1月26日 日曜日 快晴


7時起床。うーむ、窓が狭いので外の景色がよくわからん。とりあえずシャワーを浴びよう。風呂が広いし、仕切がカーテンではなくサッシになっているのが更にいい。さっぱりしたところで朝食を食べに行く。この朝食はずーっと同じ朝食を食べることになるので、ここでしか触れないことにしよう。

まず、紅茶かコーヒーか聞いてくるので、好きな方を注文する。コーヒーにはミルクが付いているが、紅茶には付いていない。こちらでは紅茶にはあまりミルクを入れないらしい。個人的にはコーヒーの方がうまかった。後はバイキング方式で好きな物を取ってくる。クロワッサンなどのパンは非常においしい。ヨーグルトもなかなかいける。ハムもだ。チーズはちょっと臭いがきついので、日本人には合わないかもしれない。コーンフレークなどもあったが、私はいつもクロワッサンとハムとヨーグルトで過ごした。

さーて、いよいよスキーだ。着替えて外に出るとガイドが待っていた。おっと、ガイドの説明を忘れていたな。今回のガイドは、山田和加美さんという若い女性だ。なんでもバリバリ競技の人間で、クラウチング組ませたら誰も抜けないのだそうだ。みんなに和加美ちゃんと呼ばれていた。今回一緒になった4人の人たちは、以前カナダで和加美ちゃんにガイドをしてもらって、ツェルマットには彼女を追ってきたのだそうだ。もう一人、関上さんを入れて総勢8人のパーティだ。

初日なので、軽くということでスネガ(Sunnegga 2293m)に向かう。駅までホテルの車で送ってもらって、関上さんのスキーを借りに行く。今回のレンタルは関上さんだけだ。その後、バスでスネガエクスプレスの駅に向かう。バスは村の中を8の字に巡回していてスキーパスで乗ることができる。スネガエキスプレスは、ゲートを通ってから乗るまでに2,3分歩くが、乗ってしまえば3分でのスネガまで行ってくれる地下ケーブルだ。一番手軽に行ける展望所だと思う。

スネガエキスプレスを降りると、目の前に写真で見たような風景が広がっている。早速、写真撮影だ。柳田氏と二人で写るというのがちょっと悲しい。すぐ横にパンフレットなどで何回もみたレストランがあった。そうかあこうなってたのかあ。軽く準備運動をして滑べり始める。とりあえず林間コースをリフトまで滑べっていく。この辺りにリフトは少ないので、たぶん間違えることはないと思う。
スネガからのMatterhorn

リフトでBlauherdまで登る。さらにロープウェイでRothornへ。ここがスネガエリアの一番上にあたる。ここから様子を見ながら滑べり始める。凄く広いゲレンデで雪質も良い。気持ち良く滑べれる。途中で記念撮影をしながら、Blauherdを通り過ぎて、そのままSunneggaへ。地下ケーブルの駅の右側を滑べり降りて、最初に滑べった林間コースにでる。最初に乗ったリフトの横を降りていく、上級マークがついてるから覚悟していたつもりだがものすごいコースだった。コブが凍っててエッジがたたない。ここでかなり疲労してしまった。そのまま、街まで狭い林間コースを滑べっていく。

Hotel Holydayで昼食を食べる。とりあえず水と乾燥肉。乾燥肉はこの地方の名産でサラミみたいな感じだ。かなりしょっぱい。なぜビールじゃないかというと、今日の昼食のメインはトマトフォンデュだからだ。通常のチーズフォンデュはチーズとワインを融かしたものに細かく切ったパンをつけて食べるが、トマトフォンデュはトマトペースとを混ぜてあるため、若干赤くてすっぱくなっている。チーズフォンデュを喰ってしつこくて食べられなかった人にお奨めかも知れない。融けたチーズとビールなどの炭酸飲料は非常に相性が悪いので注意しよう。融けたチーズが胃の中で固まるといわれている。実際にビールを飲んだ柳田氏はこの後ずーっと胃が重かったようだ。

食事の準備は非常に長いので、のんびり自己紹介でもしながら待つ。途中、柳田さんがガイドの和加美ちゃんの年齢を28歳とか言ってしまって刺されそうになっていた。実際は22歳らしい。Alps Wayのもう一人の女性の安斉さんの方が若く見えてしまう辺りがなんともいえない。ちなみに安斉さんは25歳らしい。めちゃ好みのタイプだったなあ。メインのトマトフォンデュは、ちょっとすっぱいチーズフォンデュといった感じであった。

スネガエキスプレスが近いのでそのまま、スキーを担いで歩いて行く。途中、ホテルクリスチャニアの横を通った。デラックスコースが利用するホテルだ。たしかにでっかいテラスがあって景色も良さそうだ。スネガエキスプレスで再びスネガへ。こんどは車両の一番後ろの部分に乗り。一番下の出口からエレベータを利用して上がる。朝は混んでいて利用できないらしい。まあ、ちょっと階段を登らなくていいだけなんだけどさ。

スネガからゴンドラロープウェイと乗り継いでRothornへ。頂上付近でしばらく滑べる。目の前にあるオフピステに見事なコブができている。モーグルやる人たちがつけたものらしいが、奇麗に2列にだけコブになってる。ちょっと下の方に入ってみたが、若干クラストしていた。
Findelgletscher

Rothornから左に降りていく。かなり長く滑べれて楽しい。途中Weisshornを見ながらそのまま降りていく。朝通った林間コースに合流し、そのコースの途中にあるレストハウスで休憩。ビールを飲む。3時を過ぎててかなり日も傾いてきている。今日はこれで終り。初日だけどかなり滑べったような気がする。
Weisshorn 4,505m

駅まで行き板をチューンナップに出す。朝のアイスバーンで全然歯がたたなかったので、出すことにしたのだ。代金は3,000円ぐらい明日の朝にあがるそうだ。板がなくなって身軽になったので、そのままスーパーで買い物をして行くことにした。ビールと水を買い込み、部屋にシャンプーがなかったので、買っていくことにした。柳田さんは土産にするといって栓抜きを買っていた。

ホテルに帰り、風呂に入ってビールを飲む。冷蔵庫がないので外に出して冷やしておくしかなかった。まあ、そこそこ冷えるのでよしとしよう。夕食はフランス料理みたいにじっくりと時間をかけて出てくる。やっぱ、ご飯はさくさくと食べたいものだ。まあ、味はそこそこ良かったので妥協しましょう。夜はそのまま寝る。柳田さんは飲みに行きたかったみたいだけど、飛行機での疲れもあってそんな元気はなかった。


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