NHKによると東京・新宿区で、「たぬきの森」と呼ばれる豊かな自然が残る一画に建設中のマンションについて、最高裁判所は、区が行った建築確認は違法だとして取り消した。これによって、すでに7割ほど完成している建物は違法な建築物になり、区や業者は取り壊しなどの異例の対応を求められることになる。
新宿区下落合に建設中の3階建てのマンションをめぐっては、周辺の住民たちが、敷地に接した道路の幅が狭く条例の安全基準を満たしていないと主張して、区が3年前に行った建築確認を取り消すよう求めてた。
1審は訴えを退けましたが、2審は条例の基準に違反していることを認め、区の建築確認を取り消しました。17日の判決で、最高裁判所第1小法廷の宮川光治裁判長は区の上告を退け、住民の勝訴が確定。
建築中の建物の建築確認が取り消されるのは異例で、これによって7割ほど完成している建物は違法な建築物になり、区や業者は取り壊しなどの対応を求められることになります。判決について、原告の住民たちは「貴重な自然を後世に残すために大きな意味のある判決だ。木々は伐採されてしまったが、区には敷地を買い取って公園として整備するよう求めていきたい」と。
一方、新宿区は「司法の最終判断をしんしに受け止め、適切に対応していきたい」と。
また、マンションの建設業者は「区の認可を基に建設を進めていたので、困惑している。今後は区への賠償も視野に入れて対応を検討したい」と。
やはり、賠償問題も起きてくるようだ。岡本マンション問題も鎌倉市は、賠償問題では深刻な立場になるだろう。勝っても、負けても?