1月29日 水曜日 快晴
バルトロナンシュ方面はゲレンデマップがないので、詳細がわからないが、行く時も帰る時も必ずJバーに乗らなければならない。一度、乗って一山越えると気持ち良さそうな斜面が広がっている。途中にGSセットだと思われるポールが立てられていた。コースに区切りがなく、オフピステになっている部分もたくさんあった。ちょっとクラストしてたので、あまりよい状態とはいえなかったけど。
私はオフピステに入り込み、転びまくっていた。ちょっと首が痛いかも。一度、リフトで登り、再びオフピステに入っていく。下のレストランに集合ということにして、みんな思い思いに滑べっていく。明神さんが珍しく転んでいた。和加美ちゃんは心配なのかすかさず寄っていく。私は明神さんの方に行ってぶつかっては行けないので、逆の方に滑べり降りる。うーむ、曲がらん(笑) そのまま、下のゲレンデに出てレストランへ。いや、イタリア語風に読むとリストランテか。
リストランテにテラスから見上げると、岩が出ているオフピステを滑べってくるのがよく見える。外人さんがたくさん挑戦していた。そのうち、耳の辺りを血だらけにした人がやってきた。うーむ…痛そうだ。
とりあえずみんなが注文に行っている間、荷物番をしながら待つ。日差しは暖かいが気温は結構低いみたいだ。みんなが現れたので注文に行く。メニューが全てイタリア語だ。しかも、絵もない(笑) レジの横に小さな英語で書かれたメニューを和加美ちゃんが見つけてくれたのでそちらで注文する。実は、英語の方もよくわからなかった。たまごとハムという文字だけで注文したらしい。まあまあの味だった。
いつものようにゆっくりと食事をする。ちなみに他の人はほとんどラザニアだったようだ。確かにラザニアだけは読めたな。のんびりと時間をかけて用意をして、再びスキーに出発。再び登り、スイス側へ帰る方向へと向かう。一山越えた後、再びチェルビニア方面を滑走。
そうこうしているうちに日も傾いて来た。スイス側へ戻ろう。ロープウェイで一気に登り国境を越える。そのまま、長い斜面を直滑降していく、後ろの方から一気に加速してなだらかな斜面で和加美ちゃんに追い付く。するとこっちにスルスルとよって来るので何事かと思ってたら、私を引っ張って自分は加速して行ってしまった。ひ、ひでえ。懸命に追うが追い付かず。そのまま、休憩のためにGandegghutteへと向かう。ここに行くには、Trockener Stegの手前で右へ入っていかなければならない。
Gandegghutteは氷河沿いの恐ろしげな崖のすぐ横に建っていた。氷河やMonte Rosaが良く見える。しばらく、写真撮影のためうろうろした後で、ビールを飲む。今日はなんか疲れてしまった。Matterhornは上の一部分しか見えない。今日で和加美ちゃんのガイドは終りなのでみんなで記念撮影。この時の写真は…まだもらってない(笑) | |
Monte Rosa(4634m) |
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またもやのんびりとしてしまった。もう4時近い。私と柳田さん、明神さんはそのまま滑べって降りることにした。残りのみんなはもう一本滑べろうと2.6kmあるTバーに向かっていった。今回はガイドがいないので、柳田さんのためを思い、短い感覚で止まることにした。何回目かで止まって待っていると、どっかで見たようなウェアの一郡が滑べり降りていった。ん? もう一本滑べるといってたのにどうしたんだろうと思い。すぐさま追いかける。
追い付いて聞いたところ既にTバーは止まっていたそうだ。関上さんと植田さんは再び滑べるためにゴンドラへ向かった。残りはそのまま降りることになる。柳田さんがいつまで経っても来ない。かなり遅れて柳田さん到着。なんでも写真を撮っていたそうだ。まあいいか。そのころ、関上さんと植田さんは乗るゴンドラを間違えて、同じゴンドラで降りてきていたらしい。
Zermattの町に着いて、明日も同じように滑べることにし、板とブーツをそのままロッカーに置いて行くことにした。靴に履き変えショッピングしながらホテルに帰る。途中で絵を売っているところを発見。目をつけておく。和加美ちゃんは今日で終りなのでフル装備で歩いていた、見かねた八巻さんが持ってあげようとすると強硬に断っていた。そんなに嫌なのかな? 昔、客に荷物を持ってもらって怒られたことでもあるんじゃないかと思ってしまった。
夕食の時、和加美ちゃんが現れ、クリスチャニアに泊まっている人たちとOptionalのザースフェーに行く人を募集していた。私は行きたかった。一人でも行きたかったのだが、装備をロッカーに入れて置いて来てしまっているため、集合時間に間に合わないことが判り断念する。関上さんたちも、ヘリスキーを断念していた。雪質が悪そうだったからだ。結局、みんなで、2.6kmのTバーに乗りに行くことに決定。
和加美ちゃんに明日の昼食用の店を聞く。マス料理を食べさせてくれる店があるらしく、そこに行くことにする。地図を描いてもらった。FURRIから近いみたいだ。思えばこのときもっと詳しく聞いておくべきだったのだ。我々は翌日酷い目に会うことになったのだった。