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●「アホ」と「バカ」


<Q>
 「馬鹿」のことを大阪弁で、「あほ」というと言うことを聞きましたが大阪では、馬鹿とは言わないんですか?
(九州在住、まー氏から)



<A>
 基本的に「馬鹿」という言葉はあまり使用しません。ただ、本気で相手を罵倒する際などには「馬鹿」を使うことこともあります。関西では「アホ」に比べて圧倒的にキツく感じる言葉だからです。

 なお「馬鹿にするな」・「馬鹿馬鹿しい」といった言葉ではそのまま使われています。決して「アホにするな」・「アホアホしい」とは言いません。
 「アホ」「バカ」という言葉について詳しい事がお知りになりたい方は、松本修著「全国アホバカ分布考」(太田出版発行ISBN4-87233-116-8)が勉強になります。







●「ツレ」の意味


<Q>
関西で「ツレ」とは、「恋人」の意味ではないのですか?
(東京在住、N氏から)



<A>
 はい、主に「友人・親友」に対して「ツレ」と表現します。
 東京では「恋人」にしか使いませんが・・。よく誤解される表現です。







●「おおきに」の発音


<Q>
 ウチの祖母と母の間で、「おおきに」という単語のイントネーションが違うのです。二人とも、私の方が合ってるといって聞かないので、私にはどちらが正しい発音なのか判りません。あるいは、どっちでもないのかも。正しいイントネーションを教えて下さい。

 因みに、二人のイントネーションは、

祖母「に」・母「おおに」です。
(大田区在住、「チカコ」氏から)



<A>
 難問です・・・・!
 確かにどちらも使いますねえ。地域差なのかジェネレーションなのか、あるいは他の要因なのか。
 どなたか判る方、お教え下されば幸いです。




<Rresponse>
 「おおきに」についてですが、「き」だけにアクセントがあるのは京都弁だと思います。つまり「お」と「き」にアクセントがあるのが大阪弁だと思います。根拠はなく、あくまでも私が思うだけですが・・・。ちなみに私が生まれ育った岸和田の浜地区では頭の「お」だけにアクセントがあります。
(神奈川・「おくちゃん」氏から)


<Rresponse>
●こんにちは、「ぼっかぶり」について調べていたらこのサイトに行き着きました。何気なく読んでいたら「おおきに」のイントネーション??。難問??若い人には無理かも知れません。(笑)
 「に」のイントネーションは、商家の場合は男言葉のイントネーション。士族(武士階級:昔の戸籍上の士族)なら女性も男性も使う。
「おおに」のイントネーションは商家の女性のイントネーション。「おおきに」の最後の「に」は少し伸ばすようなニュアンスがあります。語尾を伸ばさないニュアンスなら花街言葉。
 以上です。      魑魑魑 拝
「魑魑魑」さん〜02 10/13〜







●関西弁の分布 & 若狭弁


<Q>
 大学入学のため、4月に兵庫県の豊岡市から京都に引っ越してきました。
 自己紹介の席のたびに兵庫県出身と説明すると、「なんで兵庫県出身なのに関西弁やないの?」と言われてむかついております。兵庫県てゆうても広いんやぞ!
 いったいどこからどこまで関西弁というものは分布しているのでしょうか?
(京都在住、「ken5」氏から)



<A>
 通常「関西弁」とひっくるめて言ってしまいがちですが、京都や神戸、和歌山などなど各地方ごとに異なります。

 ただ、大まかに分類すると「関西弁」とされる言語体系は、北は兵庫県中部〜京都府中部以南、西は兵庫県西部・淡路島、南は和歌山、そして東は三重県中部あたりから滋賀県と岐阜県の県境のようです。
 豊岡市はちょうど中国地方の方言体系との境目にあたるようです。従って同じ兵庫県でありながら関西弁地域ではないという現象が起こっているのかもしれません。

 詳しくは、広島大学の学生さんが作成されているこのページをご覧下さい。

方言学入門講座





<from Mail box>
●こちら四日市界隈では、語尾に「〜してみえますか?」等と使いますが、関西ではあまり使わないようですね。尊敬語です。名古屋でも言います。使われなくなる境目はどこなんでしょうか?
三重県「ごまめ」さん〜98 10/18〜
<作者から>
●確かに中部の方々はその表現をよくお使いになられますね。でも、同じ三重県でも伊賀上野あたりにくると関西弁に近かったような記憶があります。また、滋賀県〜岐阜県の境目もどうなっているのか興味ありますねえ。ちょっと調査するには時間がかかるかもしれませんが、宿題とさせていただきます。また、どなたかご存じの方、ご一報下されば幸いです。


<Rresponse>
●「〜してみえますか」
 子供の頃、使っていたような気がします。確か、友達同士の間ではなく、目上の人に対して丁寧な言い方をする 場面で用いたような記憶が残っています。
滋賀県彦根市出身東京在住「ていし」さん〜98 11/07〜

<from Mail box>
●兵庫県の方言区画に関しては『ひょうごの方言・俚言』(和田實・鎌田良二編/神戸新聞総合出版センター)に集約されていると言っても過言ではないでしょう。音韻や語彙などさまざまな面の研究を集めていて、兵庫県方言に興味を保つ我々一般人にはこれ一冊で十分です。鏡味明克氏の分類によるとこうなります。(p.232)


・兵庫県内は大きく分けて「近畿方言」と「中国方言」の地域に分かれる。
 近畿方言地域はさらに中央部に神戸播磨方言、丹波方言、阪神方言、
 西播方言(中間地帯)、それとは別立てに淡路方言を置く。

・北部の但馬地方はは中国方言地域に含まれる。南但地域は
 「中間地帯」とする。

・西播磨は「中間地帯」とする。もともと岡山県に属していて、
 その後兵庫県に編入された地域はその中での平均化が進むが、
 古老を中心に中国方言が残る。


 「関西弁」の定義をどう取るかにもよりますが、西端は西播磨、但馬であると言えるでしょう。淡路も古来阿波との交流が盛んで、ここも境界です。しかし、私にはよわかりませんが徳島や香川にも関西弁によく似た言葉を話す地域があってもおかしくはありません。淡路の人や姫路の人と話していてもは関西弁とそれほど遠いとは思いませんが、豊岡の人ははっきり異なっていました。

 一般に「その方言を話す住民が文化的に高いと思っている地域の言葉の影響を受けやすい」らしいです。神戸や京都の住民がずいぶんと大阪の影響を受けたと言ってもれぞれの固有性を保持しているのはそのせいでしょう。

 和歌山の一部は以前何かで「昔から木材の輸送などで江戸や他地域との交流が盛んであったのと、近畿中心部から遠いために言葉の面で影響を受けている」という説を知りました。正しいかどうかはわかりません。
「Kobe Walker」さん〜00 05/15〜

<Rresponse>
●神戸・播州弁の東端は?

 ある本(神戸新聞総合出版センター刊やったような)で見ましたが、神戸・播州言葉特有の「〜しとってや。」「〜来よってや。」の尊敬語ですが、その境界線は、東灘の本山・御影周辺のようです。そこから以東は、「〜してはる。」「〜来てはる。」です。これについては、これからもっと調べてみようと思います。

 いつか「お便り・・・」で話題になっていた、「関西ではエスカレーターは左を空け、関東では右を空ける。」ですが、夏に東京駅で関東方式を経験しました。えらく違和感がありましたねー。世界を見てみると、関西方式が多いようです。全国的に、関西方式に変えてもたらええのにと、思います。(自分勝手ですね。笑)
「個人的にたいこう」さん〜01 01/10〜

<Rresponse>
●シリウスと申します。

 新潟弁でも、関西弁と同様な言葉があります。「こうた」(買った)と「はよ」(早く)です。新潟は関西的表現のある最東端なのではないでしょうか。
 ただし、他の言葉遣いは東日本です。以下を参照ください。

http://home.catv.ne.jp/dd/akira-h/dialect-ind.htm

「シリウス」さん〜01 12/17〜

<長野伊那でも>
●HNさんの物を運ぶ時【つって】というのは名古屋までは確認できたというやつです((播磨弁の項参照))。私の実家狭山では机など運ぶ時「ちょう、そこ【かいて】」でしたけど現在住んでる長野県ではHNさんと同じ【つって】【つる】です。長野県だけかと思ったけど 三重からなんですねえ。

 あと、もう知ってはるかもしれませんが関西では【しんどい】ってこと【えらい】って言いますでしょ?。下伊那地方でも使うので標準語と思ってたんですが関東では使わないんですねえ.もしかしたら 長野県南部くらいまでなのかもしれませんねえ〜また、松本市に住んでる友達に聞いてみようかと思います。では、これからも楽しませていただきますので 楽しいページいっぱい作ってくださいね。
長野県下伊那郡「みっこ」さん〜03 11/22〜

<愛知県での謎>
●初めまして、KANONと申します。
 私は愛知県生まれの愛知県育ちなのですが、何故か友人の中でも私だけ言葉が通じないんです。例えば「メバチコ」「いのく」「いがむ」「ゆがく」「なおす」「おこた」「しんどい」「つれ」「ややこい」等…今思いつくのはこれくらいですが。ご存知の通り「ものもらい」「動く」「歪む」「茹でる」「片付ける」「こたつ」「疲れた」「親友」ですね。ちょっとややこしいの意味が上手に説明できないのですが;;

 私は前々から何故通じないのかというのに疑問を持ちふとネットで検索してみたら『関西』の文字が出てきたのです。母はたまに関西弁…と言って良いのかわかりませんが、使います。ですが、うちの家系に関西系は居ないハズなんですよ。「そんなん気にせんでもええやん?」「どないすんねん、こんな成績でっ」等という感じに。愛知県は丁度真中なので混ざって来てるのかなぁと思うのですがどうなんでしょうか?。私もふと気が付くと関西弁を話していて、関西出身なの?とよく言われます。私自身関西弁は嫌いではないし、むしろ好きなので支障はないのですがやはりちょっと気になって…

 私のちょっとした疑問ですが、こうではないかと言うのがありましたら教えてください。 
「KANON」さん〜03 11/22〜
<作者から>
●愛知県は「東海東山方言地帯」にあたるので近畿方言とは明らか異なる地域だとされています。東海東山方言と近畿方言との境界線は、愛知〜岐阜西端ではっきり線引きできるそうで、、残念ながらいただいたメールについて裏付ける証拠が見当たりませんでした。愛知県は尾張方言と西三河・東三河の3地域に分類されるそうなので、近畿に近い尾張だと多少の影響があるのかもわかりませんが。しかし、友人との会話でも言葉が通じないということですから、地域以外の要因がありそうな気がしますが、いかがでしょうか。ちなみに、全国方言辞典(東條操著)では、「めばちこ=奈良・和歌山・大阪・神戸」「なおす=筑紫・三宅島・三重県北牟婁郡・奈良・和歌山・京都・大阪・山口・大分・対馬・熊本阿蘇郡・鹿児島」「しんどい=長野市・岐阜県本巣郡・石川県能美郡・福井・近畿・中国・四国・喜界島」とありました(上記外の語は掲載なし)。


<Rresponse>
●名古屋生まれ神奈川育ちにのくーです!。以前書いてあった、愛知弁?関西弁なんですが・・、私は、ものもらいは『めんぼ』と言ってましたが、あとは(いのく・いがむ等は)KANONさんと同じでした!!。うちの親も愛知生まれのはずなんですけどねぇー。父さんは、知多半島生まれの知多育ち!!母さんは、名古屋生まれの名古屋育ち・・・  そうかぁー不思議だなぁーと改めて思いました。でも小さい頃、回りも同じで何の疑問ももたなかったけれど・・・私の育った所は、団地で大阪、岐阜、京都、からの転校生も多くみんな普通に話してたから・・・団地だからかなぁーと今は思ってますけど・・・
名古屋生まれ神奈川育ち「にのくー」さん〜03 11/22〜







●たこ焼きの数え方


<Q>
たこ焼きのパッケージの数え方について
私の郷里(岡山)では、ひとふね、ふたふね・・・と数えるのですが、関西ではいかがでしょう?
東京で「たこ焼きひとふね下さい」といっても支障なく売ってくれます。他の人は「ひとつ下さい」といって1ケース(1パッケージ・1皿)買っていきます。
(東京都下在住「N」氏から)

<A>
 関西でも「ひとふね、ふたふね・・・」で通用したと思います。以前は、竹製の「船型」の皿に乗せて売ってました。あのころは確かに「ひとふね、ふたふね・・・」の風情がありましたが、最近は何処も発砲スチロールのトレイになってしまいました。



<Rresponse>
●1ふね、2ふねという数え方は、お皿が船のデザインなのですよね。

 その数え方の由来というのが、私の友人いわく、昔戦いに勝った武将達がその証として敵の生首を持ち帰るという習慣みたいなものがあったので

(お皿の上のたこ焼き)→ (人間の生首)

 という意味があるというのは本当でしょうか?。でも、平安時代のケマリという遊びは貴族が生首をボール代わりにしていた話もなんとなく聞いた事があるので、まんざら嘘でもないのかなーとも思いますが・・・どうでしょうか(謎)
埼玉在住「上新庄」さん〜99 4/29〜








●うさぎの逆立ち


<Q>
 今回大阪の諺(?)で「ウサギの逆立ち」というのを知ってはる方いたはりませんでしょうか?

昨年の夏に某ラジオ局でクイズに出題されていたらしいのですが、回答を聞き逃した友人から頼まれてしまいました。どういう意味か、例文を挙げて教えてください。よろしくお願いします。
(「hanayo」氏から)



<A>
 「うさぎの逆立ち」ですが、結論から先に申しますと、「耳が痛い」という意味です。(「うさぎのとんぼ返り」という言い方もあるようですが・・・)
 こういった「大阪しゃれ言葉」はかなり多く、牧村史陽編「大阪ことば辞典」(講談社学術文庫)にかなり掲載されていますので、一部を紹介させていただきます。


「黒犬のおいど(尻)」で「面白うない(尾も白うない)」
「江戸の土産」で「海苔が来た」(乗りがきた=調子つく)
「女のふんどし」で「食い込む一方」(赤字続き)
「幽霊の手討ち」で「死骸(仕甲斐)がない」
「淋病やみの小便」で「出そうで出ん」
「ちびった鋸」で「切れそうで切れん」(腐れ縁)


 かなり下世話なネタが多いのも「大阪しゃれ言葉」の特徴です。作家の田辺聖子さんも、著書「大阪弁おもしろ草子」(講談社現代新書)で、

〜「娘の新鉢で、いたみ入ります」と、ごく普通の男たちが日常的に使ったりし、近代文明人としては返答に窮するところがある〜

 と感想を述べておられます。
 しかし、私自身はほとんど聞いたことも使ったこともなく、恐らく高度経済成長期あたりから徐々に廃れていってしまったのではないでしょうか。





<Rresponse>
●さて 大阪の洒落言葉の中で商いに関するものは、やはり船場辺りの糸偏の関係の方が良く使ったそうですね。HPにも掲載されておりました「女のふんどし=食い込む」は、私も若い頃に教えて頂いたことは有りますが、その時のはこうでした。


「どないだ?この頃は?」
「さっぱり あきまへんわ。娘のふんどしでんな。」
「そうでんな 動けば動くほど食い込むばっかりや。」
てな調子で。

こんなのもありましたね。

「あきまへんなぁ、赤子の行水ですわ。」
その心は、「金の盥で泣いてます(金が足らずに泣いてます、の意)」

「さっぱりですわ、空家の雪隠でんな。」
その心は「声も出ません(肥えも出ません、の意)」

そう言えば、職人さんの親方が、仕事をした後の片付が悪いと「こら!お前は清正の雪隠入りか!」って若い衆を叱ってましたっけ。槍が付き物の加藤清正公も、狭い便所に入るときは槍を放す・・・・・・つまり「やりっぱなし」ってことだそうで。
富田林在住「Kたろうの父」さん〜00 05/15〜



<from Mail box>
●夜遅くまで寝ない子どもっておるやん。そういう子を「この子、目かたいなあ。大和(やまと)のととやな」というらしいです。大和のとと、とは奈良県大和郡山市の金魚のことだと思うけど・・何ゆえ?。これは南河内の老人から聞いた表現です。
「ひょう田すべ吉」さん〜03 07/12〜
<Response>
●大和のとと、どこかで聞いたことあります。私には河内の知り合いはいないのですが、奈良には多いので、もしかしたら奈良の知り合いから聞いたことばかもしれません。「とと」は今も使っています。娘(1才)に「今日はおととやで〜」と、「お」をつけます。お菓子の「おっとっと」は関西での魚の幼児語「おとと」から来ている、と聞きました(親からです)。
元滋賀県大津市南部在住「ゆい」さん〜03 07/12〜





●デコちゃん


<Q>
 兵庫県西播地方に住む私の母は、私がへたくそな女の子の絵をらくがきしていると、必ず「デコちゃん書いてる」といっていました。子供心にデコちゃんってなんなんやろ? と思っていました。
 茨城県人の友人美智子によると、美智子の母はそういった時「デコさま」といっていたそうです。

 この「デコ」とはいったい何?関西弁にあるのでしょうか、ないのでしょうか???
 情報おまちしてます。

(東京23区内在住「かさたん」氏から)

<A>
 これも初めて聞きました〜!。「あまり上手ではない落書き」のことを「デコ」と表現するのですね。
 播磨周辺だけではなく、関西色の弱い茨城でも語られていることから、方言と言えるのかどうかすら分かりませんねえ。
 ジェネレーションなのか?あるいは、案外全国的に使われている言葉なのか・・・?。どなたか御存じの方、あるいは「使ったことあるで〜」とおっしゃる方、御連絡下さいませんか??


<Rresponse>
●「お便り」のコーナーにへたくそな絵をお母さんに「でこちゃん」と言われたという話が出ていましたね。あれは私の場合、「べっていさん」でした。母はいつもそう呼びました。これはアメリカの「ベテイ・ブープー」のことです。母の時代には少女にとってメチャモダンなキャラだったのでしょう。よく絵を書いたらしいです。絵描き歌も歌っていましたよ。
「MOMA」さん〜01 06/17〜
<Rresponse>
●人形の絵を描いていたら「でこちゃん」といわれたという件ですが、「でこ」は人形のことだと思います。ですから、人形浄瑠璃のことを「でこまわし」というのだと思います。

(作者から・・・でこは「木偶=でく」が転訛したという訳ですね)
岡山生まれ兵庫県竜野育ち大阪在住「きむこ」さん〜01 12/17〜





●関西弁の本


<Q>
 関西弁がいっぱい出てくる小説を探しています。もし該当するような本、お心当りがあれば幸いです。
(東北在住「チャラ男」氏から)



<A>
 いろいろありますけど、難波利三さんの「てんのじ村」なんかいかがでしょう?

 テレビ創世期の大阪芸人の悲哀がうまく表現されていますよ。第91回直木賞を受賞され、難波さんの名前を全国に広げた名作です。
 文春文庫から発行されております。




<Res>
 「関西弁の本」ですが。どうしても小説にこだわるならボツですが、角川文庫から出てる中島らもさんの「らも咄」、殆どと言ってもいいくらい関西弁です。残念ながら小説ではなくて、「創作落語」なのですが・・・。

 内容は、
「え、さて新作の上方落語でご機嫌をうかがわせていただこう、という趣向の本でございます。
 読み始めたら止まらないこと請け合い、一読必笑・悶絶注意の中島らもの毒演会。さて詳しくは、読んでからのお楽しみ〜!!」
だそうです。
(大田区・「チカコ」氏から)



<Res>
 まず、大阪弁の小説ですが、自信を持って宮本輝の初期の作品を推薦します。
 蛍川や道頓堀川など、言葉だけでなく戦後の大阪の雰囲気が嫌っちゅうほど出てます。若干「死」にこだわりすぎてるところも有りますが読みやすいし面白いし、ぜひ御一読あれ。
(府中市・「狼少年」氏から)



<Res>
 アニメ・ファンタジー系な小説で申し訳ないのですが(汗)
 富士見・ファンタジア文庫「スレイヤーズ」のシリーズは、直接大阪弁が書かれているわけではないんですがまさしく「大阪人の話の間」が存在します。大阪人の話し方や間を考慮しながら読むと主人公などの心境が手に取るようにわかってしまうという・・・。
ボケ・ツッコミの感覚なんか、吉本新喜劇(not新・吉本新喜劇)を見て育った人であれば絶妙すぎて感動すること間違いなし!(爆)
(大阪府・「堺のあんでぃ」氏から)


<Rresponse>
●「関西弁の本」について。。。

 「大阪豆ゴハン」(サラ・イイネス/講談社)がオススメです。但し、小説ではなく、マンガなのですが、出てくる大阪弁の表現に現実味があり、とても面白いです。全12巻ですが、ほとんどが1話完結になっているので、途中から読んでも面白く読めると思います。出版社は講談社です。モーニングで連載されていました。

 単行本は全12巻です。もう絶版になってるかも知れませんが、念のため、ISBNコードも書いておきます。普通の本屋さんでもまだ置いているところはあるようです。古本屋ならほぼ確実に(全巻揃ってはいなくても)あります。

「大阪豆ゴハン」
1巻…4-06-176679-1
2巻…4-06-176702-X
3巻…4-06-176731-3
4巻…4-06-176750-X
5巻…4-06-176768-2
6巻…4-06-176788-7
7巻…4-06-337303-7
8巻…4-06-337322-3
9巻…4-06-337338-X
10巻…4-06-337359-2
11巻…4-06-337368-1
12巻…4-06-337373-8
「ぷれりゅーど」さん〜01 12/17〜



<Rresponse>
●「不肖宮島・踊る大取材線」という題の本。さっそく借りてパラパラとページをめくってみたら、思わずひきこまれて読んでまいました。おっもろいわ〜。 関西弁で書かれた本として秀逸の出来。語り口が関西弁なだけではなく、心の動きが関西人そのもの。そやから、「標準語」で書かれた部分であっても、気持ちがビンビンの関西人なんや。

 著者は、フォトジャーナリストの宮島さんで、明石の出身。垂水原人のワシとしては、明石原人にメッチャ親しみを感じます。言葉も大阪弁や神戸弁とちごて、「播磨弁」です。特徴としては、語尾の「ぞ」が「ど」になること、撥音便が多いこと(たとえば「寒い」を「寒っむい」、「くさい」を「くっさい」)、…などなど。100パーセント感情移入して読みました。欠点は、電車の中で読まれへんこと。思わず一人でわろて、「なんや、このオッサン?」と周りの客に変な目で見られるんや。
横浜在住「ダダ龍」さん〜02 03/17〜



<Rresponse>
●関西弁の小説ですが、ズバリ「黒川 博行」です。
 ミステリー作家ですが、全ての作品が大阪弁で書かれています。特に初期の大阪府警物では主人公の刑事たちの会話や人格がリアルで面白く、一気に読ませてくれます。(初期の物は廃刊になっている物が多いので、図書館で見て下さい。)何度か直木賞の候補にもなってます。11月に出た新作も、直木賞の候補になるような論評が新聞に載ってました。
 直木賞を取ってくれたら、廃刊になった作品も文庫で出るでしょうから手に入るんでしょうが。関西弁の小説に飢えてる方、是非ともお読みあれ。
「げんごろう」さん〜02 03/17〜



<Rresponse>
●現在連載の漫画なら『名探偵コナン』(by青山剛昌)。脇役陣なのですけど・・・濃いです、本当に。例えば騙されたと思って、原作第19巻(特にFILE5から)などを読んでみて下さいませ。映像なら映画『世紀末の魔術師』(の前半)で大阪を、映画『迷宮の十字路』で京都を拝めます。既に連載終了の物でしたら、『GS美神』(by椎名高志)。作者が確か大阪人でして、『コナン』の服部平次と同じ声優演じる、 大阪出身高校生男子が登場します。横島忠夫というのですが。コヤツ普段は標準語ですが、動揺すると関西弁を口走る。「もうアカーンっ!」などと言ってしまうのです。以上の二つは、どちらも小学館サンデーコミックスです。

 小説ですと、やはり私が述べました『眠り姫は魔法を使う』(by霧咲遼樹)シリーズ。集英社ジャンプJブックス、なんてマイナーな出版ですが。貴殿のページにあるように、『スレイヤーズ』シリーズ(by神坂一。富士見ファンタジア文庫)もオススメです。作者がやはり関西人でして。雰囲気が上手いです。でも私が最も傑作だと思うのは・・・無名の方(故に名前失念)によるショートショート。『読むな』という作品。星新一氏が一般応募から選んだ作品集での。講談社でしたかな。「コレを読み終わったらあんた死ぬで〜」なんて冒頭に書かれてて。以後ずーと関西弁の独白。で、そのオチは。「あんた、まだ読んどるん?参ったな。そか、オレが書くのやめたらええんや。そかそか。書くのを止」・・・そう、途中でブチ切れるのです。読んでて、脱力したのを覚えてます。というわけで。それでは、また。
「りえ」さん〜02 11/22〜


<Rresponse>
● 題名「神戸在住」(木村紺 作)。講談社震災後から連載がはじまったものと思われます(コミック本として発売されてから発見したので定かではありません)が神戸で大学に通う主人公の生活が日記風に描かれています。神戸出身の方が読まれたらなつかしいと思います。
「高松 悟」さん〜02 11/22〜








●サラの皿!?


<Q>
 前のバイト先で「そこの さらの白菜持ってきて」といわれ、白菜の乗っているお皿を一生懸命さがしていたら「遅い!目の前にあるやんけ!」とおこられてしまいました!
 いまだに「新しい=未使用」と言った意味の「さら」と「お皿のさら」のイントネーションの違いが分かりません!
 教えてください!

(京都在住関東人「ゆう」氏から)



<A>
 なるほど、確かに「皿」と「さら」の発音の違いは文字だけでは分りませんね。でもこれは音程だけで完全に区別出来ます。
 「新しい」という意味の「さら」のイントネーションは、「さ」よりも「ら」の方が高くなっています。楽器がお出来になるのでしたら、「ソ・ラ」の音程だと思ってもらって結構です。
 一方の「皿」の「さら」は平板です。音程だと「ラ・ラ」になるのでしょうか。







●あめちゃん 関西弁の擬人化


<Q>
 私は10年前、学生時代を大阪ですごしました。ほとんど関西弁は使えなくなってしまったのですが、一つだけ、食べる「あめ」のことを 「あめちゃん」と言ってしまいます。確か大人も子供も「あめちゃん」と言っていたような気がします。私の場合それが癖になってしまったのですが。
 なんで関西方面の人はあめに「ちゃん」をつけるようになったのかご存じの方教えてください。

(愛媛在住「ちか」氏から)



<A>
 こういった「擬人化」傾向って関西弁には多いですね。お粥を「おかいさん」と言ったりするのもその典型でしょうけど。

 そして、大のおとなが「幼児用語的」な言葉を使うのも関西弁の特徴かもしれません。例えば「ポンポン痛いわ〜(お腹が痛いわ〜)」等々。
 でも何故そうなのかは私には分かりません。どなたか御存じの方おられますか?




<from Mail box>
●関西人は物だけでなく、神様や昔の武将にも「さん」を付けます。「天神さん」「住吉さん」「楠公さん」のように。
 先日、岸和田城(郷土資料館)に行った時、来館者の男性2人が元城主岡部家の系図を見て話していました。「岡部さんの前は、誰が(岸和田を)統治してたんやろ」「和田さんや」

 他の地方の観光名所で、昔の城主や武将を「さん」付けするのは、あまり聞いたことがありません。神様も殿様も皆同じ。これが「さん」付けに現れる意識ではないでしょうか。「大阪学」にも書かれていました。ご参考になれば幸いです。
「河内人あき子」さん〜98 5/31〜


<from Mail box>
●よく食べ物においもさんとか、お豆さんとか、「さん」づけで言うことがあるじゃないですか?。私の祖母は滋賀県出身でよく食べ物に「さん」を付けていましたが、母は関東出身であまりそんな表現を聞きません。

 これって関西特有なんでしょうか?。CMで「フジッコのお豆さん」っていっているのを見ると全国的に通用するんでしょうか?。まあ、おきゅうりさん、おなすさん、とは言いませんが「..さん」というのは何か法則があるのでしょうか。
「T・T」さん〜00 11/17〜



<from Mail box>
●ものに『さん』つけまくりますよね。『おいもさんたいたで〜』や、『おたいさんこおてきて〜』。ああ、大阪やなぁ。でも、今気づいたんですけど、『さん』をつけるものには『お』もつけてますね。
 例外なんですけど、うちはなんでか、しゃけ(魚)だけ特別扱いで、『おしゃけ』と呼びます。大阪人にも100%笑われるんですけど、おかしいですか?。『おさば』とか『おあじ』とかゆわんやろ!と言われます。

 あと、その代わりと言っては何ですが、人には『はん』を使いませんか?。『吉田はんとこのいちばん上(長男か長女)』など…。ありゃ、このいちばん上とかいちばん下というのも大阪独特では…?。私未だに実家近所では『○○(名字)の一番下(末っ子)です』って堂々と自己紹介してます。

 レスのつもりが大阪弁迷宮にはまってしまったような。なんぎや。
海外在住「市内そだち」さん〜00 11/17〜


<from Mail box>
●まだOLだった頃、後輩に大阪出身の女の子が入ってきました。その子は一息するたびに引き出しから小さな缶を出し、「先輩、あめちゃん食べてください」と飴をくれるのです。本人もうれしそうに食べているので、かわいいなぁと思いました。関東では飴にちゃん付けはしないので新鮮でした。それからは私もあめちゃんと呼ぶようになりました。関西ではあめちゃんが普通なんでしょうか?。せんべいちゃんやおこしちゃんとかも言うのでしょうか?
埼玉在住「トロ」さん〜03 04/20〜
<作者から>
●「〜ちゃん」なんですが、「あめ」以外に思い浮かばないんです。「せんべい」なら「お」をつけて「おせんべい」ですし、「おこし」は「いわおこし」が転訛して「いわこし」と発音してました。また、「粥」は「お粥(かい)さん」、また、食べ物以外では「へっついさん=かまど」などの例のように、「〜さん」は思いつくのですが・・・。
「あめちゃん」を会社の連中に尋ねてみたら、関東の人々はおおむね「???」という顔をしていたのに対し、名古屋と新潟出身の人は「使う」とのこと。名古屋は比較的関西に近いので使っていたとしても不思議ではないのですが、新潟は意外でした。もしかしたら、江戸時代の北前船交易の影響があるのかな??、と短絡的な想像をしてます・・・。


<Responce>
●「〜ちゃん」の付く食べ物はやはり「あめちゃん」ぐらいしか思いつかないですね。「〜さん」なら「お稲荷さん」とか、「お粥さん」とか。食べ物以外なら「お寺さん」なんかも言いますね。汚い話で申し訳ありませんが、食べ物以外の「〜ちゃん」といえば、やはりこれしかないでしょう…。「う△こちゃん」!!
東京都目黒区在住「かめさん」さん〜03 04/20〜
<Responce>
●久々 覗きに来ました カルロスの父です。あめちゃんの件ですが、他にもきわめつけがありますよね。「うんこさん」 なんでそんなもんにまでと思いますよね。でも うんちとか言えないですね。いまでもやっぱりうんこさんです。
「カルロスの父」さん〜03 04/20〜
<Responce>
●現在新潟で暮らしていますが、これを読んで新潟でも「飴」に「ちゃん」をつけているというのは私もはじめて知りました。私は普段から飴をあまり食べないので聞く機会がなかっただけなんでしょうけど、そういえばある日旦那(新潟出身)が喉が痛いと言っていたので「飴ちゃん食べたら?」と言って喉飴を手渡したとき「お前も飴ちゃんって言うんだぁ?」と言っていました。関西だけだと思っていたのに意外でした。
新潟在住「みーさん」さん〜03 04/20〜
<Responce>
●「あめちゃん」はあめちゃんです。しかしながら、みかんあめはみかんあめでみかんあめちゃんとはいいません。パイン飴にもつきません。飴族総称の「あめちゃん」だけです。基本的にはあめちゃんは途中で咬んだらあきません。さいごまで「ねぶる」のです。ちなみに「ちゃん」がつくのは「うんちゃん」=大便と「まんまんちゃん」=仏様ぐらいしか記憶にないです。
「藤井泰彦」さん〜03 04/20〜
<Responce>
●あめちゃん のような 「〜ちゃん」言葉のことで思い出したことがあるのでお便りします。私が小さい頃のことですが、東成区の祖母(今80代)は、一緒にお風呂に入ったりすると「おちんこちゃん、きれいにあろたか?」と言っていました。 ・・・恥ずかしいですけど、何のことか分かりますよね^^ 。やはり、東成で生まれ育った母も同じように言うことがありましたが、「おまた」と言っていたことのほうが多かったように覚えています。
 今となっては祖母に聞くのもちょっと照れるし、何だかなー・・・って感じなのでその言葉の普及率等は分かりませんが、 瓢箪山(東大阪)に住む従姉妹にTELして聞いてみたところ、「うちのおかあさんは、おちんこさんってゆうてたわ」との答えでした。(彼女の母親と私の母親は東成の姉妹です)
「香深」さん〜03 04/20〜
<Responce>
●きつねうどんに入っているような、薄揚げは、「あげさん」なのに。なぜ飴は「飴さん」じゃなくて「飴ちゃん」なんでしょうね(笑)。子供が食べるものだからかなあ?。「猫ちゃん」と同じような感じかな。猫は「猫ちゃん」なのに、犬は「犬ちゃん」とは呼ばないですよね?(笑)「わんこちゃん」とは言うけど、それに対応するのは「にゃんこちゃん」だし。
「ゆうにゃん」さん〜04 07/17〜
<Responce>
●毎度こんばんは、TOMOです。
 先週、今週と朝日新聞の土曜日についてくる「Be」を読んでましたら、以前こちらで紹介されてた「あめちゃん、おかいさん」が2週連続で紹介されてましたので報告します。

親しみこめ「あめちゃん」 いい大人がなぜ「幼児語」? ?
http://www.asahi.com/kansai/special/OSK200403120028.html

おかいさん→う××ちゃん カワイイ我が子の。「ちゃん」付けちゃ悪いかっ ?
http://www.asahi.com/kansai/special/OSK200403190035.html

 前に出たレスにぴったしやおまへんか〜♪と一人で喜んでしまいました。で、なぜ「ちゃんづけ、さんづけ」かというと、どうも「御所ことば」からきてるようです。これを上方の女性が丁寧語として使ったことが始まりらしい。しかしこの「asahi.com関西」の「ほんま?関西伝説」は非常にいいネタそろえてますよね。毎週、「え。そうなん?」と新しい事実にびっくりしたり、「ああ、これ、『めざせNATIVE関西人』で知ってるわ。」と自慢に思ったりしてます。こっちより先に、いろんなネタそろえてくださいね。
「TOMO」さん〜04 10/30〜
<Responce>
●うちの母は関西の人間ではないのですが「あめちゃん」を使っていました。(3年ほど京都に住んでいたそうですが)そのせいか、姉も私も「あめちゃん」「お粥さん(おかいさん)」も使います。方言なんて知りませんでした。(まわりの友達は使わないです。)卒論で京都弁について調べていますが、本を調べると御所ことばが由来ではないかと書かれています。(関西弁講義  山下好孝 講談社)  
愛知県「M&M」さん〜05 01/04〜


<おかいさん>
●はじめまして。これ、疑問なのですが、「粥」ありますよね。みなさんはなんておっしゃってますか?家では「おかゆさん」友人は「おかいさん」といいどちらもさん付け。飴ちゃんみたいなもの?みなさんはどうですか?
「国宝関西人」さん〜05 12/04〜
<Res>
●こんにちは。千里のふでばこです。ウチとこでも「おかいさん」です。でも「おかゆさん」とは言ったことないです。また「茶がゆ」は「茶がゆ」で「茶がいさん」とは言いませんし、「七草がいさん」とも言わないのはなぜでしょう?
「千里のふでばこ」さん〜05 12/04〜
<Res>
●こんにちは。うちも、”おかいさん”ですね。これは、今でも使いますね。”しんどかったら、おかいさん作ったろか???”なんてね。

うちの子が、まだ、幼稚園のころ、大阪から横浜に転勤で移って、(今は名古屋ですが)幼稚園で、”好きな食べ物は?”って先生に聞かれたことがあって、娘は、即座に”あめちゃん”って答えたら、先生は、”あめちゃん???????”ちゅう反応だったそうです。飴に、”ちゃん”つけるのは、やはり関西ならではなんでしょうね。 関東人には、予想もつかない言い回しなんでしょう。でも、自慢できる言い回しですよね。
「パピ−」さん〜05 12/04〜





●「茶しばく」の語源考?

<from Mail box>
●(関西で「お茶しない?」を「茶しばかへん?」という表現方法について)
 考えるに、コーヒー(茶)ブレイク(破壊)をいちびって訳したものでは?
「M」さん〜98 5/03〜

<Rresponse>
●「茶しばく」は主に大阪より京都で使われるように思います。バリエーションには「鳥しばく」(ケンタッキーでナンパする)、「牛しばく」(吉野屋の牛丼でナンパする)があります。これらも京都で使われているそうです。 
「河内人あき子」さん(大阪・富田林)〜98 5/10〜





●ぼんさんの意味

<from Mail box>
●ちょっと気になったんですが、「ぼんさんがへをこいた」の「ぼんさん」はお坊さんの事じゃなくて、住み込みの丁稚さんのことと思いますが。(但し、丁稚さんをぼんさんと呼ぶのは女の人だけですが・・・)
 夫も私もばりばりの商売人の子どもなので、間違いないはずですが。そう思うとやっぱり大阪が発祥なんでしょうね。京都の人は、屁をこくなんて、イメージとちゃうしね。
「りっちー」さん(大阪・堺市)〜98 5/10〜

<Rresponse>
●大阪の商人の間でも丁稚のことを「ぼんさん」と言うらしいです。

 昔、うちの親父が奉公していて親方と中央市場へ仕入れに行ったとき仲買の人が当時のうちの親父に向かって「そこのぼんさん!***やっといて!」と何気なしに話し掛けたら、

「うちにぼんさんなんかいてへん!みんな若い衆(わかいしゅ)ばっかりじゃ!
 これから話し掛けるときは若い衆て言うてんか!

 でないともう二度とおまんとこで品物買えへんど!」と親方が烈火のごとく怒ったという話を聴いた事があります。ですから「ぼんさんが屁をこいた」っていうのは、やはり大阪が発祥なのかも知れませんね。

 なお、蛇足までに

「10まで数える」→「ぼんさんが屁をこいた」
「20まで数える」→「ぼんさんがアメリカの真中で屁をこいた」

 という風に使い分けていました。
「K・M」さん〜00 05/15〜





●京都弁と大阪弁

<from Mail box>
●友人からの電話
 「あんな〜、メッチャ雨ふってるやんか〜 車やし、行けへんわー。」
 「アンタ 何、ゆ〜てんのん?? あれだけ約束したやんかっ!。イヤやったら もう来んでええわ!!」

 この「行きたくない」と「行くことができない」のゴッチャになった言い方!。ほんまに ややこしいっちゅうねん!。私は当時、この「られる言葉の欠落」が京都人特有のもんやということを知りませんでした。
「ヒステリック・マム」さん〜98 6/07〜

<Rresponse>
●私の場合も大阪同様「行きたくない」で使っていたように思います。ただ京都弁も幅が広いので何とも言えませんが・・・
京都出身埼玉在住「YS」さん〜98 6/13〜

<Rresponse>
●京都と大阪の人間がしゃべっていると会話が噛み合わなくなるときがあります。

(京都人)「この橋、もう渡れへん」
(大阪人)「なにか、この橋に嫌なことでもあるん?」
(京都人)「ちゃう、昨日の雨で壊れてるんや〜」

 なぜ噛み合わないのか?
 京都では「can't」が「〜れへん」といい大阪ではそれは「渡るつもりがない(shall not)」になるからでしょうね。京都の人と知り合いになってから何度もあったやり取りです。そういう違いがあるとは思ってなかったです。
大阪市都島在住「大北」さん〜98 11/29〜

<Rresponse>
●私は京都生まれ、就職してはじめて大阪の空気にふれました。会社に入ってまだ間無しの頃、同期の大阪の友達が「今日、一緒に帰らへん?」と誘ってきました。私は「わたし、帰れへん」と言ったら、友達は気を悪くしてしまいました。

 「あんたと帰る気はない」と受け取ったんですね。まあ、友達が女性だったから傷もさほど深くなかったのですが、あれがもし、彼氏だったら・・・ゾーッとします。
「tico」さん〜98 12/13〜

<from Mail box>
●大阪(八尾だったかな)の知り合いと話をしたとき、「なぁ、行けへん?」と言われて、全然、行けるのに、何で? と一瞬思いました。京都弁では、「行けへん」は「不可能」ですから「なぁ、行けへん?」は「ここ、行けないの?」という意味になります。でも彼女は「一緒に、行きませんか?」という意味だったんですよね。京都弁では、誘うときは「なぁ、行かへん?」
「ず」さん〜03 07/12〜

「できひん」と「でけへん」

<From MAil Box>
●京都を舞台にしたテレビドラマでは、「できひん」を使ってたみたいなんやけど、漫才では「でけへん」をよく聞くような気がします。地域によって、使い分けが違うんでしょうか。それとも、微妙に意味が違うんでしょうか。
「寒来光一」さん〜01 01/10〜

「ですやん」京阪差

<From MAil Box>
●「ですやん、ですねん」は、関西一円ではよく使いますけれど、やはり地域によってなんとなく異なる気がします。大津や京都の人は気持ち延ばしませんか?断定のニュアンスよりは相手に問うてる感じがします。大阪あたりの方は断定の意味合いが京都や大津人より多めに込めてはるような気がします。なので、大学に入り、大阪の同年代の人と初めてしゃべった時、「いやぁこの人、言い切らはる!」とびっくりした覚えがあります。
元滋賀県大津市南部出身「ゆい」さん〜03 11/22〜





●関西弁FEP

<from Mail box>
●関西弁変換ツールが、ここにあります。ATOKとIME用があるので、Windowsユーザなら問題なく使えるでしょう。変換精度の方は確認していませんが。

http://hp.vector.co.jp/vpack/filearea/data/writing/dic/index.html
それでは。
「KI」さん〜98 6/13〜

<Rresponse>
●今井さんはMacユーザとのことでしたが、Mac用の関西弁変換ツールがありました。先日送付したサイトの別の場所にあります。 http://hp.vector.co.jp/vpack/filearea/mac/writing/dicdata/index.html  それでは。
「KI」さん〜98 6/21〜

<作者から>
●ジャストシステムから大阪弁対応の漢字変換ソフト、「ATOK15 for WINDOWS」が2002年2月に発売されました。9800円です。





●早生まれ?早いき?7ついき?

<from Mail box>
●1月から3月生まれで、4月から12月生まれより一学年早く就学する事を、なんと言いますか?

 大学時代に、「あたし、『はやいき』やねん、3月生まれやから」と言ったところ、「そぉんなんいわんやろぉ。(こだま・ひびき風)」(いたのは関東・九州・関西北部出身者)。えーっ、一人も知らんのん!?なんでや!!うそや、これは大阪弁や、と言ったら「早生まれ」しか言わへん、それは大阪市東成区方言や、と、けちょんけちょんに言われてしまいました。

 その後、悔しい私はあちこちで、「『早生まれ』のこと、『はやいき』て、いうやんな?」と聞くのですが、打率は・・・わるいですねぇ。「はやいき」表現する方、おられます?ちょっと聞いてみたく、メールを出しました。仲間、いるかなぁ?
「菅笠のかんたり」さん〜98 6/13〜

<Rresponse>
●「早生まれ」?「はやいき」??について。
 「はやいき」。これ、言います。菅笠のかんたりさん、言いますよ。打率UP。東成だけと、ちゃいます。でも、最近は確かに聞かんなぁ。ちなみに、寝屋川です。
「北河内のRYU」さん〜98 6/21〜

<Rresponse>
●1・2・3月生まれの人を「はやいき」って言うかどうかって事が書いてありましたが、私も言いますよ〜。西宮では言わなかったみたいですねぇ。
「せとぴ」さん〜98 6/21〜

<Rresponse>
●今、朝日放送「らくごのご」(最終回)を見ていたのですが、そこで「はやいき」が会話の中で出てきました。桂きん枝と笑福亭鶴瓶の年の話で、年は同じだがきん枝の方が学年が上という話になって、鶴瓶が「12月生まれや、兄さん(きん枝)何月や?」と、きん枝は「1月や」。すると、鶴瓶とざこばが同時に「はやいきや!」と。
 これだけですが、またまた打率がUPしました。
「北河内のRYU」さん〜98 6/28〜

<Rresponse>
●私も「はやいき」は使います。うちの母も使います。
神戸市東灘区「プレリュード」さん〜98 8/02〜

<Rresponse>
●私は小学生時は「おそいき」の方がよく使っていました。親は「はやいき」と言い、私はそのギャップに悩んだ記憶があります。
「日向 ほこ」さん〜98 8/12〜


<from Mail box>
●7つ生き

 関西圏の方言と文化とその広がりがよくわかるデータを読んでおもしろいだけでなくとてもなつかしく思いました。私は今は仕事の都合で京阪神地方から離れてますが、関西の文化圏にいちおう入っている福井県高浜町と京都府舞鶴市で生まれ育ちました。

 さて、「早生まれ」「早いき」の件ですが、私も3月生まれで、高浜でも舞鶴でも「早生まれ」「早いき」と言われてました。が、同時に、うちの母(高浜育ち)はこのことを「七ついき」というのです。なんで三つや四つではなくて七つなのでしょうか(言ってる母本人も知らないようです)、京阪神地方でもこういう言い方をするのか、わかったらぜひ教えて下さい。
「ほこちゃん」さん〜99 6/04〜

<Rresponse>
●初めまして。「七ついき」の話ですが、ほんとにそうかっ!といわれるとこまるんですが、小学校に上がる年の事ではないのですか?
「くろまゆ」さん〜99 6/12〜

<Rresponse>
●さて、本日の「お便りがお頼り」で“七ついき”の話がありましたが、あれって、小学校の入学年齢のことではないのですか??。調べたわけではないので、正確にはどうかは分かりませんが、私は「そう」思っていました。4月以前に生まれた人は「早生まれ」→「早いき」→「七ついき」でつじつまが合うように思います。
「KAZE」さん〜99 6/12〜

<作者から>
●(7つ生きについて)皆さんありがとうございました。確かにそのような感じがします。数え年だと(満年齢ではない=すなわち生まれたら既に1歳、その後正月ごとに年齢を重ねる)、4月以降生まれで小学校入学する子供たちは8歳。しかし早生まれの子供たちは来年の正月で8歳になる訳ですから、7歳ですね。語源が入学年齢というのは合点がゆきます。


<Rresponse>
●かぞえ7歳で小学校に入学する子についての表現では早上がり・7つ上がり・早いき・7ついき等があり別格として早生まれがあると思っています。早いき・7ついきの「いき」は「早生まれ」の「生」から連想される「生き」ではなくて、早く学校へ行く・7つで学校へ行くの意味の「行き」ではないでしょうか。

 また、「早生まれ」はなぜ別格と言いますと、早生まれだけは論理的ではないからなのです。遅く生まれたから、7歳で小学校に上がる4月生まれの子と比較するとほぼ1歳小さい子供たちを早生まれと表現するのですからね。私自身、11月生まれで早上がりではなかったのですが、小学生当時のことを思い出すと、この問題で親に質問したような覚えがあります。

 推測ですが、早く学校へ上がるように生まれたって意味なんでしょうね。
「明石原人」さん〜02 08/10〜
<Rresponse>
●非論理的というより逆の発想じゃないでしょうか。
 同じ年に生まれたこどものうち、3月までは前の年の生まれの学年に入れられてしまうわけですから、「早く生まれたから上の学年に回される」から「早生まれ」なんでしょう。それが、彼らを指す言い方として「遊離」してしまい、前の学年集団の中でも使われている、という風に考えているんですが。

 憶測ですが、数え年で考えると、同じ年に生まれた子は(誕生日の如何に関わらず)同年齢なんですよね。なのに上の学年に入る「早生まれ」。そんな意識があったのでは。
大阪平野生まれの宝塚在住「スズメ♂」さん〜02 08/10〜

<「早生き」は「早行き」>
●「はやいき」を「早生き」と表記するのはちょっとおかしいのでは?この言葉は、就学年齢に因んだもので、1月1日から4月1日までに生まれた人は、4月2日以降に生まれた人たちよりも早く小学校へ行くから「早行き」で、早く生きた(或いは早くから生きている)からではないと思う。わたしは50数年間そのつもりで使っている。また、この場合に満6歳と言うのも正しくない。4月1日生まれの人は何時に生まれたかに拘わらずその日を1日として計算することになるから。変換ミスかと思っていたら、一貫して「早生き」としてあるので、指摘しておきます。
「ぼくねんじん」さん〜05 10/23〜
<管理人より>
●タイトルが「早生き」となっていました。ご指摘のとおり「行き」の方が意味としては通るような気がいたします。ただ各種方言辞典などを見ても載っておらず、確信がもてないのでとりあえず平仮名表記に変更いたしました。




●群馬弁と関西弁

<from Mail box>
●群馬県出身です。
 (関西弁と思われている)「足が早い」は、うちのおばあちゃんがよく使っていました。
 私の祖母というのが結構謎の人で、「おぶ」とか「おこうこ」なども使用していました。群馬生まれの群馬育ちの人のはずなんですが…。だからこのサイトで見るまではこれらの言葉は共通語だと思っていました。
23区内「きたのおりひめ」さん〜98 5/24〜

<Rresponse>
● 「(関西弁と思われている)いぬ=去ぬ」に関連したメール中で・・・

〜「全国方言辞典」より〜

「いぬ」
1)行く=群馬県勢多郡。
2)去る。帰る=・福井・滋賀・奈良・和歌山・大阪・京都・兵庫・淡路島・徳島

 「きたのおりひめ」さんで出てきた、群馬生まれ群馬育ちのおばあちゃんですね。「いぬ」について近畿以外で唯一出ているのが群馬県。少し意味は違いますが。考え過ぎでしょうか?
「北河内のRYU」さん〜98 6/21〜

<Rresponse>
「関西ことば辞典」のなかから、うちのおばあちゃん(群馬)が使っていた言葉を探してみました。

足が早い/おこうこ/おこた/こましゃくれ/大将/まえかけ

このくらいかなー。そして、「おこた」は、うちのおばあちゃんだけじゃない!たしか母や近所のおばちゃんも使っていたような気がします。そしてわたしも…。


 関西の方にはなじみが薄いかもしれないのでちょっと群馬弁および県民性についてご説明します。

 群馬弁の大きな特徴は、鼻濁音がない(群馬県民が使えない)ことと、それゆえ近隣の関東、甲信越地区のなかでも飛び抜けて語調がきついことでしょうか。他県はむしろ東北弁に近い様な気がするんですよねえ。

 感情の起伏がストレートに出る言語という点では、関西弁、特に河内弁と非常に近い感覚があるのではないかなーと個人的には思っています。仁侠モノが似合うのも、関西地区以外では群馬だけでしょう。

 群馬って古墳とか多いから、大和朝廷とか以外とその辺の古い時代から近畿とは交流があったのかもしれませんねぇ。例のうちのおばあちゃんが使っている言葉って、やっぱり古い言葉だと思うから、それが脈々と受け継がれてきているのかもしれません。そう考えるほうがロマンがあるかなーなんて思ってます。
「きたのおりひめ」さん〜98 6/28〜

<Rresponse>
● 「北関東の一部地域の言葉と関西の言葉が似ている」へのお便りです。

 その昔、都がまだ関西にあった頃、都の進んだ文化と共に都の言葉もより遠い地方へと伝播していったと想像されます。例えば、「(食事を)おあがりなさい」という意味の「めしょうれ」という言葉が、現在の奄美大島方言@鹿児島県にあるようですが、それは、古の都(みやこ)言葉がそのまま定着して残ったものだったりする。(中略)
 それが、別々の地域で、同じ方言(言葉)が存在する理由と思われます。
「ワテのどこが関西人やねん?」さん〜98 8/20〜





●和歌山弁・水セッタ(水雪駄)他・・・

<from Mail box>
●これは和歌山弁らしいのですが「水セッタ」って聞いたことあるでしょうか?

 いろんな人に聞いたのですが、ビーチサンダルっていうらしいです。どうして和歌山だけ日本語なの?と思っているのですが・・・・
和歌山在住「ねこ」さん〜98 7/05〜

<Rresponse>
●私の和歌山の友達も「水セッタ」と言ってました。 おかげでうつったよ…。
神戸市東灘区「プレリュード」さん〜98 8/02〜

<from Mail box>
●ボクの出身地はワカヤマですが、何かが壊れたとき、「もじけた」という言い方をします。その昔、大阪の友人に「ラジカセもじけてん」と言ったら「もじけたってどういう意味?」と聞かれたことがありました。これって局地(ピンポイント!)的な方言なのかなぁ。
東京在住「クリス」さん〜99 11/07〜

<from Mail box>
●うちのお母ちゃんがようゆうてた「らっしゃ いんなご や」(?)の意味がわかりません。お母ちゃんに聞いてもますますわからんのでどなたか教えてください。
和歌山育ち・今沖縄「せな」さん〜00 07/05〜

<from Mail box>
●毎度。やっとすずしなりましたな。すべ吉です。昨日は和歌山在住の友人と会っていました。彼女に聞いた言葉を一部紹介します。彼女は関東出身なのでもしかしたら間違えて覚えているかもしれませんが・・。水雪駄(みずせった)  ビーチサンダルのこと。これはPTAからのお知らせにあったそうです。

もじける・・・・つぶれる?破れる?とかそういう意味らしい。
にんにこ・・・・おにぎり・おむすび
こんこんさん・・お稲荷さん

和歌山弁も奥深い・・・「ざじずぜぞ」を「だぢづでど」と発音する(例 ゼリー を デリー)くらいしか知らなかったすべ吉はおどろいとります。ちなみに河内弁は 文中のだぢづでどが 時にらりるれろに変化することもある(例 きつねうどん を けつねうろん)。和歌山のすごいところはこれら「古語」ぽい言葉を、幼稚園児も使っているところです。
「ひょう田すべ吉」さん〜04 02/29〜
<from 掲示板>
●靴などを履き潰して新しいのに変えなあかん時に「もうこの靴にひまをやらなあかんなぁ」とかって言いませんか?。あと「嫌になってきた」を「たってきた」発音は「たっ↑てきた」でかなり最初の「た」を強く発音します使い方は「勉強すんの、もうたってきた」とかです。他にも和歌山にある「国道42号線」を「しに号線」と言います。実際誰かが死んだ訳ではないんですが、正直縁起が悪いなぁと思いました。
「アサコ」さん〜05 07/10〜
<from 掲示板>
●こんばんは、アサコです。テレビ和歌山で放送しているCMで
「わいの和歌山弁いくど
ころもしなぁ (なんですかそれ?)
ぼっきんこ (ぼっきんこ?)
てんてらてん (もう分からないですね)」
※()は標準語です。
というのがあるんですが、なんていう意味なんでしょう?。17年間和歌山の御坊に住んでいますが聞いたことがありません 分かる方がいれば教えて下さい
「アサコ」さん〜05 09/10〜
<Res>
●「ころもしなぁ」「ぼっきんこ」の二つは解読不能、判りませんでしたが、「てんてらてん」は、使っていましたよ。ちなみに、うちは神戸の長田でした。うちの家では、小さくなってしまったような服を着てしまった時に「なんや、てんてらてんやんか」と言っていました。また、牧村センセの『大阪ことば事典』には、【テンテラテン(名):素裸で何も持っていないこと。スッカラカン。火事で丸焼けになった場合などには、「テンテラテンになってしもた」という】とありました。ちょっと、うちの使い方とは違うみたいでした。
「山猟師の六太夫」さん〜05 09/10〜
<Res>
●googleで、「和歌山 ぼっきんこ」で探したら、1番上にありました。「JI3WFM’s HOME」っちゅうとこの、「クイズ和歌山弁(上級編)」http://www.geocities.jp/oga1228/page022.htmlに3つとも載ってます。
それぞれの意味は、クイズを答えてみてはどうでしょうか。
「りょうけん」さん〜05 09/10〜






●方言指導

<from Mail box>
●わたしのような者には、お国言葉ってとってもうらやましいです。いいなー。ちょっとかっこいいなー、なんて思います。言葉の先に残る微妙なアクセント、故郷からの電話口で標準語がするりとお国言葉に移るときなど。

 そういや、中学の生活指導のしおりに、
 「〜じゃん」「〜してやがんの」「やべえ」といった、悪い方言を使わない

 という奇妙な一句がありました。これって方言なんでしょうか?。これ、確かに上品ではないですけど、全国的に使われているのでは?(「〜じゃん」っていうのは神奈川の方言だけど)

 それに、もし、それが方言なら、「悪い」って、どんな権限で判断するんでしょうかねえ。子供ながらにお役所チックないやらしさを感じてしまった13歳の春でした。
神奈川県川崎市出身 埼玉県浦和在住「もへぷ〜」さん〜98 9/10〜

<作者から>
●方言指導が戦後の神奈川で行われていた事に驚きました。
 「やべえ」のような「〜ぇ」方言は、いわゆる「べらんめえ口調」の典型ですが、これは上州〜武蔵〜伊豆諸島〜遠州〜甲信越で広く使われていた方言だそうです。江戸で広まったのは明和の頃で、化政期に大衆に定着したとのこと。もっとも全国に広がったのは近年になってからで、テレビなどメディアの影響だと想います。





●じゃんは禁句?

<from Mail box>
●おひさしぶりです、わお!!です。いつも楽しく読まさせていただいてます。子供の情景ばかりに情報を送るのもなんだし、たまにはこっちににも送ります。

 「お便りがお便り?」のコーナーの「もへぷ〜」さんの方言の記事(↑)をを読んでいて、ふと思い出したのですが、昔、「〜じゃん」といっていると、「じゃんじゃんいうなじゃ〜ん」とよくつっこまれたものです。。。(^^;

 やはり、大分では「〜やん(か)」を(わたしたちは)使いました。福岡では「〜ばい」だったかな?
大分県出身・福岡経由(4年間)・茨城県在住「わお!!」さん〜98 9/30〜

<作者から>
●関西では「禁句的存在」の「〜じゃん」ですが、大分でもそのような傾向があったのですね。さらに「〜やんか」が使われていたとは!(関西だけとばかり思ってましたので)。

 「〜じゃん」は元々湘南・三浦半島地方の方言だそうです。昭和30年代、石原慎太郎の「太陽の季節」などで湘南が一躍「若者のメッカ」になり、「〜じゃん」も急速に全国的に広がったと思われます。映画に象徴されるような「気取った感じ」「ええ格好しい」が関西人に受け入れられなかったのかもしれません。

 これも私の個人的な考えですが、方言周圏論的に考えると「〜じゃん」は関西で使われている「〜やん、〜やんか」の古語のような気がします。「J行」と「Y行」の転訛は世界各地であるようで、朝鮮民主主義人民共和国の首都「ピョンヤン」も、日本では「へいじょう」ですし、欧米でも名前の「ジョン」と「ヨハン」も元は同じ。さらにあの名指揮者カラヤンも、スペルでは「KARAJAN」ですから。



●えんがちょVSべべんじょ

<from Mail box>
●(関西では「えんがちょ」という言葉が通じない点について)

 「えんぎ」という概念をどう呼んでおられたでしょうか。一般的には「えんがちょ」ですか?

 キタナイものとかを見つけたら「えんぎ!」とかいって、指をおまじないのカタチにすれば、バリアがはれるというやつです。もし、キタナイものをさわっちゃったら、すかさず近くにいた者にさわり、「えんぎ!」と言って指を組めば、本人のケガレはないものとされ、「えんぎ」されたものがケガレを背負うというのもありました。予め「えんぎ」していたものには、ケガレをうつせないルールもありました!

 指の形は様々で、
●中指・人差し指を交差する。(穢れ度に応じてさらに中指に薬指を…)
●こぶしを握って各指の間から親指を出す型

の2系統がありました。(みんな平気で人差し指と中指の合間から親指出してたけど、大人はぎょっとしたんだろうな! )

 ところで、(「えんがちょ」ではなく、)この「えんぎ」というのはどうも東北バージョンらしいのです。おそらく(集団就職などで)あらゆる東日本エリアの伝承が混ざり合ってしまったのだ、と推測できます。そうそう、単純に「バーリア!!」というときもありました。名古屋のイトコは「ピース」でしたね。
川崎出身浦和在住「もへぷ〜」さん〜98 9/03〜

<作者から>
●関西では「えんがちょ」はあまり使われず、「バーリア!」が一般的だったと思います(西宮・広田小学校界隈だけかも?)。ただ、指の形は、記述の2系統とまったく同じでしたね〜。主に「交差型=女子」「親指型=男子」だったように思いますが。


<Rresponse>
●「えんぎ」「えんがちょ」って初めて聞きました。大阪市内では「べべんじょ」のはずです。南の阿倍野区でもそうでしたし、北の淀川区でもそうだったという証言ありです。
 指の形は今井さんの言うてはるとおり、主に「交差型=女子」「親指型=男子」が決まりでした。

 汚いことした奴がおったら、即座に「べべんじょかんじょ、鍵しめた!」って言うて、感染を防ぎます。さらに「油か〜ぶった!」でバリアは最強となります。
大阪在住「りちゃあど」さん〜98 9/17〜

<作者から>
●そう言えば我が西宮でも時々使ってました。概ね「バリア!」が主流だったのですっかり忘れてましたが・・・。

 「べべんじょ」の語源は「びびんちょ」のようです。「便所」に転訛するあたり生々しい!。さらに「びびんちょ」の語源ですが、「ピンショ」=一升の意だそうで、舟に乗り、米一升で売淫行為をする過激な遊女が江戸時代大坂で流行し、性病に悩まされたことが発端であると「大阪ことば辞典(牧村史陽著)」に記述されてます。

<Rresponse>
●「ハンカチ落とし」の時、真ん中の場所を「べべんじょ」と呼んでました。正確に言うと、寝屋川市立国松緑丘小と、交野市立岩船小で、です。愛媛生まれの亭主に言ったら「ウッソォ」と頭から否定されました(泣)。
「アイラグ」さん〜00 01/10〜


<Rresponse>
●私が子供の頃(1970から80年代)、私の周りでは指を交差するアレを「●っちょ」とよんでいました。長い間「えんがちょ」が何を意味するのかわからず、高校生になって「●っちょ」のことだと知ってショックを受けた憶えがあります。
 ただし、私が育ったのは、兵庫県は川西市の新興住宅地で、近所には先祖が古くからその地に住んでいた地元の子供もいるにはいましたが、大半はあちこちから集まってきた人々の子供達なので、どのくらい地域性のある言葉なのかはわかりません。

 「バリア」も同じくらいよく使っていました。
あとは、節をつけて「べべんじょ、かんじょ、かぎはった」とか「とうめいバーリアかーぶった」 とも言いました。(便所のことを「かんしょば」とも言う、と聞いたことがあります)
「べべんじょ」は、普通は、「ハンカチ落し」の真中の部分とか、「ブランコおに」の真中の足をつけてはだめなエリアとかをさしていました。
「HDすーぷー」さん〜00 11/17〜

<Rresponse>
●「べ〜んしょ、べ〜んしょ、カギ閉めた」でした。これも「便所」の意味でしょう。ちなみに、ハンカチ落としの中央は「べんじょ」で、和便器もどきの絵を地面に書いてました。ハンカチ落としの真ん中はずばり「便所」でしたが囃し詞では、「べんしょ」で「し」はにごりません。これも???です。
京都出身東京在住「ず」さん〜00 11/17〜

<Rresponse>
●「バリヤを張る」というのは、民俗学から見ると「穢(ケガレ)」から身を守るための呪文と考えることができるそうです。
 いろいろな解釈の仕方があるとは思うので、一概にコレダとは言えないのですが、昔からの穢の観念が、子供の遊びの中にひきつがれていることが、感慨深いと思ったので、ご連絡しておこうと思いました(^^)

 ちなみに、このことを話してくださった民俗学の先生は、「えんがちょ」を例にとっていて、バリアのことは言われなかったので、バリアは知らないのかも。えんがちょが古い形だったのかしら。世代によるのかもしれませんねー。
「sin64@」さん〜01 01/10〜

<from Mail box>
●「ベンショ」と「ギリギッチョン」。道端の犬のウンコを踏んだり汚い物に触れたりすると、その人は「ベンショ」と言われて毛嫌いされます(現在の差別や陰湿なイジメとは全く別でその日限りの他愛もない遊びですが)。しかし誰かにタッチすると、タッチされた人が「ベンショ」となりそれまでの人は「ベンショ」と言われなくなります。でも、「ギリギッチョン」と言われる動作をするとによってタッチされても「ベンショ」にはならないのです。その動作とは、両手の中指を人差し指の上に重ねて折り曲げて「ギリギッチョン」と宣言して相手に見せるのです。これでたとえタッチされても「ベンショ」にはならないのです。  京都市上京区の西陣で過ごした頃の話です。
西京区「よし」さん〜03 01/01〜


関連コーナー=子供の情景・バリア系




●播磨弁

<from Mail box>
●現在神奈川在住、播州出身の会社員です。つい最近貴HPを見つけ楽しんでよまさせて頂いてます。で唐突ですが、「関西ことば辞典」の中で気付いたこと、っちゅうか、思ったことを書かせて頂きます。

だぼ:「アホ」の意味。主に神戸・播磨地方で使われる。

って有りましたが、どっちかっていうと、「あほ」→「だっぼぉー」→「くそっだーぼ」、といった順位で相手に対する表現が強烈になっていった記憶が。あくまでも記憶ベースゆえ、正確ではないかもしれませんが。

 あとこれは自分の周囲だけだったかもしれませんが、自分のことは、幼少期「わえ」と言ってました。「わい」でも「わて」でもなく、「わえ」だったのを覚えております。

 さらにさらに「関西ことば辞典」に載ってなかった播州弁を。

 既にお聞き及びかもしれませんが、めぐ(動詞):「こわす」です。これは自動詞が「めぐ(壊す)」、他動詞が「めげる(壊れる)」この活用系としては、
「隣のおっちゃんの植木鉢めんでもた。」
(隣のおじさんの植木鉢を壊してしまった。)
というふうに使ってます。もしご存じでしたら、申し訳ありません。
神奈川在住「たふ」さん〜98 9/24〜

<Rresponse>
●私は、神戸出身なのですが、ダボ=あほということがいわれていますが、どちらかというと

 ちょっとムカッときたときになんかに「ダボ」といったりして、

 「あほ」というよりは「ボケ」・「くそっ」という感じに近いです。(少なくとも私の周りではそうでした。)  「ダボ」を使っていたみなさんは、どういうふうに使っていたのでしょうか?
 ちなみに、「ダボ」を大阪では使っていないと知ったときは、ちょっと驚きでした。それまでは、関西ではみんな使っていると思っていました。

 ただ「アホ」といっているところを全て「ダボ」に置き換えると 、言葉の響きとして違和感を感じるところがあると思います。そういう使い分けはあると思います。これは、「ダボ」が濁音ということにも関係がある?のかもしれません。

 私の感覚では、ダボ=アホといわれると、ちょっとちゃうねんけどなあという感じなんですが、「ダボ」を使っていた他の人たちはどうなんでしょうか?
新潟県長岡市在住「KK」さん〜98 9/30〜

<Rresponse>
●「ダボ」についてですが、
 私は18年間明石で育ったため、普通に使っていました。でも神戸以東の人は使わないみたいですね。多分これは姫路〜明石ぐらいまでしか使われてないと思います。

「どアホ」→「ダボ」と言葉が転化していったのでは?。とうちの大学の言語学の先生は言ってました(ホンマかなぁ…)
東京都在住、明石市出身「あほあほ」さん〜98 10/10〜

<from Mail box>
●突然のお便り失礼いたします。私は現在、愛媛県松山市に住む22歳の大学生です。私の実家は兵庫県飾磨郡「夢前町」でございます。アイスコーヒーのことを「冷コ」というそうですが、播州・姫路地区では「コールコーヒー」のほうが一般的です。また「いらう」という言葉も「いらいこにする」という言葉になります。あと、「あかんたれ」の同意義で「おびんたれ」という言葉が存在します。

 あ、あと思い出したのですが古い播州弁で「くだらない」という意味で「だっちもない」という言葉が存在しております。うちのバァちゃんジィちゃんくらいの人らが使っていて現在はほとんど死語のようになっております。
愛媛県松山市「たにやん」さん〜99 10/31〜

<from Mail box>
●私は播州育ちで、最近、播州弁が関西弁とは違うことに気付き、カルチャーショックを受けています。ところで、過去の何かを否定するとき、漢文調にしてしまうのは播州だけでしょうか?。例えば、「昨日あのテレビ見た?」「いいや、見ず」とか「あの子と遊んだん?」「いや、遊ばず」とか、「食べず」「乗らず」「しゃべらず」などなど。。。結構独特の言葉遣いらしいのですが。
「M」さん〜99 10/16〜

<from Mail box>
●私は兵庫の播州地方で生まれ育ちました。
 私は「どべ」、「びり」のことを「げっぴ」と言うのですが、これは播州地方だけの言葉ですか?それとも播州地方でも通じないところがありますか?兵庫県内なら通じるだろうと思っていたら神戸の子には通じませんでした。みんなの意見を聞かせて下さい。
「Y」さん〜99 11/07〜

<Rresponse>
●「げっぴ」・・・30数年ぶりに聞く言葉。たしかに、垂水では、つことった。東京オリンピックの頃、場所は神戸市立高丸小学校。神戸市内でも須磨浦公園から西は播磨やから、きっとコトバも播磨弁の影響が大きいんや。
横浜在住「ダダ龍」さん〜99 11/14〜

<Rresponse>
●「びり」のことは「げっぴ」って言うヨー!ちなみに私は加古川育ち。たぶん播州弁もしくは播磨弁なんやなぁ。カルチャーショックやわぁ。
「M」さん〜99 11/14〜

<Rresponse>
●「げっぴ」なんですが、北海道では「びり」の意味で「げっぱ」が広く使われています。何か関係あるのでしょうか。故郷・神戸市灘区ではやっぱり「どべ」って言ってました。
「北国在住のトアロードを自転車で登る男」さん〜00 01/10〜

<Rresponse>
●「げっぴ」ですが、兵庫区出身の母はよく使ったそうです。しかし「お便り・・・」で灘区の方は、「げっぴ」より「どべ」の方を使っとってですから、兵庫以西が「げっぴ」で、中央区(旧生田区・旧葺合区)以東が「どべ」を、主に使うのでしょうか?
神戸市在住「個人的にたいこう」さん〜00 01/10〜

<Rresponse>
●姫路出身東京在住の学生です。
 友達もこっちに来てて、そこで初めて播州弁が関西弁とちゃうことを知りました。一番のショックは「〜どいや」を使わないこと。語尾に付けへんかなー?たとえば「何どいやお前!」とか「なんでどいや」「だれどいや」「〜やねん」がどぎづくなったかんじなんですよねー。
 上記の場合きつい言い方っぽいですけど普段でも使います。
東京在住「安室」さん〜00 01/10〜

<Rresponse>
●僕が、小学生のときは最下位のことを「げぼ」とよく言っていました。「おまえ何位やった?」「げぼやった。」という感じです。

姫路出身埼玉在住「フジテレビ」さん〜00 03/12〜

<From Mail Box>
●私は兵庫県の三田市出身なんですが、神戸の大学に通っていたある日、「雨降っとった?」と聞かれたので「ピリピリ降っとるわ」というと、そこから「雨がピリピリ降る」という表現をするしないで大論争になりました。

 私の出身の三田では、小雨が降ってるときに、ごく一般的に使われる表現ですが、阪神間ではそんな言い方はしないとのこと。ところが、須磨、垂水、明石、加古川の人間は使うといいます。もしかしたら「雨がピリピリ降る」というのは播州弁なのでしょうか?。
 三田は摂津ですが、播磨、丹波と接しているので、混ざっていてもおかしくはありません。そういえば、うちのオヤジは「〜どいや」って使ってるなぁ。
三田出身大阪在住「yam」さん〜00 09/10〜

<Rresponse>
●はじめまして、現在神奈川に住んでいる春日と申します。

 私は兵庫県の氷上郡出ですが、普通に「雨、ぴりぴり降っとるで。」というふうに使ってました。私は関西共通やと思っていたんですが、丹波、播磨?辺りの言葉だったんですね。
神奈川在住「春日」さん〜00 09/10〜

<From Mail Box>
●祖母(姫路出身、大阪在住)は「目(めえ)が余って」眠れないとよく言うのですが、これって関西弁ですか?。母が子供のころ、同じように「目が余って」と言ったら、同級生たち(大阪)に「何それ」って大笑いされたそうです。大阪弁ではなさそうですね。
「でんでん」さん〜00 09/10〜

<From Mail Box>
●今日、加古川からやってきた、正真正銘の播州人としゃべっていたら、懐かしい言葉がでてきました。「ちょっぴんぴん」これって、大阪そのほかでも使いますよね?
 友:「この子なーすぐ大きなるから、このシャツなんかもーチョッピンピンやねん」
 ちんちくりん、ってことやけど、うちの母親もおばあちゃんもよく使ってた覚えがあって、すごく懐かしかったです。

LA在住「のぞみ」さん〜02 10/13〜

<From Mail Box>
●私は19歳まで姫路、23歳まで京都、26歳まで大阪、その後、ちょっとブランクがあって、32歳から42歳まで大阪に住んでおりました。という訳で、懐かしいやら、楽しいやら、めちゃくちゃ嬉しなるページを見つけてもたんです。ところで、疑問が3つあるんですけど。

<疑問その1>
なおす・・・・・これって、大阪南部〜奈良のこばと思っていましたけれど、
        兵庫〜大阪北部でも使いますか?

<疑問その2>
”〜してはるんや” or ”〜してはんのや” & ”〜しとってや” or ”〜しとってんや” の境は尼ぐらいかなと思いますけど、どうですやろ?

<疑問その3>
”またい”・・・・・・不器用、下手くその意
           使用例 ”あいつ、またいなあ” とか 
           ”わぁ、またいことしてもた”

これって、西播地方だけですか?
LA在住「のぞみ」さん〜03 01/01〜
<作者から>
●片付けるという意味での「なおす」であれは広く関西で使われている言葉だと思いますよ。「しとってや」などの播磨弁ですが、現在の阪神間は大阪のベッドタウンとなっており言語境界線も曖昧になってきているのではないでしょうか。鉄道発達前の言語分布を調べる必要がありそうですが、そうなると摂津と播磨の国境が分かれ目になりそうな気がします。それから「またい」ですが、私は知りませんでした。「大阪ことば事典(牧村史陽著・講談社学術文庫)」によると、「またい・・・従順の意から、転じて、はきはきしない、敏捷でない、すばやくない、のろい、おっとりしているなどの意にいう。はしこいに対する。また食物の辛くない落ち着いた味をもいう」とありました。全国方言辞典にはその分布が、富山県福野地方・越前・滋賀県蒲生郡・和歌山・京都・因幡となっており、北陸から近畿の広い地域で使われている言葉だということがわかりました。


<From Mail Box>
●神戸では西神戸と東神戸でアクセントは同じでも語尾が違います。東灘に住んでいた私が須磨に引っ越した時、それまで使わなかった「〜やろ?」とか「〜やでぇ」にびっくりしたことがあります。これらはそれまで大阪弁と思っていた言葉なので。

千葉県在住「おじょん」さん〜03 04/20〜


<From Mail Box>
●昭和41年生まれ、東京在住です。三重県南部では、「腹が立つ」の意味で「ごぉわく」といいます。「あいつ、ごぉわくのぉ」って使います。これって三重県だけなんでしょうか。また、モノを運ぶの手伝ってもらいたい時に「つって」といいます。名古屋では通じましたが、その他はどうなんでしょう。

「HN」さん〜03 04/20〜


<Responce>
●「ごうわく」というのは、播磨地方までとのレスがありましたが、岡山では「ごうがわく」という言い方で使われてます。

「きむこ」さん〜03 07/12〜


<From Mail Box>
●とおりがかりのサイトで「ちゃあっそう」というコトバをみかけました。なっつかし。
 ワシもガキのころは、ごくあたりまえにつことりましたが、正確な意味と由来がわかりません。なんとなしに、ビビらしたいときに「ちゃあっそう、われー」とゆうのであります。にたようなコトバで「かっちわすぞ」というのがあって、これは「かっちわしたろか」という変化形も常用しておりました。ワシはずっと、「ちゃあっそう」は「かっちわすぞ」が変化したもんやとおもとりましたが、播州(とくに姫路方面)で「ぶちまわすぞ」とう威嚇のコトバがあって、これがなまったもんやという説明も別のサイトでみつけました。ホンマのとこは、どないなっとんでしょうか。だれかおしえたってください。

横浜在住「ダダ龍」さん〜04 07/17〜


<〜やねん、は使わない?>
●こんにちは。分からないことがあるのですが、姫路の地域で「〜やねん」って使いますか?。私はよく周りの人から関西弁じゃないよね、みたいなことを言われます。私は姫路育ちで、「〜やで」とは使いますが「〜やねん」は使いません。どうなんでしょう・・・。よろしくお願いします。
「伊東孝志」さん〜04 12/04〜
<作者から>
●確かに播州方言では「〜とってやで」「〜とってです」という語尾が一番よく使われているように思います。従って「〜やねん」の西端は摂津方言地域までといってもいいような気がしますが。さらに詳しいことは今後調べてみたいと思います。

<Res>
●また播州弁に関するお便りがあったので、レスさせてもらいまーす。姫路の人は「〜やねん」ではなく、「〜なんや」と言います。最近身近に姫路の人がいるのですが、とっても姫路弁!母音が強く残るあたりも河内などとともにあのあたりの特徴ではないでしょうか。いとこやらはとこやら(?)みーんなそうですよ。〜なんやは明石・加古川では使わないようなので、姫路とその北あたりだけでは?

それから、うちの父親が播州弁カルタというものを入手していました。なかなか難しいです。
http://banshu.s27.xrea.com/
http://web.pref.hyogo.jp/nakaharima/donnatoko/konnatoko/hougen/karuta_1.html

上が播州弁辞典で、下のがカルタです。うちでやりましたが、読み手が難しいので、神戸の子ぉでは無理です・・・。
神戸「のっちゃん」さん〜04 12/04〜
<播磨弁Tシャツ>
●方言の話題が時々でますが、姫路の障害者の作業所で播州弁をプリントしたTシャツを製造販売をしているそうです。Tシャツは6色で1200円。プラス100円でプリントの位置の変更も受け付ける。M、Lサイズのほかジュニア用もある。{つさ 工房」0792−26−2388です。(7月13日付け神戸新聞夕刊より)写真を添付します。  

「高松悟」さん〜04 12/04〜






<まーはた>
●おかんが、「○○は△△のまーはたやで」とゆうた。「すぐそば」っちゅう意味や。関東でも「まよこ」とはゆうけど「まーはた」とはいわんやろ。だいたい「そば」の意味で「はた」とゆうのんがディープや。落語では「ほんねき」ともいいますな。
横浜在住「ダダ龍」さん〜04 12/04〜

<がんじき>
●はじめまして。以前通っていた学校が日本全国から生徒が通ってきているような学校で、そこで寮生活をしてたのですが、あるひ、寮生数十人で掃除をしてたときに、そばにいた人に「そこのがんじきとって」といっても通じませんでした。
大阪の人間にも通じず。
岡山の人間にも通じず。
しかし、尼崎の人や、篠山の人にはつうじたのです。

がんじきとは、掃除の時につかう熊手のことなのですが。兵庫県で熊手というと潮干狩りのときにつかう道具だとおもうのですが。なにかご存知でしょうか。
「goushi」さん〜05 03/20〜

<Res>
●「がんじき」ですが私は初めて聞きました。で全国方言辞典を見てみますと、「がんじき=細杷(こまざらい)、くまで。兵庫・香川・島根県」とありました。

兵庫の場合、摂津や播磨、丹波、但馬など方言区分が多いのですが、そのあたりの詳しい記述はなかったので分からないままです。ちなみに私は西宮なのですが、社宅などが立ち並ぶ新興住宅地でしたので、西宮で使われていないとは 言い切れないのが残念なところ。尼崎も西宮も、さらに大阪北西部も全て「摂津方言」区域ですからもし摂津方言だとすると大阪でも採集されていてもいいはずなんですが。
管理人より〜05 03/20〜
<Res>
●私も西宮で、省線(現JR)開通時は駅がなかったけれど、便利だとわかってから駅を作らせた程度の古いとこですが、使ってませんでした。

調べてみたら、播州の言葉みたいです。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~u-ttoko/kotoba-7.html
「りょうけん」さん〜05 03/20〜
<がんじき>
●はじめまして。以前通っていた学校が日本全国から生徒が通ってきているような学校で、そこで寮生活をしてたのですが、あるひ、寮生数十人で掃除をしてたときに、そばにいた人に「そこのがんじきとって」といっても通じませんでした。大阪の人間にも通じず。岡山の人間にも通じず。
 しかし、尼崎の人や、篠山の人にはつうじたのです。がんじきとは、掃除の時につかう熊手のことなのですが。 兵庫県で熊手というと潮干狩りのときにつかう道具だとおもうのですが。
調べてみたら、播州の言葉みたいです。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~u-ttoko/kotoba-7.html
「goushi」さん〜05 04/17〜
<明石弁>
●語尾に とん をつけます。
大阪などは微妙にやさしく聞こえますが、
明石は      なにやっとん?(なにしてるの?みたいな)
その他の地域はは なにしてはるん?
         なにしとんけぇ?
                  みたいな
  ちょっと感じ悪く聞こえますが・・・。   
「がちゃぴん」さん〜05 09/09〜

・・・・・・・・

<ひどる 他>
●自分が住んでいる所は姫路なのですが『ひどる』という言葉を使います。歪む・反るという意味です。例『鉄板がひどってもた。』とかいう使い方をします。多分ポピュラーじゃないと思います。でも姫路出身の両親が使っていました。けど父はあーあったな位にしか覚えていないので死語かと。母に意味を確認したところ「歪む」より「反る」ほうが近いらしいです。

あと姫路では『〜ねん』より『〜ねや』を使うのですが。あと『はみる』…仲間はずれにするの意っていう言葉も使っています。また「がぶる」…ゆらす、ゆれるの意(播州弁言うより浜手の言葉 祭の時はよく使われる年配の方は一般生活でもよく使う)。
「にゃご」さん〜07 10/08〜
<管理人より>
●ちなみに、全国方言辞典(東條操著・東京堂出版)には、ひどる(1)=弱火で煮詰める。食べ物に火を通す(仙台) (2)=あぶる。「塩鰯をヒドって食う」(岡山)(3)=穀物などをひろげて日光にあてる(壱岐)とありました。「歪む」の意味の採集がないので何ともいえないのですが。

がぶる=舟などがゆれる。また、そのように揺り動かす。とありました。さらに、全国方言辞典(東條操著・東京堂出版)にも、がぶる=舟が揺れる。動揺する。(山口県防府・熊本県南関・長崎)とありました。大阪〜瀬戸内海地域で使われている言葉なのかも?と想像してます。昔の海運ルートと関係があるのかもしれませんね〜。








●サ行とハ行

<from Mail box>
●20年位前、京都から彦根市に転校してきた友人に指摘されるまで気づきませんでしたが、彦根近辺では「そ」が「ほ」に変わります。

  「それ」→「ほれ」
    ex. 「ほれ取って」・・・それを取って下さい。
  「そうか」→「ほうか」
    ex.「ほうか分かった」・・・そうですか、分かりました。
  「そな」→「ほな」

ex.大阪弁の「そないな事」が「ほないな事」に変わります。
滋賀県彦根市出身「ていし」さん〜98 11/07〜
<作者から>
●「さ行」が「は行」に転訛するのは関西ではよくありますが(「質屋」が「ひちや」になるように)、滋賀県ではそれが顕著なんでしょうか。
 東京では逆ですね。よく例に出されるのが「日比谷=しびや」となって「渋谷」と混同するというもの。よく知られた「サ行」と「ハ行」の東西反転現象です。



<from Mail box>
●先日「しっちゃかめっちゃか」と言ったら、こちらの 関東人に「それを言うなら『ひっちゃか…』だ!」 と言われました。 もしかすると、この話題は既にこのHPには登場して いるかも知れませんね。でも、最近ちょっと気になった ものですから。
 関西では「し」が「ひ」になることはあっても、その逆は 無いと思ってました。したがって私は「しっちゃか…」は 標準語だと思っていたので、大変ショックでした。 手元の辞書にも載っていないので、一体どっち なんだろうと気になっております。で、どっちやと思わはりますかぁ?
「Koala」さん〜02 05/26〜

<Responce>
●貴HPを大変興味深く拝読させていただきました。関西人ではありませんが、福井と京都の血が入っているので、なるほどと思うことしばしです。

私は「しっちゃかめっちゃか」派です。辞書(『大辞林 第二版』)にも「しっちゃかめっちゃか」と記されており、「ひっちゃか・・・」の記述はありません。(http://jiten.www.infoseek.co.jp)

 「ひっちゃか・・・」は単なる勘違いかなとも思いましたが、YAHOOで検索してみると、結構な数のヒットです。中には「インチキ霊媒師ひっちゃかめっちゃか」というキャラクターまで存在するようです。(http://www.tbs.co.jp/tengoku/2/reports/report05-j.html)さらなる調査の価値がありそうですね。
首都圏在住「H・U」さん〜02 05/26〜

<Responce>
●そ、そんなバカな!と思ってWEBのgooの国語辞典検索をしましたところ、大辞林第二版出典で  「しっちゃかめっちゃか」形容動詞:混乱したさまをくだけて言う語。めちゃくちゃ。 と、出ておりました。 私は「ひっちゃか〜」はなまっていると感じます。
「GIRL」さん〜02 05/26〜

<Responce>
●はじめまして。海外在住、現在関西人と遠恋中、生まれは東京神田の江戸っ子です。貴HPで色々勉強させていただいてます。けっこう目からうろこなこと多々あります。
 私は断然「ひっちゃかめっちゃか」です。祖父母も、「ひ」です。で、これと同じなのかわかんないですけど、横隔膜の痙攣いわゆる「しゃっくり」も「ひゃっくり」といいます。同じ「し」が「ひ」の例と思われます。関西ではどうですか?
「くまま」さん〜02 05/26〜

<Responce>
●「ひっちゃかめっちゃか」について。語源がわからないのでなんとも言えませんが、S音とH音の混同は江戸時代から起こっていたそうなので、どちらから起こったのかによりますよね。H音は古代はP音、その後F音、そしてH音と変化しているので、今の発音に落ち着いたのも新しい時代のようです。
 国語学のテキストを引っ張り出してみました。音韻変化や方言の周圏論など、面白いですよね。しかし標準語が絶対正しい!と言い張られるのは腹がたつかも。言語学は昔から細かく研究されているので、ちゃんと調べてから言え!と言いたくなりますねっ。
LA在住「のぞみ」さん〜02 05/26〜

<Responce>
●昨日日本テレビの「フジリコ」っちゅう深夜番組を見てたら画面のスーパーに「ひっちゃかめっちゃか!」と出てました。それで私と旦那の見解なんですが、東京は「ひ」が「し」と発音されるわけですから「し」と発音された「ひ(し)っちゃかめっちゃか」が関西に移っていったのではないか・・というもんなんですがいかがでしょう?。

 でも関西では質屋がヒチヤになることを思うと・・うーん頭こんがらがってきました。まだまだ続きそうですねこの話題。
「青梅の関西人」さん〜02 05/26〜

<ひちふく>
●さて今回のネタは、関西人ならおそらく江戸文化に対するアンチテーゼ的な話題です。
もう今となっては関西人でご存知の方も少ないかな・・・とは思いますが、便秘薬の老舗として名高い、七ふく製薬が創業以来発売し続けている便秘のくすり「七ふく」というのがありますね。あれを関西人は「ひちふく」と言いますよね?そう言うたら、関西人は子供の健やかな健康と繁栄を祈願するお祭りである七五三のことを「ひちごさん」と言いますし、昔、MBSラジオの朝の顔として名高い浜村淳が七転八倒という四字熟語を「ひちてんばっとう」と言うていたのを覚えています。 関東では「ひ」の発音が下町に行けば行くに従って「し」に変わるのは有名な話ですが、ココにも関西らしい「こだわり」があるように思いますが、皆さんの周りではどないでしょ?
「えいとーつー」さん〜06 07/22〜
<Responce>
●阪急十三駅そばの質屋さんに大きく「ひち」て書いてありやしたな。このPC、「ひちや」って入力すると「日地や」になりよる。
「マスオさん@勝尾寺」さん〜06 07/22〜
<Responce>
●地元の奈良では、質屋のことを「ひっちゃ」と言います。奈良弁では、来ない→きやへん→きゃーへん。しない→しやへん→しゃーへん。のようにい段の言葉の語尾に来る「や」は、「ゃ」に変化します。だから質屋も、ひちや→ひちゃ、になり、「ひちゃ」では言いにくいので「っ」がはいって「ひっちゃ」になります。
「ひるめ」さん〜06 07/22〜





●〜したときある

<from Mail box>
●こんにちは。菅笠のかんたりです。

ひとつ思いだした事がありメールいたしました!
「〜したことある」「〜したことない」と過去の経験を表現するとき、
「〜したときある」「〜したときない」と言うのを聞いたときありますか?

 私は大阪市東部の東成区に住んでいますが、そのような表現は使いません。しかし、鶴橋らへんに住んでいる友人は、普通に使っているそうです。
 そういえば、同じ会社に勤める、これも鶴橋あたりに住んでいる人も、使います。初めて聞いたのは小学生のとき。「使う」「つかわん」で大論争になりました。(そのときは、鶴橋方言や!とかいう風に結論つけてしまったなぁ)

 もしかして、これはあの辺あたりだけのものなんでしょうか?。それとも、他に使う地域があるのでしょううか?。今井さん、みなさん、教えて下さい!
「菅笠のかんたり」さん〜98 11/07〜
<Rresponse>
●菅笠のかんたりさんが書かれた、「〜したときある」について「〜したことある」、「〜したことない」、「〜したときある」、「〜したときない」と4つとも使いますが。

Expamle)〜した(やった)ときあるでぇ、〜した(やった)ことがあるでぇ

 どちらか言うと「した」というよりも「やった」の方がよく使いますが。ちなみに私は、生野区民です。
生野区在住「韓国朝鮮村村長」さん〜98 11/21〜





●くだらないの語源

<from Mail box>
●関西人としては 溜飲の下がる おもしろい話を 聞きましたので 早速お知らせいたします。

 私の住む目黒区の文化財に「海難供養碑」があります。江戸時代、灘の樽廻船と関西の木綿問屋仲間「白子組」の回船が江戸に向かう途中、それぞれ台風にあって 相模灘や遠州灘でたびたび遭難したので、その遭難者の慰霊のために江戸の商業問屋仲間が建立したものだそうです。
 阪神間生まれの私には なにか心あたたまるものがありました。

 当時は関西の方が文化的に上等、洗練されていると 考えられていたので、もちろん天皇は京に居たし、そちらを「かみがた」と呼んでいて、関西からくるものは、上方から江戸へ下ってきたもの、「下り物」とよばれて上等ということの代名詞であったとか。江戸では関西の物産は非常に貴重だったんですね。
 「下り物」以外は二級品、三級品すなわち「下らない物」とか、これすなわち「くだらない」の語源である由、ウフフ・・・。ま わざわざ喜ぶことでもないのかもしれないけど・・・

 「くだらない」と表現した元祖駄洒落名人、江戸のひとをあっぱれと 評価すべきでしょう
元祖芦屋原人「K・N」さん〜99 1/30〜

<Rresponse>
●下らないの語源は「百済」?

 大阪生まれの滋賀県人と家内から罵られる男です。
 私は大阪生まれながら,大阪の滋賀県コミュニティで育ちました。両親,番頭,丁稚,女中(いつの時代や)80%以上が滋賀県人で,小学校に上がるまで,まるまる滋賀県文化の中で育ちました. よって,ご指摘があったように“そうか?”を“ほうか?”と言ったりして笑われ,ずいぶんと低学年の頃は苦労しました。
 滋賀県話とは別に,“くだらないもの”も面白く拝見しましたが,上方からの流入物を関東で有り難がっていたのは事実であり,くだり物を良しとしていたと思われます。しかし,もうひとつの説として“クダリモノ”=百済物という学者もおります。

 大化の改新以前から,日本の領袖と百済の王家とは交流があり,文化的には百済がお兄さんでした.百済はどうしてもヒャクサイとしか読めませんし,韓国語でもペッチェです.ではどうして百済=クダラなのか?。百済からの輸入物は,今で言えばブランド品で大変珍重されたであろうと思われます.よって当時の日本人は先進百済から賜ったと言う意味で下ってきたものとし,それをクダリ物と呼び,しいては国名までクダラと誤認する様になったと考えるのが一番無理が無いように思います。

 時の順でいくと,百済から日本の近畿あるいは北九州にもたらされたものを下りもの=クダリモノとよび,それを参考にして文化的発展を遂げた上方の物が,関東に下りもの=クダリモノとして伝わったと考えるのが自然です。よって,“くだらないもの”という表現の根元は2つあり,時間差はあるものの両方正しいという事になります。

 (物・文化が)下る=百済から下った第1期,と国内で同様な事が(天皇のいる)京・上方から下ることにより起こった第2期と考えたい・・と私は思っております。
在阪滋賀県人「Z」さん〜01 06/17〜

<Rresponse>
●そういえば、滋賀県は百済とは繋がりの深い土地ですよね。湖東の方には「百済寺(ひゃくさいじ)」というお寺がありますし、元々百済滅亡の際には滋賀県に多くの百済難民が移民したと言われています。かの司馬遼太郎氏も『街道をゆく』の近江編で、百済と滋賀県との関係を述べておられます。湖東の方には絶壁頭の人が多いそうですが、これも百済の風習の名残だそうです。

 「百済」を「クダラ」と訓むのは、私もわからないのですが、古代朝鮮語なのかもしれませんね・・・。語頭に「K」音が来る、というのは日本語独特の発音とは考えにくいので、外来語の可能性が大いにある気が致します。よく「梅」「馬」なども外来語(古代日本語はU音で始まらないので)といいますし、「寺」は古代朝鮮語ですし・・・。

大学図書館が休みだったのですが、手持ちの辞書で調べましたので、それだけでもお知らせ致します。

『日本国語大辞典』(小学館)

1 クは大の意。タラは村落の義。
   (日本書紀朝鮮関係記事考証=三品彰英)
2 貊(バク)族国の意のパクタラ(貊山)の略
   (大言海所引 金沢庄三郎説)
3 カグラ(楽浪)の転訛か。
   (日本古語大辞典 松岡静雄)
4 コダラ(小多羅)か  (雅言考)
5 梵語のクタラから  (和句解)
6 その国の人を河内国久多羅郡にすまわしたことから
    (和訓八解)

山形在住元滋賀県民「ゆい」さん〜01 06/17〜

<Rresponse>
●「百済説」は俗説?

「くだらない」は、たぶん今年のはなまる「クイズママダス」で、「日本酒からできた言葉」のクイズになっていたので気になってちょっと調べてみました。

【日本酒用語辞典(個人サイト)から抜粋】
http://www3.plala.or.jp/Baldwin/onlyjunmai/dictionary.htm

くだりざけ【下り酒】
上方から江戸へ送られて来た酒。上等とされた。
「くだらない」という形容詞はこれが語源である。
つまり「くだることができない」酒、
転じてつまらないもの値打ちのないものを
「くだらない」と呼ぶようになったというわけ。


【日本酒ミニミニ辞典(毎日新聞)から抜粋】
http://www.mainichi.co.jp/life/hobby/sake/jiten/12.html


江戸時代初期には大阪廻船問屋が樽廻船で酒だけを江戸に運ぶ。
ここから「江戸へ下る酒」は良く、「下らない」酒は悪いとして
「くだらない」という言葉の語源になったといわれている。
このほか江戸時代には酒造の免許制度が設けられ、
「灘」が酒の産地として確立された。
当時の酒は高価で、1升(1・8リットル)当たり
大工さんの日当に匹敵したという。
現代なら1日1万円では済まない。


【戦慄中国史本(個人サイト)から抜粋】
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/REKISI/katumi.html


「侵略と戦慄・中国4000年の真実」という本の・・・
「「下らない」という言葉は、
実は「百済にない文物はない」という意味が初めで、
これが省略されて「百済ない」となり、時代を経るにしたがって
意味が変化してしまったという説があるほど、
百済は文化が発展していた」

・・・という記述に対して

俗説に引っかかりましたね、杉山教授。
「くだらない」は江戸時代に出来た言葉で、
京都から江戸にくるものを「下りもの」といって
高級品扱いしたことに由来します。
つまり「高級=くだる」の逆で「低級=くだらない」
というダジャレ言葉が発生したのです。
「という説があるほど」とかいって逃げを打っておられますが、
書くからにはちゃんと調べましょう。
ホント、くだらない…(^^;)

・・・というように批判してます。


クイズママダスの「日本酒」ページ
無理矢理?ありました〜。(ё.ё)
http://www.tbs.co.jp/hanamaru/quiz/010206.html


「江戸時代には、酒は上方の池田、灘などがその主な産地。
そのため、江戸に送られる酒は「下り酒」と呼ばれていました。
その中で味が悪く江戸へ下り酒にならなかった物を「くだらない酒」と呼び、
後に役に立たないこと、どうしようもないことを指して「くだらない」と
言うようになったそうです。」

もっともクイズの出典モトまでは解らないですが(笑)

「POPOPO」さん〜01 06/17〜

<Rresponse>
●「下らない」について酒の説が一番無難と思います。

 寛政の改革を行った松平定信の「関東御免酒」政策に関係します。それは、上方と関東との、今で言う貿易不均衡の解消を目指したものでした。関東の地回りに酒を造らせ、江戸で直売所を創って売り出したのでした。それが、上手く機能しませんでした。その酒がまずかった故でした。

 その直売所に「関東上酒販売所」との看板をあげたのでした。「何が上酒で、下らない酒か」と、こんな会話から生まれたのでしょう。上方では「しょうむな」とか、今では「おもっしょうない」とかで。又、上方では「下りもの」とは「田舎用に作られた粗末なもの」との意です。
「灘の酒後援会」さん〜01 09/30〜





●大丈夫と平気

<from Mail box>
●「かくれ関西人」でも「関西ことば辞典」でもしっくりこないような感じなのですが、こちら、東京・横浜へ出てきて、あ、ちがうと感じた言葉に「大丈夫」と「平気」という言葉があると思うのです。

 阪神大震災の後、こちらの会社の先輩やらに、

「おうちの方は平気だったの?」

 って聞かれたんですよね、しかもたくさんの人に何度も。最初のうちは、よくわかってなくて、「あほぉ、あんだけの地震におぉて、家もつぶれて、なんぼケガはないっちゅうても、平気なわけないやろぉ。なんちゅう、聞き方すんねん。」という風に思ってしまって、カチンときてたのです。

 まあ「平気」という言葉の使い方が少し違う、とわかり始めてからは、普通に聞けるようになりましたが。
横浜在住「はげ」さん〜99 2/07〜

<作者から>
●そう言われれば、関西で「平気」という言葉はどちらかというと、「平然としている」という場合によく使いますね。こうした意味合いのちょっとした違いも「方言」に該当するのかもしれません。非常に面白い事例、ありがとうございました。



●蚊にかまれる・かぶられる

<from Mail box>
●はじめまして。
 貴HP、楽しく拝見させてもろてます。長いこと実家離れて今はHonoluluにいますが、心の中は未だ根っからの京都人のつもりです。「隠れ関西人を探せ」のページで「蚊に食われる」の項目がありましたよね?。家の親父+親父方の親戚一同は

「蚊にかぶられる」

と、まるで「かぶりつかれる」ような表現をします。
 親父が生まれたのは兵庫県の鳴尾(西宮・甲子園辺りらしい)で、小学校のときに京都の伏見(淀の競馬場の辺)に引っ越してそのまんまとゆー、根っからの関西人です。

 親父は今年で63になりますが、淀に引っ越してからは他の地方に引っ越したことも在りません。叔父たちも今は滋賀県+北海道ですが、30過ぎてから散って行きました。いくらなんでもそれ以降にその地方の言葉が伝染ったとも思えません。

仮説1:競馬関係者用語

 家の親父を除く叔父のすべてが競馬関係の仕事に就いている点からの仮説。叔父の所有する厩(きゅう)舎の厩務員の方も「かぶられる」という表現をしていた。

仮説2:死語

 親父の時代には一般的だったが、時代と共に廃れた。

仮説3:「かぶれる」変異説
 「かぶれて」かゆいというのと「蚊に食われて」かゆいというのを合成した結果、「かぶりつく」を掛け合わせて「かぶられる」に変異した。

 事実関係はどうなっているのでしょうか?
「京都系ハワイアン(:彡(くらげ)」さん〜99 2/13〜

<from Mail box>
●さて、私の嫁はんは埼玉人なので、文化のぶつかり合いはいつものことなのですが、先日、蚊に刺されたときに、私が「蚊にかまれたわ、薬ないか」というと、嫁はんは、間違いを発見したかのように、うれしそうに「蚊はかまない。刺すの」と言うのです。たしかに「虫刺され」というのですが、「虫にかまれた」と私はずっと言っていました。これは関西だけなのか、あるいは我が家だけの言い回しだったのか、ちょっと気になるので、意見を募っていただけませんでしょうか。それでは、これからもよろしくお願いします。
埼玉県富士見市「かずぼん」さん〜04 02/29〜

<Res>
●大阪を離れて早10年。周囲の人に大阪出身と気づかれないことが多い私だったのに…。身体の数カ所が赤くなっている赤ちゃんをみてそのお母さん(ちなみに新潟出身)に「これ、かまれたの?」と尋ねたところ「???」…反応がなく何故?!と思ってしまいました。蚊には「刺される」ものなのですね〜

しかし!たとえ関西人でもハチには「かまれる」とは言わないですよね?!
ハチやアブには「刺される」ような…
なら何故蚊には「かまれる」のか?
私なりに
 蚊→血を吸う→かまれる
 蜂→針を刺す→刺される
ということなのかと考えたのですが、どうでしょう?

それとも蚊以外にもやはり「かまれる」と言うのでしょうか?
他の方のご意見も聞いてみたいと思います。よろしくお願いします。
千葉県在住「みらまま」さん〜04 12/04〜





●娘さんVSお嬢さん

<from Mail box>
●昨日、初めて拝見させて頂きました。
 なんだか思わずずーっと見てしまいました。面白かったです。

 私は京都市の西の方の出身です。
 私が間違って使っているのかもしれませんが、よその女のお子さんをさすときに、「娘さん」と言ってます。「誰それさんの娘さん」「娘さんは今日どちらに?」てな感じで使ってしまいます。

 京都の友人が何と言っていたかは覚えてませんが、こちらに来てからは「お嬢さん」としか聞いたことがないです。「お嬢さん」と言う響きは、なんだかとてもいいところのご令嬢のように感じてしまうのは私だけでしょうか。
「D・K」さん〜99 4/18〜





●行きしな、帰りしな

<from Mail box>
●質問です。
 友人に大阪在住の人がいるのですが、新幹線で東京に来ることになって、私が迎えに行く事になったのですが、

 「いきしなの新幹線ひかり342号で、帰りの新幹線はひかり245号やでーーーー」と 言われて一瞬【いきしな】という言葉がわかりませんでした。
まあ、言葉の前後で【いきしな】→【行き】というのは分かりましたが・・。この言葉は、みなさんが結構使っているのでしょうか?
埼玉在住「上新庄」さん〜99 4/18〜

<作者から>
●「いきしな」ですが、関西では普段よく使います。あと「帰りしな」という言い方もあります。意味合いとしては、「行く途中・・・」「帰る途中・・・」という意味で、例としては、
  「出張いきしなに事故に遭うてしもうた」
  「帰りしなに、豚まん買うて帰って!」

 この「〜しな」ですが、「時」という意味の古語「シダ」が転訛したものだそうです。

<Rresponse>
●峰です。まいど!  「〜しな」ですが、「寝しなに電話が鳴る」とか多様な使い道がありますね。あと、私の周りでは「いきし」「帰りし」と省略形がはびこってます。
大阪在住「峰」さん〜99 4/29〜

<Rresponse>
●「行きしな」「帰りしな」を考えてたら、「寝しな」「起きしな」も言うなあ・・・「食べしな」「飲みしな」も言うなあ・・・と気づきました。

「寝しなに一杯飲んでから寝るわ」
「起きしなに、けったいな夢見たんや・・・。」
「食べしなに気ィついてんけどな、さっきトイレ行った時に手ェ洗ろてへんかったわ」
「飲みしなに、笑かしないな」

途中という意味もあるけども、「直前」という意味もあるような感じですね。
大阪在住「チコ」さん〜99 4/29〜




●与太話

<from Mail box>
●東京在住の関西人からのメールで、「僕の与太話につきあってください」という言葉がありました。東京暮らしが長いのかなあ?関西では全く耳にしない「与太」という言葉、めずらしかったです。関西では「アホな話」とかいうんでっしゃろかなあ?
大阪在住「チコ」さん〜99 4/18〜

<作者から>
●与太話の「与太」ですが、大辞林によると、

 「与太郎」の略。
(1)知恵が足りないこと。愚かなこと。また、そのさま。
   そのような者をもいう。馬鹿。
(2)いい加減なこと。でたらめなこと。また、そのさま。
(3)素行不良の者。ならずもの。
(4)役に立たないもの。

 それにしても、この「与太郎」さんって一体・・・・





●ペケは関西だけ?

<from Mail box>
●こんにちは。福豆本舗のsin64@です。

 えーと、×ってありますよね、これの読み方を「ぺけ」というのは関西方面だけのよ うなのです。

 元々、小野瀬順一さんが書かれた「日本のかたち縁起」という書籍に、「×にはいく つかの呼び名があった。まず、江戸時代、関西地方では「ペケ」といわれていたが、一般的には「たすき」あるいは「羅紋」であった。」という一文があって、そういえば、確かに自分は「ペケ」というが、東京に来てからあまり聞かない。と思って、東北人に訪ねてみたところ、「ペケ」なんて使わない…と。仙台では、「バツ」だそうです。
sin64@」さん〜99 6/25〜

<作者から>
●大辞林によりますと、ペケの語源は「中国語の不可(プケー)、マレー語のPergi(あっちけ行け)などの諸説があるが未詳」となってます。確かに東京ではあまり聞かないですね〜



<Response>
●「日本のかたち縁起」に書かれていたのですが、×をバッテンといいますよね、これ はまだまだ新しい呼び方で、アテジとしては「罰点」なのだそうです。やはり、「バツ」は「罰」なのかも。

 年代でいうと、大正の末ごろで、教育現場から出てきた言葉ではないか?ということです。で、その頃というのは、現在に続く教育第一主義みたいなのが出始めた頃と符号するそうで。柳田国男の説で、西洋人(と書かれている)が間違いを正すのに×を使うのと、英語のXに似ているので、符号として使いだしたのではないかというのがあるそうです。
 その昔の呼び名は、「あやつこ」と柳田はして、バッテンというのは、一種の翻訳語だとしています。

 「日本のかたち縁起」は、建築の方の本なんで、そういう側面から×という形を見ていて、神社や仏閣などの門や壁(?)には使われていて、それは異界なので立入禁止 のような意味があるのではないか?と考察していますから、中国語の不可や、マレー後のあっち行けというのもあながちハズレではないかもしれません。
sin64@」さん〜99 6/25〜

<作者から>
●「あやつこ」=「初宮参りや初歩きの時に、赤子の額に鍋墨や紅などで「犬」「大」「×」などの印をつける風習。魔除けのためのまじないという。やむこ」とありました。「異界なので立入禁止」同様に、「呪術的なシンボル」という意味では同じですね。

 ただ「ペケ」という言葉がなぜ関西方面で好まれて使うのかについては、まだ不明なんですが・・・。





●あぶらむし

<from Mail box>
●土曜日に、叔母(神戸生まれ・育ち)の家(今は大泉学園に住んでいる)にいったときに、むちゃくちゃなつかしい言葉を聞きました。「あぶらむし」です。これ、わかりますか、今井さん?葉っぱにつく、ちっこい虫とちゃいますよ。ゴキブリのことですよ。

 もうひとつ、「ぼっかぶり」とも言うてました。なんのこっちゃろか…。たしかに、私が垂水の家に住んでいたころには、おかんもおばあちゃんも、「あぶらむし」とか「ぼっかぶり」とか言うてました。ゴキブリという言葉をきいたのは、ゴキブリホイホイのTVCFがはじめてやったように思います。
横浜市在住「播龍」さん〜99 7/02〜

<作者から>
●「あぶらむし」も「ぼっかぶり」も聞いたことがあるんですが、最近は死語になりつつあるような・・・。
 「ぼっかぶり」は、元々「御器(ごき=食器)かぶり」といっていたのが転訛したようです。「ごきかぶり→ごっかぶり→ぼっかぶり」。「ごきぶり」の語源も同じです。それから「あぶらむし」ですが、私の推測ですが多分表面が脂ぎったような印象やからやないでしょうか。



●おでん

<おでんは女言葉?>
●はじめまして、サクセスと申します。

 おでん屋さんが、おでんは「おんな言葉」だと聞いた事があるけど、真偽がはっきりしないと言ってました。おでんは、おんな言葉なのでしょうか?だとしたら反対のおとこ言葉はなんとなるのでしょう?
「サクセス」さん〜99 7/10〜

<作者から>
●私の推測ですが、「おでん」は元々「田楽」に「お」をつけて丁寧に言ったものだそうで、「女性言葉では?」というのは、そのあたりから来ているのではないでしょうか。


<関東煮>
●私の彼曰く『おでんじゃなくて関東炊』だそうです。ちなみに京都出身京都育ちの私、この彼と付き合うまで『関東炊』を知りませんでした。母は知っていたのですが、あえて使っていなかった模様…皆さんは、『関東炊』ご存知ですか?
「白石」さん〜07 05/06〜
<作者から>
●奈良出身のひるめです。正確には、『関東煮』と書いて『かんとうだき』と読みます。(もっと正確な言い方は『かんとだき』です)子供のころは、おでんという言い方はなく『関東煮』と言ってました。小学校の給食にもよく出てました。献立表には『関東煮』と載っていました。
「ひるめ」さん〜07 05/06〜
<Res>
●おでんについて「関東から来た食べ物」という説が紹介されていますが、実はそれより以前に「広東」からきた食物と言う意味の「広東煮」という言葉があって、それが「訛って」関東煮になった、という話を聞いたことがあります。(確か「美味しんぼ」にも載っていた記憶がある。(^^;;)
「K・M」さん〜 09/03〜







●煮る?たく?

<from Mail box>
●関東では煮る事を「煮る」と言いますが関西では「煮く(たく)」と言うのはなぜですか?。
「サクセス」さん〜99 7/10〜

<Response>
●「炊く」は「煮る」の方言のようです。
 国語辞典にも方言となってた。大阪・神戸もそうなのかは知らないが京都ではお料理で「煮る」ことを「炊く」と言うよ。「煮る」と言う言葉はほとんど使わない。(「煮物」とは言うけど)
 名詞形でも同じ。「お菜っ葉の炊いたん」、「お野菜の炊いたん」みたいに使う。御飯屋さんのメニューにもそう書いてある。
埼玉在住「tanger」さん〜99 7/16〜






●明るいを「あかい」

<from Mail box>
●「関西ことば辞典」を見ていてふと思い出したのですが、普通、「あかい」というと、標準語(や他の地方の大半の方言でも、たぶん)では、「赤い」という解釈になると思います。しかし、私のふるさと福井県の高浜町では、このほかに「あかい」は「明るい」という意味にもなります。

 たとえば、
「あ〜、誰もおらへんのに部屋中電気つけっぱなしにして〜、
あかいあかいやんかぁ、もったいない」(と言って電気を消す)

 これって、関西の他の地域でも言いますかね??

 前にもお話しましたが、若狭地方には特有の言い回しがある一方、おおむねは京阪神地方の表現と重なっています。ただ、若狭はど田舎なので、おなじ関西の出身でも、しばらく話していると「この人京都の人や」「この人はやっぱり大阪の人やなあ」とだいたい察しがつきます。話すテンポの速度とイントネーションの高低の差の大きさなどから判断します。
仙台在住「ほこちゃん」さん〜99 8/25〜
<Res>
●古語では『明るい』という意味の単語を、『明い』(あかい)と言っていた記憶があります。だからあかいが明るいの意味になるんじゃないでしょうか。ココからは推測ですが赤っていい意味なんだと思うのです。赤ちゃんも『あか』ですし。(関東人ですが。ちなみに今日本人が主に勉強している古文てやつ(特に平安時代)は、関西の古い言葉の『みやことば』なので、古文をお勉強すれば関西地方の言葉の語源にも繋がると思います。)
「はなこ」さん〜04 12/04〜
<作者から>
●旺文社「古語辞典」によると、「あかし=(1)赤い=赤色である、赤い。(2)明かし=明るい、明らかである」「あかあか(と)=明か明かと。非常に明るく」など多々ありました。なぜ「あかい→あかるい」と「る」がついたのでしょうか?。残念ながらその語源は判らないままなんですが。







●奈良弁

<from Mail box>
●うちは代々北和なんですが、残念ながら私も含めて北和エリアではほぼ普通の関西弁になってしまってます。
 親の世代では言葉の最後に「みぃ」をよく付けていたみたいですね。

例: 大阪弁「ほんでな」 北和弁「ほんでみぃ」(みてみぃの意味ではない)

私の母親が
「小学校のときに大阪から奈良に引っ越してきたときにみんなみぃみぃゆーてるからびっくりしたわ」と言ってました。


しかし中南和(奈良県中南部)は全然違います。河内の横にあり、古墳時代から大和川を通じ行き来が激しいようなので河内弁そっくりですが河内弁以上に汚く聞こえます。  まぁ河内弁の以上に「ほんまけ」「ええけー?」などが基本です。大阪弁で「今日なぁ、日曜出勤やねん。めんどいわぁ」が、中南和で「今日えー、日曜(にっちょう)出勤やねやー。おっとろしいわぁ」のようになります。

 中南和の連中曰く「おとろしい」ほど便利な言葉はないそうです。「しんどい」「めんどくさい」「つかれた」などを表す言葉らしいのですが、本当にみんな連発します。大阪で「なぁ」、北和で「みぃ」にあたるのが中南和では「えー」になります。京都の「行くえ」の「え」とはまた違います。あと、「日曜出勤やねやー」の「やー」は北和でもたまに聞きますが、これもまた、まぁ標準語のの「さぁ」ですね。
「大和魂」さん〜99 10/24〜

<作者から>
●日本初の国道は、河内と飛鳥を結ぶ「竹ノ内街道」。聖徳太子の時代から飛鳥(=奈良県南部)と河内とは縁が深かった訳ですから、言葉の点でも共通する何かがあっても不思議ではないですね。




<まわりする>
●私は大阪人ではなく、奈良県人なのですが、おそらく奈良での方言(大和弁)なんですが、準備することをここいらでは「まわりする。」と言います。以前学校から帰宅するときに、「はよまわりせえや!」って言ったら、京都や大阪・神戸の友達には通用せず、まさに「???」な顔をされました。わかってくれるのは未だに奈良県人だけなんです。
「タク☆ゾウ」さん〜03 07/12〜
<Response>
●奈良の田舎に住んでいます。まわりしといてや!支度をせいと言う意味です。使いませんか。
「doumae ma」さん〜03 11/22〜
<おとろしい>
●さて昨日またもや職場で採集した言葉です。「あ〜もう関数貼り付けはめんどくさい〜」とすべ吉。すると職員女子30歳が「おっとろしいやろ〜もうほんまおっとろしいわあ〜」とおとろしを連発するンでニュアンスはわかるんやけど。何が怖いすか?とツッコミをしたくなりました。大儀とかメンドクサイということなんやな?。多分。
「ひょう田すべ吉」さん〜03 11/22〜
<Response>
●「おとろしい」についてですが、奈良県の大和川以南(中南和)では日常語ですよ。おっしゃる通り、「めんどくさい」「大儀だ」「しんどい」という意味です。どの職員女子さんも奈良県の出身の方なのではないでしょうか。僕は北和(奈良県北部)出身なので使いませんが中南和の人間が「こんな便利な言葉はない」と力説してた記憶があります。もともと北和でも使うのかもしれませんがいわゆる「ニュータウン」出身なので聞かないのかもしれませんし奈良県以外でも使うのかもしれません。おもしろいのは、栃木などで「しんどい」の意で「こわい」という言葉を使うらしいです。「おとろしい」と似てませんか?。それでは失礼します。
「大和魂」さん〜03 11/22〜
<作者から>
●奈良では「おとろしい」を「めんどくさい」という意味で日常的に使われてるんですね。全国方言辞典を見てみますと「うるさい・めんどくさい」の地域が「奈良・大阪」となってました。大阪でも奈良県寄りだと思うのですが。西宮市ではそのような使い方をしてなかったので少なくとも摂津方言にはないと考えていいと思います。「こわい」ですが、北海道から盛岡・仙台・下野・常陸など東日本だけでなく、三重県・奈良県吉野郡・和歌山日置郡・島根・広島・山口など西日本でも使われていたことが判って驚きました。




<よす 他>
●仕事先は京阪神・滋賀・奈良・和歌山・三重からの集合体なので、いまだに初耳のことば使いを体験しています。さて、先日の奈良弁(大和ことば?)以外で嫁や嫁の実家で聞いたものをお知らせします。南和で「よす」という言葉があり、修繕する意があります。尖がっている事を「ちょんがっている」。また、赤ちゃんをお風呂に入れるのを「ちゃいちゃいしよ」と言ったりします。こちらに来いというのを「おいない」とか言ってます。
「神戸のアルプス銀水タクシー」さん〜03 11/22〜
<Response>
●「おいない」ですが、三重県の伊勢地方でもよく使用します。略して「おい〜」ともよく使いますね。意味は同じ、「おいで」とか「いらっしゃい」です。「ちょっとこっちおいない」とか「先にご飯食べておい〜」とかいう感じで使い、「来い!」とかいうきついニュアンスではなく、やややわらかい命令形のような感じですね。
「フライヤーズ」さん〜03 11/22〜


<From Mail box>
●なみに、今まで夫クン(大阪生まれで、学生時代は京都で暮らし)に通じなかった言葉のいくつかを──
・「家を出るとき、ちゃんと鍵おとしてきた?」(=鍵閉めてきた?)
・「寝る前に明日持っていくもん、ちゃんとまわりしときや」(=用意しときや)
    …これは、以前どなたかがお便りされてましたね。
・「もうそのへんで、ええやん。ほどらいこにしとき」(=適当にしとき)
などなどです。

それから、言葉は同じなのに、友だちどうし使ってて、意味が違う場合ってありません?
・「あの子、しらこいわ」…うちのほうでは「しらこい=やんちゃ」です。
  これが名詞化(笑)して「しらこ=やんちゃな子」
  でも、ほとんどの友だちは「しらこい=しらじらしい」だと言い張ります。

・「ああ、おとろしいわ」…うちは、
 「おとろしい=面倒くさい」以外の意味に使ったことはありませんが、
 「おとろしい=恐ろしい」だと当然のように主張されることが多いです。

(河内弁の項も参照)
「ちーめい」さん〜04 02/29〜
<Response>
●鍵を落とすについては友達の地元民(河内地方)がうちは「門屋の鍵を落とす」というてました。古い家なんで、門が寺や昔の庄屋の家のようないかめしさなんです。で、鍵も、かんぬきみたいなんだそうな。そこから「鍵を落とす」というようにいうたのではないかと。これは想像ですが・・

(作者註:奈良北部方言は京阪地域と類似度が高いといわれていますので、「鍵落とす」も河内弁と奈良北部方言双方に存在するのでしょう。→河内弁の項も参照
「ひょう田す べ吉」さん〜03 11/22〜


<吉野では>
●初めまして沙麻凛です。こんにちは〜

 タマタマこのHPを訪れたんやけど、『〜け』の言葉で気ぃ付いた事があんねん・・・。ウチは奈良県在住で吉野生まれの吉野育ち。田舎モンです。『〜け』って河南と播州ってゆうてたけどウチが聞いたんは違うねん。モトモト和歌山の方から来た言葉で和歌山県に近い泉南の方(大阪府)吉野の方(奈良県)でつこてます。ウチもつこてます。でも奈良中部では使わんみたいです。吉野弁やと思てたんけどちごたみたいです。

 ほかに『ひずかし・ひづかし』は祖母ちゃんが日常的につこてます。祖父ちゃんは『ハマコロ』(タイヤ)とか『しゃっぽん』(帽子)とか宝庫です。祖父ちゃん弁!これは地元でもウチぐらいらしい。『ヘップ』(草履)は奈良県御所市だし。何しろ田舎モンは色んなトコで地元の言葉が出るんで結構困る。標準語がうまく喋れない。標準語なんて喋っていらんけど・・・。何故に関西の人って標準語嫌うんだろ?。逆に関東の人って関西弁嫌うんだろ?
「沙麻凛」さん〜04 07/17〜



<わんなる>
●ところで『わんなる』って言うのは何弁ですか?。関西弁だと思うんですけどね。『わんなる』はコッチ(奈良中部)では 壊れる・潰れるといったような意味です。例1・携帯がわんなってしもて・・・。例2・車わんなった。走らんねん。『いわす』という言葉に似てますね。
「Mine」さん〜04 07/17〜
<Response>
●「悪くなる」→「わんなる」ってなまった感じですね。最近はあんまり聞かないです。「いわす」は、「痛める」という意味です。「スキーで捻挫して、ひざをいわす」「野球で肩をいわす」という風に使います。実際には「を」はつけないで「ひざいわす」「肩いわす」って感じです。
「ゆうにゃん」さん〜04 07/17〜
<Response>
●奈良の方の人と話していて、この言葉が出た経験はないんですけど、言葉の意味からゆうたら、「わやになる」が変化したもんやないでしょうかねえ。
「りょうけん」さん〜04 07/17〜
<Response>
●「悪うなる」→「悪なる」→「わんなる」の訛りではないでしょうか? モノだけでなく、身体の「病気」や「目」や「耳」、或いは「味」に対しても「わんなる」といいますね。
【例】
・この頃は我目(わがめ=自分のこと)も年取ってしもて、目ぇやら耳やらが、
 ようよ悪なってしもて(いよいよ悪くなって)・・・

 などと話していました。現在でも、奈良県南部の病院の待合室などでお年寄りの会話として生きています。なお、もう一方の語源説の「わやになる」とは、アクセントというかイントネーションが明らかに違います。
奈良県吉野郡下市町出身大阪在住「山伏」さん〜04 07/17〜


<From Mail box>
●家のおっじゃん(祖父・奈良県桜井市)は帽子をシャッポン、と言うてました。奈良弁かと思っていましたが、どうもフランス語の『シャポー』『シャッポン』からきてるの かなと思います。その他、タイヤやキャスターなどを『ハマクロ』『ハマクロいっきゃたる(タイヤがぶつかる)』のようにいうのも似ています。桜井では使いますよ。あと、モグラの事を『オンゴロ』蛇は『クツナ』とか言います。くちなわの転訛かな。『アイサ』時々、『ジョウタリ』常時、『セング リ』説明しづらいが、2、3種類の事をかわりばんこにやったり使ったりする事、とか『ヨンベ』(ユンベにも近い発音かも)夕べ、『ヨサリ』夜、夜半。 『ヨンベのヨサリに地震ゆんりょってみー』(ゆうべ夜遅くに地震があってさー)小皿を『テショ』というのは『手塩皿』の転訛かなあ。
 奈良県桜井市というところの方言になります;::。桜井は奈良の中南部で、吉野は紀伊山地(可成り南部)のなかにあります。吉野杉と言う吉野特産の杉があって、その杉を切り出して桜井で集材する、というような土地のつながりです。吉野はやっぱり可成り独特なんですね。高校の頃、クラスメートに吉野の子が一人居ましたが書き言葉にすると奈良弁なのにイントネーションは美しい標準語だったんですよ。皆そんなしゃべりらしい。(皆と言っても、吉野広いですから。一概に言えませんが。)

 東京に3年近く居ると突っ込みのスピードががた落ち。歯がゆい毎日です。東京の人がぼけかますので『何やそれ!』とか突っ込んだら『ぎょっ』とされる事 沢山あります。ははは…。方言は文字にしづらいですね。発音が命かも。標準語発音の『ず』は舌先を歯につけてするようです。中舌母音と言うらしいです。江戸っ子の教授が『関西のひと〜やってみて〜』とか講義しはって、知りました。沖縄の方言とかも中舌母音で『ず』と言うらしい(未確認なんですが。)多分『ず』と『づ』やと思います。鈴木さん、とかなら舌、前にきてるし、伊豆半島とかだとつきませんもん。で…できへんっっっ!!この へんから訛ってます。

 あと余談ですが、『東京にカッターシャツはない!!』と教えてくれた岐阜県出身の人が居て。確かにクリーニング屋の表示もワイシャツばっかだし、売り場の表示にもないし。あと。『半時間』(30分)も通じへん。かろうじて神戸出身の子が解ってくれた。(しかし、自分では言わないらしい。)。日本も広いです!。東京は外国だ!これからもちょこちょこHP拝見します。色んな気付きとかあって、ホームシックになりそうな。(笑)どうも、ありがとうございました。頑張って下さい。
「森亘旦」さん〜04 12/04〜
<作者から>
●私は西宮出身なんですが、「オンゴロ」「クツナ」など、初めて聞くことばで、興味深く拝見しました。「シャポ」は聞いたことがあります。西宮でも。「シャポかぶっていかな日射病になるで」と言われても多分大阪市内なら通じるかと、思います。(ただしきょうびの若い子たちはどうかわかりませんけど)で、「大阪ことば事典(牧村史陽著・講談社学術文庫)」を見てみますと、こんなことが載ってました。「シャッポン=洋帽(フランス語のchapeau)から転じて、大風呂敷をひろげることをいう。シャッポーの長音が撥音した例。例)「えらいシャッポンや。(大変大げさないいぶりだ)」。このような使い方は初めて聞きました。ご存じでしたか??。恐らく死語になってしまっている言葉のひとつかもわかりませんね。

同辞書には「オンゴロ」については・・・オンゴロモチ(ウンゴロモチ)=もぐら。mogura→ongura→ongoro→ungoroとありました。ちょっと「ホンマかいな?」という気もしますが(笑)。「ヨンベ」「ヨサリ」とも聞いたことがありますが、どちらもただ単に「夜」の意味かと思っておりました。よんべ=昨夜。またユンベ。ヨベに撥音の入ったもの。ユウベの長音が撥音化したとも考えられる、とありました。また、全国方言辞典(東條操著・東京堂出版)によると、よさり=ゆーさり・・・夜、晩。(仙台〜九州)と結構広い地域で採集されているようですが、「夜遅く」という意味では残念ながら載ってませんでした。

「セングリ」は知ってました。ただほとんど使うことはありませんでしたが。概ね意味は通じます。前述の全国方言辞典では せんぐり・・・次々に、順々に(三重・奈良・和歌山・大阪、石川〜熊本)とありましたので、これも広く使われているようですね。

「テショ」は残念ながら掲載がないのですが、広辞苑には、て‐しお【手塩】‥シホ食膳にのせてある塩。日葡辞書「テシヲヲヲ(置)ク」手塩皿の略。伎、勧善懲悪覗機関「香の物を―へとつてやる」手ずから世話をすること。てしお‐ざら【手塩皿】‥シホ‥小さく浅い皿の称。もと、膳部の不浄を払うため、これに塩を盛ったからいう。てしお。おてしょ。とありましたので、恐らくご指摘通り、手塩皿が縮まったものなんでしょうね〜。

吉野方言については、全国方言小辞典(三省堂)によると、奈良盆地の「国中」と東部大和高原の「東山中」、そして吉野地方の「奥」に分類されるようですが、吉野地方の方言は「国中」「東山中」に比べてかなり独自性が見られるとの概略が載っておりました。いろいろ興味深い情報ありがとうございました。


<Response>
●同じ奈良県に暮らしていても北和と南和ではまったく意味が通じない言葉がいくつかあります。南和でつかう「おとろしいよぅ」は北和ではほとんど使いません。私の暮らしている北和では色が染まることを染む(しむ)から訛って「しゅむ」と言います。また骨身にしみる事を「胴身(どうみ)しゅむ」とも言います。小さいとき悪さ(いたずら)をして親にこっぴどく叱られてもまた同じ過ちを繰り返したりした時は「あれだけ怒ってもまだ胴身しゅまへんのか?」とよく叱られました。骨身にしみる=懲りるとして使っていたようです。

 「胴身しゅむ」はおそらく奈良だけ、それも奈良県全域ではなく北和から中和にかけてでしか通じませんでした。また例えば芝居を見に行って笑って笑って笑い転げたことを他人に話すのに「わろた(笑った)くらいの」と言う奈良弁もあります。同様に何かを買い求めるのに探して探して探し回ったことを「探したくらいの」と表現します。
「冬の大三角形」さん〜06 04/16〜








●淡路方言?

<from Mail box>
●ところで、いきなりですが、ご飯を炊いたときに、炊き損じて「芯」の残っている時がありますよね?あれをなんと呼びますか?

うちの母は、「ありゃ〜カンチやわー」といいます。「カンチご飯」と呼ぶのです。私たち兄弟はそれを当たり前のように聞いて育ったのですが、どうも世間の皆はつかわへん、というのを中学の時に知り、以来、初対面の人に聞きまわっています。
 どうも、祖母がもとらしくて、淡路島の方言ちゃうか、という結論なのですが。

 そしてもう一つ不思議なのは大阪弁などにおけるこの用語の代わりとなる言葉がどうも無いようなのです。「こわご飯」とも何か違うようやし。
 炊飯ジャーが普及した今ではあまりそのご飯自体お目にかかれない、というのも原因やと思います。飯盒炊さんの時にはクラスに一班はカンチになるんですがねえ。


あと、また方言について。
神戸のほうだけか知らないんですが、「なんしか」ってつかいますよねえ。たぶん、話のまとめ当たりの「とにかく」という意味で使われてるんやと思いますが。
「西宮在住のらもマニア」さん〜99 11/27〜


<作者から>
●「カンチ」、私は初めて知ったのですが、講談社学術文庫の「大阪ことば辞典(牧村史陽著)」によると、

カンチ・・・
 「眼一の略?。(一眼の倒語?)。ガンイチ→ガンチ→カンチと転じたものであろう。またメカンチともいうが、これは語源が忘れられてさらに目が重複したものである。『大言海』には、『いちがん、一眼。眼一というは倒なり。かため、めっかち、がんち。古くはいちげんと言えるか、独眼』とある」。どうも判ったような判らないような説明しか載ってませんでしたが、この本に載っているということは、関西弁と言える証拠かもしれませんね。

 あと「なんしか」はめっちゃよう使います。こちら関東でも日常的に使うてしまってたような・・・。西宮では結構ポピュラーな言葉やと思うのですけど??





●ぶたまんVSにくまん

<from Mail box>
●コンビニで「ぶたまん1つ下さい」と頼んだら、店員に「にくまんですね」と確認された。
川崎市在住「TNK」さん〜99 11/27〜


<作者から>
●横浜の中華街でも、「ぶたまん」とは言わず「にくまん」と呼ぶんでしょうか??

<Response>
●横浜の中華街では、「ぶたまん」では、売っていないくて「肉まん」ですよ〜♪
 (年1〜2回くらい、中華食材の買い物&食事に行きます)
 ただ、横浜の中華街にある肉屋の江戸清(持ち帰りのみの店で、一番大きい中華まんで有名)だけは「ぶたまん」売ってました(−−;)。この店で、焼売は買ったことがあったのに、まったく気付かなかったです。前からなのかなぁ…(^x^;)
ただ、
横濱中華街肉饅図鑑の内容や、アンケート集計結果とかを見る限りは、「にくまん」と呼ぶのが、主流と思います(^^;)。
あとは、にくまんじうこわい肉まん全国調査 - SONNYMANN side:Bなどで、堪能して下さいませ。(^−^)ノ~~~~~
「POPOPO」さん〜00 01/10〜
<Response>
● ところで、関東では「豚まん」を「肉まん」と言うのはナゼでしょう?「中華まん」とゆーなら、わかるんですが。中身は「豚肉」なのに。私の育った大阪では「豚肉」は「豚肉」、もしくは「ブタ」と言いました。「肉」=牛肉だったので、なんか、ヘンなカンジです。「カレー」と注文しても、「何カレーにしますか?」って聞かれました。ただ、カレーと言っても牛肉、ビーフカレーじゃないんですね。肉じゃがにしても、豚肉で作った肉じゃがも「アリ」なんだそうで。こんなに流通が発達していても、野菜や魚などもかなり地域性があるみたいですね。食品のカルチャーギャップにはまだまだ戸惑う毎日です。今も、ポン酢(旭ポン酢)とソース(ヒシウメソース←これはマイナーなブランドですね、でもおいしいんですよ)を大阪から取り寄せてます。
「SUPERSUE」さん〜04 02/29〜






●コギャルが「うち」?

<from Mail box>
●うちの嫁はんが言ってました。最近東京のコギャル連中が自分自身のことを「うち」とゆーてるそうです。標準語イントネーションでの発音なのでめっちゃ気しょいそうです。ちゃんと「あたし」とゆえ!とのことです。以上ぼやきでした。
「バード」さん〜00 01/10〜





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