「臨終」の時の心得
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@ 喪主、または代理人は、お寺へ参り、ご本尊さまに臨終の報告をし、住職に臨終勤行(枕経)の依頼をします。 ただし、遠方、夜間等の場合には、とりあえず電話で連絡をし、相談をしてください。

A お内仏(お仏壇)の扉を開け、打敷を白に変え、お灯明をあげます。

B ご遺体は、できるだけお内仏のある部屋に安置します。部屋の都合で無理な場合は、他の部屋でもかまいません。その場合は、正面にご本尊さま(絵像または名号)をおかけして荘厳をしてください。 お釈迦さまが涅槃に入られたときは頭北面西(ずほくめんさい)のお姿だったそうです。そのお姿にならって、ご遺体はなるべく北枕にし、白服をかけ、顔を白布で覆います。なお、紋付き等の羽織を掛ける場合は、上下反対に掛けたりはいたしません。

C ご遺体の前に卓(机)を置き、香炉にお香をたきます。線香は立てずに、折って横にします。 卓(机)の上には、お花・燭台・香炉を置きます。一膳飯、団子、お茶、水などは、供えません。これらは「施餓鬼」(せがき)といって、餓鬼に施すものです。仏さまとなられた故人を、餓鬼あつかいにしてはなりません。

D 通夜・葬儀の日時、場所、その他儀式について、住職や葬儀社と打ち合わせをします。
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