花 祭

 この祭りは、1778年(安永7年)から始まった氏子祭りです。1768年頃から塩竈はもちろん各地で「ひでり」がつづき

作物が実らず、お百姓さんたちが困って塩竈神社に「雨乞い」の祈願をしたところ、1776年頃から気候も順調になり

、作物も取れるようになったそうです。その後、年毎に参拝者が増えるようになりました。そこで、塩竈の人々は3月

10日にお祭りを行うことを藩に願い出たところ許可が出たので、氏子たちが安永7年3月10日から氏子祭として行う

ようになりました。明治になって4月25日に改め、その後、4月の第4日曜日に変わりました。ちょうどこの時期が桜が

満開になるころなので「花祭」となりました。この祭りでも、御神輿が町中をねり歩きます。最近は、この日にあわせて

しおがま市民まつりを行うようになりました。