Helmet(ヘルメット) ('03/10/7)


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空軍編

HGU-2/P
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 主に 1960年代に使用された米空軍ヘルメット HGU-2/Pです。写真のヘルメットはベトナム戦争時代のもので迷彩カモフラージュパターンのテープが全面に貼られています。

 ヘルメット内部のヘッドフォンとダークバイザーを新品に交換していますが、後は当時のオリジナルの ままです。内装のスポンジが劣化していささかくたびれた状態ですがベトナム戦争時代のヘルメットとしては良い状態です。一緒に写真に写っている酸素マスク は MBU-5/Pです。

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HGU-2/P
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 こちらも上と同じ米空軍の HGU-2/Pですが、デッドストックとして保管されていた未使用新品を入手したものです。
 内装のヘッドフォンや酸素マスクのレシーバーを取り付けると共に、バイザーハウジング(バイザー保護用の カバー)を HGU-2/Pから後継の HGU-34/P用の物に交換しています。その為外観的には HGU-34/Pと区別が付かなくなっています。

 マーキングは PC上でデータを作成し、インクジェットプリンターで白紙シールに印刷した物を貼ってあります。青を基調にしてアクセントにホワイトを使用したカラーリン グの DTFオリジナル仕様という訳です。一緒に写真に写っている酸素マスクは MBU-12/P (ALLGreen)です。

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HGU-26/P
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 こちらは HGU-2/Pの発展型、米空軍ヘルメット HGU-26/Pです。HGU-2/Pとの最大の違いはデュアルバイザー仕様となっている点で、バイザーハウジング側面にバイザー開閉用のスライドノブが 取り付けられています。(左がスモークグレーバイザー、右がクリアバイザー)

 国内のコレクターの方からお譲りいただいたのですが、内装も含めて非常に良い状態でした。(電装品 も完動)
 当初はオリジナルペインティングのベースにしようとして入手したのですが、アンティーク的な魅力に溢れる このヘルメットを再塗装してしまうのは惜しく感じられて結局そのままにしています。

 一緒に写真に写っている酸素マスクは MBU-12/P(ALLGreen)で す。

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HGU-55/P
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 米国航空部隊の共通装備として急速に普及した皆さんおなじみのポピュラーなヘルメット。現在も多くのパイ ロットに使用されています。沖縄の米軍払い下げ業者の方からヘッドフォン等の電装品も完全な状態で新品で入手しました。
 この HGU-55/P以前には米空軍と海軍では似て非なる別々の規格のヘルメットを使用していたのですがこのモデルでは統一されています。

 HGU-2/Pや HGU-33/Pでは収納時にバイザーがバイザーハウジングで保護されるようになっており、バイザーロックと呼ばれるダイヤル状のノブで固定する事が可能 でした。
 しかしこの HGU-55/Pではバイザーは常に露出状態で、ゴムで両端を引っ張る張力のみでヘルメットに固定されています。バイザー未使用時の表面保護対策に至って はベロクロの両面テープで皮製のカバーを貼り付けるだけです。

 より軽量でより高い安全性を実現した新素材のヘルメットなのですが、バイザーの簡素化については特 に海軍の高速機で問題になり、後継の HGU-68/Pを生む事になります。また、空軍においては CombatEdgeと呼ばれる耐G改良型が登場しています。一緒に写真に写っている酸素マスクは MBU-12/P (ALLGrey)です。

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 HGU-55/P(改)
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 上記の HGU-55/Pに海軍用の HGU-33/P用 のバイザーキットを取り付けた米空軍カスタムヘルメットです。米海軍でも同様の改造は多く施されました。(最も有名なのは BlueAngelsです)
 HGU-33/Pや HGU-34/Pのデザインに慣れ親しんだ飛行士にとっては、HGU-55/Pのデザインは必ずしも歓迎されなかったようです。(バイザーの固定問題も あったようですが)

 写真の HGU-55/P(改)はハワイの州空軍が出所との事です。入手時点ではほとんど未使用状態で電装品も完備されており、ヘルメットの左側面にブームマイク が取り付けられていました。

 戦闘機の飛行士がブームマイク付きのヘルメットを使用する事はほとんどないので、個人的な趣味で ブームマイクマウントは外してあります。
 一緒に写真に写っている酸素マスクは MBU-12/P (HoseGreen)です。

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 HGU-55/P CombatEdge
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 HGU-55/Pの改良型として F-16パイロット達に現在使用されているのがこの最新型 HGU-55/P Combat Edgeです。専用の酸素マスク MBU-20/Pと共に新品で入手しました。ヘッドフォン等の電装系は完全な状態でした。

 このヘルメットでは高機動時に耐Gスーツと同じ原理でパイロットの後頭部をエアバッグ状のユニットで血液の逆流を防ぐ仕様になっています。その為酸素 マスクは後頭部への専用のホースが追加された MBU-20/Pを使用します。通常は併せて CSU-17/Pという Gスーツ機能のベストも使用します。

 基本的にベースになった HGU-55/Pに Combat Edgeシステムという改造パーツを増設したものなのですが、今後設計される高速機用の新型ヘルメットではこの CombatEdgeシステムが標準搭載されるようです。

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 HGU-55/P CombatEdge 334th FS ('02/7/3)
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 HGU-55/Pの改良型、HGU-55/P Combat Edgeと専用の酸素マスク MBU-20/Pです。
 ノースカロライナの US Air Force 334th FS Eagles - Seymour Johnson基地の F-15E搭乗員の装備を入手しました。

 ヘッドフォン等の電装系 は完全な状態で、部隊パッチを取り付けたバイザーカバーとクリ アーバイザーも併せてお譲りいただいています。
 実戦部隊で使用された Flight Gearとしてはダメージは最小でした。

 すでに上記の F-16コレクションで HGU-55 CEを所有していましたが、近日中に F-15Eの搭乗員装備(Flightスーツ、ハーネス、サバイバルベスト、G-suit等)を入手予定の為、追加で入手しました。

 このヘルメットでは高機動時に耐Gスーツと同じ原理でパイロットの後頭部をエアバッグ状のユニットで血液の逆流を防ぐ仕様になっています。その為専用 の MBU-20/P酸素マスクは後頭部への専用の ホースが追加されています。通常は併せて CSU-17/Pという Gスーツ機能のベストも使用します。

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海軍編

 
 HGU-33/P
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 米海軍用 HGU-33/Pです。これは電装品完備のデッドストック新品を、プロの方に反射テープでのマーキングをお願いしました。ヘルメット全面に白、赤、黒の反 射テープを使用して VF-41 Black Acesのマーキングを施しています。

 この HGU-33/Pは素材の関係で重量がありヘリコプターや低速の固定翼機なら問題ありませんでしたが、高速のJet戦闘機では高G機動時にパイロットの首 に掛かる負担が大きい為、空軍でも採用された軽量でシンプルな HGU-55/Pへと移行したようです。

 このヘルメットは F-14部隊 VF-41という事で、一緒に写っている酸素マスクは F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Green)で す。

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HGU-33/P
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 こちらも米海軍用 HGU-33/Pです。国内のコレクターの方からお譲りいただきました。
 お譲りいただいてから前のオーナーの方に伺った話では、今は解隊されてしまった VX-4の飛行士が私物として使用していたヘルメットとの事で、FlightSuit社のカスタムヘルメットである事を示すクロームメッキ製の酸素マスク レシーバーが取り付けられています。

 電装品も含めて内装は完全な状態でした。ごく僅かですが表面塗装にキズがあり、地のグレーが露出し ていたのでその部分のみ市販塗料でレタッチしてコンパウンドで磨いて補修しています。

 当初は白の反射テープで全面を覆った上で F-14飛行隊のいずれかのマーキングを施そうと思っていたのですが...このヘルメットの履歴を考えるととりあえずこのままでコレクションして置こうと 思っています。

 一緒に写っている酸素マスクは F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Green)で す。

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 HGU-33/P
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 米海軍用 HGU-33/Pです。ヘルメットマーキングを専門にされているプロの方からお譲りいただきました。
 映画ファイナル・カウントダウンの 2/21 DVD発売を祝して(ウソ)VF-84 Jolly Rogers仕様の HGU-33/Pフライトヘルメットです。(^-^)

 これまで VF-84仕様のヘルメットは HGU-33/P 風に改造してエアブラシで塗装された HGU-55/Pですでに収集していたのですが、遂に念願の反射テープ版の HGU-33/Pを入手しました。
 この HGU-33/Pはベースの黄色はもちろんシェブロンの黒、Skullマークの白などが全て反射テープで美しく仕上げられています。

 現在の米海軍ではヘルメットの 8割を白の反射テープで覆う規定になっているので、現在の Jolly Rogers VF-103では割とおとなし目のマーキングが施されています。古き良き時代の Tomcat乗りの象徴的なヘルメットコレクションとなりました。(^-^)

 電装品も含めて内装は完全な状態でした。ごく僅かですがストラップの皮革部分にに破れがありました が、手持ちの予備部品と交換しています。

 一緒に写っている酸素マスクは F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Green)で す。

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 HGU-33/P('03/3/11)
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 これはジャンク状態だった HGU-33/Pヘルメットをレストアして、映画「TOPGUN」のヘルメットマーキングを実施してみたものです。(^-^)v
 
 今回の HGU-33/Pはシェルは傷だらけでブームマイク用の穴が開き、アビオニクス無し、バイザー無しの状態でした。
 シェルをエポキシパテで補修し、アビオニクスやストラップ、バイザー等は新品の交換用部品を用意しての作 業です。

 映画「TOPGUN」で主人公達が撮影時に使用していたヘルメットは、実際は HGU-33/Pではなく、Flightsuit社が HGU-55/P用のシェルに HGU-33/Pのバイザーを取り付けたカスタムヘルメットらしいのですが、今回は手持ちの HGU-33/Pのレストアそのものが目的なので良しとします。(ヘルメット左側面のアビオニクス用のコネクタの位置が異なります)

 マーキングはベース塗装を濃紺のラッカー塗料で実施した後、赤・白・黄色の反射テープで再現しまし た。

 Flightsuit 社のいわゆるレプリカヘルメットは高価な割に「映画で使用されたヘルメットとは色味が根本的に違う」、「バヨネットレシーバーが塗装されていな い」、撮影で使用されたヘルメットのマーキングは反射テープで実施されているがレプリカは「塗装のみで表現」などの問題があります。

 今回のレストアで掛かった費用は塗料代や反射テープ代、補修部品代を合わせて約 15,000円でした。元のヘルメットが約 13,000円だったので、3万円以下で「気分はマーベリック!」という訳です。(^-^)v

 一緒に写っている酸素マスクは F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Green)で す。

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 HGU-34/P
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 米海軍 HGU-34/Pです。外観・基本的な仕様は HGU-33/Pに準じています。HGU-33/Pは 飛行士が個人として購入した私物であったのに対して HGU-34/Pは海軍からの支給品との事です。

 日本の航空自衛隊でも国産ヘルメットが登場するまで一時期使用されていたようです。私が入手した最 初の記念すべきヘルメットで、AREA88や TopGunに影響されてこのヘルメットを知り合いのつてで新品で入手しました。

 入手時点では酸素マスクのレシーバーは付属していたのですが、内装のヘッドフォンが未装着だったの で新品のユニットを取り付けてあります。最初はヘルメット本体、バイザーハウジング共に全て淡いブルーグレーで塗装されていましたがその後好みでツートンカラーに再塗装していました。

 今回 (11/3) 全面を反射テープでお化粧直しして VF-213 Black Lions仕様としてみました。

 この HGU-34/P用の予備のバイザーハウジングを前述の HGU-2/Pに取り付けたという訳です。
 このヘルメットは F-14部隊 VF-213という事で、一緒に写っている酸素マスクは F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Grey)です。

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  HGU-55/P
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 空軍編でご紹介した HGU-55/Pと基本的には同じモノなのですが、米海軍では 80%以上を白の反射テープでマーキングする規定になっている為、残りの 20%で部隊マーキングが施されています。
 こちらは空軍仕様の中古放出品の HGU-55/Pを私が 1インチ幅の反射テープでマーキングして、厚木に配備されていた米海軍 VF-21 FreeLancers仕様にしたものです。(もう解隊されてしまいましたが)

 実際にかなり使い込まれており表面に大きなキズがあったので、テープを貼る事で補修の意味もあって 思い切って海軍仕様にしてみました。
 レシーバー、コネクタ等の電装品等は完全な状態でした。バイザーにはかなりキズがあったので別途入手した 夜間作戦用のクリアーイエローのバイザーに換装してあります。

 このヘルメットは F-14部隊 VF-21という事で、一緒に写っている酸素マスクは本来 F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Grey)とするべき なのですが、間違って空軍用の MBU-12/P (HoseGreen)で撮影してしまいました。

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 HGU-55/P(改 その2)
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 この HGU-55/Pは HGU-68/Pが正式に採用されて普及するまでの間に、過渡期的に使用されている改良型のモデルです。
 基本的な外見は通常の HGU-55/Pと変わりませんが、HGU-68/Pや HGU-87/Pで使用されているのと同じインテグレイテッド Chin/Nape ストラップが使用されており、高 G機動時には飛行士の首の負担が軽減されます。

 現地部隊の装備部門にて既存の HGU-55/Pを インテグレイテッド Chin/Nape ストラップのキットを使用してこのモデルにアップグレードする例が多いようです。
 実際にアップグレードする手順が Trey氏の www.flighthelmet.comに て紹介されていますので興味のある方はご参考にどうぞ。

 今回入手したこのヘルメットはハイビジとロービジの中間的な VF-103/Pのマーキングが反射テープにて施されており、非常に美 しく仕上げられています。
 レシーバー、コネクタ等の電装品等は完全な状態でした。
 このヘルメットは F-14部隊 VF-103という事で、一緒に写っている酸素マスクは本来 F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU -14/P(Grey)です。

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  HGU-55/P  ('03/2/25)
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 こちらは空軍仕様の中古放出品の HGU-55/Pを私が 1インチ幅の反射テープでマーキングして、厚木に配備されている米海軍 VF-154 BlackKnights仕様にしたものです。レシーバー、コネクタ等の電装品等は完全な状態でした。

 セットで販売されていた別の装備がどうしても欲しくて、表面のキズやネジ穴、汚れ等で状態がひど かった空軍版の HGU-55/Pヘルメットを抱き合わせ的に入手したのですが、パテでキズや穴を補修、反射テープを貼って、エッジロールを塗装する事で見違えるようなヘ ルメットに仕上げる事が出来ました。
 すでに VF-154のマーキングの HGU-55/Pヘルメットは所持していたのですが、海外のコレクターの方で素晴らしいデザインの VF-154のマーキングの HGU-55/Pをお持ちの方がいたので挑戦してみました。

 当初はエッジロールの塗装にラッカー系の塗料を使ったのですが、スポンジ状の部分で伸縮がある為、 ひび割れてエライ目に遭いました。(^-^;
 そんな時 DTF Briefing ROOMにてエルロンさんからソフトビニール用の Vカラーという塗料をご紹介いただきました。
 この Vカラーは食いつきが良い上に皮膜の伸縮性が極めて高いので、よほど厚塗りしない限りひび割れはなさそうです。(エルロンさんありがとうございました)

     Click for Large Shot('03/2/25)

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 : ('03/2/25) ヘルメットマーキングのプロ Paul氏から、実際の VF-154で施されているマーキングの詳細資料を頂戴したのをきっかけに、半ジャンクの空軍版 HGU-55/Pを本格的にレストアして、HGU-68/P風に仕上 げてみる事にしました。

 具体的にはストラップを HGU-68/Pと同じ新型のインテグレイテッドネイプストラップに換装し、内部のライナーもTPLライナーに変更しました。
 加えてイヤーレシーバーをレ ザーイヤーカップに交換し、外観を HGU-68/Pと同様にする為にバイザーのストッパーパッドを取り去りました。
 HGU-68/Pの外観上のアクセントとなる ANVISナイトビジョン用のマウントを固定する為の金具は、本物の金具をシリコンで型取りして樹脂で複製した物を取り付けています。

 インテグレイテッドネイプストラップへの換装には従来のストラップ(チン、ネイプ共)用の穴(左右)を埋めた上で、新しくインテグレイテッドストラップ用の穴を開けて固定用の部品 (Integrated Strap Grommet)を埋め込みます。
 穴を開ける位置や大きさは米海軍が使用している専用の改造用テンプレートを使用して作業しました。

 反射テープの貼り替えは盾のマーキングを Paul氏から提供いただいた資料を元に VF-154仕様を忠実に再現し、「BLUEKNIGHT」のコールサインのマーキングも黒縁取りの赤で実 際の VF-154に準じて作り直してみました。
 最後にバヨネットレシーバー(酸素マスクのレシーバー)をつや消しの黒に換装して終了です。

 今回の作業で帽体(シェル)こそ HGU-55/Pですが、それ以外はバンジーバイザー仕様の HGU-68/Pそのままに仕上げる事が出来ました。

 一緒に写っている酸素マスクは 新品の部品で理想的な状態に組み上げた MBU-14/Pです。

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 HGU-68/P
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 さて、そうした HGU-55/Pの反省を踏まえ、シンプルな構造と軽量かつ強防護性能、バイザー固定問題のクリアを目指して開発された現用米海軍 Jet戦闘機用ヘルメットがこの HGU-68/Pです。(^_^)

 中古で反射テープが所々剥がれ、レシーバー等のアビオニクスも欠落した状態で入手しました。スペア パーツを別途入手して電装系を修復、全面に反射テープを貼りなおして VF-213 Black Lionsとしてマーキングも実施しています。

 マーキングについては Trey氏の check6Aviation.comで 紹介されている本物の VF-213の HGU-68/Pヘルメットを参考に全て反射テープにて実施し直しました。(7/23)

 シェルの基本的な作りとデザインコンセプト等は HGU-55/Pを踏襲していますが、問題のバイザーの固定問題では左側面に近い位置にバイザーロックが復活しています。ただしバイザーハウジング自体は 装備されずバイザーは常に露出しています。

 このヘルメットは F-14部隊 VF-213という事で、一緒に写っている酸素マスクは F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Grey)です。

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 HGU-68/P ('02/12/03)
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 こちらは HGU-68/Pを工場出荷時の完全な新品状態で入手したものです。Gentex社製 TacAirモデル。

 同じ HGU-68/Pでも汎用固定翼機やヘリコプターで使用される場合もあるのでブームマイクマウントが取り付けられている物がありますがこのモデルは酸素マ スクレシーバーのみが装備されており Jet専用でした。

 当初は工場出荷時のパー ルホワイト塗装があまりに美しいのでそのままにしていました。
 しかし米海軍では規定で白の反射テープを必ずヘルメットに貼る事になっているので Trey 氏のテーピング講座を参考に全面に反射テープを貼ってみまし た。

 問題は部隊マーキングです。当初は VFA-192 「GoldenDragons」にしようと思っていたのですが、貼ってみると意外に映えない。あげくに友人には尾を丸めたドラゴンがサクラエビと 誤認される始末。(^-^; (VFA-192ファンの人、ゴメンナサイ)

 色々悩んでいたところ、現在の F-14飛行隊では多くの飛行士が HGU-68/Pの専用バイザーをレールごと取り外して、HGU-55/Pのバ イザーを取り付けてFlightしている事を思い出しました。(左の飛行士はレールを外した後、反射テープをヘルメット全面にわざわざ貼り直して いるのに対して、右の飛行士はレールを外した後そのままにしています)

 補足:(10/27) 米海軍の戦闘機・攻撃機の搭乗員は現在は HGU-68/Pを使用する際、例外無く HGU-55/Pのバイザーを使用しているそうです。理由は彼らは夜間作戦時に ANVIS-9ナイトビジョンゴーグルを使用する為です。 HGU-68/P本来のバイザーをレールごと外して、レールを取り付けていたネジ穴にナイトビジョンゴーグルを取り付ける金具を固定します。 現在では HGU-68/Pを専用のバイザーで使用するのは S-3Bや E-2C、EA-6Bの搭乗員らに限られます。 以上の情報は 現役海軍航空士の Spanky氏よりご指摘いただきました。

 そんな訳でHGU-68/Pの別バージョンの再現と言う事で、一番のお気に入り、VF-213でまたもやマーキングしてしまいました。(バイザーロック、 レール、バイザーはいつでも元に戻せます。念の為)
 一緒に写っている酸素マスクは F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Grey)です。

 補足:(12/03)  さて、となると是非 ANVISを装備したコンフィグレーションを再現したいと思うのが人情。(@_@;
 しかし ANVIS-9は米国でもまったく一般に出回っていない稀少アイテムで、米軍納入価格も US$10000ドルを超えます。

 そこで注目したのがヘリコプター搭乗員用のナイトビジョンシステム、ANVIS-6です。仕様や動 作させる為のバッテリーの電圧などは異なりますが、外観的にはほとんど変わりません。
 ANVIS-6には年式により複数のバージョンがあり、最新モデルは米軍納入価格でUS$6957といっ た所ですが、こちらは日本の陸上自衛隊のヘリコプター搭乗員にも使用されており、大変高価ですが国内に取り扱う代理店もあります。(去年のテロ事件以降、 米国からの輸入が困難なので在庫限りのようですが)

 代理店価格でも新品同様の稼動品は約 81万円、イメージ管にキズのある物で約 30万円という事で、やはり個人購入としては現実的な価格ではありませんでした。
 しかしイメージ管の無い展示用の不稼動品ならば?...という事で問い合わせしてみた所、HGU- 68/Pの新品と同額程度でお譲り頂く事が出来ました。

 次に必要なのは、ANVISを HGU-55/Pや HGU-68/Pに固定する為の NVGマウントプレートです。このマウントプレートも米軍納入価格 USD$800の稀少品なのですが、e-bayで一部の固定用ネジが欠品した状態で安価に入手出来ました。
 そして完成したのが以下の ANVIS搭載の VF-213 F-14D搭乗員仕様の HGU-68/Pです。(^-^)v
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 一緒に写っている酸素マスクは F-14B/Dの搭乗員に配備が進んでいる MBU-23/Pです。

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 HGU-68/P
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 あれ?HGU-55/Pの間違いじゃないか?と思う方が多いと思うのですが、こちらは HGU-68/Pの新品をベースに HGU-55/P風にアレンジされたヘルメットです。
 HGU-55/Pとして入手したのですが、微妙にフォルムが異なるのと、何よりエッジロールが加工なしで 素のブラックなので調べてみた所、実際には最新型 HGU-68/Pでした。何が悲しくてあえて旧モデルのデザインにしたのかちょっと不明ですが...(^_^;

 レシーバー等の電装系も完全に未使用状態なので、もしかするとリペア用の新品予備パーツを集めて でっち上げられた物かもしれません。全面が反射テープでマーキングされており、VF-103になってロービジ化した JollyRogers仕様になっています。

 補足:(10/27) このヘルメットは「実物の部品を使って作られたレプリカ」のようです。映画「Behind Enemy Lines」で主人公ら F/A-18Fの搭乗員二人がこれとまったく同じ仕様のヘルメットを撮影時に使用していました。(酸素マスクのアンプも空軍版だったり微妙に本物と仕様が 異なっていました)
 同映画の DVDに収録されている映像特典で、主演のオーウエン・ウィルソンが本物の F/A-18Fの後席に搭乗して体験飛行する様子が紹介されていますが、そこではもちろんヘルメットも酸素マスクも米海軍版の本物が使用されていました。

 このヘルメットは F-14部隊 VF-103という事で、一緒に写っている酸素マスクは本来 F-14の高圧酸素に対応するレギュレータ付の MBU-14/P(Grey)とするべき なのですが、間違って空軍用の MBU-12/P (HoseGreen)で撮影してしまいました。

 VF-103のマーキングが美しく、それなりに満足していたコレクションだったのですが、別途新品の HGU-68/Pを入手して本物の VF-103マーキングを忠実に再現した HGU-68/Pをコレクションに加える事が出来ています。

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 HGU-68/P ('03/10/7)
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 この HGU-68/Pは入手時点ではシェル本体とイヤーパッドは HGU-68/Pでしたが、ストラップや酸素マスクレシーバー等は HGU-55/Pの物が使用されていました。
 おそらく以前のオーナーの一人が、廃品の HGU-68/Pのシェルに HGU-55/Pの予備部品で HGU-55/P風に再生したヘルメットだったと思われます。

 そこで今回、インテグレイテッドストラップや酸素マスクレシーバー、TPLライナー等、HGU-68/P用の部品に戻してやる事で、この HGU-55/P風の HGU-68/Pを本来の姿に戻してみました。


 加えて一度全てのテープを剥がした後、2インチ幅の白の反射テープを全面に貼り直し、赤と黒の反射テープで Super Hornet導入後の VFA-41 Black Acesのマーキングを再現してみました。

 F-14 Tomcatの VF-41時代には黒のスペードのエースと赤のストライプがヘルメットの両側面に配されていましたが、現在のマーキングは VF-143と同様にヘルメットの後部中央に部隊マスコットをあしらい、斜めのストライプを通すデザインに変わっています。
 マスコットには「41」の白抜きの文字は入らず、斜めのストライプは 1インチ幅のメインのストライプと 2本の細いストライプで構成され、それぞれの末端では 90度曲がって「Z」の文字状になっています。

 レシーバー等の装備は完全動作状態です。
 実際の VFA-41ではバイザーは HGU-68/Pデフォルトの専用バイザーをレールごと取り外して、HGU-55/Pで使用されていたのと同じバンジーバイザーに換装していますので、HGU-55/P風に仕上げられていた当時のバイザーをそのまま使用しています。

 このヘルメットは F/A-18F Super Hornet部隊の VFA-41という事で、一緒に写っている酸素マスクは CRU-103/P酸素レギュレータに接続する 3pinコネクタタイプのMBU-16/Pです。


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 HGU-68/P  ('03/1/1)
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 こちらは VF-103の反射テープマーキングが素晴らしい中古 HGU-68/Pです。元々最新型なので中古といっても状態はほぼ新品同様で入手しました。

 どうも先にご紹介した HGU-55/P風 HGU-68/Pと同じ人がマーキングをしている感じです。2インチ幅の反射テープを継ぎ目をぴったりと密着させて貼ってあるのですが、 Check6aviation.comの Trey氏に聞いた話では、本職の米海軍の飛行士でも 2インチ幅で綺麗に貼るのは難しいらしいです。

 VF-84の頃や、HGU-55/Pの頃の VF-103マーキングに比べると黄色のマーキングが完全に無くなってモノトーンに仕上がっています。これはこれで凄みがあって気に入りました。
 後頭部の骸骨は頭部だけになって、ぶっちがいの骨は省略されてしまいした。その代わりに頭頂部へ向けて矢 じり状のシェブロンがベルクロのテープで貼られています。
 また骸骨の左右にはダイス(サイコロ)のマーキングが施されています。最初はパーソナルマーキングかと 思ったのですが、左が 5+5=10、右が 1+2=3で、左右合わせて 103...VF-103を表現しているのに気付きました。

 レシーバー等の電子装備も完全動作状態です。惜しむらくはストラップに接着剤らしき汚れが付いてい る事ですが、近日中にスペアのストラップを入手予定なので換装するつもりです。


     Click for Large Shot('03/1/1)

 補足:('03/1/1)実際に米海軍のヘルメットのマーキングを仕事にされている Paul氏から、彼が VF-103で手に入れた本物の HGU-68/Pについて詳細な資料画像をいただきました。
 HGU-68/Pの専用バイザーは NVGユニットの使用の為に取り外され、HGU-55/Pタイプのバイザーが使用されると共に、酸素マスクは MBU-23/Pが使用されています。
 この現用の VF-103の HGU-68/Pを再現すべく、マーキングや NVG金具の取り付けに挑戦してみました。結果はご覧の通りです。(^ -^)v

 このヘルメットは F-14部隊 VF-103という事で、一緒に写っている酸素マスクは MBU-14/Pの後継の MBU-23/Pです。

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 HGU-68/P ('03/10/7)
     Click for Large Shot('03/10/7)
 こちらはフロリダの業者の方から新品で入手した HGU-68/Pヘルメットです。
 2インチ幅の白の反射テープを全面に貼った後、赤の反射テープで VFA-102 Diamond Backsのマーキングを再現しました。

 この部隊は先日 VFA-154となるべく日本を離れた厚木の F-14A Tomcat部隊、VF-154 "Black Knights"に替わって、厚木に配備が囁かれている複座型 F/A-18F Super Hornet部隊です。
 この VFA-102は以前から私が自分の FlightGearコレクションで再現したいと思っていた部隊なのですが、パッチ等一式まで揃えつつもヘルメットマーキングが不明で、白の反射テープのみ貼った HGU-68/Pヘルメットを用意していました。

 先日 Hunter氏から、米海軍の HPにて同部隊のヘルメットが映っている画像が最近あったとの情報を頂き、捜してみた所、新旧 2つのタイプのマーキングを確認する事が出来ました。現在は混在して使用されているようです。
 基本は赤の反射テープによる三つのダイヤモンド型のマーキングなのですが、旧デザインがマーキングとコールサインだけであったのに対して、新デザインではダイヤマークとコールサインの間に「diamondbacks」のロゴが入るようになっています。(リンク画像参照)

 新デザインはロゴの書体が不鮮明なのと、レイアウト的には旧デザインの方が見栄えがすると感じたので、今回は旧デザインでマーキングをしてみました。(旧 F-14装備時代のフライトセットの再現にも流用が効くので)(^-^)
 Hunterさん。情報ありがとうございました。また機会がありましたら宜しくお願い致します。m(_ _)m

 新品ですのでレシーバー等の装備は完全動作状態です。
 実際の VFA-102の装備と同様にバイザーは HGU-68/Pデフォルトの専用バイザーをレールごと取り外して、HGU-55/Pで使用されていたのと同じバンジーバイザーに換装しています。

 このヘルメットは F/A-18E Super Hornet部隊の VFA-102という事で、一緒に写っている酸素マスクは MBU-14/Pの後継の MBU-23/Pです。


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 HGU-68/P ('03/10/7)

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 こちらもフロリダの業者の方から新品で入手した HGU-68/Pヘルメットです。

 2インチ幅の白の反射テープを全面に貼った後、黄色と黒の反射テープで Super Hornet導入後の VFA-115 Eaglesのマーキングを再現しました。
 米海軍最初の Super Hornet実戦部隊として、当初からヘルメットマーキングの対象にしたかったのですが、長らくマーキングのデザインが不明でした。

 最近になって 米海軍の HPに挙がっていた画像と、SimHQの Jane's F/A-18フォーラムで紹介されていたムービーでマーキングを確認出来た為、新品の HGU-68/Pの入手と共にマーキングを実施しました。
 当初は HGU-87/Pヘルメット + MBU-24/P酸素マスクの CombatEdge装備でこの VFA-115を再現しようと思っていたのですが、実際の VFA-115には Combat Edgeが支給されておらず、当分その予定も無いとの事でしたので、Combat Edge装備のヘルメットマーキングは VFA-113 Stingersで実施しています。

 新品ですのでレシーバー等の装備は完全動作状態です。
 実際の VFA-115ではバイザーは HGU-68/Pデフォルトの専用バイザーをレールごと取り外して、HGU-55/Pで使用されていたのと同じバンジーバイザーに換装しています。
 
米海軍の HPのでは、夕刻に出撃する複数の VFA-115の搭乗員の画像が紹介されており、イエローバイザー(いわゆるレーザーバイザー)を装着していましたので、酸素マスクとの接点となる部分のカッティングが MBU-2X/P系用のイエローバイザーを併せて調達して取り付けています。

 このヘルメットは F/A-18E Super Hornet部隊の VFA-115という事で、一緒に写っている酸素マスクは MBU-14/Pの後継の MBU-23/Pです。

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  HGU-68/P ('03/10/7)

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 こちらは新品でカナダのディーラーから入手した Mediumサイズの HGU-68/Pです。
 私が 2インチの白反射テープを全面に貼って、赤と黒の反射テープで VFA-14 Top Hattersのマーキングを施してみました。

 ヘルメットの左右に黒縁取りの赤いシェブロンを貼り、中央に部隊のトレードマークであるシルクハットをあしらっています。
 このマーキングは米海軍のホームページので見つけた VFA-14の飛行士の写真から正確に再現してあります。

 当初 Mediumサイズと言う事で、頭周りが 60cmの私は被れないのではないかと思ったのですが中の TPLライナーは層の枚数が自由に調整できるので、問題ありませんでした。(^-^;

 新品なのでレシーバー等の装備類はもちろん完全動作状態です。
 実際の VFA-14の装備と同様にバイザーは HGU-68/Pデフォルトの専用バイザーをレールごと取り外して、HGU-55/Pで使用されていたのと同じバンジーバイザーに換装しています。

 このヘルメットは F/A-18部隊 VFA-14という事で、一緒に写っている酸素マスクは CRU-103/P酸素レギュレータに接続する 3pinコネクタタイプのMBU-16/Pです。

 今回特にこのヘルメットは VFA-14セットとしてマネキンに F/A-18搭乗員の装備一式を着せて飾っています。(^-^)b

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 HGU-68/P ('03/10/7)

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 こちらは VFA-86 SideWindersの中古 HGU-68/Pです。
 元 F/A-18乗りで、今は NATOPSで T-45に乗って教官やっている Michael氏からお譲り頂きました。

 彼には Flare Launcherや LPU-33/P等、これまで入手に非常に苦労していたアイテムを数多く調達して貰っています。ほとんどマッコイ爺さん状態で、ヘルメットの補修用の部品など、結構厄介なお願いでも大体 1週間くらいで見つけてきてくれます。

 デザイン的にちょっと地味で、反射テープ加工もやや雑な印象だったのですが、コレは本物でした。(^-^;
 部隊パッチとショルダーパッチもオマケで送って貰えたので、VFA-86セットとして再現しています。
 とぐろを巻いているガラガラヘビのマーキングは、F/A-18Cの尾翼に描かれているマーキングと同一で、側面にはダイヤ型のデザインがライン状にあしらわれています。

 例によってバイザーは HGU-68/Pデフォルトの専用バイザーをレールごと取り外して、HGU-55/Pで使用されていたのと同じバンジーバイザーに換装されています。

 
一緒に写っている酸素マスクは CRU-88/Pに接続して使用する 3pinコネクタタイプのMBU-16/Pです。

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 HGU-85/P ('03/10/7)

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 こちらは VFA-192 GoldenDragons仕様の中古 HGU-85/Pです。
 海外のディーラーの方からお譲り頂きました。

 この VFA-192ヘルメットのマーキングは、過去に自分で試みて挫折した経緯があるのですが、今回入手したヘルメットは以前から Briefing ROOMでご紹介しているヘルメットマーキングのプロ、Paul氏の手による物です。
 彼の作品はコレクター向けだけでなく、VX-9やいくつかの米海軍の実戦部隊や、ブッシュ大統領が S-3Bに搭乗して空母リンカーンに着艦する際に使用する予定だった HGU-68/Pなど、オフィシャルに高く評価されています。

 今回のヘルメットは最新デザインの「ドラゴンの顔のアップ」からは一つ前のマーキングになるのですが、HGU-85/Pを主に使用していた頃のデザインとしては正しいこともあり、個人的には非常に気に入っています。(^-^)

 今回の HGU-85/Pには非常に珍しいグラデーションバイザー(上〜中部がダークバイザー、下部がクリアーバイザーにグラデーションになっているバイザー)を装着してあります。酸素マスクとの接点となる部分のカッティングは MBU-2X/P系用です。

  一緒に写っている酸素マスクは CRU-82/Pに接続して使用する 3pinコネクタタイプのMBU-16/Pです。

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 HGU-87/P Combat Edge ) ('03/10/7)
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 こちらは当初 HGU-68/Pの新品を 2インチの反射テープが美しく貼られた状態で入手したものです。(専用バイザーカバー付き)

 米空軍では HGU-55/Pを改良して CombatEdge機能を搭載していますが、米海軍には HGU-68/Pに CombatEdge機能を搭載した HGU-87/Pという最新型ヘルメットが存在します。HGU-87/Pには CombatEdge対応の MBU-24/P(空 軍用の MBU-20/Pに相当)を専用酸素マスクとして使用し、酸素レギュレータも  CombatEdge対応の CRU-103/Pを 使用します。
 現在 F/A-18E SuperHornetの飛行士へ優先的に配備が開始されているようですが、まだ普及には時間が掛かり、ゆえにコレクションとしての入手は MBU-24/P、HGU-87/P共に極めて困難です。

 しかし現役の米海軍航空士の方に伺ったところ、MBU-24/Pは海軍の汎用最新型 MBU-23/Pに米空軍の MBU-20/PCombatEdgeホース(ヘルメットへ接続する為のホース)を取り 付けただけの物との事でした。
 同様に HGU-87/Pは HGU-68/Pに HGU-55/P CEに使用する CombatEdgeキットを取り付けた物...そんな訳で気分だけで も SuperHornet Driverを味わおうと MBU-23/Pと HGU-68/Pを手持ちのパーツによる改造で、MBU-24/PHGU-87/Pとして再現したのがこのコレクションです。(^-^)


 補足('03/01/17):後日本物の MBU-24/Pを入手すると共に、F/A-18E SuperHornetの CombatEdge装備を一式入手しました。(^o^)v
 詳細はコ チラでどうぞ。

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 それに伴ない実戦部隊 VFA-115の HGU-87/Pを再現する為に、HGU-87/Pの EEU-7バイザーとバイザーレールを外して、HGU-55/P用のバンジータイプバイザー(MBU-20/P Cut版)に換装しました。 
 これで夜間作戦時に ANVIS -9ナイトビジョンゴーグルを使用する F/A-18E搭乗員装備として一応の完成です。(^-^)

 残念ながら、F/A-18Eを支給されてからの VFA-115のヘルメットのマーキングの資料が無いので白の反射テープのま まにしてあります。VFA-41(旧VF-41)のマーキングは近日中に資料が入手出来そうなので、場合によっては変更するかもしれません。

 補足('03/10/7):Marc氏から CombatEdge酸素マスク MBU-24/P用のアップデート部品を頂いたのに合わせて、この HGU-87/P + MBU-24/Pセットを現在の VFA-113仕様にマーキングしました。(^o^)v
 当初予定していた VFA-41や、VFA-115のマーキング情報は一応手に入ったのですが、両部隊とも CombatEdgeが支給される予定が未定との事でしたので、
現在 CombatEdge装備を実際に支給されている VFA-113をチョイスしました。
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 VFA-113は蜂をあしらった魅力的なマーキングデザインなので、F/A-18飛行士のコレクションとしては理想的です。(^-^)
 惜しむらくは VFA-113は F/A-18Cの部隊で、SuperHornetを装備していないのですが、これは時間が解決するでしょう。

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HGU-87/P CombatEdge Untape('03/1/31)
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 HGU-68/Pを改造したいわゆるプロトタイプ的な CombatEdgeでは無く、Gentex社製 真正 CombatEdge ヘルメット HGU-87/PMBU-24/P の改良型と併せて新品で入手しました。(専用バイザーカバー付き)

 基本仕様は HGU-68/Pに準じますが、高機動時に耐Gスーツと同じ原理でパイロットの後頭部をエアバッグ状のユニットで圧迫し、血液の逆流を防ぐ仕様になっています。 (ブラックアウトの軽減)
 その為酸素マスクは後頭部へ の専用酸素ホースが追加された MBU-24/Pを使用します。通常 は併せて CSU-17/Pという耐 Gスーツ機能のベストと CombatEdge対応の CRU-103/P酸素レギュレータを使用します。

 すでに所有していた HGU-68/Pを改造した CombatEdgeでは米空軍の HGU-55/P用の汎用 CombatEdgeキットを使用しましたが、今回入手した純正の HGU-87/Pではエアバッグ状のブラッダーユニットに専用ユニットが 使用されていました。

 今回併せて入手した MBU-24/P CombatEdge酸素マスクも改良型のバージョンでした。具体的には後頭部への専用酸素ホースと通信ケーブルに手元で着脱を可能にする為の中継コネクタが新たに用意されています。
 ヘルメット後部側面のコネク タを手探りで脱着するのは、当初よりホースや通信ケーブルの破損を招き易い事が問題点として挙げられていました。米海軍なりの解決策がこの中継コ ネクタのようです。(中継コネクタより後ろの部分の酸素ホースと通信ケーブルはヘ ルメット側に残る形になります)

 反射テープ仕様の HGU-87/Pは HGU-68/Pからの改造ですでに所有しているので、今回はメーカー出荷時 のオリーブドラブの状態のままでコレクションする事にしました。(^-^)

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SPH4B ('02/12/03)
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 こちらは主に米陸軍で採用されている現用ヘリコプターパイロット汎用ヘルメット SPH4Bです。主に UH-60のパイロット達に使用されています。
 ヘルクルー用のヘルメットはすでに後継の HGU-56/Pというモデルが陸軍では採用され置き換えが進んでいるのですが、デザイン的にはこの SPH4Bの方が人気があるようです。

 某州兵部隊で使用されていた本物を中古で入手しました。若干の擦り傷はあるものの、一見新品に見え ます。電装系はブーム型マイク及び内蔵ヘッドフォンが正常に動作します。

 Jet Pilot用のヘルメットでは形式が HGU... Head Guard Unit(頭部保護ユニット)と呼ばれているのに対して、ヘリコプター用のヘルメットは SPH... Sound Protection Helmet(防音ヘルメット)と呼ばれており用途・目的の違いを垣間見る事が出来ます。(^_^;

 この SPH4Bはデュアルバイザータイプで、バイザーハウジング上のダイアル型バイザーロックがクリアーバイザーの開閉を、側面の黒いノッチ型のバイザーロッ クがスモークグレーバイザーを開閉するようになってます。(SPH4はシングルバイザー)

 バイザーハウジングの前面中央には ANVISナイトビジョンゴーグルを取り付ける事が出来るようになっていますが当然現用モデルの入手は困難です。

 これを手に入れたら久しぶりにヘリコプターシムを飛んでみたくなりました。 LongBow2をまたインストールしようかな。(^_^;

 補足:(12/03) イメージ管の無い ANVIS-6を日本の代理店から安価に入手する事が出来ました。ANVIS-6は NVGマウントを取り付けたヘルメットとワンタッチで着脱が可能なので、VF-213の HGU-68/Pヘルメットや SPH-4と共用が可能です。
 もちろん展示のみで実動はしませんが。(^-^;

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SPH4 ('02/12/03)
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 こちらは上記の SPH4Bの一つ前のモデル、SPH4です。やはり主に米陸軍で採用されていました。

 今回入手したこの SPH4はバイザーカバーがナイトビジョンを装備する為のマウント付きの専用の物に交換されています。(黒い部分)

 オーストラリアのコレクターの方からお譲り頂いたのですが、元々は米国陸軍で使用されていた物で す。若干の擦り傷と共に、それなりに使い込まれた使用感ははあるものの、電装系はブーム型マイク及び内蔵ヘッドフォンが正常に動作します。
 ブームマイクには、ナイトビジョンの使用下でも干渉しないグリーンのリップライトが付いており、夜間作戦 時の Cockpit内で使用します。

 この SPH4では HGU-33/Pや HGU-2/Pでおなじみのバイザーロック方法を採用しています。今回入手した物にはダークバイザーが使用されていました。

 バイザーハウジングには米陸軍のステッカーが貼られており、以下のような記載がありました。(^- ^;
 ”DANGER!"
 "DON'T CAUSE PARALYSIS"
 "DO NOT ROMOVE HELMET"
 "UNTIL I AM EXAMINED BY A DOCTOR"
 "US ARMY SAFTY CENTER" 

 本当はナイトビジョンユニット ANVIS-6も欲しい所なのですが、傷物でも 30万を越えるそうなので断念しました。

 補足:(12/03) えー。とか言ってて結局イメージ管の無い ANVIS-6を日本の代理店から入手してしまいました。ANVIS-6は NVGマウントを取り付けたヘルメットとワンタッチで着脱が可能なので、VF-213の HGU-68/Pヘルメットや SPH-4Bと共用が可能です。
 もちろん展示のみで実動はしませんが。(^-^;

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Deck Crue Helmet
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 こちらはヘルメット紹介としては番外編。空母甲板上で活躍するデッキクルーヘルメットです。中古実物で沖 縄の米軍払い下げ業者の方から入手しました。
 最も簡素化されたバージョンで、額と後頭部に樹脂製のプロテクターが取り付けられた布製のヘルメットに耳 を保護するイヤープロテクションが組み込まれています。

 デッキクルーのヘルメットはベスト同様に、職種別に色分けされています。白ヘルメットの場合はベス トも白なら救急・医療要員、ベストが青の場合はエレベーター操作要員あるいは連絡・電話要員となります。

 Jet戦闘機用ヘルメットでも見られる前頭部に貼られた黒のベルクロ(両面テープ)は米海軍の規定 で遭難時にSDU-5/Wを貼り付けるためのもの です。またプロテクターには海上遭難時の視認性を高める為に白の反射テープが貼られています。

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Deck Crue Helmet
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 こちらも空母甲板上で活躍するデッキクルーヘルメットです。新品実物で沖縄の米軍払い下げ業者の方から入 手しました。
 こちらはブームマイクが実装されているバージョンで、額と後頭部に樹脂製のプロテクターが取り付けられた 布製のヘルメットに耳を保護するイヤープロテクションが組み込まれています。

 デッキクルーのヘルメットはベスト同様に、職種別に色分けされています。緑ヘルメットの場合はベス トが黄色なら発艦・着艦士官、ベストが緑ならカタパルト要員、アレスティングギア要員、航空機整備員です。ベストが白の場合は飛行隊機体点検員となりま す。

 本来前頭部に SDU-5/Wを貼り付ける黒のベルクロを、プロテクターには白の反射テープを貼って、反射テープ上に所属や番 号をマーキングするのですがせっかくの新品なのでまだ手を付けていません。 

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