名称 | 自作AT互換機「時彦」 | ミニタワーで、ブラックフェースの憎いヤツです。 | ケースをDOS/Vパラダイスで購入。1万ちょっと |
ぶひん |
マザーボード | ASUSのP55T2P4 | メモリソケットが4つしかなく、最大32×4=128MB。ペンティアムは200まで対応しているが、多分換えることはない・・・。ツートップで2万1000円 |
CPU | ペンティアム133 | 166、200はまだ高かった。200は今でも高いですが。アズテックで3万ちょっとで購入。クーラー2000円 |
メモリ | 96MB(32×2、16×2の60nsノンパリFPM) | 旧マシンから抜いてきた16Mがあったので、このような構成になった。別に32×4にしてもよかったけど |
ハードディスク | 内蔵3.3GB。1.2G+2.1GのE-IDE。どちらも5000rpm前後。1.2Gの方が性能は上だが、いずれにしてもそれほど速くない | 1ヵ月ほどで、最初の1.2Gがきつくなり、急遽新宿のDOSパラで2.1Gを衝動買い。1.2Gは約2.4万円、2.1Gは3万数千円 |
グラフィックカード | ミレニアム4M | RAMDACは220の方。確かに速いしキレイ。T-ZONEで5万円。 |
拡張カード | AHA2940U | 箱なしジャンクをツートップで。約2万円 |
64KのISDNカード(メーカ倒産!) | 4月にISDNを導入。6月まではTAのアナログポートしか使ってなかった |
14.4Kモデムカード | 2年以上前に購入。ニフティ用 |
周辺機器 | レーザープリンタ | 普通のレーザープリンタでは、トンボまでつけて印字しても位置が正確ではないため、特にA3にこだわる必要はないかも。これから買うならA3ですけど |
インクジェットカラープリンタ | 遊びでしか使っていない。文字だけレーザーで先にプリントし、イラストなどをカラープリンタで再印刷するような使い方をよくする |
4倍速CD-ROM、128MBのMO、スキャナ | 本体のSCSIカードにデイジーチェーンしている機器。スキャナはGT-9000。それ以外はすでに時代遅れのもの |
17インチモニタ | 旧パソコン(486DX2の牛2000)からつなぎ換えた。すでに4年半が経過したけど頑張っているSII製モニタ。海外輸出仕様だけど、京王堀ノ内のメディアファクトリーREDにて購入 |
Windows95で使えるようになったプロポーショナル書体 |
■日本語の文字(写植・デジタルフォント)では、1文字が取るスペースは正方形が基本です。どんな文字も正方形によって守られている(?)ということで、これをボディ(デジタルフォントでは仮想ボディ)といいます。一方、欧文は読みやすさを考慮し、文字ごとにボディ(より正しい言い方をすると文字幅)が違います。では、日本語TyueTypeに含まれている欧文はどうでしょうか。3.1で使われたTyueTypeでは、半角にした欧文はすべて同じ文字幅(つまり正方形の縦割り半分)に固定されていました。そのため、和欧混合の文章では、実にみっともないことになっていました。対策として、欧文(1バイト系)の部分のみ欧文TyueTypeになるよう設定するか(MSゴシック+ARIALという合成フォントを作る)、そういう機能がないアプリケーションでは、和文中の欧文のみを手動で欧文TyueTypeに変えていました。そこで95から導入されたのが、プロポーショナル書体です。プロポーショナル日本語TyueType書体を使えば、1バイトの欧文や数字は自動的に詰めて(各文字独自の文字幅で)表示されます。 |
■プロポーショナルTyueTypeを画面表示・印字するには、95が持つ機能(拡張されたラスタライザー)と、プロポーショナル情報を持つTyueType書体が必要です。プロポーショナルTyueTypeを3.1マシンに入れても使えませんし、非プロポーショナルTyueType(従来のもの)を95に入れても、文字はプロポーショナルにはなりません。 |
■さて、以上の説明は私が理解していたものですが、実際に出荷された95を見て、ユーザならすでに「違うんじゃない?」とお気づきでしょう。そうです。95に標準付属するMS明朝&P明朝、MSゴシック&Pゴシック(Pはプロポーショナル)は、日本語全角文字列(かな部分ですが)もプロポーショナルしてしまうのです。 |
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上が非プロポーショナル、下がプロポーショナル(MSPゴシック) |
「で」と「す」の間、「。」と「香」の間などが、ちょっと詰まっていて、同じ文字数・サイズなのに、1行の幅が違います。印刷物の文字組みでは、当然日本語も詰めたり空けたりしますが、それは全体のバランスとの関係や個別の理由でデザイナーが指定することです。それを文字を入力しただけで、詰まったりしては困ってしまいます(欧文は先に書いたように別)。私は早々「プロポーショナルは使えないな」と思い、せっせと95に3.1用のTyueType書体を入れておりました。 |
■ところが。ダイナラブの「リョービプレミアムパック」に含まれるプロポーショナル書体は、 |
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(上がRFゴシック-B、下がRFPゴシック-B) |
のように、漢字・ひらがななど、いわゆる2バイト文字に関してはプロポーショナルではありません。プロポーショナルになる(字形も変わる)のは、 |
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のように、半角の欧文、数字、スペースです。さらに10月に発売されたエセルテの「字多楽」もリョービと同じ仕様でした。 |
■その理由は、書体メーカの姿勢に由来します。TyueType書体はパソコンにインストールして使うものです。ですから手元のレーザープリンタやカラープリンタから出力するならTyueTypeがすべてです。しかし高解像度のイメージセッタから印画紙や製版フィルムに出力したい場合、一つの方法として、TyueTypeを使って作ったWindowsデータの文字を、セッタにインストールした同名のPS書体に置き換えて出力することが可能です。この時、TyueTypeからPSに変わっても、文字組み・行送りが狂わないよう、TyueType書体に余計な詰め情報を持たせない=PS書体と同じにする=日本語はプロポーショナルしないことが必要になります(欧文はおそらくPS書体でもプロポーショナルになっているのでしょう)。そういう使い方を想定しているため、上記の書体パッケージに含まれるTyueTypeは、95標準装備のものとは仕様が違っているのです。字多楽のマニュアルにはそのように書いてあり、パソコン側のTyueType書体とセッタ側のPS書体をリンクさせる専用ファイルも用意しているそうです。ダイナラブのリョービも、そのような使い方を考えているようです。 |
■プロポーショナルの話と離れていくので、このことは別項に改めますが、やっぱり個人的にはプロポーショナルする文字種は1バイト系に限ってもらいたいと思います。日本語の詰め情報は任意である方がいいと思います。ダイナのリョービと字多楽以外に私が持っているTyueType書体はすべて3.1時代に購入したものですから、95用がどうなっているか知りません。非売品サンプルCD-ROMで調べたところ、キヤノンのFontGalleryシリーズは「かな」もプロポーショナルすると書いてあります。富士通のFontcityとリコーのTyueTypeWorldは今度ショップで見てみます。 |