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アルプスで最も有名と思われるマッターホルンの麓にある村がツェルマットだ。人工は4,000人弱ほどだが、谷間にはたくさんのホテルが建ち並んでいる。おそらくヴァリス州で一番観光者が多い村だ。ツェルマットの周辺にはマッターホルン以外にもスイスアルプスの4,000m級峰38のうち29が集中していてヴァイスホルンなのど有名な山を見ることができる。高峰と氷河を見ながらのスキーはまた格別である。また、ツェルマットは内燃機関の車が入れないことで有名で、村内は電気自動車と馬車が走っている。そのため空気は非常に奇麗なのだが、道端の犬の糞と馬の糞はどうにかして欲しい。
- リフト券:
- スキーパスと呼ばれるリフト券は1日単位からあり、週単位になるとかなり格安になる。各スキー場のチケット売場で購入できる。登山電車やバスにも利用することができる。エリア別に買うことも可能。日数によっては顔写真も必要。1週間程度ならば顔写真は不要で、首から磁気カードをゴム紐で下げるようになっている。各ゴンドラ等の降り口にはスキーパスのリサイクルボックスが置かれている。ゴム紐を切る仕組みまでついていて、別々の箱に入れるようにできている。
- シーズン:
- 日本とほぼ同じの、12月中旬〜3月下旬がシーズンで、ベストシーズンは1〜2月下旬。2月下旬頃からヨーロッパでのバカンスシーズンになるためツアー料金が高くなってしまうので注意
- 服装:
- 標高3,000mを越すゲレンデ、そして2,000m以上の標高差のため、麓の天候のみではその寒さは判断し難いでしょう。急に天候が崩れたり、-20°Cを記録することも珍しくないので、ウールの帽子やゴーグル、フェイスマスク、バンダナ等の防寒具、デイバッグは必須です。
- レンタル:
- スポーツ店ならたいていのところでレンタルしています。ロシニョール、サロモン、ヴォルクルといったヨーロッパの有名ブランドを揃えています。トップモデルもあり手入れも行き届いています。「スイス・レンタルシステム」により、料金格差はほとんどありません。1日30Fr。長期になればもちろん格安になります。
- 入国手続き:
- 3カ月以内の滞在であれば、ビザは不要。入国審査もパスポートを見せるだけでOK。アメリカのようなこうるさい質問もない。
- 通貨・両替:
- 通貨はスイスフラン(Fr)。1Frは100サンチーム(Ct)。種類は、5、10、20Ct、1/2、1、2、5Fr硬貨と、10、20、50、100、500、1000Fr紙幣。日本国内での両替は、各銀行の本店、日本に支店を持つスイスの三大銀行、外国為替をメインに扱う大きな支店、また成田空港内の銀行などでもできる。スイスでは銀行、空港、ホテル、両替所などででき、自動両替機のある街もある。カードはたいていの店で利用でき、駅でも利用可。1Fr=90円前後(1997.1)。
- 時差:
- 冬時間と夏時間があり、冬時間の場合、スイスと日本の時差はマイナス8時間。日本の正午がスイスで午前4時になる。
- 言葉:
- スイスの公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、そしてレート・ロマンシュ語の4つ。国民のほとんどがドイツ語を話すが、ドイツで使われるドイツ語とはかなり異なる。国民は、たいてい2、3の言葉を話すバイリンガルだ。英語はホテルなどでは通じるが、フランス語圏よりドイツ語圏の方が、より通じ易い。
- 問い合わせ:
- スイス政府観光局(SNTO)
- 〒107
- 東京都港区赤坂1-11-30
- CSタワー2階
- TEL.03-3589-5588