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2001 GW 能登ツーリング その2

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2001GW 能登ツーリング2(2001/5/1)


5/1(火)

七尾を出たのは朝の7時過ぎ。
天気はいい(^^)。

実は今日は能登半島ツーリングのメイン日。見どころてんこ盛りの日。
考えてみれば、今日1日だけで回りきる感じになってしまう。いけるんかいな・・。
昨夜練ったプランでは、8の字の形で走ることになるはず。


★輪島朝市
何と言っても優先は、午前中だけの「輪島朝市」。午前8時くらい〜11時半くらいがいいらしい。
9時前に着いたので、ちょうど良い感じ。

道端にバイクを停めて、朝市通りを歩く。
相変わらずめちゃめちゃ面白いわ、ここは(笑)。
「輪島の朝市、ばあーちゃんだらけ」という名言があるが、本当にそうなのだ。
学生時代に来たときも、わりと面白かったような記憶がある。
ただ歩いているだけで、「兄ちゃん、買って」コールがあちこちから。すごい(^^)。
売っている物は、民芸品から、カニなどの海産物、野菜、輪島塗、その他いろいろ・・。
バラエティに富んでいる。

民芸品のお店 民芸品などを売っている。後ろの「ぬしや」が気になるな。


一応ちゃんとした露店?もいいのだが、注目したいのは、ごく小規模なばあちゃんの店だ。
手押し車で商品とゴザと座布団を持ってきてると思われるのだが、せいぜい売り場面積は畳半畳分くらい。ちょっとした商品を並べて、ちょこんと座っているのだ。ワラ細工などの民芸品を売ってる老婆はまだいい。「兄ちゃん、これ買うて。これは100円。こっちは200円・・」とか声をかけてくるのだけど、それにも増して面白いのは、それよりもさらに小規模な売り場の老婆だ。

例えば、昆布を3〜4束くらいを前に置いてるだけの昆布専門店、たくあんを数本置いているだけのたくあん専門店など。
中には、こりゃ何だ?というようなものを売ってるばあちゃんもいた。
「ネコちゃんにマタタビ」と書かれた紙を路上に貼って、マタタビを売ってる老婆とかも。
うーん・・面白い。

普通、観光地の呼び込みは、少々うんざりするものだが、ここは観光地でもあると同時に、「市場のそれ」ということもあり、向こうも「冷やかし」に慣れてるのか、適当に受け流すことができる。
時間があれば、おばあちゃんなどと話をしても楽しいかも。

ばあちゃんだらけ   ばあちゃんだらけ
向こうは昆布専門店。手前は・・? 何を売ってるんだろ??
  


★白米(しらよね)の千枚田
斜面に広がる壮大な棚田である。道路脇の展望所から見渡せる。
展望所は、いつの間にか道の駅になっていて、トイレやちょっとした売店もあった。
田植え&稲刈り体験者としては、ここは作業が大変そうだという感想がまず一番だ(誰でもそうか?)。
全部手作業なんだろうなぁ。。

なんまいだ〜せんまいだ〜 千枚田


★恋路海岸
ここは、今回のツーリングの目的のひとつとなっていた場所。
というのも、この駅には、都道府県別のノートが置かれているのだ。学生時代のツーリングの時に偶然見つけて、その時にノートに何かを書き込んで帰ったのだが、はたしてそれが残っているかどうかを確認したかったのだ。
あれから約12年。まるでタイムカプセルを開けるような気分。

たどり着いたら、懐かしさもあって、ドキドキした。
・・・しかし、覚悟はしていたけど、さすがにそんな昔のノートはなくなってた。そりゃそうか。残念。。。
ここ1〜2年のノートは置かれてた。でも、最近のやつでも、すでにボロボロになってた。こりゃすぐにダメになりそう。一応、今回も徳島県のノートに書き込みをしてきました。暇な人は見に行ってみてください(笑)。


階段を上っていった高台に駅がある 遠くの上の方に見えるのが恋路駅


★穴水まいもん体験農園
約100万本の菜の花が咲いている。鮮やかな黄色が映える花畑。
名前とはあまり関係ないようだけど、一面の菜の花畑が見どころみたい。
ほとんどお客さんがおらず、静かな場所だった。蜂の羽音の音だけが響く、のどかな風景。
「まいもん」というのは「うまいもの」の意味みたい。なにがうまいのだろう??

菜の花が一面。真っ黄色。怖い? 100万本の菜の花畑


★ぼら待ちやぐら
不思議な形のモニュメントが海の中に立っている。
昔は、これで魚が捕れるのを待ったらしい。今は漁業用ではなく、単なる観光用となっている。
人が乗っているのかと思ったのだけど、どうやら作り物のよーだ仙人。

ぼら待ちやぐら。不思議な形。 ぼら待ちやぐら


★琴ヶ浜
学生時代には、ここでキャンプをしたのだ。すんごい懐かしぃ〜。
今はキャンプ場じゃなくなってるみたい。
ここは、夕日が海に沈むのがとても美しいスポット。
砂は「鳴き砂」として有名で、キュッキュッと鳴くらしい。でも普通に歩いただけでは鳴かないみたい。
10年以上前のソロキャンプが懐かしかった。これまでの人生で最も綺麗な夕日を見た場所。

琴ヶ浜。夕陽が海に沈むシーンは感動。 鳴き砂の琴ヶ浜


★ヤセの断崖
松本清張の推理小説「ゼロの焦点」で、ヒロインが身を投じたという断崖絶壁である。
かなりこわいぞ。高所恐怖症の人は注意。ただそれだけなのですが。
高さは35mらしい。なぜ「ヤセ」かというと、昔土地がやせていたとか、その場所に立つとやせる思いがする、ということから名付けられた、という説明の看板が立っていました。

★魚のいない水族館
こういうものがある、というのを知った時点で、行ってみなければと思う私も私だな。マニアック。
実はあまりメジャーでもなく、全く流行ってもいない様子。何とも、人をナメている施設だ(笑)。
寿司屋に行って「寿司はないんです。ケーキならありますが・・」と言われているような気分ですね。

危うく通り過ぎてしまうところだったが、異様なドーム状の建物がそれであった。
入場料は500円。受付のオネーちゃん2人は暇そうにおしゃべりしてた。客は私一人きり。
思っていたより随分と小さな館内で、10分もあれば見て回れる。
内容はギンパニみたいなもんだ(笑)・・分かる人にしかわからんかな。
要するに、壁のTV画面の中で魚が泳いでたりする。CGのものもある。
例えば、クリオネがいるのだが、ここのクリオネは喋る(!)。「僕、クリオネ。触ってみて〜」とか言う。さわってみたら(実際は立体映像なので触れないが)、「くすぐったーい」とか言う。オラァ!
ハリセンボンもいる。手を近づけたら、針を立てて膨らんだ姿に変わる。普段、生きてる水族館では、なかなかこのような姿は見ることができないので、ある意味貴重かも。
フクロウナギもいるよ。ショボいけど。
ハイビジョンシアターというのがあり、私一人のために上映してくれました(^^;完全貸し切り。
イルカが主役で、交尾とかも見えるよ。

実物の魚はおらん。500円は高いぞ。 魚のいない水族館


★能登の市町村
町境を越えるたびに、「○○町」という看板があるのは普通だが、能登の町には「○○の町」という肩書きがついている。それも「おにぎりの町」「テニスの町」「ソフトボールの町」等々・・。どうしてそうなのか?という由来を調べながらだと楽しめるかも(笑)。
なんかしらんけど、面白かった(笑)。

★高岡市
そうして、能登半島をほぼ1日で回り終えて、今夜は富山県の高岡市に泊まる。
「アクアパレス」という健康ランドだ。広くて施設もまあまあ。ここでは映画上映後のシアタールームで寝た。


(本日の走行305.5km)


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