前言

本頁の注意

 本頁は1997年3月に本頁製作者を含む三人が旅行した時の日記をもとにして、簡単な旅行記を記したものです。本頁の目的は他の方に中国旅行の参考として頂くためなどでは全くなく、製作者の自己満足と思い出作りが主たるものです。
 そのため、虚偽の意図はありませんが、その内容の正確さに関しては製作者の保証するものではありません。くれぐれもご注意下さい。

 ちなみに当時は1元が12円でした。 本頁の更新は週に最低一日分を目標に行います。

最終更新[97/7/19]

旅の目的

 この度の旅行のポイントは「長江下り」でした。もう暫くすると出来なくなるという噂があったため、最後の機会と考えたわけです(どうもガセらしいですが)。
 もっともそれは絶対的な目的とは言えないでしょう。中国語がろくに話せない我々としては、無事に皆で帰ってくること、なるべく予定通りに帰ってくること、そして何よりも中国旅行を楽しむことが至上目的であると言えたでしょう。

 次に準備についてですが細かいことは記しません。事前に旅行者に手配してもらったのは

であり、基本的には個人自由旅行でした。長江下りについてはパソ通による掲示板や旅行書などを調べましたが、「どうやら安くするには現地で取るしかないらしい。よく分からん」という結論に達しました。
旅行参加者

 本旅行記には私の感想が主で、あまり友人達は登場しませんが感謝を込めて一応紹介しておきます。ちなみに三人とも中国語はほとんど話せません。また「先生」となっていますが我々は友人で、単に敬称として「先生」をつける習わしがあるためです。
 この頁の制作者。歴史好きで中国史をこよなく愛す。本来は極めて物臭なため、旅行など行くような性格ではない。
 しかしながら大学時代は幸運にも友に恵まれ、その結果として海外旅行三度目である。それが何れも中国であるところに本人の特殊性が現れていると言えよう。
 普段はわざわざ行かないくせに、旅行に行くと博物館に極めて拘り、気にいると一日見てても良いなどとほざく。飯には特に興味を示さない。
M先生 我々仲良しの間としては旅行というものに対してかなり積極的で、そのために海外旅行経験が結構豊富である。しかも旅行に必要な「まめさ」を持っているため、彼が加わることによる安心感は大きく、面倒な仕事は彼に押しつけてしまいがちになる。
 同じく歴史好きであり、知識はかなり豊富である。伝説・神仙などの不思議なものにも興味を示す所は「鬼神は敬して遠ざく」の筆者と一線を画す。またいろいろな意味で「剛毅」な性格であるとされる。
I先生 まず何よりも中華料理好き、というか料理に対して「通」である。彼の食への拘りは仲良し組の間で一線を画しており、彼が旅行に加わると食事のレベルが格段にアップする。中華料理に関しては自ら料理するほどであり、メニューなら中国語もめる。そのため中国旅行において我々の間では食事の店の決定はもちろん、食事の内容は彼にほとんどお任せであるため食料大臣などと呼ばれた。
 なお食事に関することだけでなく、どこで仕入れたのか不思議に思ってしまう知識をいろいろと持っていて、その一つとして清史中国近代軍閥史がある。好きな国はトルコで、結構海外旅行もしている。