[ 22935 ] 迷惑メール(spam)撲滅私的調査会 HTML化ログ |
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Gokurakuです。
皆様あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。
さて、2006年も無事に過ぎましたので、1年を通じての総括を行ってみたいと思います。
尚統計の条件につきましてはいつもの統計の通りです。(2アカウント分、日本発の日本語
迷惑メールを計算)
まず2006年1月1日から12月31日までの総発信数の統計です。
☆総発信数1731通
☆月別発信数
1月 293通
2月 178通
3月 241通
4月 242通
5月 141通
6月 105通
7月 60通
8月 40通
9月 62通
10月 70通
11月 154通
12月 145通
☆ISP別発信数順位(年間)
(1位より順番、括弧内は年間発信総数)
1位:Freebit(478)
2位:ODN(300)
3位:NTT PC Communications(273)
4位:Alpha-net(197)
5位:OCN(127)
6位:Hi−ho(52)
7位:T−Com(50)
8位:Vectant(31)
9位:彩ネット(26)
10位:DION(17)
11位:Interlink(15)
12位:So−net(13)
12位:U−com(13)
14位:新発田CATV(10)
15位以下は1桁のため割愛します
☆ISP別発信数順位(第1四半期:1〜3月)
(1位より順番、括弧内は期間内の発信総数)
1位:Freebit(223)
2位:NTT PC Communications(191)
3位:Alpha-net(93)
4位:ODN(49)
5位:OCN(38)
6位:T−Com(24)
7位:Hi−ho(22)
8位:新発田CATV(10)
(期間中の発信総数712)
以下は1桁のため割愛します
☆ISP別発信数順位(第2四半期:4〜6月)
(1位より順番、括弧内は期間内の発信総数)
1位:Freebit(227)
2位:NTT PC Communications(80)
3位:ODN(44)
4位:Alpha-net(27)
5位:T−Com(17)
6位:OCN(14)
7位:Hi−ho(13)
(期間中の発信総数488)
以下は1桁のため割愛します
☆ISP別発信数順位(第3四半期:7〜9月)
(1位より順番、括弧内は期間内の発信総数)
1位:ODN(34)
2位:Freebit(28)
3位:OCN(27)
4位:Alpha-net(10)
(期間中の発信総数162)
以下は1桁のため割愛します
☆ISP別発信数順位(第4四半期:10〜12月)
(1位より順番、括弧内は期間内の発信総数)
1位:ODN(173)
2位:Alpha-net(67)
3位:OCN(48)
4位:彩ネット(23)
5位:Vectant(14)
(期間中の発信総数369)
以下は1桁のため割愛します
☆年間50通以上の発信があったISPの年間推移
(1位より順番、括弧内は順に第1〜4四半期の発信数)
1位:Freebit(223−227−28−0)
2位:ODN(49−44−34−173)
3位:NTT PC Communications(191−80−2−0)
4位:Alpha-net(93−27−10−67)
5位:OCN(38−14−27−48)
6位:Hi−ho(22−13−9−8)
7位:T−Com(24−17−8−1)
以上のような結果であった。
【考察】
以上の結果をもとに本年度の動きについて考察してみよう。
まず、総数についてだが、第3四半期までは順調な減少を見せている。これは
後で詳しく触れるが、従来から2大巨頭として知られていたFreebit,NTTPCの
対策自体は後手に回ったものの着実に行われたためであろう。実際、きちんと
した対策が導入され、運用されている証左として、両者とも第4四半期の発信
数が0となっている。
確かに第1第2四半期においては前年度から引き続きFreebit,NTTPCが上位
を占めているがNTTPCは第2四半期、Freebitも第3四半期から減少し、いずれ
も第4四半期には0を記録している。一方で従来より悪化を見せているのがODN
OCN,Alphaの3社である。
従来それほど多くなかったODNであるが、第4四半期になって急増し、通年での
最終結果として2位に食い込んでいる。同社の特徴としては1〜3四半期にかけ
減少を示しているものの、総数自体がそれ以上の割合で減少しているため、結
果として、発信数内に占める割合が上昇している。これは同社の対応がトータル
として他社に劣るため結果としてSpammeを誘引する結果になっているものと見
るべきだと思われる。Alpha,OCNについても、ODNほど顕著ではないものの同様
の傾向が見られる。やはり、Spammer側も各社の日常の対応状況をきちんと把
握した上で甘いところを狙っていると判断すべきであろう