「まんがサガワさん」
佐川一政



ジャパニーズ・カニバリストの雄、佐川氏による食人漫画DEATH。

前半は、サガワくんフランス留学時代のお話。 女友達のアパートで彼女を殺害。その場で大腿部やでん部を生で試食。 クリトリスもかみかみします。ついでに死姦も試みますが、いまいちしっくりいきません。 やがて、おっぱいをフライパンで炒めたり、死体をバラして冷蔵庫に保管したり (ちゃんと後で料理するつもりだったの)なんかしてるうちにパクられます。 が、「頭脳がどうにかしている」という理由で無罪に。

と、ここまで読んで、何故か胸クソが悪くなってきてしまいました(凄く誉めてます!)。 俺いままで、たいていの悪趣味を楽しめる趣味を持っていると自負していたんですが。 佐川氏の拙い絵柄がまた何ともいえない雰囲気を醸し出してんだよね、これが。 ちょっともう、実際に読んでみてよ、って感じデス。 というわけで立ち読み途中で挫折してしまいましたが、 いちFine Young Cannibalsファン(「Johnny Come Home」名曲!)としても紹介しときたい一冊。

ま、映画「食人族」がDVDで発売される(2001年3月予定)こんな時代デスから。 「バトル・ロワイアル」観れなかった中学生は鬱憤晴らしにこれでも読んどくといーんじゃないでしょーか? 影響されて人喰わない程度に。 因みに、内容みてビビ入った心あるオトナたちのお陰で、限られた書店でしか流通してない模様。 いつぞやのヤングサンデーのように回収されないことを祈るばかりです。ていうか、

いいじゃねぇかよ、人肉喰ったって! (←とりあえず殺人は置いとくとして)

2001.1.24


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