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久々のツーリングレポート
'98信州ツーリング その2 1998 8/30〜9/4  その1 その2(ここ) その3



つるんで釣るんだ

翌日。天気はなかなかの上天気のようだワン。

・・うだった。
渓流釣りに行くのだ。今回の大きな目的の一つであったのだ。
釣り場所などは、全部おまかせだったのだけど、宿のご主人も渓流釣りをなさるとかで、いくつかのポイントの情報も得る。

さて、ロッジから車でほんの5分ほどのところが今日の釣り場の出発点。「冷川(つめたがわ)」である。


知ってる人は知ってるだろうし、知らない人は知らないだろうけど、四国にはイワナ(岩魚)はいない。
四国はアマゴ圏なんだそうな。
今回、我々の狙いはもちろん「イワナ」である。私は本物の生きたイワナをまだ見たことがなかった。

水は冷たい。
エサ釣りなのだが、エサはN田さんが徳島でまとめ買いして持ってきたミミズである。

釣り始めて、まだ序盤のころだろうか。
私のほうに大きなアタリ!
また地球を釣ったか?(根がかりのこと)と思ったが、いや、違う。この手応えは大きいぞ!
かなり動揺していたのだが、バラさないようにテンションをかけつつ、しばらく格闘。
気づいて寄ってきたN田さんのアドバイスにより、うまくトロ場に魚を誘導して引き抜き。
やったー! 25cmはあろうかというイワナだ。

←大物?を釣り上げて、めちゃ嬉しそうな<カエル男>吉住。
 手に持っているのがもちろんイワナだが、言わなわからんかえ?


さて、それからがサッパリ・・。

そのうえ、川底の岩が大きく、木々も覆い被さっているので、仕掛けを引っかけてしまってロストするケースが増えてきた。仕掛けを失うと、また新しい仕掛けに付け替えるのだが、私は今回5つの仕掛けを用意したのが底尽きた。

魚は釣れず、仕掛けを失うばかり。トホホのホ。

黙々と沢を登っていく時間が過ぎる。
アマゴ釣りのベテランのN田さんも苦戦している模様。

そのうち、途中から入ったと思われる釣り人の足跡が。
前方におっちゃんの姿が見える。一気にやる気を失う我々。
誰かが釣り歩いた跡は、しばらくの間は魚は釣れないのです。

そこからは、竿をしまっての沢歩きに徹する。
上流に大きな滝があるそうで、そこまで沢を登ることにした。釣りは抜きで。
思っていたよりもかなり長い距離で、足もとがだんだんふらついてきた。


なんとか滝までたどり着いた。この滝は「尾ノ島の滝」といって、立派な滝。
ここから遊歩道をたどって道に上がり、車を置いた場所まで戻る。ずいぶん遠くまで来たらしく、延々と歩いたのでイヤになったよ。足が痛くて大変だった。
(右:写真は滝壺でラストチャンスに賭けるN田氏)

結局この日は釣りだけでおしまい。バイクでは1mも走らず。

この日も「上天気」に連泊なので、やはりお腹は満たされ、くつろぐことができたのでありました。
あぁ快適。




原則:現地解散

翌日。
朝、精算を済ませ、ロッジ上天気のオーナーさん夫婦に見送られながら出発。
さよーなら〜とか手を振りながら、いきなりエンストこいたりして、笑いをとることも忘れないサービス精神旺盛な私。

いきなり解散なので、N田さんとは出入り口から左右に分かれる。よい旅を!

N田さんはこれからどこへ行くのか知らないが、私は19号線(木曽路)に乗り、北を目指す。
とりあえずは諏訪方面。


激痛ぅっ!

途中、中山道の宿場町である「奈良井宿」にちょっと立ち寄る。
ここが悲劇の始まりであったことは、その時は知る由もなかった・・。
ゆっくり走っていたら、いきなり左足の膝のちょっと上、太股の内側に激痛がっ!どわ、刺されたかっ!?
思わず悲鳴をあげそうな痛みに堪えながら、ヨロヨロとバイクを止める。その場でGパンを下ろして痛みの場所を確認してみると・・っていうわけにもいかないので(一応観光地だし)、一応トイレを探す。ない。またバイクに乗って、ちょいと離れた公衆トイレへ。


がんばれニッポンツアー

前から来る集団の一人に「すみませーん」と呼び止められた。
旗を持って、名札を付けたツアーの添乗員らしきお姉さん。いったい何なのだ?ってバイクを止めたら、「すみません。道が分からないんですけど・・」とのこと。およよ〜、あなたは添乗員さんでわ?
自分がいる場所も把握しきれてないらしく、何だか見当はずれのことを言うので、今いる場所と、どちらへ行けばいいかを親切に教えてあげましたとさ。
それにしても、見るからによそ者のバイク乗りに道を尋ねるなよ〜(しかも団体旅行の添乗員が)と思ったのですが、にこやかに答えてあげたのは、そのお姉さんがきれいだったから、というだけではなくて、私が親切だからです。そうですねぇ、強いて芸能人に例えると、若い頃の香坂みゆきタイプだったでしょうか。まあそれはよいとして・・
たまたま私が分かる場所だったので、よかったですね。珍しい体験でした。

でも実は、激痛のため、それどころじゃなかったのですが。


ハチかいな?

足を見てみたら、やっぱり赤く腫れ上がって、真ん中にはポチッと血のあと。やられたよ。たぶん蜂。
田舎育ちなので、子供の頃から何度かいろんな蜂には刺された経験あり。スズメバチはしょっちゅう見かけたし、巣を打ち落として戦ったこともあるのですが、刺されたことはなく、今回もスズメバチではなさそうだな、と勝手に判断して、まあ死なないだろうということにしておく。

ところで、なんで太股の内側なんか刺されたかっていうと、どうも足とタンクの間に挟み込んでしまったらしいんだよ。普段、きっちりニーグリップしてるわけじゃないってことですね。足がタンクにポンッって当たった瞬間でした。

持ち歩いてる常備薬の中には、虫さされの薬はなかったので、その後薬局に寄って「キンカン」を買う羽目になる。
こりゃぁ、しばらく痛いぞな。

全然違う場所なのだが、道端でおもしろい看板を発見。
めちゃくちゃ巨大で凶暴そうなハチ!鼻息荒いです。
草刈りのおじさん、腰砕けで足がふにゃふにゃです。
左下でクマもたじたじ。小さくなってます。



すわ〜

諏訪市では、ある人と会うことになっていたのですが、無事に会うことができました。
メールではよくお話してた人なんですが、せっかく近くまで来たのだからってね。
それにしても、インターネット時代は面白い。一度も会ったことがないのに、よく知ってる人って全国に結構いる。

午後のひとときをのんびり過ごす。


さらに北上したりして

その後、長野市の友達にも連絡がついたから、諏訪からさらに北を目指す。
行き先は、どんよりな黒い雲。
雨は降ってなかったのだけど、雨装備で走り出すと、案の定、そのうち雨が。どんぴしゃり。

長野市では、友達と会って「ルックスで店員を選んでいる」という噂のイタリア料理屋でメシ。
最近は少し質は落ちたかということですが、確かにナイスバディ系の店員が多かったやろうか。
それにしても、いつもビンボー旅の私ですが、なんだか今回は全体的に豪勢だぞ。
何か間違っていないか?




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