プリントゴッコの気に入らない点として、必ず上がって来るものの一つに
「インクがなかなか乾かない」ことがあります。
インクが乾かないので
- 印刷後のハガキを触ったら、コスレて汚れた。
- インクが手や机などに付いて汚れた。
- ハガキを重ねたら、裏にインクが付いて、宛名側が汚れた。
- 重ねるのが恐いので並べていると、部屋中がハガキだらけになる。
など、困った事が起こってしまいます。
インクは、プリントゴッコに付属するインクを使うので、インク自体
の乾燥を早くするのは、使っている私達には難しい話です。
私達は、インクが乾くまで、待つしかないのでしょうか?
インクを早く乾かす方法はないのでしょうか?
【余計なインクは、取ってしまえ!】
まず、乾きが遅い所はどうなっているか見てみましょう。
絵全部がコスレたり、インクの乾きが遅いのではなく、ベタ部分などの
「インクがたくさん付きすぎた」部分で乾燥が遅くなっています。
ひどい場所では、「インクが山盛り」になっていたり、畝の様に
シマシマに盛り上がっていたりします。
こんなにインクが付いていては、乾くのに時間がかかって当たり前です。
この余計なインクを取ってしまえば、乾燥時間はぐっと短くなります。
【週刊.少年****のスカスカな紙がイイッ!】
インクはもともと、紙に染み込む様に出来てるんですから、紙で
挟めば、両面からインクは乾燥します。この時、余計なインクを
取るための紙は、インクを良く吸い込む必要があります。
ではインクを良く吸う紙とは、どんな紙でしょうか?
ツルツルのきれいな紙じゃだめです。”ティッシュみたいにすっかすか〜”
な紙がいいんですね。でも、ティッシュを一枚一枚ハガキにかぶせる
のは面倒だし、1回使うとインクが付いてしまい、捨てるしかないのは
もったいないです。何処の家にもある、後は捨てるだけの”すっかすか〜”
の紙といえば、「新聞紙と週刊マンガ」です。あのザラザラでスカスカ
なのが、インクを良く吸ってくれるんですね。
【究極!週刊マンガにハガキを挟み尻でプレスせよ!】
新聞紙と週刊マンガの違いは使い勝手にあります。新聞の場合、
ハガキを何枚も並べる事になりますが、これが結構ジャマになります。
持ち運びも難しく、へたに動かすと、ハガキがずれて、絵がダブって
しまう事があります。
その点週刊マンガの場合は、ページの間に挟み込むのでズレにくく、
持ち運びも簡単です。その上、挟んだ後で上から重しを乗せると、
更に吸収力がアップします。
【じゃ、やってみよう。】
-
準備するもの
プリントゴッコ、付属のカードラック2個、古雑誌2冊(週刊マンガ等)
- まずは、印刷。
まず、印刷が済んだハガキはカードラックに立てておきます。1個あたり
20枚ハガキが乗ります。調子良くどんどん刷って、とりあえず40枚
刷ってしまいます。
- ラックが2個いっぱいになったら、最初の20枚を1冊目の
古雑誌にはさみ込みます。この時、同じページを2回使ってしまう事が
無い様、順番にはさんでいきます。1度使ったページにはインクが
付いています。2回使うとかえってインクで汚してしまいます。
古雑誌には、重しなどを乗せて、インクを吸わせておきます。
- また印刷を続け、空いたラックいっぱいにハガキが溜まったら、
先に刷った方を、もう1冊の古雑誌に挟みこみます。この頃には
(10分後ぐらい?)1冊目にはさんだハガキに余計なインクは
だいたい、吸い取られています。丁寧に取り出し、重ねておきます。
多版刷りの場合、この状態で次の版に移れます。
- 後は、この繰り返しです。