九月二十六日(八日目)

 南京のホテルにて。

 今日は南京への移動。朝7時半にホテルを出発。旅行も後半になり、疲れが出てきた。無理はしない。蘇州駅へ行く。軟座(グリーン車)専用の待機所があり、無茶苦茶豪華なブルジョワ雰囲気である。デジタル掲示板が出ており、改札が始まっているのは表示される。

 列車は豪華列車だが値段がそれほどでないので期待していなかった。確かに車両は新しいが、まあそれなりに薄汚れていたり、そんなに広々とはしていなかったり、まあそんなもんだ。8時44発。

 南京へ到着。11時半過ぎ。旅行者キャッチャーがすごい。こんなにしつこいのは久しぶりだ。昼前で時間の余裕があることもあり、頼む気はないのにしつこい。思わずかちんとなる。

 バスに乗り目的の南京飯店へ。安い部屋があるが一泊しか泊まれない。入り口も遠い。向かいの虹橋飯店へ行く。フロントの人の感じや、その雰囲気もかなり良く、280元の部屋があっさり泊まれた。部屋も280元相当としてならなかなか満足である。
 そして何より!ネットに繋げるではないか。電話線は壁から出てるのは直だが、電話側にはモジュラーでついている。アクセスポイント先に手動で繋がることも判明。友人の話によると、モジュラー、直通の問題が解決しても、デジタルの場合があり(日本での意味とは違う)、それだとモデムが壊れるのでモデムチェッカーがいるらしい。モデムが壊れるかもしれない覚悟で繋げる。どきどき。繋がった〜、これで久しぶりに頁の更新が出来る!ここはいろんな意味で良いホテルだ。

 さて既に午後1時半である。今日はあまり精力的に回る気力はなく、とりあえず飯を食って梅園新村へ行く。ここは抗日戦争後、周恩来を中心に中国共産党が国民党と交渉をした所である。見た所、ほとんど周恩来記念館になっている。抗日後から国共内戦再発まで、すなわち1945年から1947年ぐらいまでの歴史の流れを結構詳しくパネルで説明していて勉強になり、楽しい。邸宅はかなり質素で、「地球の歩き方」にも書いてあったように、このような路地裏の所で歴史が進んでいたことが感慨深い。彼らの車もあったりする。

 今日はもう疲れ、雨が降っていることもあり、これでホテルに戻る。なんか南京のバスは運転があらっぽいなあ。飯を食いに行く。子供が楽しくはしゃぎ回っている飯屋で、いつものごとく顔を真っ赤にしてビアを飲んでいる私の顔を興味深そうに見ている。「関羽だぞ〜」と洒落た言葉でもかけてやれば良かったかな(^^)。

 「だいなあいらん」をしながら頁の更新をする。ウィンドウズ、パソコン、「だいな」は偉大である。