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2000 東北ツーリングだびよん その5

猛暑雨天、市場巡りと帰り道 旅情帰路編(仮題)
駅前市場、秋田港〜家まで

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7/22(土)

夜までに秋田港に行けばいいので、青森駅前の市場をうろうろ。
お土産をほとんど買ってなかったことに気付いたので、滞在最終日にまとめ買いするためというのが大きい(^^;。

時間帯の関係か、活気にあふれている・・というよりも、お客さんは比較的少なく、お店の人がそれぞれの仕事をしてる、という雰囲気であった。

でっかくて、わけの分からない魚をさばいているおっちゃん、ホタテの地方発送の呼び込みをするおばちゃん、商品の搬入や陳列をしてるおばちゃんなどなど。あまり私のことを気に止める人もいない。
感じのいいおばちゃん店員がいたので、ここでリンゴジュースやお菓子類など、実家と会社へのお土産を適当に見繕って、1箱に梱包して宅配をしてもらうように頼んだ。


個人的には、話には聞く「ほや」(貝の一種らしい)が大量に並んでいたのが面白かったな。

水族館もそうだが、私の場合、きれいなものとか、かわいいものよりも、ワケが分からないもの、「何じゃコリャ?」「いったい何なんだ?オマエは?」というようなものに強く興味を惹かれるようだ。

「ほや」も「何なんだ?オマエは?」系。
これは、どういう種類の生き物かというのが、一目では分からない。
おそらく、市場で売られていなければ、それが食べられるものであるということすら思いつかなさそうな。
そいつらが、ごくごく普通に、日常的に陳列されて、値札が付いている。
遠い土地の市場はワンダーランドである。

市場は見て回るだけでも楽しい。
強引なセールスをするメジャー観光地の土産売りとは違い、地元の市場のおっちゃんやおばちゃんは、旅人にも親切で気さくなように思う。普通に会話ができるという感じがする。「冷やかし」で見てても、試食品を食べさせてくれたりして、買わなくてもあまりイヤな顔をされない(気がするだけかも・・)。そして、「気を付けてね」と見送ってくれる。


市場、いちばーん青森駅前の市場



ちょっと名残惜しい気分も残しつつ、いよいよ青森市を後にする。
天気は晴天。気温も高くて暑い!
しかし、午後からは崩れるという予報であったので、一応いつでもカッパが出せる準備はしておくのだ。
途中は、あまり寄るところもないので、秋田市までは一般的な国道ルートを走ることに。

そうそう、かわいい子がいた道の駅は、帰りも立ち寄ったよ。私のことは覚えてくれていた。
宝くじ売り場に聞くのも変だが「売れてまっか?」って聞いたら「今日は前に出店がいっぱい出てて、うちの存在感がない・・」ということで、あまり売れ行きは良くなさそうだった(笑)。
一応宝くじ10枚買う。
出来すぎた話のようだが、この回の「関東・中部・東北自治宝くじ 第1730回」の図柄は、「日本のまつり」というテーマで、青森のねぶたと阿波踊りの絵が描かれていたのだ。こういう偶然は何となく感激するなぁ。


秋田県に入った頃、急に雲行きが怪しくなり、やはりポツポツと雨が・・(はぁ。。)
ひどくならないうちに道路脇で防水装備。もう手慣れたものだけど。

ひとしきり雨の中を走行した後、トイレ休憩のため、さびれた道の駅でちょいと止まった。
そこに、逆方向からバイクが2台、続けて入ってきた。あれ?そっちは雨降ってないの?
2台はそれぞれ別の所から来た人たちで、偶然一緒になっただけと言う。
ずぶ濡れの私を見て、「ここから先は雨」というのを悟った2人は、ちょっとブルー入りながらも(笑)、早速雨装備の準備を始めた。一人が防水スプレーを持っており、荷物カバーにシューシューと噴射している。
おぉっ、そういえば私のカッパズボンも防水性が落ちてて、だんだんしみ込んでくるのだった。
「ねぇ、お願いがあるんだけど・・」と足への噴射(^^;を願い出たら、快くOKしてくれた(笑)。
「かたじけないねぇ」
「いえいえ、これしきのことで喜んで頂けるなら・・」
バイク乗りに悪い人はいない(^^;


夕方までに秋田市に余裕で着けそうだったので、途中で温泉に寄った。
八郎潟のすぐ北にある、砂丘温泉「ゆめろん」ってところ。
確か、ここは会社の後輩の○野君たちが、ちょっと前にバス釣りに来たときに泊まったとか言ってたところ。
大きくてきれいな温泉だったな。


ゆめろん、めろんめろんめろんめろんゆめろん



夕方、まだ明るいうちに秋田市に到着。
とりあえず、翌日のフェリー出航が朝早いので、フェリーターミナルに寄ってみた。
こんな時間、もちろんターミナルはガラガラ。誰もいねー。

できればここに泊まってようかな、という考えもあったので、案内係のお姉さんを呼んで、泊まっていいのかどうか尋ねてみた。その答えはあっさり「ダメ」。完全に閉まってしまうらしい。

困った顔をしてる私に、「24Hの健康ランドでもよければありますけど・・」。おぉっ、もちろんOK。
道順を簡単に教えてもらって、「ゆーらんど」というところに向かった。

フェリーターミナルから、バイクでせいぜい15分くらい。
温泉に入り放題で、一晩泊まって1890円。バイクを止めた駐車場も屋根付きだったし、申し分なし。
の〜んびりとした夜を過ごし、翌日のフェリー乗船に備えた。



7/23(日)

8:55秋田港発のフェリーのため、早起きして港へ。

無事に手続きを済ませて乗船。約22時間の船旅の始まり。

・・・ヒマである。
今回、家から持っていった本の一つ「アップルサイダーと彼女」を読み返したり、モバギで「ソリティア」をしたり・・と、退屈を持てあました過ごし方。映画も何をやってたか覚えてない。とにかく、よく寝た気がする・・。

午後3時台に、新潟港に着岸。
甲板に出て、ここで乗り降りをするバイクや車を眺めてた。
同じような大きなトレーラーが連なって下りてるシーンをぼんやりと見てたら、よく見たら「宇多田ヒカル ボヘミアンサマーツアー」と書かれた巨大なトレーラーばかりであった。その数、数十台(んー?20〜30台くらいか?)。
そうかぁ、今はこのあたりでツアーをやってたのかなぁ。

夕食後も、ひたすら寝る・・・。


7/24(月)

朝6:30、敦賀港に入港。
もう、今日は徳島までひたすら帰るのみ。
来た道(高速)をそのまま帰るのもつまらないので、舞鶴経由で帰る。
お昼頃に淡路SAに到着。
午後1:30に無事に自宅へ帰宅。

今回も、目的の地を訪れることができ、いろんな人に出会って収穫の多い旅であった。
あーおもしろかった。
やっぱ東北はいいねぇ。四国からだと、北海道よりも遠く感じるけど。
いっぱい行き損ねた場所もあるけど、それはまた次の機会に取っておこうと思う。
そういう見残したところがあるほうが、何となく次の楽しみもできるしね。


おわり。
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