OTOKICHI presents Christmas Song Collection

Christmas Tree

クリスマス・アルバム編

数多くあるクリスマスアルバムの中から年代別にセレクトしてみました。

'80年代リリースのクリスマスアルバム
A VERY SPECIAL CHRISTMAS
A VERY SPECIAL CHRISTMAS / VARIOUS

邦題は、「クリスマスエイド」。ケネディ家からだされたプロジェクトによって作成されたアルバム。
このアルバムの収益金は、ジョセフ・P・ケネディJr基金を通じて「スペシャルオリンピック」に寄付。
で、中身はといいますと15組のアーティストによるクリマスソングの数々。
ポインターシスターズの元気なボーカルによる「サンタが街にやってくる」で始まり、スティーヴィーニックスの「きよしこの夜」で終ります。参加アーティストは、B・スプリングスティーン、マドンナ、 ブライアンアダムス、ホイットニーヒューストンなどなど。
中でも、ダーレンラブのカバー、U2の「クリスマス」やケイジャン風R&Rアレンジのボブシーガー& メレンキャンプの「ママがサンタにキッスした」が聴き物。

AIR SUPPLY
THE CHRISTMAS ALBUM / AIR SUPPLY

エアサプライといえば、オーストラリア出身で日本ではトロピカルというか夏のイメージが強いのですが そんな彼らのクリスマスアルバムはそんなイメージを忘れさせてくれます。
南半球に位置するオーストラリアのクリスマスは夏なんですが、ここで聞かせてくれるサウンドはやはり「雪のクリスマス」。
おなじみのスタンダードナンバーを甘いボーカルで歌い上げます。
ベストトラックはラストの「アデステ・フィデレス」でしょう。アレンジ・ボーカルのバランスがアルバムの最後を見事に締めくくります。

'90年代リリースのクリスマスアルバム
David Foster
THE CHRISTMAS ALBUM / DAVID FOSTER(1993)

デヴィッド・フォスタープロデュースによるクリスマスアルバム。
クリスマスソングのスタンダードナンバーを美しいサウンドで聞かせてくれます。
参加アーティストは、 ナタリーコール、マイケルクロフォード、ヴァネッサウィリアムス、セリーヌディオン、トムジョーンズ 他。
実力派のシンガーたちのすばらしいヴォーカルが素敵なクリスマスを演出してくれます。
中でも聴き物はヴァネッサの「山に登りて告げよ」でゴスペルフレーバーあふれる秀作です。
マイケルクロフォードの「オーホーリーナイト」は背中がぞくぞくする位の感動もの。全曲どれをとっても秀作揃い。

Mariah Carey
Merry Christmas / Mariah Carey (1994)

これは、まさにスタンダードクリスマスアルバム。
日本では「恋人たちのクリスマス」ドラマ「29歳のクリスマス」の主題歌となったこともありナンバー1ヒットを記録しました。
中身の方は、スタンダードからオリジナルまでマライアのハイトーンで名曲を披露してくれます。
おもしろいのが「もろびとこぞりて」、原題の「JOY TO THE WORLD」にこじつ けてスリードッグナイトの同名異曲をMix。
これがなかなかぴったりでGOOD!「Jesus Oh What A Wonderful World」ではすばらしいゴスペル・スピリチュアルを聴かせてくれます。
その他、ダーレンラヴの「Christmas(Baby Please Come Home」 のカヴァーなど駄作なしの名盤です。

The Beatmas
THE BEATMAS<RUBBER BAND>(1994)

ジャケットやグループ名を見ただけでわかると思いますがビートルズサウンドによるクリスマスアルバム。
おなじみのスタンダードナンバーをビートルズの名曲をモチーフにアレンジしています。
しかしこれがまたすごい!彼らのビートルズマニアぶりがよくわかります。
とにかく一度聴いて欲しいです。特に「ルーシーインザスカイウィズダイヤモンズ」をモチーフにした「きよしこの夜」や「ラブミードゥー」のイントロで始まる「ジングルベル」あたりは職人芸です。他にも「ラストクリスマス」「サンタが町にやってくる」などなど全編ビートルズがクリスマスソングを演奏しているようです。