ランプが光らない事には、何も始まりません。ランプが2個
きちんとセットされているか、電池は古くなっていないか
チェックしましょう。ランプは「使い捨て」なので、製版
する度に2個とも交換しましょう。また、電池は入れっぱ
なしにせず、使うときだけセットして、使った後は外して
おきましょう。特に、「去年の年賀状以来、1年間入れっ
ぱなし」の電池は「放電」して電気が無くなっているかも
しれません。電池チェッカ等でチェックするか、新品に交換
しましょう。電池が不足していると、きちんと発光せず、
きちんと製版されません。
リフレクターが汚れていると、ランプのフラッシュ光が減り、
十分に熱が発生せず「製版不良」の原因になります。
インクやホコリが付いていないかチェックしましょう。
汚れがひどいときや、傷だらけで、反射が悪い場合は
リフレクターを交換しましょう。
【→リフレッシュキット参照】
黒く見えても「カーボンブラック」が含まれていないと
発熱しません。写真や一般のマジックのインク、感熱
紙の黒は適しません。「カット集」や「OKペン」を
使いましょう。写真や感熱プリンターの印字物を使いたい
時には、出来上がった原稿を「コピー」して使いましょう。
(コピーのトナーには「カーボンブラック」が含まれています。)
いくら原稿が発熱しても、マスターが浮いていたら製版出来ません。
何重にも切り張りして原稿に凹凸が出来た場合、角の近くが
浮いてしまう事があります。またセロテープで切り張りする場合、
下の絵をテープで覆ってしまわないよう注意しましょう。
また、スポンジ
が古くなって弾力が無くなっても、原稿との密着が悪くなります。
古くなったスポンジは交換しましょう。
【→リフレッシュキット参照】
原稿が湿っていると、フラッシュの熱を受けた時水蒸気が
発生します。水分は、気化する時に製版に使われるはずの
熱を奪ってしまいます。さらに、原稿から発生した水蒸気が
マスターを押し上げ、原稿とマスターの密着を妨げ、製版
不良の原因となります。