製版のコツ

きれいに製版するには、以下の条件が必要です。


  1. ランプがきちんと光ること。

    ランプが光らない事には、何も始まりません。ランプが2個 きちんとセットされているか、電池は古くなっていないか チェックしましょう。ランプは「使い捨て」なので、製版 する度に2個とも交換しましょう。また、電池は入れっぱ なしにせず、使うときだけセットして、使った後は外して おきましょう。特に、「去年の年賀状以来、1年間入れっ ぱなし」の電池は「放電」して電気が無くなっているかも しれません。電池チェッカ等でチェックするか、新品に交換 しましょう。電池が不足していると、きちんと発光せず、 きちんと製版されません。

  2. リフレクターが汚れていないこと。

    リフレクターが汚れていると、ランプのフラッシュ光が減り、 十分に熱が発生せず「製版不良」の原因になります。

    インクやホコリが付いていないかチェックしましょう。 汚れがひどいときや、傷だらけで、反射が悪い場合は リフレクターを交換しましょう。
    【→リフレッシュキット参照】

  3. 原稿にカーボンブラックが含まれている事。

    黒く見えても「カーボンブラック」が含まれていないと 発熱しません。写真や一般のマジックのインク、感熱 紙の黒は適しません。「カット集」や「OKペン」を 使いましょう。写真や感熱プリンターの印字物を使いたい 時には、出来上がった原稿を「コピー」して使いましょう。 (コピーのトナーには「カーボンブラック」が含まれています。)

  4. 原稿とマスターが密着する事。

    いくら原稿が発熱しても、マスターが浮いていたら製版出来ません。 何重にも切り張りして原稿に凹凸が出来た場合、角の近くが 浮いてしまう事があります。またセロテープで切り張りする場合、 下の絵をテープで覆ってしまわないよう注意しましょう。

    また、スポンジ が古くなって弾力が無くなっても、原稿との密着が悪くなります。 古くなったスポンジは交換しましょう。
    【→リフレッシュキット参照】

  5. 原稿が乾燥している事

    原稿が湿っていると、フラッシュの熱を受けた時水蒸気が 発生します。水分は、気化する時に製版に使われるはずの 熱を奪ってしまいます。さらに、原稿から発生した水蒸気が マスターを押し上げ、原稿とマスターの密着を妨げ、製版 不良の原因となります。


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