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| 「夢で逢えたら」同様、シングルヒットが無いにも関わらず多くの(?)アーティストによって カヴァーされている「アンアン小唄」。 「夢で・・・」が女声ポップスのスタンダードなら、この曲は演歌のスタンダードになるのでは? という思いを込めてカヴァーを集めてみました。 |
NEW!
| 大滝師匠プロデュースにより、玉川カルテットが22年ぶりの新曲としてこの曲をカヴァー。 ソニーレコードより絶賛発売中!! |
| 小高恵子 | 78.05.05 録音 <KING> | |
| これが幻のオリジナルヴァージョン。 レコーディングまで済んでいたにも係わらず、発売寸前に歌手廃業となり未発表となった作品。 この曲には細野春臣氏が考えていた「デジタル演歌」というキャッチコピーがつけられていたそうです。 | ||
| 山形かゑる子 | 78.11 <NIAGARA> | |
| 「アンアン小唄」が初めてリリースされたのがこれ。 78年の「Let’sOndoAgain」に収録されたこのヴァージョンは大滝師匠のアレンジによるもの。 山形かゑる子さんはナイアガラではおなじみのコーラスグループ シンガーズスリーのメンバー でもある伊集加代子さんであります。 | ||
| 山田邦子 | 82.10(ALBUM) / 82.05.01(SINGLE) <VICTOR> | |
| この曲がはじめてシングル盤としてリリースされたのが山田邦子ヴァージョン。 最初は彼女のデビューアルバムに収録。アルバムヴァージョンではオリジナルに忠実な三沢あけみを 意識した演歌調の仕上がりでレコーディングされていたのですが、シングルヴァージョンでは怒鳴りまくり のバクレツヴァージョンとしてリリースされました。 しかし日本の女性ロッカーでもこれだけのパワーがある人も少ないんではないでしょうか? ちなみにシングルヴァージョンのコーラスは「玉川カルテット」のみなさんです。 | ||
| 塚たんくろう | 82.05.25 <TEICHIKU> | |
| ニッポン放送アナウンサーの塚越孝によるヴァージョン。タイトルは「アンアンTEACHER」となり歌詞も 変えられています。 注目すべき点はアレンジがクレージーキャッツサウンドの生みの親「萩原哲晶」さんが担当している所です。 ところどころに萩原調が登場するこのヴァージョンは演歌というよりマーチといった仕上がりとなっています。 | ||
| みわこ | 82 <SONY> | |
| 白川隆三氏の手によるこのヴァージョンはプロモーションオンリー。 オリジナル同様、矢野誠氏によるアレンジは絶品! | ||
| 玉川カルテット | 98.06.200 <SONY> | |
| 「アンアン」の本家、玉川カルテットのヴァージョンがついに登場!プロデュースは大滝師匠。 途中、「金もいらなきゃ女もいらぬ〜」と18番ネタも披露。 玉カルのカヴァーということで民謡色が強いかと思いきやエレクトリックなポップアレンジ。 シンセと三味線が妙にマッチ。アレンジは井上鑑。 | ||
| 〜 あなたが作る「アンアン小唄」 〜 |
| ナイアガラ演歌のスタンダードを目指すべく、「アンアン小唄」のカヴァーのアイディアをここで 募りたいと思います。どんなアーティストが歌い、どんなアレンジにするかみなさまのアイディア をお待ちしております。 業界関係者の皆様どうぞご参考にして下さいませ。 |
木幡栄一さんのご意見 (1997年9月2日)
| 私は"山田邦子"、"塚たんくろう"、"みわこ"バージョンを聴いたことがありますが、山形かゑる子 (伊集加代子)さんのバージョンが声量的に気に入っています。 この歌をカバーしてもらいたいアーティストというのは難しいところですが... シノラー(篠原ともえ)なんかぶっ飛んだ感じが出せていいかも知れません。 アレンジはナイアガラ的なエッセンスを期待して、最近アイドルのプロデュースを手がけている "山下達郎さん"にお願いしたいです。 |
| 今回、この企画をするにあたって私の「同級生」である所の木幡さん・伊能さん・徳永さんに事前に 回答を依頼しました。私個人が最初にカヴァーさせたいと思ったのがシノラーでした。 彼女の現在のパワーなら見事に歌いこなしてくれるんじゃないかと・・・。 アレンジにタツローさんとは思いつきませんでしたが彼の演歌アレンジ聴いてみたいですね。 |
伊能四郎さんのご意見 (1997年9月20日)
| 1.著作権を持つ人編 「歌というものは作った人が歌うのがいちばん良いのである」てな主張があります。 僕もそー思います。もちろん「あるアーティストのために作った歌」はそのアーティストが歌うの がベストなの・かも・しれません。 でも、それを作った人がちゃんと歌うところを聞いてみたひ、見てみたひ、触れてみたひと思う のがファンの常。ということで、作曲者・大瀧詠一さんが歌う「アンアン小唄」が聴きたいですねー。 歌唱法は「ハンド・クラッピング音頭」系でしょうか。 2.故人編 誰が何と言っても歌のうまかったこの人に歌ってもらいたいですねー、それは何を隠そう、 美空ひばりさんです。耳をすますと聞こえてくるじゃありませんかー、あの歌い回し、節回し、 猿回し皿回しさだまさしだー。 ああもおひばりさんのコンサートにはぜひ一度行きたかったなー。 3.現役編 山田邦子さんに匹敵する「和製ジャニス・ジョップリン」を探したのですが、なかなかおりませんな。 クニちゃん系キレ具合からすると篠原ともえさんかなあ。でも「和製JJ」とは言えないしなー、 第一若過ぎるしなー。 そーしたらここは坂本冬美さんでしょう。「夜桜お七」バリにキバってもらいましょう。 イイですねー、艶っぽいですねー、素晴しいですねー、うふふ。 |
| いかにも伊能さんらしい内容ですね。 (^_^) ナイアガラーなら当然聴いてみたいのは作者のオリジナルヴァージョン。 でも大滝さんが歌ったらどんな感じになるんでしょうか! 故人編のひばりさん。これも聴きものでしょう。歌唱法は「ロカビリー剣法」ってとこですかね。 現役編、またも出ました篠原ともえ。実は私がイメージしたアーティストは前述のシノラーそして 坂本冬美さんだったのです。同じ発想とは、やっぱりナイアガラーの「血」なのでしょうか?! |
徳永淳さんのご意見 (1997年9月23日)
| まず考えたのは、「大滝さんは縁を大切にする人」だということです。 つまり、楽曲の提供、プロデュースなどは縁・因縁がないとまず行わないだろうということでした。 という観点から、大滝さんと関連のあるアーティストなどを考えましたが、いまいちピンと来るものが ありませんでした。次に、雑誌やラジオでの対談を行った人まで範囲を広げて考えてみました。 さらに、一方で、「アンアン小唄」の「小唄」の部分に注意してみると、いかにも日本的な感じを受け たので、これを逆説的にとり、英語(外国語)の達者な人に英語っぽく(外国語っぽく)歌ってもらった らどうだろうかと考えました。 「呆阿津怒哀声音頭」の外国語版と考えてみました。つまり、「ANT AND UNCLE …」という具合に 英語で歌えないかなと。 それで、この線で、歌い手を考えてみましたら、2人ほど該当する人がいました。 2人とも歌手ではありませんが、大滝さんとなんらかの縁もありますし、塚たんくろう、山田邦子も 本来は歌手ではないということで、この2人を選びました。 さて、この2人ですが、まず1人目が「光岡ディオン」さんです。 直接大滝さんとつながる部分はありませんが、とある音楽評論家を通じて、ハマラジ開局記念の 番組で対談しています。さらに、以前アルバムを出しているのですが、このプロデューサーが、その 音楽評論家であるとともに、「大滝さんに曲を書いてもらう」という企画もあったそうですので、少なか らぬ縁があると思い選びました。 さて、もう1人ですが、今度は男性です。昨年再発されました「LET'S ONDO AGAIN」のライナーを 見てください(もちろんみなさん持ってますよね)。 ここに寄稿文を書いてらっしゃる「ピーター・バラカン」さんです。 読んでいただければわかりますが、「『アンアン小唄』を何度もレコードといっしょに合唱した」とあり ますので、これはぴったりではないでしょうか。ぜひ、英語版「アンアン小唄」を歌って欲しいものです。 まぁ、おふたかたとも実現は無理でしょうが、特にピーター・バラカンさんは、先日のリバプール・サウ ンド特集もありますし、せめて、「アンアン小唄」の英訳をお願いしたいものです。 それから、ちょっと裏ワザ的になりますが、最近ダンナ様よりナイアガラへの入れ込みが激しく 感じられる奥様(こちらも音楽評論家ですけど)の歌声も聴いてみたいと思うのは私だけでしょうか? |
| 大変長いご意見ありがとうございます。英語ヴァージョンとはおもしろいですね。 ナイアガラ演歌の正当派(?)であるところの「冬のリヴィエラ」も大滝さんの英語ヴァージョンで 生まれ変わったように「アンアン小唄」英語版おもしろそうです。 さらにディオンさんとバラカンさんのデュエットなんてもっとおもしろいかも! 最後の某奥様、アレンジはやっぱりダンナ様ですかね。ウクレレをベースにしたアレンジにし たりして、しかも演奏もやっちゃう。いいかもしんないです。 |
みなさまご協力ありがとうございました。
他におもしろいカヴァー案があればメール下さいませ。