Missile Tactics:ミサイル 戦

 

 KOREA通信対戦の接続方法ミッションの解説についてはそれぞれ別にページを設けているのでそちらをご覧になってください。
 
 KOREAでのF/A-18 Hornet は 空対空兵装として AIM120AIM9Mの2種類のミサイ ルを塔載することが出来ます。ゲームとしてのバランスを取るためか有効射程や追尾性能、破壊力などは現実の性能と少々異なるようですが「熱線追尾」と「レーダー追尾」というそれぞれの特徴は再現されています。
 
 ここではそれぞれのミサイルの特徴に付いて触れた上で回避のセオリーを含んだミサイル戦の基本的なTipsをご紹介したいと思います。

 ミサイル発射はレーダーによるロックオンを前提としますので、レーダー操作のページをまだご覧いただいてない方はお手数ですが先にそちらをご覧ください。(AIM9Mは射程内でHUDの中央に敵機を捉えていれば赤外線シーカーに直接ロックさせてレーダーロックオン無しでも発射可能です)
 
 なおこのページでアニメーションを表示するには Shockwave Flash2Jプラグインが必要です。まだご利用でない方はこれを機会にダウンロードしていただきますようにお願いします。


 AIM120

 ベトナム戦争で実用化された AIM7 ”スパロー”の流れを汲む最新のレーダー誘導ミサイルが AIM120 AMRAAM (次世代中射程空対空ミサイル)です。正式なニックネームはまだ無いようですがパイロット達からは「スラマー」と呼ばれており湾岸戦争終結後にイラク上空の飛行禁止空域で2発、ボスニア上空で1発が使用され、その後も戦果を上げているようです。

 AIM120のアクティブレーダー誘導方式では 母機は発射時のみロックオンが必要で、発射後はミサイル自身がレーダー発振を行って目標の追尾を行います。そのため母機は発射後は撃ちっぱなし(Fire and Forget)が可能で、複数の敵機に対してロックオン&Shootを繰り返すことや、発射後離脱してしまう・あるいは山陰などに隠れてしまうことも可能です。

 AIM120の有効射程は目標が正対する場合はおよそ40マイル、逆に最大速度で離脱をしている場合は12マイル程度とされています。速度はおよそマッハ4に達します。 実戦で使用されたAIM120は ほぼ100%の命中率を誇っており、まさに「必殺」のミサイルです。

 KOREAに登場する AIM120はゲームバランスのためなのでしょう。 実物に比べると有効射程・命中率共に大幅に劣っています。「Shoot」キューが表示されるのは正対時でさえ およそ15マイルで、実際に命中を期待するには10マイル前後まで接近して発射する必要があります。  加えて通信対戦時では相手がミサイル回避に専念してくると命中はあまり期待できません。

 胴体の専用 Station4と6に各1発、さらに左右の翼のほぼ中央の Station2と8に各1発、最大で合計4発を搭載することが出来ます。ただしStation2と8にAIM9Mを搭載する場合、AIM120は胴体に2発のみ搭載可能です。 翼端のStation1と9は AIM9専用のため AIM120は搭載できません。 (実際にはAIM120は前身のAIM7に比べておよそ7割程度の重量なので、F16では翼端のAIM9Mサイドワインダー専用 Stationに搭載して出撃することもあるそうです)
 


 AIM9M
 
 AIM9M はベトナム戦争で最も活躍した短射程空対空ミサイル「サイドワインダー」の最新版です。 熱源シーカーの性能が大幅に改善されて目標が飛行する際の大気との摩擦熱にもロックオン出来るため、敵機の前方や側方からでも発射が可能になりました。
 熱源シーカーで正面の敵機を直接ロックオンするだけでなく、レーダーでロックオンした敵機に対して熱源シーカーを連動させることが出来るので IFFによる敵味方確認を確実に実施して発射できるようになっています。 また熱源の性質を分析して追尾するので「フレア」などの他の熱源に騙されにくくなっています。
 
 弾頭が小さいため より大型のAIM120やAIM7に比べると破壊力と言う点ではやや劣りますが、敵戦闘機の戦闘能力を奪うには充分と言えます。

 KOREAに登場する AIM9Mは、前述のAIM120と同様にゲームバランスのため実物に比べると有効射程・命中率共に大幅に劣っています。「Shoot」キューが表示されるのはおよそ15マイルですが、命中を期待するならロックオンのトーン(ノイズ)10マイル前後まで接近して発射する必要があります。 通信対戦では相手が「フレア」を使用した場合や、高速かつ互いの飛行軸線(迎え角)が大きく異なる場合は命中は期待できません。

 左右の翼のほぼ中央の Station2と8に各2発、翼端のAIM9専用 Station1と9に各1発で、最大合計6発を搭載することが出来ます。ただしStation2と8にAIM120を搭載する場合、AIM9Mは翼端の2発のみが搭載可能です。  


 Waypoint設定 

 次は Waypointの設定です。あらかじめミッションで与えられている目的地のWaypoint まで「W」キーを繰り返し押して設定を変更します。
B20ミッションやB17ミッションで目的地となる射爆エリア以外の航空機基地や空母は Waypoint以外に「TACAN」局として登録されているので「T」キーで切り替えることも可能です。 しかしREDチームの空母とBLUEチームの空母が逆に登録されていたりするので通常は Waypointを利用すると良いでしょう。

 Waypointを変更すると HUD上部の方向指示器縦のバーで方位が表示されます。機首方位から左右10度以上 Waypointが外れている場合は左と右のどちらに旋回した方がWaypointへの方位変更が速いかを示しています。 

 

 

 

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