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2002 夏 北海道ツーリング
2002/8/16〜25


出発〜フェリー(8/16-17)

もどる つづく


ついに1人走り出してしまった私は、鳴門ICからほとんど高速道路を使って舞鶴港を目指すのであった。どことなく、いつもよりも慎重なライディング。気持ち(笑)。

折しも阿波踊りが終わった翌日、お盆明けということなのか、淡路SAは駐車場が満車状態の激混み。一応休憩場所としていつも利用してるので入ったけど、あまりの人の多さにすぐに出発する。
三木JCTから中国自動車道への分岐までの山陽道もかなりの渋滞。
途中で止まったPAから、後から来るはずのクルマ組に「渋滞です」という報告メールを送る。しかし返事は来ず、完全無視かよ(笑)。

慎重に、淡々と高速道路を走ってるつもりでも、ついふっと気が抜けることがある。
中国自動車道を走行中、ボーっと考え事をしていたのか、気が付けば・・れれれ?ヒロシマへの距離が出てるぞ?なんでだろ。うーん、不思議なこともあるもんだなー。

そうです。「舞鶴自動車道」への分岐を見落とし、なんと中国道を西へ向かってる自分に気付いた時は手遅れ。はぁ、Uターンだよ。。。

幸い気付いたのが早かったため、1区間のみのロスですんだ。すぐUターンしたい気分だけど、高速道路は中央分離帯がしっかりあるために、いくらセローでも無理。いったん料金所で降りないとダメだよな。

しかし料金所は大渋滞。2車線の部分に3列の車が並んでるので、すり抜けするスペースもないときたもんだ。料金所の手前で、やっとすり抜けられたので、失礼して前の方まで行ってしまう。許してくだちいね。急いでいるもんで。

料金所 即ターンを華麗に決め、再びニュー入場券(とは言わないな、たぶん)を取った私は、今度は舞鶴道を見落とさずに無事に元に戻った。
それにしても、何度も通ったことのある道なのに、こんなミスをするとは、やっぱり神様は「行くな。最後のチャンスだ。」と言っているようだった。
やっぱし死ぬんでしょうか?

そのうち、すっかり日も落ちて暗くなる。
おおっ、正面できれいな花火がドーンとあがってるよ。
いかんいかん、高速道路でのわき見運転はデンジャラス。

何とか、無事舞鶴西ICで降りて、去年も立ち寄ったミツマルスーパーでフェリー用の買い物をすませる。主におやつとミネラル水。
ここから舞鶴港まではもう少しだ。

■ ■ ■ ■


何だかんだ言って、フェリー乗り場に無事着いてしまった・・。
どうやら、仲間うちでは一番乗りで着いたようだ。
バイクの乗り込み時間は早いので、さっさと乗船名簿を書いて切符と引き換える。
バイクの乗船開始直前アナウンスが流れているのに、一緒のフェリーに乗るはずのHGWKはまだ来ない。取り急ぎクルマ組にメールを。「ひげがまだきません」
(そのメールにクルマ組はウケてくれたらしい)

結局、みんなちょうどいい頃合いに到着したようです。よかったよかった。
無事、乗船となりました。
新日本海フェリーは、車両甲板にバイクを止めると、バイクに積んである全ての荷物を下ろす必要がある。出航後の車両甲板への出入りはできないので、あらかじめフェリー持ち込み用荷物を分けておくと便利。
このへんは新日本海フェリーも9回目の乗船となると慣れたもんです。


先に乗り込んだバイク組が場所取り。しかし案内された2等客室は、なんだか異様なかほりのたちこめる空間でした。何のかほりでしょう?どう表現していいのか分かりませんが、いわゆるバックパッカー的なにほひ(笑)。貧乏旅人が4日間くらい同じ衣服を着続けているような。

後から乗り込んだクルマ組(たぶんきれい好きな人たち)が”うっ”(。=д=) となったのも頷けますが、何となく慣れてしまっている自分が悲しいやら何やら、微妙な気分。
とりあえず乗務員に案内されてしまったわけだし、往路はこのフロアで行きましょう。

出航は午後11:30、0:30には消灯だ。
この間の時間に風呂も入れるけど、私はもうそのまま寝てしまう作戦。
消灯までの短い間、昼間の悲劇をちょっとだけ仲間に語って少し気分的に楽になる。そうさー、何もかも忘れて楽しむために旅に出てるのさー。「逃亡」という名の旅。終わりなき旅。片道切符の旅・・。

いや、そうじゃなくて。無事に帰りましょうね。>ちぶん

明日もまるまる1日中船の上。

■ ■ ■ ■

翌朝。

  「ラジオ体操はないです」

バッドニュースにふて寝(-_-)。何しろ船旅は長いので。
密かにラジオ体操を楽しみにしてたのに。
体操そのものが楽しいというより、担当になってしまった不運な乗務員のアドリブパフォーマンス(明らかにラジオ体操なんて不慣れ)と、その動きに合わせられない退屈しのぎの早起き乗客たちをウォッチングするのが妙に面白いのですよ、実は。参加賞もくれるしね。

船内で何をして過ごしたのか、今となっては記憶にないのですが、さすがトリ頭。
読書をした気はする。

読みながら、ふと気付いてしまった。
これって去年の北海道ツーリングで、帰りに小樽のマイカルサティの古本屋でボロボロのやつを50円で買った奴でわ?しかも、去年の北海道からの帰りの船で読破してしまったやつであった。
内容としては、バイクに関わった3人の人が死ぬ(というか、小説が始まった時点ですでに死んでいる)という、まさに私に打ってつけの話。まだ行く途中なのに、縁起悪いねぇ。しかし、しかたないので、もう1度最初から読み直して、結局読破してしまったよ。

ちなみに、船の映画上映は「学校の怪談」。またホラーかよ・・。見ない。

天気が良くなってきたので、デッキに出て沖縄の本も読み始めた。北海道なのに、沖縄の本もどうかと思うが・・?
しかし、これがちょっと読み進んではストップ、という状況になってしまったのだ。
なぜなら、その原因はO野氏が持ち込んだゲームボーイのテトリスだ。古典。
1台のゲームを奪い合うようにプレイ。なぜか今頃ハマってしまういい大人げないオトナたちであった。普段は絶対やることはないだろうに、ひさしぶりにやるとムチューだね、こりゃ。今回のヒットだね。

なぜかO野氏はスロットのアステカでハマってる。かれこれ1.5Kほど突っ込んだが当たらないとか。どーれ、スロプロのおっちゃんに貸してみな。んー・・当たらんのう。って、実はアステカの実機は打ったことないんですけど。2人で500Gは回したと思う。本物だったら、えらい出費になってしまうところだった。こわい世界やのー。

そういうわけで、一人きりのツーリングであれば、

「寝る」

の一言でツーレポも終わってしまうところでしたが、今は気分がちょっと乗ってるのでやや詳細に書いてみました。読みごたえありますか?退屈でしょう、きっと。
続きを読むのは明日にしたほうがいいでしょう。>読者様。

消灯はオトナとしては早めの10時。
翌日は上陸。朝3時にはたたき起こされるからね(信じがたい時間だ)。


もどる つづく


本日の写真館


クルマ組の人々 フェリーの中



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