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2002 夏 北海道ツーリング
2002/8/16〜25


北海道5日目(8/22)

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んー、今日は何とか天気も大丈夫そうだ。久しぶりに。

相変わらずだらだらと出発準備。
同部屋のライダーたちは、次々に出発していく。見送るばかりで、結局最後のほうの出発になってしまった。
館主のおっちゃんに挨拶して出発。

さて、ここ糠平湖からは、273号線を三国峠方面へ向かう人が多いのだが、私は然別湖方面へ向かって走る。
んで、然別湖で早くも休憩(^^;

そこで、何やら知らんけど、おっちゃんに声をかけられた。
「自然を守ろう」みたいなメッセージを書いた軽自動車に乗ってて、ここで署名活動をしているそうだ。聞くところによると、日高山地のほうの道路建設が貴重な自然の破壊になるとかで、建設反対の署名を行っているらしい。

こういうのって難しい問題ですよね・・。
確かに、自然破壊が良くないのは分かり切っているんだけど、道路を整備してほしいと願っている住民もいるのだろうし、しかも(私も含めて)車やバイクに乗って移動している人は、少なくとも道路の恩恵を受けているわけだし。

そのおじさんに「遠くから来たの?」と聞かれて(見れば分かるでしょうけど)、四国の徳島からだと応えると、車に戻って何やら取り出してきた。ナキウサギとオコジョのポストカードを2枚くれるという。さらに驚くことに、そのポストカードは、そのおじさんが自分で撮影したものらしく、ちゃんと名前も入ってる。おおっ、このおじさん、立派なカメラマンだったのか。

とりあえず断る理由もないし、撮影者が目の前にいるポストカードに惹かれて署名する。で、ついでにそのポストカードにサインをしてもらう(笑)。「字がきたないけど・・」とか照れながらも、快くサインしてくださった(日付入り)。ミーハーなわし。これは結果的にいい記念になった(^-^)。

後で聞いたところによると、然別湖ではHGWKとニアミスだったらしい。


◆ ◆ ◆ ◆

再び出発し、ほんの数キロのところで見晴らしのいい展望台があったので、とりあえず止まってみる。うーん、わしのペースはなかなか進まないなぁ・・。

ちょっと見て、すぐに出発しようと思ったのだけど、そこでまたしても自A隊の人に声をかけられた(全然別の人です)。

おなじみのグリーン系の制服にブーツ姿の、ちょっと偉げなおじさんと、その部下という感じの人。運転手はジープで待機。3人でジープに乗って移動中のようだった。

その自A官の人たちもオフロードバイクに乗っているそうで、セローを見つけて声をかけてきたようだ。
「実は昨日も自A隊のトラックの人たちと話したんですよ」
というと、
「北海道は多いからね。訓練もあるし。・・」

どうやら、その偉げなほうの人は、大砲を撃つ部隊の大砲隊長さんらしい。
演習場で大砲を撃つ訓練の帰りだとか何とか(たぶん)。

「大砲って、どうやって撃つんですか?引き金ですか?」
と、また例によって興味津々の無邪気でアホアホな質問をしてみる。
「大砲の発射はね、ボタンを押すの。」
「へぇぇぇ〜(゚o゚;)」 ←初めて知った。
「時々、弾が飛ばないことがあるんだけどね。そういうときはレバーでテコの原理で・・(以下省略)」
「えっ?はぁ・・」
(そ、それって故障ってことじゃ?そんな簡単に失敗していいのか?)

いろいろと教えてくれる。こういうのは秘密じゃないんですね。
きっと、世の中のウェポンマニアの人なら誰でも知っているんでしょうけど。

「その腰に付けているのは何ですか?」(←もはや怖いものなし)
「ん?これはね、コンパスと、こっちは救急セット。」


と言って、すんげぇアナログなんだけど高機能そうなコンパスを見せてくれる。
うーん、なんかすごいぞ。いろんな機能がある。遠くの目標物の見える大きさから、そこまでの距離を求めたりもできるらしい。感心するばかり。

最後に、昨日のヒミツの「火」トラックの積み荷が何だったのか聞いてみる。
「あぁ、それはたぶん×××の×××だよ。」
「えぇぇ、そうなんですかぁ?昨日は”ヒミツ”って言われて教えてもらえなかったんですよ。」
「あっ!言っちゃマズかったかなぁ、
ハハハハ(^^ゞ。


そんなわけで、普段は接する機会などほとんどない自A官な人たちと、フレンドリーなひとときを過ごして、ちょっとだけイメージが変わったのでした。北海道ではあちこちで見かけるし、身近な存在なのかも知れません。

▼ ▲ ▼ ▲


昼飯は、雑誌を見て新得のそばを食べに。
どうやらこの町はそばが有名みたいですね。駅にも立ち食いそば屋のようなのがあるんだけど、まずそこへ行ってみたら、駅は「支店」であり、本店が駅前にちゃんとあると言う。駅内店のおばちゃんには悪かったけど、本店のほうに行ってみます、ということでそちらへ移動。天ぷらとごはんが付いたそばのセットで腹いっぱい。


その頃、クルマ組はなんと支笏湖を目指して移動中という。
追いつけないぢゃん!
同じ方向には向かっているはずなんだけど、とても私のペースでは合流は無理。「行けるところまで行きます」ってなメッセージを車メンバーの携帯に送っておく。


峠越えのルートの候補は日勝峠と狩勝峠。一応、過去にどちらも通ったことはあるルートなんだけど、今回は天候や気温、所要時間などのこともあり、そのへんにいた工事のおっちゃんのお勧め(笑)によって、狩勝峠ルートを選択。こっちは標高が高くないため、寒くもないだろうし、天気の崩れの心配もないという。トマムの道も空いていてオススメらしい。

確かに、国道から外れてトマムの道路に入ったらガラガラで、走りやすく気持ちのいいルートだった。このあたりは天気もよくてゴキゲンだ。

占冠(しむかっぷ)に入り、道の駅で休憩する。
トイレ休憩で止めたバイクの近くで、ハンバーガーを食べている小さなお子様とそのママが座っていた。その3才くらいのお子様、わしの風貌に恐れることもなく(笑)、目が合うと唐突に「こんにちは」と言ってくれる。こんにちは。ちゃんと挨拶できるのか。えらいねー。指さしながら、「見て、お花きれい」と話しかけれれる。指さす先を見ると、きれいにコスモスの花が咲いている。思わずなごんでしまったよ(´。`)。かわいい子供にはメロメロだ。
そのママさんも実はライダーということが発覚。これから目指すところはまだ遠く、いくつかルートも考えられるんだけど、そのママさんお勧めのルートを選択。「ライダー」の視点でルートの相談に乗ってくれるから有り難い。本当に、旅は一期一会だなぁ、とつねづね思う。


特に見るところや寄るところがあるわけでもなく、ただ「走る」ことを楽しむ。
その道中の写真はほとんどない。走っているだけで幸せだ。

さらに、国道から道道へ入る。
淡々と、しかし確実に西方面へ向かっている。
途中で、人から教えてもらった洋菓子屋?、似つかわしくはないけど、どーやら有名らしいお店に寄って、仲間たちへのお土産のプリンを買った。

で、そのクルマ組は支笏湖の近くでキャンプをするらしい。
私はといえば、「ある理由」により、どうしても支笏湖でのキャンプは避けたかったので、結局苫小牧の健康ランドに行くことに決定。
みんなとは、距離にして20kmくらいのところまで近づいたぞ。

この健康ランドはなかなかGood。
食事付きプランをやっているらしく、かなりお得らしい。この中で夕食を食べようと思っていたので、願ったりかなったりだ。
レストルームも、なかなか静かで快適だった。

明日はいよいよ合流できるかな。
って、明後日の朝のフェリーだから、明日が最後の日ぢゃわん。


本日の走行距離:304.6km
本日の宿泊:健康ランド 2100円(1泊夕食付き)+1050円(深夜料金)

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本日の写真館

これで1500円は安い 湯元館の朝。


モノにつられて署名 然別湖にて。ポストカードをもらって笑顔。




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