帰国

2月11日 土曜日 晴れ

朝ちょっとねぼうしてしまったが、食事をしてパッキング作業に入る。お土産を入れるスペースを残してパッキング、お土産を買いに出かける。十時さんに聞いていた手作りチョコレートの店に向かう、支払いでカードを使おうとして「Can I use this card?」とか聞いたら、店員のお姉さんはキョトンとしている。うーむ。英語が通じないらしい。なんだかんだとボディな言語で話し、どうやらカードが使えないことがわかる。現金は残り20sfrぐらいしかなかったので、ここでチョコレートを買うことを諦め、違う店で買うことにした。なんだかんだとトラブッたが、無事お土産を購入し、パッキング完全終了。荷物を部屋に置いたままチェックアウトの手続きのためフロントに行く。ここで高木夫妻に会い、お茶しに行く。時間ギリギリまでお茶してフロントに着くと、既に荷物が下ろしてあった。ラッキー。

バスに乗り込みチューリッヒへ。大原ガイドは突然シャモニに行くことになってしまったようだ。それで私たちと一緒にチューリッヒに行くことになっていたが、ドタンバになって電車の方が速いと知り、当初の予定通り竹橋ガイドのみとなった。行きは爆睡中で気付かなかったが、湖の横を通り素晴らしい景色であった。途中、一回休憩。コーラを買う。香織ちゃんとH田中さんがアイスクリームを買ってきて運転手とひともめ。注意して食べるということでなんとか許してもらう。バスはベルンの横を通りチューリッヒ空港へ。

空港で遅めの昼食を取る。私はSFRが残り少なかったのでフライドポテトのみにした。さすがにこればかりだと途中で飽きるなあ。柳田さんはカレーを食っていた。カレーといっても野菜がたっぷり入ったカレーでタイ米が別にくっついている。結構いい味出しているのだが、柳田さんはまずいと言っている。よくよく聞いてみると、野菜が硬いからまずいと言っているのであった。どうやら、SWISSAIRの軽食の時といい、柳田さんは硬いものが嫌いらしい。歯が弱っているのだろうか。

食後、竹橋さんと別れ、出国。すぐさま免税店に向かいチーズと怪しげなハーブキャンディを購入。周りを見回すとH田中さんたちは既にゲートに向かったようだ。ゆっくりとゲートに向かい、荷物検査のところで高木夫婦、えみちゃん&香織ちゃんと合流。ゲートへ。韓国の選手団みたいな人たちに写真を撮ってもらい飛行機へ搭乗。飛行機の中から遠くにアルプスの山々を見ることができた。夕日に輝いて非常に綺麗だった。免税品の販売が始まり、おばさんがもう着陸寸前に買いたいとか申し出ていた。スチュワートは一応話を聞きに来たが、すぐに商品がないといって去っていってしまった。まあ、この時間帯ではあってもないと言うだろうなあ。

フランクフルトにつく頃には辺りは暗くなっていた。早速、免税店を回る。うーむ高い。時計の店は棚卸しで閉まっている。ソーセージを買おうかと悩んだが、日持ちしそうになかったので、買うのを断念。ビール飲みながら食うことにした。レストランに入ってビールとソーセージを食べる。ここで余ったドイツマルクの後始末をすることにする。途中おばちゃんに写真を撮ってくれるように頼んだら、ドイツマルクを持っていかれてしまった。うーむ。おそるべし。支払いは、私のカードでやることにした。「チップはいくらにする?」と聞かれて、近くの皿をみたら5ドイツマルク硬貨がいっぱい入っていたので、5ドイツマルクをチップにした。

ちょっとレストランで余裕ぶちかまし過ぎたらしく、時間がギリギリになってしまった。いそいでゲートに移動する。遠い。新ターミナルがこんなに遠いとは思ってもいなかった。新ターミナルに着くと新しい免税店がいっぱいあり、綺麗なレストランがいっぱいあった。この時は、こっちでビール飲めばよかったと後悔したのだが、H田中さんに聞いたところ、新ターミナルのレストランは非常に高かったそうだ。

10分前に飛行機に搭乗。うーむ。危なかった。遅く着いたので、荷物を入れるスペースがなくなっている。スチュワーデスさんにお願いして、スペースをつくって貰う。おばさま方が通路側を独占したため席がバラバラになってしまっている。席をうまい具合に調整する。私の隣は小形さん夫婦だ。この調整で読書灯がつかない席になってしまった。スチュワーデスに言うと、席を換えるからちょっとまってくれという。一瞬脳裏にビジネスクラスという文字が浮かんできた。その気配を察したのか十時さんの奥さんが「ビジネスクラスかぁ」と私に話しかけてきた。うっ、私の心が読めるのか。

結局、普通の席だったので移動は止めにした。なぜなら高木さんとサッカーをしなければならなかったからだ。離陸後しばらくして、高木旦那とサッカーゲームをやり、ちょっと寝てしまった。ふと気付くとちょうど「今そこにある危機」が始まったところだった。これを全部見て、H田中さんの様子を見てみると、査読をしているようだった。こんなとこまで仕事を持ってきてたいへんだなあ。寅さんが始まった頃から気を失ってしまったようだ。

成田に着いて、荷物確認。クレイムタグが私のところに固まって付いているので確認が大変。まあ、なくなっていなければどうでもいいんだけど。そういえばお茶していくとか言っていたけど、最初に成田エクスプレスの切符だけ買っておこう。H田中さん、十時夫妻、柳田さんはさっさとスカイライナーで帰ってしまった。私はNEXの切符が取れず一時間後になってしまった。他のみんなは現れないし、あー困った。こりゃ裏切りものと呼ばれそうだな。なんだかんだあったが、家に到着。寝る。


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