[ 22766 ] 迷惑メール(spam)撲滅私的調査会 HTML化ログ |
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Gokurakuです。
以前少し話題に上げましたが、海外発の日本語SPAMメールについて、
7月中の分について統計を取ってみました。
まず調査条件です
調査条件
・Nifty、So-net各1アカウントの合計2アカウントでの合計です
(いつもの定点観測で使用しているアカウントです)
・対象は海外ISP発の日本語SPAMです。
(ローマ字で書いてある物もありましたがこれも含めています)
・フィルター等は一切かけていません
・なお、日付けについては発信元の日付が信用ならない物も多数ありました
のでこちらのメールサーバへの到着時間を持って判断をしてあります。
調査結果
1:概略
総数 1953通(1日平均63通)
参考:国内からの発信数 59通(内訳は下記記事参照)
http://www2g.biglobe.ne.jp/~stakasa/nospam_bbs/past/log/022753.html#22763
2:国別結果(発信数順位で表示)
中国 1463
マレーシア 142
韓国 130
フィリピン 61
ブラジル 39
アメリカ合衆国 31
インド 26
アルゼンチン 13
その他(9通以下:括弧内はメール数)
タイ(8) 台湾(4) パキスタン(3)
イギリス(2) オーストラリア(2) サウジアラビア(2) フランス(2) ポルトガル(2)
メキシコ(2) ルーマニア(2)
インドネシア(1) ウルグアイ(1) スペイン(1) スリランカ(1)
カナダ(1) オランダ(1) ギリシャ(1) グアテマラ(1) コートジボワール(1)
コロンビア(1) チリ(1) ドイツ(1) トルコ(1) ニュージーランド(1)
ベルギー(1) ベトナム(1) ペルー(1) 香港(1) リトアニア(1)
3:ISP別結果(発信数順位で表示)
10通以上の発信があったISPをリスト化しています
CNCGROUP(中国) 695
CHINANET(中国) 249
Heilongjiang-Daxinganling
-TELECOM(中国) 249
DQTNET(中国) 157
TELEKOM MALAYSIA
BERHAD(マレーシア) 139
DEFENSNET(フィリピン) 59
China United Telecom(中国) 50
HANANET(韓国) 49
KORNET(韓国) 42
Xpeed(韓国) 19
CHINACOMM(中国) 15
SBC Internet Services(アメリカ) 14
Telemar Norte Leste S.A.(ブラジル)13
CHINA RAILWAY TELECOM(中国)11
BSNL NET(インド) 10
TELECOM DE Sao Paulo(ブラジル)10
考察
まず、総数で見ると一日あたりの発信数は国内発信(平均1.9通/日)の
30倍を超えている状態になっている。以前の発信数分布や、内容的な点
(同じ内容、誘導先の物が海外へシフトしている)から考えても発信元が
海外へシフトしているのは明らかである。
ただ、大きな問題として海外へシフトした場合、対処依頼が大変であること、
(やはり言語的な問題は大きい)、また、それを補う手段としてSPAMCOPが
存在してはいるものの、国内でもSPAMCOP経由の報告を受けないISPが
存在しているような状況では上記に見られるような悪質なISPが改善する
とは到底考えられない。
やはり、積極的な解決方法が閉ざされている以上、受け手側としては消極
的手段ながら発信元を分析して拒否をするようなフィルターを適用する必要が
あると思われる。上記の結果から見て中国が発信元の70%以上を占めて
いる状況を見ると中国に割り振られているIPアドレスを拒否するだけで70%
以上のSPAMを排除できる要素は大きい。上位3カ国を排除できればその
排除率は89%に達すると試算でき、排除効果は非常に大きな物であると
考えられる。
(国別)
続いて、国別でその傾向を見てみよう。
一目瞭然でいえることは従来SPAM三蛮国とされていた中・韓・台について
このSPAM三蛮国という表現は今となっては適切ではないということだ。
韓国については発信数ベースで現在の所トップである中国の10%にも
満たず台湾にいたっては極少数派に属する状況となってい。逆に中国に
至っては全体の7割を占めて