▲本紹介 小説-伝説〜戦国へ
[中国歴史小説]
秦〜唐
あまりにも有名なので、説明はいらないですね、遥か以前に読んだきりですが
確かに面白かったです。
司馬さんの作品があまりに有名な楚漢攻防戦をどう描くのかと思っていたのですが、なかなか面白い書き方をしています。私の感想はここ。
中国関係の短編がいくつか入っています.漢時代の頃の西域の一小国,楼蘭の変遷を描いた表題作の他,後漢時代に西域平定をした班超を描いた「異域の人」,漢が匈奴に嫁がせた公主の付き添いに選ばれた宦官の生き方を描いた「宦者中行説」,西周末の幽王を描いた作品などが入っています.へえー,井上氏も早くからこんなの書いていたのですね.
筆は淡々としていますが,さすがに井上氏だけあって,豊かな物語性を含ませ,読ませさせてくれます.もっといろいろ中国ものを書いてほしかったなあ.
休息の時代だった「文景の治」に対し,何事にも積極的だったのが,武帝の時代でした.それまで慎重というか,軟弱というか,そんな感じだった匈奴対策でも,積極的に撃って出た時代になりました.そして,その積極策を支えた有能な武将達が,将軍である衛青や霍去病です.
この本では若くして死んでしまった騎兵の天才・霍去病の人生を,まわりの個性的な人々ともに,鮮やかに描いています.たくさんの歴史資料をもとに,非常に濃い内容で,しかも無味乾燥ではなく書かれた秀作です.私の勝手な感想はここ。
前漢の呂氏全盛の時代に、運命に翻弄された女性トウ氏の物語。くー、
この著者は普通だったら歴史の脇役になる人達を主人公にさせるのが心憎いほどうまく、この話もなかなか感動できます。
後漢末期の戦乱時代とその後の三国時代を扱った物語。諸葛孔明とかが出てくる話ですねー。まあ好きな人はたくさんいますのでそちらの方のホームページへここから行って下さい。ちなみに私の感想はここ。
日本では昔から吉川三国志が有名ですが、他にもいろいろ出ています。
なかなかユニークな人の視点から三国時代をみていると思います.
南北朝は春秋戦国時代、三国時代と同様な戦乱期なのに、その模様はほとんど日本に紹介されていません。南北一大決戦である「鍾離の戦い」を小説化!題材がユニークなうえエンターテイメント小説としてもばっちり。
雑想記記述予定。
私が読んだのは一巻のみ.隋から唐にかけてというのは,秦から漢,三国時代と同様,英雄達が豪快に活躍する面白い時代です.この本は「三国志」や「水滸伝」と同じように中国で親しまれている「隋唐演技」をベースにしたお話です.「水滸伝」ほどは荒唐無稽ではなく,史実ほどはカタくない内容で,あまり歴史小説化されていない隋唐時代を楽しむには良さそうな本です。
始皇帝と言えば始皇帝です。本人にも周辺の人物にもエピソードが腐るほど在りすぎて、なんでこんなにあるんだと不思議になるくらいの人物ですね(^^)。どういう風にお書きになっているんでしょうか。
同じく。
宮城谷さんが始皇帝を描いてくれました。まだ買ってませんけど、本屋のちょっと読んだ立ち読みでもぐぐっと惹かれます。さすが宮城谷先生、あまりに有名な始皇帝の物語でも単なる歴史なぞりにはしないのでしょう(^^)。いつか読みます。
国士無双というのは漢の劉邦配下の武将、韓信の形容詞です。その話みたいです。
おー、これ以外にも武帝時代の長編あったんですね。まっ、でも当分いいや。
前漢の元帝の時代、外交和平の一環として匈奴へ稼した女性、王昭君の物語。後宮の絵師に賄賂を送らなかったため、醜く書かれ、その結果、匈奴へ嫁がされたなどと伝説化されていますが、大事な和平の使者として醜くい人を送るわけはないという見方もあります。その王昭君をどのように小説化してくれているんでしょうか。
[未読]三国志(全13巻刊行予定) |
北方健三 | 角川春樹事務所 | 三国時代 |
まだ一部しか刊行していません。13巻と言えば結構な量ですね。著者はハードボイルドで有名な作家ですが,本作品にはかなり力を入れているとか。友人に借りたので読んでみます。
三国時代の曹家とかを書いた物語のようです。
隋唐演義が安能氏によっても翻訳化されました。
日本を舞台にした時代小説を多く書いている津本氏が中国ものを書いてくれたようです。
以前出ていた文庫は絶版で、最近愛蔵版が出ました。
う〜ん、こんな隠れた大作があったとは。いつか読んでみたいと思います(^^)。
▼本紹介 小説-五代〜現代へ