1999年月8月の戯れ言


8.16

アメリカ話、その3。


現地時間:7月7日(水)
ランチの後の昼下がり、 日印映画ファン同士で親睦を深めました。 以下、インド人のニティンくん(きっと俺よか年下。すげぇイイ奴。)との会話。

ニティン「日本でもクロサワは有名かい?」
俺「クロサワって、映画監督の?」
ニティン「そそそ。ボク、大ファンなんだ。」
俺「ああ、もちろん有名さ。だけど俺、彼の映画あんま知らないんだよね。」
ニティン「あ、そうなんだ。えっとねえ、「七人の侍」でしょ、「用心棒」でしょ・・・。 あ、でもこれ英語のタイトルだから。 オリジナルのタイトルはなんていうか、ボクよくわかんないけど。」
俺「あ、うん。わかるよ。」

俺「俺は昨日スターウォーズ観てきたんだけどさ。 そもそもルーカスってクロサワの大ファンなんだよね。 ライトセーバーでのチャンバラとかモロ影響受けてる感じだしね。 あと、「ジェダイ」って「ジダイゲキ(時代劇)」からきてるんだよね。知ってた? (などと誰もきいてねぇウンチク炸裂)」
ニティン「・・・・・・」
俺「ところで君、「ムトゥ・踊るマハラジャ」って知ってる? あれ、すんごいらしいねえ。今、日本でも話題だよ。 アレ、なんか突然みんなで踊り出すんだよね?」
ニティン「・・・・・・」
俺「あと、な。日本映画だったら「狂い咲きサンダーロード」 観ろよ。それから「逆噴射家族」とかな。 もう、いつまでもクロサワとか言ってる場合じゃねえんだよ。 これからはソウゴ・イシイだYO!(超個人的見解)」
ニティン「・・・・・・」

あ、いや。後半は嘘デス。


8.14

アメリカ話、その2。


現地時間:7月6日(火)
レンタカーを持たない我々はホテルの近くでレストランを探すことになるのだが、 夜も10時を廻ると、レストランは軒並み店じまいを始める。 そんな訳で、夕食は遅くとも9時半頃までに済ませたほうが良い、と言う事を今日思い知らされる。 ホテルの周りを散々ほっつき歩いてみたが、いやもう本気でどこもCLOSEDなのだ。

しようがないので「深夜2時まで」の看板のあるピザ屋に入る。 滞在2日目にして夕食はジャンクフードになるとはニンともカンともやるせないが、 背に腹はかえられない。 店に入るとオヤジが店内をモップがけしている。 注文を済ませて、待つ。 暫くして、オヤジがピザを持ってきた。

オヤジ「早く食べなよ。熱いうちにな。」

暖かい言葉をかけてくれるオヤジ。なんかハートウォーミンな雰囲気。 と思ったら

オヤジ「ていうか俺、今日は早く帰りたいんだよね。」

ガ〜ン!ていうか、だからモップがけしてたんか〜!? しようがないので慌てて食べたんだが、3切れほど残ってしまった。 さすがはアメリカン・サイズだ〜ぜ〜、とか思っているとまたオヤジが。

オヤジ「なんだ、残すのかい?じゃ、せっかくだから持って帰れよ。ラップにくるんでやるからよ。」

「え!?」とか思ってる俺らを尻目に、ちょっと引いてる俺らを尻目に続けるオヤジ。

オヤジ「せっかく俺が作ったんだからよ。それに、それが正しい金の使い方ってなもんだぜ〜。」

とか言ったかどうかは良く知らんが。 あんまりしつっこいんで、せっかくだから持ち帰ることにした。

ていうか、深夜2時までっつーのは嘘かよ。


閑話休題。

先日、TAGROっちのサークルのお手伝いでコミケへ行く。 面子は、ミッチー(及川光博)似のユーゴ、悩み多き(エロ)漫画家のTAGROと、 金髪の俺だ。 TAGROの同人誌は瞬く間に売れていき、11時すぎに完売。 んで、彼のFANから頼まれたスケッチブックに囲まれているTAGROっち。 さすが、売れっ子(エロ)漫画家さんなのだ。 スケッチブックに絵を描くTAGROっちを尻目にまったりとしてると、ひとりの客が俺に話かけてきた。

客「あの、スケブお願いしたいんスけど。」
俺「はい?」
客「ターンエー描いて下さい。」
俺「TAGROでなくて?」
客「いえ。ターンエーを・・・」

俺には彼の言いたい事がまるきり理解できなかったが、 とりあえず彼の差し出したスケッチブックに3才児の落書き程度にターンエーガンダムとロランと富野を描いた。 そんな彼の髪の毛はブルーだった。

なんつーか、ひと夏の淡い体験でしたよ。


8.12

もう一ヶ月前のことデスが、ひょんな事からアメリカ行ってきたんで。 そん時のオモシロ土産ばなしでも。

因みに今回のアメリカ行きで「闘龍門」(プロレス。主催:ウルティモ・ドラゴン)と 「ペーパームーン」(ミュージカル。主演:前田亜季ちゃん)のチケット(購入済み)をフイにしたんだよね。 1年前アメリカ行ったときは「リングス」(プロレス。主催:(当時)前田日明)をパーにしたんだよね。 や、別にいーんだけどさ。


現地時間:7月5日(月)
17時05分成田発のジェットに搭乗。 因みに今回は2人の同行者がいて。うち1人は英語喋れる方でして。 俺はっつーと、英語からきし駄目なんだよね。村上の授業、ほとんど寝てたし〜。 で、約10時間のフライトののち、5日(月)10時15分にカリフォルニア・サンホゼ着。 機内で「The Matrix」を観る。したっけ見所はアクションのみ。いや本当に。

で、ホテルにチェックインして、とっとと映画館へ。 観ましたよ、「スターウォーズ・エピソードI」を。 なんつーか、「ナタリー・ポートマンの行く旅先で巻き起こる涙と笑いの珍道中」みたいな? なんつーか、エンターテイメントなのか〜これが、みたいな? ていうかねえ。俺はもうちょっと不良少女に育って欲しかったんだよねえ。 ナタリー・ポートマンにはさ。ちょっとがっくし。はぁ、「レオン」の頃は可愛かったなあ。
したっけ、平日の夕方だっつーのに親子連れの多い事。 したっけ、5ドルは安ぃなあ。


[Top] [Misc.]