ある男を守る為に未来からやって来た、サングラスが
チャームポイントのサイボーグのお話。
命を狙われる男と、彼を守るサイボーグとの心の交流が見所。
前作では素っ裸で登場して観客のド肝を抜いたが、今作では
最初っからバイクを乗り回してて、ちょっと拍子抜け。
主役のサイボーグを演じるユーサク・マツダが徹底的に
格好良いのは当然として、男の命を狙う悪役をポール牧が好演。
この二人の戦いが本作最大のクライマックス。でも、最後まで
ポール牧がサイボーグだという描写がひとつもなかったのが
残念。変形とかしないのだ。デュラルみたいなのがくにゃくにゃ
変形するのとか。CMでさんざかやってたのになあ。なんでだろ?
ラスト近く、ユーサクのメカが剥き出しになるシーンは
「ウェストワールド」(ユル・ブリナー)を彷彿とさせて、
なかなか微笑ましいかぎりでした。
本文ここから:音楽。かなり良いです。
”びよょ〜んんん・・・”とか、そんな感じで。本っ当に良いです。
カメラなんかも、いきなり90度、くりん!って回転したり、
かなり凝っていて楽しめます。全編、えも言われぬ雰囲気が
支配していて、アーチスト松田優作をここに見た、
そんな気がします。