「The Matrix」

1999
主演:キアヌ・リーブス


ラスト近くの「アルタードステーツ」(監督:ケン・ラッセル)的な 「最後に愛は勝つ」(KAN(えっ?高木KAN?))的な展開には 怒りすら感じたけど。

とにかくカンフー・アクションがえれえ楽しくて。 キアヌ・リーブス、ワイヤーでスッ飛んでくし。 倒れてぶつかった衝撃で柱は折れるは、パンチでレンガ突き抜けるは、 壁を垂直に駆け上がってからサルト・モルタルするは、 空中を浮遊しながらキック3連発かますはで。 「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」(監督:ジミー・ウォング)に匹敵するオモシロ・カンフー・アクションだよ。 少々比較対象に無理がある気もするが。 もう、香港カンフー・アクション・フェチにはお勧め。 北斗百裂拳もでるし。

したっけそれよかスンゲエのが銃撃戦でして。

インドアアタック。大理石の柱が立ち並ぶ中、ライフル、サブマシンガンの集中砲火をかいくぐり応戦する主人公達。 こん時の、大理石の飛び散る破片と床で踊る薬莢が。 硝煙と破片でけぶるスクリーンが。いやもう最高で。 「ガントレット」(主演:クリント・イーストウッド)を愛する 破片フェチの方にもお勧め。

加えて水浸しの部屋の黒いスーツの男に向かい、ヘリからガトリング砲の連射ですよ! 「ワイルド・バンチ」(監督:サム・ペキンパー)にはかなわんけど。 はらりはらりと零れ落ちる薬莢がこれまたイカス。 薬莢フェチにはタマラんですよ。

そして部屋にはガトリング砲の着弾による水飛沫が。 立ち上がる飛沫。崩れ落ちるスーツの男。この対照。 「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」の水中格闘戦を観て育った 水飛沫フェチも大満足。

そうそう、ヒロインの着てるキャットスーツがこれまた。 俺はこのへん素人なんでナニなんすが。 ラバーフェチ、ラテックスフェチ、エナメルフェチ、レザーフェチには割とアレかも。

1999.7.27


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