Replay2:「High Flyer」

HIGHFLY.ZIP ダウンロードしたら解凍して、HORNETの「REPLAY」ディレクトリにコピーして下さい

*このReplayデータはバージョン3.0で再生可能です。パッチを当てた3.01では使用できません

Replayファイル  High Flyer.rpl

REPLAYメニューに、「High Flyer」が追加されます。

 一度でもご自分で Replayデータの保存をしておけば (ミッション終了後 のデブリーフィングでビデオテープをクリックして保存する) 、Hornetの ディレクトリの下に「Replay」というサブディレクトリが出来ているので そこにコピーして下さい。 必ず一度何かデータをセーブして、ソフトに自動で ディレクトリを作らせます。自分でディレクトリを作ってはいけません。 その後に Hornetを起動すれば Replayメニューを出した時にファイ ルが選べて再生できるようになります。

 再生中も「Ctrl+F」で早送り、通常再生がトグルしますので、基地への 帰還時や膠着状態(索敵でうろうろしている)の時にはご利用ください。 

 以下の挿し絵風の小さなグラフィックスは、クリックするともう少し大きなグラフィックを表示します。 元のページに戻るには、「ALT+←」のキー操作をご利用ください。 ただし、Internet Explorerをお使いの方は、ページの先頭に戻されてしまいます。 Netscapeのご利用をお勧めします。


ミッション概要: 陸軍所属のA-10サンダーボルトが2機、敵国境近くの航空機基地と武器工場の爆撃任務を与えられた。敵航空基地からの戦闘機の迎撃が予想される。 このささやかな爆撃部隊の護衛任務を、私「Hornet One」が勤めることになった。

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離陸: F/A−18に搭乗し 駐機場で待機する。グラウンドコントロールからタキシングの許可だ。

「Hornet One。ランウェイ300へタキシングを許可する」

 護衛する陸軍の A-10 の前を横切る形で滑走路に向かう。 振り返ると ゆっくりと 2機の A-10 が機首を巡らしてついてくる。

 滑走路の手前で離陸許可を取る。

「Hornet One。 離陸を許可する」

ブレーキを解除して滑走路に進入。機首方位が300度を差したところで一時停止。 一度 A-10 に視線を走らせてから アフターバーナー全開で加速、一気に離陸する。

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 離陸後、基地上空を旋回して A-10 の離陸を待つ。2機とも離陸したのを確認してから機首をWaypoint1に向けて、加速。 先行して敵迎撃機の接近に備える。

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 RWRに敵レーダースキャンを2つ探知。うち近いほうの1機はすぐにロックオン可能距離に入る。  機首を30度方向に向けてレーダーをonにする。TWSモードに設定。 AIM−120を選択して発射可能にする。


ミサイル戦:敵戦闘機のレーダー波は 3つに増えた。地上からの対空レーダー波も2つ探知する。

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 一番近い敵機にロックオン。Mig−23 だ。距離18マイルを接近中。 15マイルまで待って AIM−120を2発 発射する。 後の2機は 20マイルと25マイルの距離を接近中だ。

 ミサイルをかわそうと1機目の Mig−23 が回避運動に入るのを確認して 2機目の敵にロックオンする。 こいつも Mig−23 だ。 距離16マイルで AIM−120を2発 発射する。 これで AIM−120 は品切れだが、先の2機を確実に撃墜すれば 後の1機は AIM−9 と機関砲だけでもわたりあえるはずだ。

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 2機目の Mig−23 も回避運動に入る。 しかし旧式の Mig−23 では容易なことではない。

 すかさず3つめのレーダー反応にロックオン。くそ。こいつはSu−27だ。こちらをロックオンして、真っ直ぐ向かってくる。

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 距離15マイルでミサイル警報。 ECMをON。機首を下げアフターバーナーを全開にして550ノットに加速、左に機首を振って接近するミサイルを右手に見る。

 「命中だ!」 AWACSが先の Mig−23 の撃墜を伝えてくれる。 だがこちらはそれどころではない。

 夕闇が迫り薄暗くなってきた空を敵のミサイルの白煙が迫る。 チャフを数発づつ断続的にばらまく。こいつに当たるわけにはいかない。 と、あらぬ方向へミサイルが飛び去る。 かわせた。

 「こいつも命中だ!」 AWACSが2機目の Mig−23 の撃墜を伝えてくれる。 これで当面の脅威は3機目の Su−27 のみだ。

バーナーをカットして、 Su−27 に機首を向けようとした瞬間 またミサイル警報!! 熱線追尾ミサイルにはまだ距離がある。 これもレーダー誘導のはずだ。 引き付けてチャフをばらまく。 戸惑うようにふらふらとゆれるミサイルははるか後方へ流れる。

 息つく間もなく またミサイル警報!!。 距離はもう10マイル以下のはずだ。 こいつは熱線追尾かもしれない。 視界に捕らえたミサイルの白煙が消える。 この距離で推進剤を使い果たしたなら短射程の熱線追尾に違いない。 バーナーをONにして加速。フレアと念のためチャフもばらまく。

 「外れろ!」  かわした。 すかさず新たなミサイル警告!! 4発目だ。 Su−27は何としてもミサイルでかたをつけたいらしい。 だがこれだけの高速で接近する敵機に前方アークから撃つ熱線追尾ミサイルはそうそう当たるものではない。

 フレアをばらまきつつ バレルロール気味に4発目のミサイルをかわす。


ドッグファイト:一瞬で Su−27 とすれ違う。いったんバーナーをカット。そのままスティックを目一杯引いて機首を上げる。 インメルマンターンだ。 どちらが先に切り返すかだ。

 キャノピー上方に やはり インメルマンターンで反転する Su−27 が見える。

 「勝った!」  Su−27がこちらに正対する前にガンサイトがSu−27を捉える。トリガを短く3回引いて、バルカン砲の火線をSu−27に浴びせる。

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 命中!Su−27が黒煙を吹き出す。バックシートの向こうにSu−27が回り込んで行く。

 致命傷にならなかったか? Hornet と同じ双発の Su−27は油断できない。またミサイルを撃たれてはかなわない。止めを刺すべくバーナーで加速しつつ反転する。

 黒煙を噴きながらまだ飛行を続ける Su−27に再びロックオン。バルカン砲のトリガを絞る。

「撃墜だ!」 今度はたまらず Su−27は空中分解する。


 対地攻撃:OK。これで敵の航空機は一掃したはずだ。 その気のゆるみからだろう。機速が危険なほどに低下しているのに気がつかなかった。失速警報にあわてて機首を下げて加速する。

 方位50度に対空レーダーの反応が2つある。敵航空機基地の方角だ。 対空砲からのレーダー波だ。すかさずそれぞれに HARM をお見舞いする。

 爆発音と共にレーダー警報が消える。 両方とも破壊したようだ。これで A−10 の接近を阻むものは無い。

 A−10 はどこだろう? ベテランパイロットの A−10 は超低空を、地形に合わせて這うように飛ぶ。 Hornet搭載のレーダーのルックダウン機能では探知は困難だ。 ましてあたりは夕闇に包まれて目視で捜すこともかなわない。

 機首を巡らせて敵の基地のやや前方で旋回を続ける。 すると敵航空機基地で連続した爆発音。

 いた。 2機の A−10はすでに敵基地上空を通過して目標を爆撃している。 爆撃後離脱のためやや高度を上げた A−10を10マイル先にレーダーで捉える。 そのまま第2目標の武器工場に向かうようだ。

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 A−10との距離を詰めるためにバーナーで増速しつつ接近する。 レーダー警報はまったく無い。

 距離が7マイルになったところで、左手の丘の陰から光の固まりが現れて先頭の A−10にせまる。SAMだ!!チャフでかわすが続いて2発目。爆発!! 先頭のA−10は火を噴きながら高度を下げていく。

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 SAMの大体の方位はわかるが、レーダー波の反応が無い。こちらからは完全に丘の陰になっているらしい。 増速しつつ接近する。丘を越えた瞬間。 「あれか!」 8度方向に敵SAMのレーダー波警報。 距離は数マイルだ。 SAMの第3弾が発射されるのがわかる。 もう1機の A−10を狙ったものに違いない。 これ以上発射させるわけにはいかない。

 速度500ノットでHUDの正面にSAMサイトを捉えて突進する。 爆発音!! A−10がやられたのか?

 SAMレーダーのロックオン警報! 今度はこっちを狙うつもりらしい。 SAMの第4弾が発射される。しかし弾道はあらぬ方向へ。 距離はもう1マイル以下だ。 ガンサイトを SAMの中央レーダーユニットに合わせてトリガを引く。

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 「命中!」 レーダーユニットと、その先のミサイルランチャーが爆発する。 地上衝突を避けるため機首を引き起こす。

 「ビンゴ、ビンゴ」 燃料が帰投水準であることを合成音が告げる。 機首を巡らせゆっくりと右に旋回して味方の基地へ進路を取る。

 砂漠を照らす月が視界に入った時、5マイル先にレーダー反応。 IFFコールに反応あり。 A−10だ。 3発目のSAMは かわしてくれたらしい。

 「作戦成功。基地へ帰還せよ」 AWACSから通信が入る。

 地上では A−10が爆撃した武器工場が炎上している。 大型の燃料タンクは無事なようだ。

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 SAMにやられた A−10の分を引き受けよう。 再び高度を下げて3つの大型タンクをバルカン砲で掃射する。

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 すさまじい爆発の火球がふくれあがる。 これで少しは気が済んだ。


 帰還:A−10に続いて戦線を離脱する。

 「作戦成功。基地へ帰還せよ」 AWACSから再び通信が入る。

 A−10に接近。 至近距離をフライパスする。損傷はないようだ。

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 いったん A−10を追い越したところで、ゆっくりと旋回して一周。後方をレーダーでスキャンする。 OK。送り狼はいないようだ。

 正面にレーダー探知。味方基地上空を哨戒する Hornetだ。ここまでくれば安心だ。

 「Hornet One. タワーと交信せよ」  グラウンドコントロールからの通信だ。

 基地に接近するにつれて、滑走路と誘導灯が見えてくる。

 「Hornet One. 着陸を許可する」 コントロールタワーの指示に従い着陸態勢に入る。 速度200ノットで車輪とフラップを降ろして滑走路に向けて降下する。 ILS表示が自機の進入が良好であることを告げている。

 ちっぽけだった滑走路が急速に視界一杯に広がる。軽い衝撃。着陸した。

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 「フュールロウ。フュールロウ」 燃料の残量がほとんど無いことを警告音が告げる。

減速しつつ滑走路左手のタクシーウェイに入る。

「Hornet One. 駐機場まで移動してくれ」 グラウンドコントロールから通信だ。

 B−52が見て取れる。駐機場のやや手前で一時停止し、A−10の到着を待つ。

 続いて着陸してきた A−10が通り過ぎるのを待ってブレーキを解除。 駐機場に向かう。

駐機場に停止した A−10のすぐ右後ろにつけてブレーキをかける。スロットルを絞りエンジンをカットする。視線を左に移して A−10を眺める。

 ウイングマンを失ったパイロットの表情は見えない。

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最後に:この High Flyer ミッションは、ミッションそのものの難易度は、中間の部類に入ると思います。 AIM−120を適切に使えば Su−27とのドッグファイトは避けられます。

今後もこうしたReplayファイルをご紹介していきたいと思います。

...とりあえず参加してみるか!!という方は