2月7日 水曜日 晴れ
二日目と同じように3Valleesで上がり、Col de La Chambreを降りる。Plandes Mainsにのりモッタレ方面に滑べり降りていく。気持ちいい。前回はそのままメリベルまで降りていったが、今回はArollesに乗り上に登ってからメリベル方面を目指すことにする。
Arollesはあまり登らないので、すぐに降りてきてTable Verteに乗る。これでメリベルまで林間コースを降りていくことができる。今年は雪が少ないため雪質は決していいとはいえなかった。一部、岩が出ているところもある。まだ午前中ということで、一部がもの凄いアイスバーンになっていたりするのだ。ガイドの話だと、いつもはもっと雪が多くて気持ちのいいコースなんだそうだ。
メリベルへの最後の斜面を直滑降で突っ込み、Les Rhodosの乗り場までの登りを一気に登る。Les Rhodosを降りるとRocher de la Loze(2526m)が目の前だ。非常に見え難いが遥か彼方の森の間に、次にのるリフトLa Lozeが見える。そこまでの斜面は緩斜面なので、ほぼ直滑降で降りていく。 | |
Rocher de la Loze(2526m) |
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La Lozeで登ると尾根の上に出てモンブランやグランモットを見ることができる。ここからクーシュベル側に降りていく。きっちり整備された斜面は広大でとっても気持ち良く滑べれる。途中、Tバーと交差するところで轍に足をとられ谷の方に落ちかかる。Tバーの人の注目を集めてしまった。今日は、クーシュベルの街までは降りていかずに途中のレストハウスで昼飯を食べる。
食後にJENEPIというこの地方の食後酒をサービスしてもらう。瓶の中にJENEPIがつけこまれた緑色のリキュールだ。結構、強いお酒なのでちょっと酔ってしまった。
レストハウスの前は広々とした雪原になっている。ゲレンデではないので滑べっている跡はあまりない。ちょうど森林限界のちょい下あたりにいるためにこの辺りでは木がたくさんある。
レストハウスの近くのリフトDou des Lanchesでさっきの尾根まで登る。そのままMOTTARET方面に降りていく。迂回路のようなコースだったが、右側は崖なので注意しながら滑べる。崖と行ってもシュプールがいくつもあるんだけど…降りていった人がいるということなんだろうなあ。
途中、Tougnetteで一度登り2日目と同じコースに出てくる。そのままMOTTARETまで滑べり降りる。かなり西日が強い。コブも育っていてなかなか手強かった。MOTTARETからの帰りはこないだと同じコースだ。もう、覚えてしまった。Plattieres 1 et 2で日本語が非常にうまいフランス人の女性と一緒になる。いきなり「こんにちわ〜」と話かけられてちょっとびっくりしてしまった。
日本で教師をしていたというその女性は、きさくでいい感じだった。食事の時に皿をかたずけにくる女性の愛想のなさとは比べ物にならない。フランスの「フランス語を話さない奴は最低だが、下手なフランス語を話す人間は人間じゃない」というような風習は個人的に最低だと思う。核実験も途中からただの頑固者になってたような感じだったし。
さてホテルで食事をした後、ディスコへと向かうことになった。ゲレンデの地下にあるという珍しいディスコだ。地上の建物は凄く小さい。夜になって雪も降ってくるし凄く寒い夜であった。内部でビールを飲みつつ生演奏を聞く。やっぱり日本人が珍しいのか外人さんが寄ってくる。片手にタバコを持って現れたので灰皿を差し出してあげちゃいましたよ(笑)。踊りもなかなか独創的で面白かった。
ホテルに帰ってバーでちょっと飲み直し、軽く飲んでお開き。大阪からきた人たちは明日が最終日らしい。天気が良ければいいなあ。