2005GW 隠岐ツーリング レポートVol.3

5/2(月) 快晴(^o^)

3日目。
朝日がまぶしい。やたーーっ、晴れのようです。

朝食が用意されています。やっぱ宿っていいなぁ。
7時半からの朝食。普段はあり得ません(当社比)。

漠然と9時までには出発したいなぁと思ってたんだけど、意外にテキパキ、8:40に出発準備OK!
民宿を後にする。
やればできるじゃん。

で、やはりとりあえずベース基地の隠岐ビューポートホテル前に立ち寄ってルートチェック。

ベースとなったビューポートホテル前隠岐ビューポートホテル前にて

今日のルートは、ズバリ「1周」。
つまり時計回りか反時計回りか、のどちらかだけ決めれば良くて、結局時計回りにしたのだよ。
時計で言うと「5」のあたりからのスタートとなる。

まずは、時計の「7」あたりにある屋那の松原と舟小屋へ向かう。
島全体がそれほど大きくないこともあり、わりとあっさり着いた。
ずらりと並んだ木造の舟小屋は、文字通り小さな船を入れておく「舟庫」。
現役で使われているのか、単なる史跡のようなものなのかは微妙・・。現役っぽくもあり。

なんだかのんびりしていい雰囲気。で、本当にのんびりしてしまう。

舟小屋舟小屋

ここから再出発しようかという時、牛の散歩に出会った。
・・え?牛の散歩??
まるで犬の散歩感覚で牛の綱を引っ張ってのんびり歩くおっちゃん。
のっしのっしと横を通っていく。
やっぱりここは隠岐やわ。

牛の散歩牛の散歩
牛の散歩をMovieで見る(wmv形式、14秒)


今日は見所が多い日。
次は、隠岐では最も有名であろう滝、「壇境(だんぎょう)の滝」へ向かいます。

んー、それにしても天気がいいって素晴らしいですね。
オートバイに乗っててよかった〜。サイコーです(^o^)。超ゴキゲンの鼻歌交じりで走る。

木漏れ日のくねくね山道も軽快に走り抜け、間もなく壇境の滝に到着。
島自体が小さいので、次の目的地までがほどよく近いのがダレなくていい。テンポよく見て回れる。

駐車場にバイクを停め、滝までの遊歩道を、のんびりと10分ほどかけて歩く。
新緑と木漏れ日がきれい。杉並木も良い感じ。静かで癒される。

壇境の滝への道

滝は落差40mもあり、「裏見の滝」として有名。つまり、滝を裏側から見ることができるのだ。
日本の滝100選にも選ばれている。ついでに、日本の名水百選にも選ばれている。
ちょっと飲んでみたが、8年前より味は落ちてた感じ。
有料のペットボトルもなくなっていた。かろうじて壊れた料金箱が落ちてたのがもの悲しい。。。
結構観光客は多かった。

ちなみに、この滝は雄滝と雌滝の2つがある。
手前の1つだけを見て帰らないように注意(まあそんな人はいないか)。


次に、深浦の滝などに立ち寄って、息を吹きかけてタンポポの綿毛を飛ばそうとしても、頑丈なタンポポでどうしても飛ばないというのを経験(←なんじゃそりゃ)。
全体的にのんびりまったり。

このへんで、そろそろお昼。
五箇(ごか)の町に入れば、食べるお店もあるだろうと予測。町へ。

道路脇の子供たちが手を振ってくれる。
ツーリングで何が嬉しいって、子供たちが手を振ってくれるのが何よりも嬉しい。
田舎ほど手をふってくれる子供に出くわす可能性が高いけど、それでも滅多にある経験ではない。
もちろんニッコリで手を振り返す。

五箇の町では、ひょっとするとこの町で唯一ではなかろうか?と思われる食堂に入った。
中華料理の店で、ラーメンとチャーハンの昼食。結構うまかった。

ご主人曰く、「道路はどんどん良くなってるけど、お客さんは減った。うちもヒマじゃ。」とのこと。
ふむ、こんないい島なのに。みんなもっと隠岐に行くように。

食堂のご主人の薦めもあり、食後は近くのシャクナゲ園を見学に。

入場料500円はちょっと高いかな、という気もしたけど、窓口のお姉さん曰く、「昨日の雨で汚れも流れて、今日は一番の見頃ですよ。」とのこと。
明日も「今日が一番の見頃」って言ってたりしてね(笑)。

しゃくなげ園シャクナゲ園

ただ眺めるだけじゃなく、山の斜面の細い遊歩道を歩いて見て回る。
標準コースは20分くらいらしいけど、ちょっと脇道にそれたりして30分くらいはかけて見たかな。
多数の大きくて黒太りしたクマバチが忙しそうに飛び回ってた。
シマシマの蜂なら刺されるかもしれないので恐いが、ここの蜂は人間には無関心だったな。
BGMにELTの曲を流してたけど、これは不要な気がした。


次はローソク島へ向かう。
夕方、ローソク島遊覧船に乗ると、ローソクの芯に夕陽の火が灯るのが見えるのだが、今は真っ昼間。
遠くから展望するしかない。
ちょろっと歩いて、遠くのほーーに小さーーく見えるローソク島を見た。
いつかは夕暮れ時の遊覧船に乗ってみたいものです。

次っ。
ちょうど島の北のてっぺんあたり、白島海岸へ。
いやぁ、天気が良くて空も海も青い。緑は緑。波は白。島は黒とか茶色。そのまんま。
気分良いです。

白島海岸白島海岸

次っ。
トカゲ岩リベンジ。
晴れてたら、分岐から展望所への道も近く感じる。
遊歩道を登っている途中で、「あっ、見えた(♪)」。
ついに見えましたっ。
展望台に着いてからも、昨日は真っ白だった空間にくっきりとトカゲの姿が。めでたしめでたし。

トカゲ岩トカゲ岩

次っ。
リベンジ成功に気をよくして、浄土ヶ浦という海岸を目指す。
ここは海岸線沿いに延々と遊歩道が延びている。

どこまで続くのか分からない狭い遊歩道を延々と歩き、もーええわ、というところまで行って、結局引き返すことにした。きりがない。どこまで続くのよ。何なのよ、これ。なんでオネエ言葉なの?

いやぁ、今日は至る所でよく歩く。


この時点で午後4時半くらい。
実は、5時10分からは、隠岐モーモードームにて隠岐名物「牛突き」が見学できるのだ。
本来なら土曜日ごとの開催なのだが、GW中は毎日開催されているらしいのだ。
これは見ておきたい。

5時に間に合うようにモーモードーム(それにしてもすごい名前だ)を目指す。
近くまで来てるはずなのに場所が見つからない。
と、立ち止まって確認してたら、すぐ横を観光バスが追い越していって、ちょっと先を曲がって入っていった。
おっ、ひょっとしてあそこなのでは??ビンゴでした。

ちょうどいい時間にモーモードームに到着。完璧なスケジュールですね。
入場料500円を払って中に入ると、まだお客さんはまばらだった。
予定通りの5時10分になると、満席にはならないものの、わりとお客さんも増えてきた。

大会ではないので、牛突きのデモンストレーションという感じ。
勝ち負けを競うわけではなく、引き分けで終わるようになっているそうな。
2組の勝負が行われるんだが、1戦目はやや小型の牛、2戦目は大きい牛が登場。
でかい牛のほうが、さすがに迫力はあった。
引き分けのはずだけど、2戦目は1頭が逃げて勝負がついたような終わり方だったぞ。
15〜20分くらいだったけど、見られて良かった。

牛突きモーモードームでの牛突き


そんなこんなですっかり夕方だ。
今日はキャンプ泊だし、早く寝床を探さなくては。
明日は朝のフェリーで西ノ島へ渡る予定。
よって、なるべく西郷港の近くのキャンプ場をチョイス。

今夜の食事は自炊とする。
西郷のスーパーマーケットで食料を買い込んで、キャンプ場に向かうのだ。
しかし、この時間はスーパーの総菜コーナーはすっからかん。残念ながらご飯ものがない。
インスタントのヌードル系と、翌朝の朝食用パンと、飲み物やお菓子類を買い込んで、いざキャンプ場へ。
今夜、目処を付けておいたキャンプ場までは西郷港から10分くらい。
途中、ちょっと道が分からなくて通りすがりの人に教えてもらった。

立木ヨットハーバーキャンプ場では先客なし。
トイレと水道はある。
松林の中の土にテントを張って、いそいそと食事の用意。
その頃から、かなり冷え込んできたぞ。

それぞれお湯を沸かして、どん兵衛、UFO、チキンラーメンなど、キャンプの定番のインスタント麺類やお菓子、パン類で腹を満たす。こういう「キャンプらしいキャンプ食」もいいか。わしはUFOと牛乳500mlパックとお菓子のコパンという栄養バランスの良くなさそうな夕食。
温かいはずの焼きソバが、後半はみるみる冷たくなっていく。それくらい冷え込んできたってこと?

ヨットハーバーキャンプ場キャンプ場での夕食


暗くなってから、自転車でキャンプツーリングしているおじさんがキャンプ場にやってきた。
ちょっと離れた建物の軒下にテントを張ったらしい。
食事中にちょっと立ち話をしたりとか。

それにしても寒い。
「ほんま寒いわ。テント入らしてもらうわ。」ってテントへ入って寒さしのぎ。
あまりの寒さにテントに潜り込んで早めに就寝。
今夜はインナーシュラフも使って、シュラフの首の部分をギュウギュウに締めこんで寝ないとヤバいな。

みんな寒さに凍えた一夜だったそうです。
生きてて良かったですぅ〜(ひさぴょん風)←って分からんか・・。


付録:島後の見所ガイド
http://www.tokusen.info/kankou/002.html


本日の走行距離:125.1km

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