2006年4月の戯れ言


4.28

今週のCD。

ワンノート「レモン」
 2ndアルバムが出ていたのですが、あえてシングルを買いました。
 限定1000枚だそうです。
SENOR COCONUT AND HIS ORCHESTRA「YELLOW FEVER!」
 アトム・ハートがセニョール・ココナッツ名義で出したCD。
 YMOをラテンでカバー!
 この前、細野さんが言ってたのがこれかあ。
 いや、最高。

あとは「ザ・50回転ズ」を買うのを忘れないようにしないとね。


4.27

「復讐者に憐れみを」監督:パク・チャヌク(2002年・韓国)
号泣。
もう、冒頭で説明される主人公姉妹の設定だけで半ベソかいてる俺だからね。
泣いた泣いた。
涙と鼻水でグズグズになった。

登場人物の誰もが希望していない方向へと驀進するストーリー。
それぞれの復讐者が持つ怒りの激情を、 激しく表現するのではなく、あえて静かに描く所に、 非常に心を揺さぶられた。

 お前は優しいから 俺がお前を殺すのも 分かる だろ?

うっ。
思い出し泣きしてきた。

そして他の作品でも書いたけど、監督のパク・チャヌク、 演出、カメラワーク、照明、編集、キャスティング、素晴らしい仕事ぶりです。


4.24

●4月23日(日)
DJイベント「XTCナイト」で踊り狂う。
場所は先週も行った渋谷Egde End。

いやあ、レア音源は聴けるは、初期カーネーションは聴けるはで、 非常に濃密な時間を楽しみました。
そして今回も暴れました。
やっぱXTC最高。


4.22

「美しい夜、残酷な朝」監督:パク・チャヌク、三池崇史、フルーツ・チャン(2004年・韓国、日本、香港)
ホラー映画オムニバス3本立て。

可愛い可愛いカン・ヘジョンが観れるのを期待していたのに!
そんな俺に対して、この仕打ちは酷いよ。
だが相変わらずパク・チャヌクのカメラワーク・編集・照明は素晴らしい。


たかが日記されど日記。
俺は今まで誰に読まれても良い文章を書いてきた。
俺の暗黒面は記さない方針で書いてきた。
それは俺の内面を見せたくなかったからだ。
俺自身について赤裸々に語りたくなかったからだ。
俺がどのような人間なのかを知られたくなかったからだ。
でも今回、ちょっと面白いイベントがあったので、 いままでの方針から外れてしまうが、記念に書き留めておこう。
あくまでエンターテイメントとして。

 暇な奴だけ聞いてくれ 俺は此頃つくづく思う
 俺たちゃ 何で生きてんだ
エレファントカシマシ「道」
名曲だ。「絶交の歌」も名曲だ。初期のエレカシは最高だよ。

最初に断っておくと、俺はうつ病患者ではない。
そのように医師に診断されたので、そうなのでしょう。

そんな俺に、先日とてつもないほどに猛烈な虚無感が襲ってきた。
何だ!この、ユーウツは!!
これは未曾有の体験だ。
俺の人生、つまらん!
俺の人生って、凄んげぇ〜つまらねえ!
いやぁ〜、見事なまでにつまらないな、俺の人生。
いったい何だったんだ?7 Days

だいたい俺ってさあ、今までに夢とか希望とか持った事ないのな。
小学生の頃の両親との会話でさあ、
 親「大きくなったら何になりたい?」
 俺「マンガ家!」
 親「バカ!!!!!!!」
という夢のない環境で育ったので。
まあ、いい歳して全てを親のせいにするつもりはないけど。
俺も努力なんてしたことないし。
俺は子供の頃に、泉谷しげるの「春夏秋冬」を聴く必要があったのだと思う。
それで自分を変える必要があったのだと思う。
だが、それにしても幼少時のインプリンティングの影響力というのは 無視できないのではないの?

 「大人になったら楽しい?」
 「辛いことだけだ」
映画「レオン」での素晴らしいやりとり。

もうね、映画「太陽を盗んだ男」の沢田研二の気分ですよ。
歌で言ったら、左とん平の「ヘイ・ユー!ブルース」ですよ。
「私は獣より劣る人間ですが、生きていく権利はあるのではないでしょうか」 と言って飛び降り自殺したのは映画「オールド・ボーイ」の端役だ。
そこで、だ。
ウチには包丁がある。
普段料理なんか一切しないのに包丁はある。
だったら俺だって包丁で手首をグサッとやってやろうじゃないのよ!
でもフロアが血で汚れると不動産屋が後でいろいろ五月蝿いだろうから、 ちゃんと布団しいて、床が汚れないようにしよう。
いやいや。
ちょっと待てよ。
落ち着け、落ち着け。
俺、貯金がいくらかあったよな。
だったら、それで思いっきり遊びたおしてからグサッといこう。
それがいいや。
我ながら名案。
やっぱ俺、天才かも。
そうだなあ。
とりあえずキャバクラだな!
キャバで全財産使い果たそう。
同伴→指名→アフター→プレゼントの無限コンボで全財産使おう。
そしたら絶対ハッピーだ。
人生、最後に笑ったやつの勝ちなんだろ?

などと悶々とした気分でいた矢先に、突然、久しく会っていない知人から メールと電話が入った。
彼曰く、
 「君、転職しない?」
だって。

ウケた。
これからキャバ行ってグサッとやろうと思ってる人間に対して ヘッドハンティングかよ!
凄ぇウケた。

トントン拍子で話が進み、翌日に面接を受ける事になった。
ウケる。
翌日、本当にノコノコと面接受けに行く俺も俺だが。
わざわざスーツ着て面接に行く俺、凄ぇウケる。
「他人の悲劇は喜劇である」といって、自らに降りかかる災難を ドタバタコメディに昇華して映画を作ったのは、かの喜劇王・チャップリン。

まあ協議の結果、両者合意の上で不採用となったけど、悪い結果ではないよ。

知人のお陰で寿命が少しくらい延びた気がしたよ。
本当に絶妙なタイミングだった。
ありがとう。

そしてコレを読んだ皆さん、俺がこの世からいなくなった暁には、俺の所有する オタク・グッズなどは皆さんに差し上げます。
「俺の友人」を自称できる方々は、遠慮なく俺の部屋を漁って下さい。実家の部屋もあるよ。
でも、恥ずかしいモノを発見してしまったら、見てみないフリをしてくださいね。
なんか、ウィングマン思い出すね。
ポドリムスに行く前に、友人に自分が大切にしていたおもちゃをあげるんだよね。
あ〜でも、俺の遺品欲しいヤツなんかいないか。

走りだしたら何か答えが出るだろう
なんて俺もあてにはしてないさ
運が悪けりゃ死ぬだけさ

泣けるな、この唄。心にしみるよ。


4.18

●4月16日(日)
寺盾くん主催のDJイベント「Rock'n Roll Kinder Garten Vol.2」に 遊びに行ってきました。
いやあ、踊った踊った。
久々に暴れました。


4.14

ここ一ヶ月くらいで入手(購入、レンタル)したCDたち。

ミドリカワ書房「リンゴガール」
 本秀康の漫画目当てです。
The Cardigans「LIFE」
高岡早紀「S'wonderful」
高岡早紀「Sabrina」
高岡早紀「Romancero」
SPANK HAPPY「ANGELIC」
竹中直人「イレイザーヘッド」
SPARKS「GRATUITOUS SAX & SENSELESS VIOLINS」
SPARKS「HELLO YOUNG LOVERS」
ザ・ニューエストモデル「ソリッド・ファンデーション」
VA「LOVE IS THE DRUG」(ROXY MUSIC + BRYAN FERRY tribute)
 ロキシー・ミュージック+ブライアン・フェリーのトリビュート盤。
 そんな盤が、インディー系の女性ヴォーカルバンドだけが参加して、メジャーからリリースされている、というこの奇跡。
 よっぽどフェリーの「TOKYO JOE」が流行していたんだな、この頃。
 さかなとSPOOCHY(ノーナの西寺プロデュース)が参加してるのが聴き所。
 しかも初期ロキシーからの選曲が多数。
 皆さん、分かっていらっしゃる!
 名盤。
NONA REEVES「SIDECAR」
NONA REEVES「NONA REEVES」
NONA REEVES「SPHYNX」
 ノーナ最高!
 何で今まで聴かなかったのか?
 まあ自分の趣味が変わってきたのですな。
 最近の盤ではBM'S(青山陽一のバックバンド)のBass千ヶ崎学も参加してる。
LED ZEPPELIN「何か分からんブートレグ」
LED ZEPPELIN「LIVE AT M.S.G. Feb.12.1975(ブートレグ)」
CLOUDBERRY JAM「BLANK PAYCHECK」
CLOUDBERRY JAM「PROVIDING THE ATMOSPHERE」
CLOUDBERRY JAM「TIME TO MOVE ON」
 クラウドベリージャム、最高!ということを再確認。
YMO「浮気なぼくら(インストゥルメンタル)」
YMO「サーヴィス」
Swinging Popsicle「Fennec!」
東京事変「ADULT」
MC5「KICK OUT THE JAMS」
原田知世「2000BEST」
原田知世「Flowers」
原田知世「clover」
原田知世「Best Harvest」
 原田知世病も一段落。
 「100 LOVE-LETTERS」(作詞:鈴木慶一)は名曲!
あがた森魚「24時の惑星」
 名盤。
さかな「リトルスワロウ」
 名盤。
アンジー「Angie's Life」
VA「ナゴム ポップス コレクション」
 もちろん、GRANDFATHERSとカーネーションの初期音源が目当てです。
BAZRA「switch」
飯島真理「シュペール」
 本当は「ブルーベリージャム」とか聴きたかったんだけど、 さすがに初期の音源は入手困難か。
 あと「愛・おぼえていますか」の作曲は加藤和彦だったんですね。
上戸彩「Re.」

しかし、さすがにこれだけポップスばかりを聴き続けていたら何だか気分が落ち着かない。
これだけ良質の音楽を浴びるように聴いても何か足りないものを感じる。

そこでメタリカ(1st〜3rdアルバム)とメコン・デルタとアーク・エネミーを聴いた。
いやあ、落ち着く落ち着く。
やっぱ初期メタリカは最高だな!
お陰で情緒が安定しました。


4.13

「オールド・ボーイ」監督:パク・チャヌク(2003年・韓国)
ある日突然拉致監禁された主人公、オ・デス。
何故監禁されたのか?
さらに妻が殺され、容疑者となる。
そして15年の歳月が経過し、ある日突然解放されたデス。
誰が?
何故?
復讐に燃えるデスの壮絶な戦い。

はっきしゆって大傑作。
脚本、演出、キャスティング、芝居、カメラワーク、照明、編集、劇伴、全部最高。

蛇足ながら、ヒロイン役のカン・ヘジョン、くっきりした二重瞼と 腫れぼったい唇がとってもキュートです!


4.8

「IZO」監督:三池崇史(2004年・日本)
磔にされ処刑された土佐藩士・岡田以蔵。
そのIZOの怨念が時空を超越して人を斬る。
斬って斬って斬って斬って斬って斬りまくる。
人とあらば斬る。
とりわけ体制側の人間は容赦なく斬る。
そして目指すは、やんごとなきお方・・・。
友川かずきの熱い弾き語りが圧巻です。


4.4

「マーダーライドショー」監督・脚本・音楽:ロブ・ゾンビ(2004年・アメリカ)
原題は「HOUSE OF 1000 CORPSES」。

1970年代。
アメリカの田舎町。
そこには、人を拉致監禁してはブチ殺す一家がいた。
って、原題そのままですね。

そして、ひょんなことからその一家を訪れた2組のカップル。
とにかく、一家揃って全員トチ狂っていますので、 来訪者の皆さんは当然いたぶられて殺されます。
ちょっと「ロッキー・ホラー・ショー」みたいな(違うか)。

時折挿入される、サイケデリックな色使いの画面や、 フィルムのザラついた質感を出した映像が格好良いです。

俺は人体破壊描写が大好きなので、そのような映像を期待して 観たのですが、そういうシーンは少なかったです。


4.3

●4月1日(土)
大学のOBで集まってお花見をしました。
しかも母校で。
いつのまにか俺の知らない建物が増えてたりしてた。

ところでその日、とあるOB夫人に
「え、あたしより年下だと思ってた!」
とか言われました。
てゆか、初めて会ったときに「あー、同い年じゃん」とかいう話をしたと思うんだけどなあ。
随分長いこと年下だと思われてたかぁ〜。
相当みくびられてたかぁ〜。
まあ俺も年相応な見た目じゃないけどねーだ。
あ、全然怒っていませんよ。念のため。


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