揃っているから、何が何でも事前に買っておく必要もないんだけど・・。ちなみに給湯室もあります。カップ麺とかを食ってる人は多いです。

敦賀港

敦賀港へ行くと、クルマ組の3人(3台)とも無事遭遇。とりあえず、全員港までは着いたね。
去年はここまでたどり着けなかったので、敦賀港まで来られただけで、なんというか達成感というか、残尿感というか・・。

いつもの習慣で乗船名簿を書こうとすると、「インターネット予約をしてる人は名簿書かなくていいんぞ。」とAzmk談。
えぇっ?そうなのか。初めて知った・・φ(..)メモメモ。
古くからの新日本海フェリーの常連なもんで、自然に体が動いてた。最近はハイテク化されてるんか。
ネット予約の時に使ったクレジットカードを渡し、4桁の予約番号を告げればOK。簡単じゃ。

フェリー乗船待ちの列にバイクを停め、乗船開始までのしばしの間に朝ご飯を食う。
タマは思いっきり肉がのった丼弁当みたいなのをモリモリッと食ってる。朝からよく食えるなぁ。。
わしは確かサンドウィッチで無難にすませた。


乗船待ち

乗船

まずはクルマから乗船開始。10:30乗船。
11時、定時に出港。これは私だけの感想だが「敦賀から無事フェリーに乗れて本当に良かった(T_T)」。感慨もひとしお。

今年は仲間7人全員が二等寝台。
※ちなみになぜか私のATOKは「新台」が第一候補なんですけど・・。まあええ。
たぶん今回のメンバー内では私が一番新日本海フェリーには乗ってる回数が多いと思うけど、今まですべて二等和室だった。
寝台は今回が初めて。ほほぅ、シーツや枕カバーがある。カーテンがある。プライバシーがあるんだなぁ、と妙に感心。

出航後、ちょっと落ち着いたところで昼食の時間。
ここでも朝買ってきた弁当ですませる。
テレビが置いてあるフェリー中央のロビーみたいなところの椅子に座って食うのだが、あまり違和感なし。

午後は、まだ東北到着後のルートも怪しかったので、フェリーのカフェラウンジ(非営業中)に集まって、段ボール箱に入ったポテチをかじりながら地図を広げて、ちっともまとまらない会話をしたり。
どの天気予報を見ても、どうやら到着後の2日間くらいは天気が怪しそうなのが少しブルーだな。
バイクはもちろん雨はイヤだが、クルマ組の人も山登りとかを予定してるそうなので、かなり天気に左右される。
私の中では、雨ルートと晴れルートが大まかにできてたのだけど、それがみんなにどうねじ曲げられて伝わってるか、だ。


午後のひとときは映画でお楽しみください。
私が以前ソロで秋田行きのフェリーに乗った時は、「悪魔を憐れむ歌」という青い大海原の船旅に似つかわしくないオカルト映画(゜o゜;)だった。それ以外にも「学校の怪談」とかやってた。その印象が強くて、「新日本海フェリー=ホラー映画」という図式が定着してたんだけど、今回は「クイール」。一応今回のメンバーで平均年齢を下げているフクは、「クイールを食い入るように見る・・」などというナイスなダジャレをぶちかまし、我らサーティーズのオヤジ軍団の仲間入りをアピール。でもすでに十分溶け込んでます。
話がそれましたが、映画の内容は盲導犬の一生を描いた日本映画の感動作でした。
出演は小林薫、椎名桔平など。未見だったので見られて良かった。

映画が終わったらフェリーの大浴場へひとっ風呂。
風呂から出たら、そろそろ夕食の時間、と、約20時間もの船旅ですが、わりと普通に時間は過ぎていく。
メンバーの何人かは卓球に行ってしまったりしてたけど、私は読書などでのんびり過ごす。「遠野物語」を読むのだ。
柳田国男の元祖「遠野物語」より、井上ひさしの「新釈遠野物語」のほうが読みやすくて面白いです。


夕食は船内のレストランで。
バイキング形式になってて、お盆を持って並び、まずメインとなるおかずを取り、一品料理などを取り、ご飯とみそ汁を注文して、デザートなどを取ってると、すぐに1500〜2000円くらいになってしまうんですねぇ。
なので、私は調子に乗ってそんなに取りません。どーーも学生時代からの貧乏性が抜けない・・。
夕食は豚角煮定食にします。豚の角煮と大根、それに煮卵がワンセットになってるおかずにご飯とみそ汁をセットにして870円。このレストランでは安上がりな方だ。例えば、唐揚げならお皿に唐揚げしか乗っていない、という感じが主流なので、一皿に複数種類のおかずが乗っているものを選ぶのがコツです。


夜は11時頃に新潟港に寄港するはずだけど、翌朝が早いので早めに就寝。。

新潟港・・・なんだか切ない響きだ。なんでだろ?


本日の走行:6km


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