けっぱれ東北

2011年6月30日(木)
自粛の自粛、町の衆ががんばっている。
6月4日、鎌倉清酒研究会が酒好きの思いを東北へと、会場で飲まれた酒100種類の半分を東北産で揃え、食材も東北産をも使って、企画された嬉しい集まりがあった。
良いねぇ、良いねぇ、町の衆の心意気は。

今回は、東日本大震災の東北を思いながら清酒研究会をやるとは。東北にはうまい酒、美酒が多いと鎌倉から発信するのは、素晴らしいことだ。鎌倉清酒研究会も21年目、その存在は全国清酒研究界でも知れ渡るほど、大きくなった。会場には三百名近く、それも県外からも多く、東京中心の関東だけではなく、遠く九州からも。

食材も東北産とは、なかなか、やるねぇ、町の衆は。パークホテルの配慮も素晴らしい。南部美人(岩手)、浦霞(宮城)、あぶくま(福島)、なかなか飲めない十四代も、何しろ、美酒百種類、半分の五十種類が東北の酒。酒好きにはたまらないと思う。

鎌倉清酒研究会は、20年前に、小町通りの焼き鳥店「鉄砲串」の大村君の提唱で始まり、その当初から私は参加していたが、10年前に大病した私は、その後、年2回の会には、欠席がちであったが、4月のはじめ、いつも昼食をとる小町「琴」の榎本君から今回は東北を支援するため東北の酒を揃えると聞いて、私もささやかな協力をしたい、それには、被災地を視察してくるので、是非、被災した蔵元にも行ってくる、「鎌倉では、東北の酒はうまい、飲んで、少しでも支援している会があると伝えるから」と、約束した。

たまたま、4月の末、中沢議員が被災地に視察へ行くというので、同行させてもらった。塩竃にある浦霞の蔵元を訪ねたが、被災したため、店は再開が遅れていた。鎌倉から来ました、鎌倉では東北の酒を中心に清酒研究会を今年6月に開きますから、頑張って下さいと告げたら、有り難うございます、連休に再開する予定ですが、そのための生酒小瓶を売ってくれた。嬉しかったねぇ、元気で頑張っている。

20年続いた鎌倉清酒研究会、上の写真にある淺野会長(葉山・そば処一色)の挨拶、山田副会長(うなぎ処茅家)の乾杯音頭の各関係者によって、つないできた。
先日、反省会で両正副会長が勇退し、次の時代を深谷さんに任せたいとの報告があった。淺野さん、山田さん本当にご苦労さんでした.また、新会長の深谷さん、頑張って下さい。また、事務局の榎本さんによると、次会も東北産中心の酒で行うとのこと。良いねぇ、良いねぇ、町の衆。また、集まった寄付金も、酒販組合、蔵元へ。素晴らしい。

鎌倉清酒研究会のホームページ