鎌倉発電送かわら版(最新版)

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2009年12月18日(金)
選挙向けマニフェストですと
そろそろメッキが禿げてきた鳩山マニフェスト政権。マニフェストは選挙向けでしたと今更言えないか。マニフェストでズルズルの鳩山政権。
ここは出番と小沢幹事長、機を見て敏なりの政治的感を働かせて、国民要望を官邸に提出行動。まさに、政治は状況判断と権力。

そもそも、国民要望を受けてのマニフェストではなかったか。それとも、選挙向けマニフェストか。何でも、勝つことが先と、出来もしないことを並べ、国民の支持を受けたが、そのマニフェストで行き詰まる。それも、余りにもひどかった麻生政権と小鳩任期で、一気に政権交代。

しかし、変われども、実行力、実力、権力は、小沢幹事長が一番。政党、内閣一元化を図ったが、やはり、ここは、権力者の出番。
マニフェスト、マニフェストと言っても、絵に描いた餅。駅頭や街頭で配っているビラと変わらない。ポーズ、パフォマーンスかも知れません。

世界、日本の政治家の状況判断で、刻々と政治は変わる。その判断をするのが、権力。まさに、政権とは、政治権力。一歩間違えば、独裁。民主的選挙で、政党を勝利に導いても、政治判断をするのは、権力者。政権を握って首相になっても、政党内の権力を握らなければ、蔭の権力者に怯えるだけ。負けてはいけないと、ペラペラ、軽い発言をする表の権力者。存在感を誇示か。所詮、金持ちのお坊ちゃまか。

これから、マニフェストに、書いてもらいたい。このマニフェストは、選挙向けです。当選後は、変更があります。4年の内ですが、すぐ変わるかも知れません。政権公約の契約は、選挙時に破棄できます。それまでは、裏切られた、公約違反等の違約金はありません。

いずれ、政策は、過半数を超えている政権、民主的代議制の国会で決まることですから、ご理解下さい。マニフェストにはこのことは付きものです。マニフェストは選挙に勝つため、選挙後国会運営、政策実行は、状況判断をする権力者で決まります。それも、求心力のある権力者に依ります。実力者がいないと、党内は、ゴタゴタし、混乱を招きますから、その時は、皆従うと思います。造反する議員はいないと思います。それほど、度胸がある議員はいないから。まぁ、マニフェストでの選挙勝利で政権交代、マニフェストでつぶれる政権。保つためには、やはり、蔭に実力ある権力者か。
2009年12月17日(木)
建築中のマンションが違法で取り壊しへ、最高裁
大船観音前岡本マンション問題で、現在、東京高裁に原告である事業者が控訴しているが、鎌倉市は、控訴の補助参加人を15日取り下げた。
今後の裁判の結果次第では最高裁への上告発展もあるうることなので、今日の最高裁は東京・中野区に建設中のマンションについて、区が行った建築確認は違法だと取り消した判決には、重大関心を持った。やはり、敷地に接した道路の問題があったようだ。

マンションはすでに7割完成していて、建物は違法な建築物となり取り壊しなどになるようだ。鎌倉。岡本マンションは、原状回復と言われたが、県開発審査会裁決から裁判になっているので、高裁裁の結果ではどうなることやら。まだまだ、時間がかかるであろう。

NHKによると東京・新宿区で、「たぬきの森」と呼ばれる豊かな自然が残る一画に建設中のマンションについて、最高裁判所は、区が行った建築確認は違法だとして取り消した。これによって、すでに7割ほど完成している建物は違法な建築物になり、区や業者は取り壊しなどの異例の対応を求められることになる。

新宿区下落合に建設中の3階建てのマンションをめぐっては、周辺の住民たちが、敷地に接した道路の幅が狭く条例の安全基準を満たしていないと主張して、区が3年前に行った建築確認を取り消すよう求めてた。

1審は訴えを退けましたが、2審は条例の基準に違反していることを認め、区の建築確認を取り消しました。17日の判決で、最高裁判所第1小法廷の宮川光治裁判長は区の上告を退け、住民の勝訴が確定。

建築中の建物の建築確認が取り消されるのは異例で、これによって7割ほど完成している建物は違法な建築物になり、区や業者は取り壊しなどの対応を求められることになります。判決について、原告の住民たちは「貴重な自然を後世に残すために大きな意味のある判決だ。木々は伐採されてしまったが、区には敷地を買い取って公園として整備するよう求めていきたい」と。

一方、新宿区は「司法の最終判断をしんしに受け止め、適切に対応していきたい」と。
また、マンションの建設業者は「区の認可を基に建設を進めていたので、困惑している。今後は区への賠償も視野に入れて対応を検討したい」と。

やはり、賠償問題も起きてくるようだ。岡本マンション問題も鎌倉市は、賠償問題では深刻な立場になるだろう。勝っても、負けても?
2009年12月14日(月)
振り返ってみれば山買ってお終い
石渡市政の8年間を振り返って見ると、開発問題を抱えた広町緑地を始め、解決のため山や土地を膨大な金額で買ってお終いという印象が強い。

石渡市政では子育て、保育等の子ども行政、介護始め福祉福祉、バリアーフリー等できめ細かい行政を行ったことは評価が高いが、開発攻勢に闘ったという竹内市政と比べて、石渡市政は、追いつめられるとすぐ許可するか、土地買収での解決であった。また、余りにも職員の不祥事が続いた緊張感のないことも、石渡市政にとって批判の多い人事体制であった。

広町緑地問題等鎌倉の3大緑地は永く住民、事業者、行政との闘いが続いていたが、石渡市政になっていとも簡単に、膨大なお金で解決したので、鎌倉の開発問題は、開発がこじれば、市は土地を買ってくれる、ダメならすぐ許可してくれると事業者間で強く印象を持たれたと、言われていた。それも、事業者が裁判で訴えくるのではないかと考え、すぐ、許可するので、闘う姿勢が全く見られなかった。

それでも、8年前の石渡市長就任当初は、稲村ヶ崎の開発問題では、最後まで抵抗し、32条で許可しなかったことはやるなぁという印象受けたが、後がズルズルであった。

国の規制緩和等で、かなり、開発許可が指導行政から新自由主義か、法に適合してれば、行政の抵抗が出来ない開発行政になったことも、地方にとって、地方自治が難しくなったことも苦しい立場になった。地方分権と言っても、権限委譲、財源移譲等が実現できなければ、叫んでいるだけだ。さらに、現在は地域主権なんて言っているが、地方が苦しむばかりである。

松尾市政は石渡市政のツケを処理する重荷を背負ってのことで、岡本マンション問題、ゴミ問題は相当な覚悟がいる。
まさに、その責任は、行くも地獄、行かぬも地獄といった、それだけで、4年間を終わってしまう印象のこれからの市政である。

保育、子育て、福祉、教育等他にもいろいろあるではないかと言うが、岡本マンション問題、ゴミ問題解決で、かなりのエネルギーを必要とする。それらの問題で、度々、行き詰まることも予想されるので、松尾市長を応援した議員等の責任も相当重い。周りの方々が避けて通ろうすれば、松尾市長は孤立するばかりである。難問を解決するためにお金でと言っても、財政は厳しい。まさに、地獄が待っているかも知れない。

鳩山首相も行くも地獄、行かぬも地獄の普天間の基地問題。勝った、勝ったと浮かれている賞味期限はとっくに、過ぎている。返品か、ガラガラポンの新体制でも考えないと、国民もろとも、地獄行きになる。世界経済の不況が、どこまで続くか、奇跡はあるのか?
松尾市長も国の動向次第では、かなり厳しい状況が予想される、それには、松尾市長与党体制が見えなければ、責任問題で漂流?それとも、風の松尾さん、神風が?
2009年12月10日(木)
森田代表監査委員が退任のご挨拶に
森田代表監査委員が退任のご挨拶に来られた。監査請求、決算の結果等いろいろ起きる鎌倉市政、特に未だ解決着かない大船観音前岡本マンション問題の監査請求など、多くの不祥事が続いただけに、ご心労もあったと思う。本当にご苦労さまでした。

さて後任の監査委員は、市長が議会の同意を得て、行政運営に関し優れた識見を有する者のうちから選任されることとなっているので、いずれ予定議案として提出されるであろう。

最近は、行政に対し監査請求、告訴、告発は次々起きるので、監査体制の強化も叫ばれている。
市長が変わったばかりであるが、もうすでに、監査請求、損害賠償請求等の話題が聞こえてくる。緊張が連続する鎌倉市政である。

特に、岡本マンション問題に関しては、裁判に発展し、一審後、高裁へ控訴されている。現在、鎌倉市は控訴人補助参加人として参加しているが、参加取り消しを公約、明言している松尾市長、その後、結果によっては、損害賠償請求があり得るとも言われている。

私は、原告が敗訴しても、勝訴しても、鎌倉市は損害賠償請求を受けるだろう考えている。その結果、現松尾市長が鎌倉市の代表として責任者となることは当然であろう。また、松尾市長はその覚悟の上であろう。その先は、また、司法の場でのことになるかも知れない。

市長になった方は、様々なことで公私にわたり、法廷での争いになることがありうるので、自分のブレインとして2,3人の弁護士を抱えていることは、必要である。

竹内元市長は、弁護士にお兄さんがいたので、心強かった。市長の選挙戦で告発合戦になり、一方は佐藤謙一郎元衆院議員と中村県議、こちらは竹内市長、故井上禅定和尚等、激しい戦いであったが、両者和解、告訴取り下げとなるとき、竹内市長、素早く兄の弁護士と相談、一件落着であった。私は大変苦労したメッセジャーであったが。とにかく、竹内家は法曹界では、有名な家柄。

鎌倉駅西口前の嘘つき垂れ幕問題も告訴問題に発展、竹内市長の勝訴であった。竹内市長時代、常に10件以上訴訟問題を抱えていたが、兄の弁護士の方は、東京1弁会長であったので、事務所に多くの若手弁護士を抱えていたことは、彼の強みで、動じなかった。

とにかく、相談できる弁護士がいると何かと、心強い。私の同級生は東京1弁の副会長を務めた弁護士、現在50人くらい弁護士を抱えている田辺君だ。彼の妻、弟も、妹も弁護士だ。彼からサッジェッションを受けたことでいくつか役に立ったことがある。マッチューのことならと、いつでも言う、田辺。良き友だ。でも、彼も忙しい様で、そう簡単には頼めないが。それに、湘南高OB会である湘友会会長、ご苦労である。

私が議会で取り組んだことで思い出すのが、判例では行政財産の私権の設定、行政財産の時効成立、懈怠等のことであり、西武鎌倉ハイランド周辺4万坪無償提供も、彼のヒントが役に立った。
さらに、判例の行政財産の時効取得で、私が解決させたのが、普通財産であった、二階堂鎌倉宮前の駐車場問題。現在観光協会の管理で、協会の大きな財源。

以前、八幡宮の例大祭で、最高検の元総長に会うことがあり、妻の親戚関係者が最高裁の石田先生ですと言って、元総長に尋ねたことがある。関係を知ってか、快く話をしてくれた。先生、最高検は何をやっているのですか、悪い政治家をどんどん、捕まえて下さいと、酒を飲んでいる勢いで、言った。先生はそればかりではない、判例にないことなら小さなことでも取り組むと。なるほど、その道にも野心があるのかと思った。

とにかく、政治は法が付きもの、小さなことでも、苦しむことがある。判例にないことには特にそうだ。岡本マンション問題が難しいのは、判例にないことかも知れない。それだけに、市長は、個人的にもブレインに弁護士を抱えるべきだ。シンクタンクより先だ。

マニフェスト、マニフェストと強調するが、何フェスト、迷よフェストと聞こえてならない。それより、ブレイン、ブレインが大事。 前例をぶっ壊すことは出来るかも知れないが、判例、行政実例を壊すのは、容易ではない。それには法改正?憲法改正?法は前例から、しきたりから?そんなの、因習?前例は、マンネリ?とにかく、ブレイン、ブレイン。
2009年12月10日(木)
何とも不思議な鎌倉市議会
松尾市長にとっても、何とも不思議な鎌倉市議会ではないのか。野党から松尾市長頑張れとも聞こえる野党の与党的行動。
それに4万の民意を貰って当選した松尾市長の与党は、野党攻勢に対し黙り。4万の民意があれば怖いもの知らずだが。動かざること氷山か。何、フリーズ?

でも、最近は地球温暖化で、氷山も溶けて漂流。これじゃ、動けば変わるが、溶けて流れて皆同じ?
風林火山が、風流氷山?確かに松尾市長当選の最大の力は、風であった。いまだに風が吹き続け、与党氷山、流され、溶けて姿なしか?

石渡市政の継続性になんのその、まず、改革の姿勢を示すため、我が身を削って、市長車廃止、市長退職金停止と意気込みは前例をぶっ壊してもやるぞとの勢い。それでは、具体的にどのようにとなると聞けば、慎重に検討して参ります。

石渡市政のツケもあるが、松尾市長誕生のおまけも大きい。岡本、川喜多、洞門となにやら聞こえてくるのが、松尾市長の判断姿。

殿、ご決断を、まずはご決断を。ご決断を戴かなければ動きませんぞ、いや、皆のものが先に動けば変わる。殿、どのように変わりますか。それはのう、変わるように変わる。殿、それじゃ、漂流じゃありませんか?皆のもの、心配するな、4万の風じゃ、風がある。

そうだ、懐かしい唄を思い出した。シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ、屋根まで飛んで壊れて消えた。風、風吹くな、シャボン玉飛ばそう。そうか、あまり風があると、壊れて消えるか? 4年前の小泉旋風、今年は民主党の小鳩旋風?松尾突風は?
2009年12月9日(水)
松尾市長の初議会のデビューは曲芸飛行だ
松尾市長の初定例議会一般質問答弁でのデビューは、スリル満点の冷や冷や曲芸飛行だった。結構やるじゃんといったところだ。初飛行にしては合格点。拍手。パチパチ。のせられると危ないよ?、いや、のると危ないよ?

4万の民意に送られてきたので、さぞかし、ジャンボ機で、松尾機長の下、機内にはナビゲーター、副操縦士、かなりのスタッフが乗り込んでいるのかと思わせた初日の傍聴者であったが、議会2日目からは2人くらい。これはおかしいと思った。

それに質疑のやりとりを聞いていると、どこの基地から飛んできたか、また、管制塔は見えない。ヒョットすると単独飛行の曲芸が期待されての拍手でご登場か。それにしても、みんなの党の浅尾衆院議員の応援を始め、支持市議達がいたはずなのに、姿あれど、声なし。

それどころか、松尾市長を応援した有力議員が、市長選で戦たかった相手陣営の市議団の部屋で、質問指南。こりゃ、どうなっているのかと、目がくらむ。そうか、これが、松尾議員の曲芸飛行の隠し芸か。

そうか、完全無所属的出馬であるから、支持政党の保証はない、担保はない、浮き草、根無し草、いや、突風で煽られ、一気に上空に。
雲間に見えたかと思ったら、突然、どこへ飛んでいこうとするので、つい、そっちいっちゃいけないよ、危ないと私は大きな声を出す。
と思ったら大丈夫ですと、水平飛行で手を振る松尾操縦士。心配かけさせておいて、ハイー。いや、参った、こっちに向かった飛んで来るではないか、危ないじゃないか、議会に振るなよと、思っても、ご愛嬌のスタイルについ手が。さすが、自転車乗り選挙戦術の、大道芸で鍛えた、観衆操縦術。これじゃ、喝采浴びるなと感心したくなる。

議会は、単独飛行は無理だろうと心配したか、細い糸でも、繋いでおかなければ、どこに飛んでいくか分からないので、過去には余りない珍しい人事。、副操縦士か管制官か、兵藤副市長が全会一致で承認。良かった、先に兵藤副市長が決まっていて。鎌倉市政通で、余計なことはしゃべらないし、いつも困った顔をしているようだが、どうして、どうして、腹の据わった信念の方のようだ。松尾市長の曲芸飛行にも、びっくともしない。紐をひっぱつていくのが、兵藤副市長?

まぁ、軽飛行機による曲芸飛行とは言わないまでも、経済大不況である荒波の大海に船出した松尾丸、覚悟の大揺れであろうが、まさか、ドロ船であるまい。今、揺れているのは曲芸操縦でか、操縦訓練中でか、周りは我慢するが、安定するまで2年の試練が待っている。
でも、災い転じて福を為す。今がチャンスであるかも。いずれ、航路は見えてくるかも? あこがれの首長航路?晴れた空・・・・・。
2009年12月8日(火)
市長改選時は何が飛び出すか分からない
市長が変わった時は思わぬことが発覚する。石渡市長から松尾市長へと変わって最初の12月定例会で、口頭弁論前には見ることが出来ないと言われる岡本マンション問題での控訴人補助参加人準備書面が議会初日直後出回った。
それを読んでびっくり、松尾市長就任直前に高裁に提出されていた。現在、その準備書面に関し早稲田議員が問題点を問題化している。松尾市長は、補助参加取り下げを公約しているので、準備書面は幻となるかも知れないが、市長の決断次第だ。

かって、革新正木市長から、渡辺市長に変わった昭和53年、助役のお手盛り退職金が発覚、ベースとなる市職員の退職金が全国一で、給与の130ヶ月、当時で5000万円台続出が発覚。それは、退職金制度は難しいのだが、職員による内部告発で。それ以来、助役の退職金問題では告発事件へ発展、市長個人側の敗訴となったが、市長死亡のため、遡及して遺族の責任が回避された。その後、一般職の退職金問題は、引き下げが緩やかだったため、引き継いだ小島市長は2期目に落選。

その後、中西市長となったが、2期目で行革市長が箱物市長となったので、批判が続出、落選。竹内市長当選直後、中西市長時代に交わされた台峯土地所有者との覚え書きが発覚、それも、職員による内部告発。竹内市長自らが、記者会見して問題化させた。さらに、竹内市長の強烈な支持者であった伊藤玲子元市議が、中西元市長を告発。5000万円の献金記載漏れが横浜地検の捜査で発覚、それも、2度。時効分を除いて、関係者が有罪。さらに議会では特別委員会を設置した。

竹内市長2期目3年の時、市民農園問題が発覚、二人の助役が、任期途中2年にして辞任、関係職員は1000万円の補償を余儀なくされた。その後、竹内市長は3期目直前にして不出馬を発表。石渡市長に変わった。

今、松尾市長が誕生し、石渡市長時代のことがこれから検証されていくであろうから、何が飛び出すか分からない。松尾市長は勇気ある発言を続けているので、思わぬことが明らかになるかも知れない。昨日、松尾市長を応援した有力な議員が言っていた。もっと、深刻なことがあると。
2009年12月6日(日)
こんなことで市長が務まるのか
呆れたなんか言ってられない事態だ。長老議員が言ったように、準備書面のことは市長の政治生命に関わることだ。
大きな争点がなかった先の市長選で、特に話題となっていたのが岡本マンション問題であった。この問題に対し、松尾、渡辺両候補は、市の控訴人補助参加を取り下げると公約していた。

市長選では松尾候補が当選し、その直後の10月28日に、控訴人補助参加人準備書面が高裁に提出されていた。
松尾市長は当然、その後、石渡前市長からそのことも引き継ぎを受けていたのであろうから、まず、岡本マンション問題に関わる事項は、重大関心を持ち、チェックしたと思う。

引き継がれた準備書面を見て、先の一般質問で答弁しているように、市が開発許可をしたことは違反であるから、書面の内容が、自分の見解と違うことは歴然としていることに気がついているはずだ。取り下げにあたって、相手があることより、松尾市長の考えと書面内容が違うことの方が重大であるはずだ。こんなことが、分からないで市長が務まるのかと、疑ってしまう。即、全協でも開いて、説明して貰いたい。
もう、引き継がれて1ヶ月も経っている。それに、控訴審の口頭弁論の期日は、12月15日予定だ。
2009年12月5日(土)
貰ってびっくり、読んでびっくり補助参加人準備書面
大船観音前岡本マンション問題で、高野洋一議員が一般質問した。現在、事業者と県で争われている行政訴訟(市の開発許可取り消した県開発審査会の裁決の取り消しを求め業者が提訴。8月に横浜地裁で業者側の請求を棄却する判決が出て、業者が提訴していた。)から、市は補助参加している裁判から身を引くべきだと。 

また、松尾市長の公約でも補助参加取り下げを、訴えていたので、12月15日の控訴審前にしなければ、口頭弁論後でなければ、参加することになる。それに対し、松尾市長は相手もあること、準備書面のことをとも答弁。高野議員は準備書面を用意して、それを引っ込めることはおかしなことになると追及。さらに、松尾市長は三宅議員の質問に答え、市の2回の開発許可は違法であったとも、はっきり、言明。

一般質問が終わって、控え室廊下で、高野議員が、松尾市長を市長選で応援した有力な議員から、「準備書面が出ているよ」と、言われたとのことで、話題に。そこに早稲田議員が私も有力議員から言われたので、情報公開の手続きを取ったが、貰えなかったと。

岡本マンション問題では、ネットワークの張り方が違う岡田議員の動き、早速、準備書面を手に入れた。次の日、私は貰ったコピーを、高野議員に見せ、準備書面を読んで彼は怒りまくっていた。何が問題なのかと思って、良く見たら日付が10月28日になっていた。準備書面の内容もとんでもないと。それりゃそうだ、地裁判決否定の中身。

さらに、驚いたことに、岡田議員が某記者に聞いたところ、もうすでに準備書面を持っていて、徹底的研究検討されているようだと。
えっ、さすがと思った。さらに、私もある方に、こんな準備書面があるがと言ったら、あっ、それ持っているよと言われ、唖然とした。

もうすでに、かなりの筋に、準備書面は出回っているようで、でも、議会では有利力議員を除いてほとんどの議員は知らなかったのではないかと思った。
また、さらに驚いたのは、今朝の東京新聞に準備書面のことが記事に出ているではないか。それも、中身は、松尾市長が補助参加を取り下げると公約しているのに、中身は市が当事者になっているような、内容だ。責任が松尾市長の個人となることもあり得るので、どうなっているのかなぁ。松尾市長は事態の深刻さが分かっているのかな。そういえば、長老議員の方が言っていた、これは、松尾市長の政治生命の命取りになるかも知れないと。あぁ、恐ろしい。いや、市役所は恐ろしい伏魔殿と言われないようにしなければならない。

さらに、岡田議員のブログに控訴人補助参加人準備書面1の一部が載っているが、早稲田議員の請求した情報公開請求の回答文の行政文書全部非公開決定通知書(発行平成21年12月4日)の中に、公開できる期日は控訴審の口頭弁論での控訴人補助参加人の陳述後にすると。控訴審の第1回口頭弁論(平成21年12月15日予定以降に改めて請求して下さいとある。

これはおかしい、12月3日に松尾市長は公約の通り、補助参加は取り下げると言っているので、補助参加での口頭弁論はあり得ないではないか。それとも、口頭弁論後、補助参加を取り下げると言うことか。松尾市長と相談しての回答か。

それにしても、知らないのは一部の議員を除いてほとんどの議員だ。もし、有力議員が耳打ちしてくれなければ、どうなったかと思うと、情けない。市民に議会の存在が問われる。議会が軽視されたことは、大問題になるかも。
2009年11月30日(月)
明日から師走、紅葉も終わりか
明日から12月の師走。紅葉も見納めかと昼食後、八幡宮へ歩いた。大銀杏もかなり色づいていた。源平池のほとりのもみじか池に映えている眺めは最高。若宮大路段かつら二の鳥居そばのイチョウも見事。市役所に帰ってきたら、玄関の広場にも真っ盛りの紅葉。

御成山もどうだと色づいているが、かなり散り始めている。それでも、毎年、時期が来れば、我々の目を楽しませてくれる。
景観部の専門家にいろいろ、教えて貰った。今日は携帯カメラであるので、色がイマイチであるが、それでも、鎌倉の紅葉も素晴らしいことが分かる。鎌倉の植生をもっと知りたいので、カメラと図鑑を持って歩こうと!。三日坊主に終わらないよう頑張ろう。この秋は、紅葉づくしだ。

でも、自分が燃え尽きないようほどほどに。明日は東大病院に行かなきゃ。2日から本会議、燃えて散らないようしましょう。緊張感がいっぱい、これからの鎌倉が大きく変わるか、新人市長に、新人議員、ここは真剣勝負の大一番。始め良ければ、これからズーッと良いかも?

それにしても、松尾市長登場の初一般質問議員が28人中21人とは、驚いた。これほどのケースは過去ないと思う。与党も野党も入り乱れ。横並びで、誰が一歩出るか、場外でのビラまき合戦のネタ作りか。松尾選挙作戦が、効果あるとなると、次は県会レースへ向けて、激戦か?