カペラについて、ちょっと・・・

カペラという車、一時マツダのラインナップから消える(単にモデルチェンジが無かっただけ?)というハプニングが有ったものの、今でもマツダ車の中核をなす車だと思います。

私は幸か不幸か、通った教習所がカペラ(注1)でした。基本的に使いやすい車である事は実感していましたので、卒業後に初めて買った中古車もカペラでした。スポーツサスペンション(注2)などがついている割に、同年式のトヨタ車よりずいぶん安く、お買い得でした。結構白い目で見られましたけどね (^^;

一年ほど乗りましたら、今度はCGなるちょっと変わった形のハッチバックが発売され、4WSという面白いOPも設定されているじゃないですか。C2もスタイリッシュで気になりましたが、発売当初は4WSはCGにしか設定されていませんでしたし、CGにはなんともいえない品があり、試乗して2ヶ月程度で購入してしまいました。

今考えれば世の中バブルの時代でしたので、エンジンのヘッドカバーなど意味の無い部分まで凝った作りになっていて、高級感がありましたね。4WSも小回りばかり注目されがちですが、雨の高速道路でレーンチェンジをすれば、その安定性の高さがすぐに分かるはずです。ハンドリングも車格に似合わないクイックな感じで、ドライブが楽しかったです。今考えても、「手放して失敗だったかな?」と思う車です。

ですが、12年乗りましてECUの故障や事故の後遺症の雨漏り(注3)が発生し、燃費も明らかに悪くなってきましたので、H10以降の現行カペラに有る欧州向けハッチバックの国内販売を待って買い替えを考えました。

しかし、ハッチバックが一向に国内販売される気配は無く、梅雨になれば溜まった水の汲み出しで私が発狂する事は確実でしたので、ハッチバックはあきらめて、カペラワゴンを購入して現在に至ります。

注1 グレード不明です。ディーゼルでしたね。
注2 GT-Rだかって紛らわしい(^^;グレードでした。サスの減衰力が車内のスイッチで切り替えできるタイプでした
注3 エアコンに連動したアイドルアップが行われず時々エンストしたり、雨が降るとジャッキの保管スペースが池になります

カペラワゴンSE(GWEW)について

バブル崩壊後のマツダの経営状況を反映してか、無駄なお金はかかっていません。しかし、しっかりとした質実剛健さが有って、マツダ車の一つの味だと思います。これで、純正アルミやコーナーセンサーを付けて乗り出し215万円(だったと思います)は安いと思いますよ。

ただ、正直を言うと+10万円出して良いから内装に高級感が欲しい。もう一台トヨタ車を所有していますが、室内の演出はトヨタが断然上手。良く見ればそんなにお金は掛かっていないと思うのですが、ぱっと見てもそうは見えない。うまいですね。

 

マツダの車はそういうところが下手だと思います。折角いい車を作っているんですけど、手を抜いた所に正直に『手抜きです』って書いてある。もっと要領良くすれば、安っぽさを見せずに作れると思うんですが。ぜひ、トヨタの内装の作りこみを勉強して頂きたいと思います。

余談ですが、エンジン(FS-DE)は普通の2000ccで、特筆すべき点は無いと思います。Dバーンで燃費を改善しているそうで、高速では12km/lで走った事も有りますが、町乗りは9km程度です。
マイナー前後でATが変わっていますが、マイナー前のATはすべりが大きいのかロックアップ領域が狭いのか、あまり良い物だとは思えません。マイナー後はアイシン精機?のアクティブマチックに変わっていますが、試乗した感じでは170psのエンジンとの相性もよさそうで、うらやましい限りです。

さて、ともかくこんな車ですが、長く付き合うためにも簡単に出来る所は手を入れて、良くして行こうと考えていまして、その結果がこのホームページに公開している内容になります。マイナー後に質感の改善された部品などを使えば、あまり手間をかけずにちょっと雰囲気が変えられますから。

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2002/5/12(写真追加)
2001/2/12(誤字修正)