2005GW 隠岐ツーリング レポートVol.1
1997年のGWにソロツーリングで隠岐に行った。
その時のレポートはこちらにて→隠岐レポート1997
今回はそのリベンジとなる。道連れ2名。
※文中の画像はクリックしたら640×480くらいのサイズで見えます。ブラウザの[戻る]で戻って下さい。
今年のGW、なぜか思い立って久しぶりに隠岐ツーリングもいいなぁという考えが浮かんだのは、まだ寒さも厳しい2月。
まだまだGWまで期間があったのだけど、その時点で何人かにメールで声をかけてみたら、意外なことに興味を示す人が数人出てきたため、一応「有力候補」としてキープしておくことにした。
そして2005年4月。
GWを目前にして、私は風邪をひいてしまった。なんてこった。
しかし、体調不良のまま計画は続行。
とりあえずバイク組が3人集まったので、実行に移すべく具体的な計画に入る。
・・・と、言っても特にプランの話し合いがあったわけでもなく、私が前回のツーリング行程をもとに一方的に日程を決めてしまって、ほぼ異論なしというアッサリ感だったのだけど。。。
北海道や東北などの広域な地方と違い、ルートの選択肢が少ないため、ある意味楽チン。
バイクのメンバーは、CB400の広田さん、SR400のタマ、SEROW225Wの私の3人。
残念ながらバイクを持ってなくてクルマで参加するかもしれなかった人たちは、メンバーが集まらず見送りということに。
何しろ、バイクはともかくクルマのフェリー運賃はバカ高い!
本土からのフェリー往復だけで5万円くらい飛んで行っちゃいそうな勢いの料金設定なので、人数を乗り合わせないと割高になるとのことらしい。確かにな。
なんちゃらカードのCMみたいに「お金で買えない価値があるんじゃわ」というプライスレスな体験を重視しない限り、痛い出費ではあると思う。
やっぱり隠岐ノ島は、広さ、道路状況、費用など、何を取ってもオートバイが一番適しているような気はする。
みんな、もっとオートバイに乗ろう!そして旅に出よう!
4/30(土) 晴れ
9連休の初日である今日。
午前10時半くらいに広田さんに家に迎えに来てもらい、合流して出発することになっている。
5/1の朝に出航するフェリーに乗るため、前日に近くまで行っておかねばならない。
というわけで、今日の行程は隠岐行きのフェリーが出る七類港の近く、境港のキャンプ場までの移動のみ。
今回は、キャンプツーリングの荷物のパッキングを大幅に変更した。
新たにキャンプツーリング対応の大きなリアバッグ(GOLDWIN GSM7501 43〜75L)を購入。
リアに積む荷物は全てこのバッグに入れ、1個のみで済ませようという横着大作戦だ。
これは当日朝の準備において、「ぶっつけ本番」という意味で1つの不安材料となっていた。
パッキングはバイクの形状や持ち物によって千差万別ではあるんだけど、自分自身のスタイルとしては、これまでのパッキングは1つの完成形であると(ちょっとだけ)自負していた。もちろん欠点もあったけど・・。
今回は、新しいバッグを採用することで、今までの積み方のノウハウは完全に覆される。
テントもシュラフもマットも、ストーブやガスも、衣類や懐中電灯類もすべて1つのバッグに入れる。
一見、ポケットが付いてそうなバッグだけど、実は荷物を入れる空間はメイン室の1つだけ。
ファスナーは容量アップするために付いているのだ。
さあ、このパッキング大変更が吉と出るか凶と出るか?
朝、ちょっと早起きしてバイクに固定してみる。
この大きなバッグは、4個のバックルでバイクに固定するだけ。
セッティングベルトを、バイクのどこに付けるかをちょっと悩んだけど、まあ何とかなった。
不安だった取り付けも、あっけないほど簡単で、あっという間に荷造りが終わってしまう。
何とか大丈夫そうだ。だよね・・。たぶん・・。ちょっとゆらゆらする気がするけど。
さて、タマは単独行動で我々より1時間くらい先に出発して、途中で高速を降りて蒜山や大山などをツーリングしながらキャンプ場へ向かうらしい。
予定通りならキャンプ場で合流できるはず。(時間は決めてなかったけど)
ということで、私と広田さんで、鳴門ICから高松道に乗り、瀬戸大橋経由で米子を目指す。
CB400はさすがに余裕のパワーで高速道路をこなす。
セローはみるみる引き離されてしまうが、次に止まるSA/PAをだいたい決めておいて先に行ってもらう。
早速ソロツーリングですわ(寂…)。
途中からは、寂しそうな私に気を使ってくれて、90km/hくらいののんびりペースで一緒に走ってくれたけど・・。※高速としてのペースはのんびりだが、セローでは必死。
瀬戸大橋の中間地点の与島や高梁SA、蒜山SAなどで休憩を取りつつ、のんびり走行。
4時頃には米子に着いた。
しかし、米子ICで高速を下りてから境港までがひどい渋滞。
2車線ある道路はクルマでびっしりだし、信号ではつかまりまくるし。
のろのろ進んではストップの繰り返しでちょっとうんざりした頃、やっと流れ出して、4時40分頃に今夜の宿泊地である境港公共マリーナキャンプ場に到着。まあ一応予定内くらいの時間だな。
ここには前回の隠岐ツーリングの時に行きと帰りで2度宿泊したことがあるんだけど、料金は無料だしテントサイトはフラットな草地で寝心地も悪くなく、条件がいいキャンプ場なのだ。
もちろん水道やトイレも完備。
コンビニも近いし、嬉しいことに近くに温泉もある。
受付を済ませて携帯を見ると、すでにタマは到着してるとなっ!
ありゃりゃ、受付で「3人分」って言っちゃったよ・・。
下道を走ってくるタマよりも、我々の方が先に着いただろうと信じてた。先に携帯を見れば良かった。
キャンプ場は広いが、さすがにGWなのでバイクやチャリのキャンパーが多くて混雑してた。
それでも、トコトコ走りながらタマを探してるとすぐに見つかり、近辺は十分空きがあったので、早速テントを張ることに。
広田さんはキャンプそのものは経験あるものの、「自分でテントを持って行くキャンプツーリング」は初めてだそうな。キャンプ道具一式も、シュラフを除いて全部借り物。
それでもテントの張り方や畳み方は教えてもらっているらしく、手伝わなくても問題なくこなしていた。さすが。サポートする必要ないじゃん。
マリーナキャンプ場
キャンプ場から数キロの境港に、「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの「水木しげるロード」という通りがある。
夕方からそこへ観光に行って、ついでに夕食を食べようと言う魂胆だ。ついでに風呂もね。
テントを張り終えると、風呂道具と貴重品を持って早速出発。
近いのですぐに着いた。
バイクを境港駅前の駐輪場に止めて、徒歩で見て回る。
鬼太郎の像
ここは、妖怪のブロンズ像がたくさん展示されている。
途中では、ゲゲゲの鬼太郎にちなんだ飲食店や土産物店がある。
通りは数百メートルくらいあり、折り返して戻る頃にはだいぶ暗くなっていた。
腹も減ったので、手頃なお店に入って夕食。
焼き鳥中心のお店だったけど、飛び込みだったにも関わらずわりといい感じの店でおいしかった。
バイクで来てるんじゃなければビールも飲めたんやけどな。そこはお茶で我慢。お腹一杯で大満足どぇす。
すっかり暗くなってしまったけど、まだ開いている土産物店などでは、やっぱり妖怪モノが多くて、それなりに気味悪い雰囲気もありーの(笑)。
目玉オヤジだらけ
その他の店はすっかり閉まってしまい、一気にゴーストタウンのような寂しい街になっていた。
冷えてきたので水木しげるロードを後にし、キャンプ場近くの温泉に向かう。
温泉はキャンプ場から近くだったはずなんだけど、ちょっとあちこち迷う。
やっと温泉を見つけた。
駐車場の入り口を間違えてしまったのだが、段差を乗り越えて駐車場に入れそうだったので、タマに『そこを乗り越えてみたら?』というジェスチャーをしたらしい、私が。
どうやらそう見えたらしいな。確かに指さしたけどな。
それを見たタマが何を思ったか果敢にもSRでブォンって段差乗り越えにチャレンジ。
「ガシッ!」
無惨にもSRの底を段差に打ち付けて断念。ツツツーと後退。
あはははは。無理だったかー。
「よしずみさんが行けって言ったんじゃないですかー。 (` ^ ´)ノ゛ 」
「ハァ!?そんなこと言ったっけ??(¬_¬;;)」
なぜかその後もずっとそのことを根に持たれるわし。
温泉は結構立派な施設で、露天風呂もあってのんびりくつろいでしまった。
風呂を出た後、休憩所の畳の上で、瓶のコーヒー牛乳などを飲みながら、しばらく地図などを見て船の時間やルートを確認。
近くのコンビニでおやつや飲み物を少し調達してキャンプ場へ戻る。
ちょうどテントのそばにベンチと机が備わっており、うってつけの場所(でかしたタマ)。
寝るまでの間、おやつなどを食べながらそこで談笑。
ユーレイピース!(これは拡大せんじょ)
翌日は天気予報で雨100%!というのを見て憂鬱になりつつ、
「明日は起きたら雨かなー?」
「降ってたらテントの撤収が面倒ですよねー・・」
ってな感じで、それぞれテントに潜り込んで1日目が終わったのであった。
まだ本州。
本日の走行距離:307.5km
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